狛江市ごみ半減推進審議会(令和7年8月19日)
| 1 日時 |
令和7年8月19日(火曜日)午後2時30分~3時26分 |
| 2 場所 |
狛江市ビン・缶リサイクルセンター |
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3 出席者
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会長 松木 稔、副会長 榎本 正樹 委員 松田 光司、伊佐 雅美、勝又 寿美江、重國 毅、杉田 三枝子、大門 ミサ子、 西河 敏子、濱 惠子、林 有子、森山 和子、一瀬 隆文(環境部長) 事務局 加藤清掃課長、岩下業務係長、鈴木主事 (16名) |
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4 欠席者
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なし |
| 5 議題 |
1.新たなごみ減量方法の検討について 2.持続可能なごみ処理方法の検討について 3.狛江市ごみ半減推進審議会視察概要(案)について【資料2】 4.その他 次回の開催について |
| 6 資料 | |
| 7 議事 | |
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(会長) これより第4回ごみ半減推進審議会を開会します。 第4回の会議録について事務局よりお願いします。 (事務局・清掃課長) 会議録については、委員の皆さまのご確認をいただいた後に、修正がございませんでした ので、ホームページに掲載しております。 なお、清掃概要につきましては、前回の審議会から変更がありましたので、完成版を皆 様のお手元に資料1として配布させていただきました。 開催通知とともに皆様に送付させ ていただいたものと同一のものとなります。 (会長) 本日の議題は、 1 新たなごみ減量方法の検討について 2 持続可能なごみ処理方法の検討について 3 狛江市ごみ半減推進審議会視察概要(案)について 4 その他 次回の開催について になります。 議題1 新たなごみ減量方法の検討について、事務局より説明願います。 (事務局・業務係長) 新たなごみ減量方法の検討について、前回の審議会で「低熱分解型アップサイクルユニ ット」の件をご報告させていただきました。こちらにつきまして、前回の報告内容から進展がありましたので、追加でご報告させていただきます。 なお、この件につきましては、現在進行中の案件となりますので、議事録の作成に当たっては、概略のみの記載とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。 まず、低熱分解型アップサイクルユニットにつきましては、PISTECという機械を 用いて、有機系不要物を低熱分解することで、燃焼反応により生じる二酸化炭素の発生を 抑えて炭酸塩という有価物を生成し、資源として循環する仕組みを構築するものです。こ ちらは、新たな技術であり、関係機関等と調整が必要なため、前回の審議会では、機械を 止めている状況であること、今後の進め方やスケジュールについて、関係者とこれから調 整していく旨をご報告させていただきました。この件につきまして、追加でご報告いたします。 【概略説明】 議題1、新たなごみ減量方法の検討についての説明は以上となります。 (会長) 何か質疑等ございますか。 (重國委員) 実験をこのようにやるということは市民に広報はするのでしょうか。 (事務局・清掃課長) 実証実験のため、特に広報する予定はありません。 (重國委員) 「熱分解」を名乗るものの中には、実質的には焼却なのに焼却ではないとして規制を逃れようとする事例もあると聞いたことがあります。実証実験は大学の研究室などとも連携したものと説明され、安全性は確認されているものと思いますが、不安に思っている市民がいるかもしれないので、情報は表に出していった方が良いと思います。 (大門委員) おむつを処理する時は汚物も一緒のままで良いのでしょうか。 (事務局・清掃課長) どちらでも処理できます。 (林委員) 狛江市の他にはどのような企業が取り入れているのでしょうか。 (事務局・清掃課長) 食品メーカー、船の会社、JRA 等で使用していると聞いています。 (重國委員) ビン缶リサイクルセンターは住宅街に隣接しているので、臭いや有害物質が外に漏れないように設計されているようですが、処理段階で有害なものが出ないとも限らないため、数値を測って公表していただきたいと思います。 (事務局・業務係長) 実証実験中ということもあり、リアルタイムでの公表が難しいことから、安全性が担保 されているかを確認して進めていきます。 (会長) 実証実験を導入するのは新たな試みなので慎重になると思います。行政も細かくチェッ クしていただきたいと思います。導入にあたっては市民の皆さんも厳しい目で見守ってほしいと思います。いろいろなご意見を賜りたいと思います。 それでは、議題1については以上とします。 次に議題2 持続可能なごみ処理方法の検討について、事務局より説明願います。 (事務局・清掃課長) 持続可能なごみ処理方法の検討について、この度は、ご報告と次回以降に向けての事前 に情報共有していただき、関係各所と確認調整させていただきたいと考えています。 それを踏まえまして、現在、ごみ収集において、最も多いのが皆さまご存じのとおり 「可燃ごみ」です。その組成分析をみますと、最大なのが「厨芥ごみ」いわゆる「生ごみ」です。 清掃課の課題の一つとして、ごみ減量のため、生ごみ処理機に対して、助成を行ってい ます。 さらに、遡ること 26 年前の平成 11 年より「狛江セントラルハイツ」に生ごみ処理 機による実験が開始され、次いで平成15年より「狛江ハイタウン」にて、生ごみ処理機 を導入しており、セントラルハイツに1台、ハイタウンに2台設置しています。 その生ごみ処理機が老朽化しており、修理するにも多大な費用が掛かるようになってい ます。 昨年度は、修繕費用はありませんでしたが、今年セントラルハイツの生ごみ処理機が故障し、現在止めている状況で、修繕する予定で、業者及び管理組合と調整しておりま す。 生ごみ処理機導入時は、人口増及びごみ排出量の増加、最終処分場の埋立量も当時限界 を迎えていたりと、様々ごみ減量に対する対策を行い、多大なる貢献を頂いて、感謝しております。 一方、人口減と様々なごみ減量と資源化対策等により、年々ごみ排出量は減少しているところです。 そこで、今後、生ごみ処理機の修理、または更新の時期が近づいており、更新には多大な費用がかかります。 管理組合理事長さんはじめ管理組合の皆さん、住民の皆さんにも、お話ししていく予定であり、生ごみ処理に対しての手法について、委員の皆さまにも状況をご理解いただいて、どのような方法が組合にとって、市にとって、より良いものとなるのかについて、今後考えてまいりたいと考えております。 本日は、生ごみ処理機の今後について検討考えていくにあたり、このようなことがある ことをご承知いただき、今後の検討につなげていただけたらと思い、お伝えさせていただ きました。 議題2、持続可能なごみ処理方法の検討についての説明は以上となります。 (会長) この件について何か質疑等ございますか。 (大門委員) 私のマンションにも生ごみ処理機が設置されていますが、適当に捨てる方が多いように思います。 生ごみを入れる大きな容器とビニール袋を入れる容器があります。捨てるのは水分を切った生ごみだけにした方が良いと思います。 (重國委員) 生ごみを入れる容器と、ビニール袋に入った生ごみをいれる容器と2つあり、どちらで出してもいいようになっています。 ビニール袋に入っているものは、機械に投入する時に管理人がビニール袋から出して、生ごみだけを入れていると思います。 (大門委員) ビニール袋に入れるのではなく、生ごみだけを出すようにすれば良いのではないかと思 います。 (事務局・課長) 実際にビニール袋の混入が生ごみ処理機の不具合の原因の一つになっています。 (重國委員) 管理人がビニール袋から出して投入しているのに、不具合の原因がビニール袋なのですか。 (事務局・課長) 毎年点検を行っていますが、不具合の原因はビニール袋であることが多いです。 報告書の写真にもビニール袋が入っている様子が写っています。 (大門委員) 生ごみだけを出した方が、管理人も作業がしやすいのではないかと思います。出す方も 徹底した方が良いと思います。 (事務局・課長) 経年により機械の処理能力も落ちてきていますし、修繕費も嵩んできています。更新には1台当たり大きな費用がかかるので、市として実施するのは難しい状況となっています。 どのようにすればよいのかを含めて検討していきたいと思います。 (濱委員) 生ごみ処理機は何台あるのでしょうか。 (事務局・課長) セントラルハイツに1台、ハイタウンに2台あります。 (勝又委員) 捨てる人の費用負担はあるのですか。 (事務局・課長) 住人の費用負担はありません。 電気量については、負担金として市からお支払いしています。 (大門委員) 負担金もいただいているのですから、捨てる側は意識を持って捨てるべきだと思います。 (事務局・課長) 今まで協力していただいて大変感謝しています。しかし、今後全機を更新するとなると 大きな費用がかかります。それを市で負担することは大変難しいため、今後どうするべき か考えなければならない状況です。 (勝又委員) 個人的に家庭用の生ごみ処理機を持っていますが、それだけで全ての生ごみを処理する ことはできないと思います。 (榎本副会長) 生ごみ処理機が入っているのはハイタウンとセントラルハイツだけということで、限定されたの話になりますが、市としてはそれを継続をする方向で考えいているのですか。 (事務局・課長) 継続する場合は、市の費用ではなく、管理組合の方で負担をお願せざるを得ない状況です。もしくは代替案を模索することになります。 (榎本副会長) かなり限定された地区のことをこの審議会で話し合って決めるのは少し違うのかなと思 います。 代替案について考えるのは審議会でも良いかなと思いますが、市の考えが固まっていない中ではここで議論することではないのかなと思います。 (重國委員) 導入当時はごみの量が増え続けていました。焼却施設に持って行かずに処理ができるよう、生ごみは生ごみ処理機で処理して、電気代は市に負担してもらうということだったと思います。 以前は他のマンションも導入していたかと思います。 あの機械を維持管理するのは大変なので、管理人が常駐しているマンションでないと難 しいと思います。 それぞれのマンションで生ごみ処理機の維持管理をしている管理人の人件費や多摩川衛生組合に搬入するごみ量の減量など関連事項について検証し、議論する必要があると思います。 (大門委員) 相当な電気代がかかっていると思います。管理人の負担も大きいと思いますので、それを踏まえて検討していく必要があると思います。 (会長) 機械ものなので耐用年数がありますし、長く使用すればランニングコストがかかります。 ランニングコストと補修に係る費用を比較して持続可能かを検討すると思いますが、 いずれ終わりに近づくと思います。 それでは、議題2については以上とします。 次に議題3 狛江市ごみ半減推進審議会視察概要(案)について、事務局より説明願います。 (事務局・業務係長) 狛江市ごみ半減推進審議会視察概要(案)についてご説明いたします。 今年の2月の第1回審議会におきまして、全体スケジュールとしてお示しさせていただきましたとおり、次回、10 月に予定している審議会において、施設見学を予定しております。そちらの具体的な内容の案が固まりましたので、ご説明いたします。 資料2をご覧ください。 まず、今回の視察の目的としましては、「1 視察の目的」にありますとおり、狛江市では令和5年度から、プラスチック類ごみの分別収集を開始しましたが、その実態を委員 の皆様に把握していただくため、国立市にある加藤商事の積替保管施設と、瑞穂町にある加藤商事の中間処理施設を視察するものです。集合場所と日時につきましては「2 集合 場所及び日時」にありますとおり、10月14日火曜日、午前10時に狛江市役所のスロープ を予定しております。 具体的な行程としましては、「4 行程」にありますとおり、10 時に狛江市役所を出発しまして、10時40分頃に、最初の視察先である、加藤商事の国立中継センターに到着して、30分程度の視察を行うことを想定しております。 その後、瑞穂町に向かう途中、ジョイフル本田の瑞穂店で昼食を予定しております。こちらはフードコートになりますので、特に決まったメニューはなく、自由行動で昼食をとっていただき、13 時に集合していただくようにお願いします。 その後、2番目の視察先である、加藤商事西多摩支店、中間処理施設をご見学いただきます。 視察の内容としましては、プラスチックの中間処理の様子のほか、処理困難物もこちらの施設で取り扱っておりますので、ソファやベッドマットの破砕、ボウリングの玉の処理状況等もあわせて見学していただきます。 その後、概ね15 時頃に瑞穂町の施設を出発しまして、帰りは17 時頃を予定しております。 なお、今回見学に行く各施設の具体的な場所につきましては、資料2の裏面に地図を記載しておりますので、そちらをご参照ください。 また、視察先である加藤商事さんとは、既に下話をさせていただいておりますが、この審議会終了後、正式に依頼の方をさせていただこうと考えております。 議題3、狛江市ごみ半減推進審議会視察概要(案)についての説明は以上となります。 (会長) 何か質疑、ご意見等ございますか。 (濱委員) 出欠の連絡はいつまでにすればよろしいでしょうか。 (事務局・課長) 改めて連絡をいたします。 (重國委員) 視察に行くのはこの審議会の委員だけですか。 (事務局・課長) この審議会の委員だけとなります。 (重國委員) 一度見てみたかったので良い機会となります。加藤商事さんはいろいろなところにあるのですね。 (松田委員) 市内のごみは加藤商事と髙橋商事で分担して回収しています。 私が勤務している髙橋商事は、和泉本町、中和泉、東和泉、元和泉で、それ以外は加藤商事さんです。処理は加藤商事さんに依頼するなどして連携をとっています。 (会長) それでは、議題3については以上とします。 次に議題4 その他 次回の開催について、事務局より説明願います。 (事務局・業務係長) 次回の審議会ですが、国立市にある加藤商事の積替保管施設と、瑞穂町にある中間処理 施設の見学を予定しております。 集合時間は 10 月 14日火曜日の午前 10 時、集合場所は 狛江市役所前のスロープになりますので、よろしくお願いします。 また、次回は時期的に、市内の小学4年生が作成したごみ減量ポスターと、中学生が作成した標語の入選作品を選んでいただく必要がございます。こちらにつきましては、次回の開催に先立ちまして、事前に委員の皆様に作品を印刷したものを送付させていただきますので、各学校3作品をお選びいただき、同封の選考審査表にご記入の上、清掃課までご 提出をお願いします。 次回の審議会では、施設見学に行くバスの中で、選考審査表の集計 結果を発表させていただきますので、そちらをもとに最優秀賞と優秀賞をお選びいただき ます。 説明は以上となります。 (会長) それでは、次回は 10 月 14 日(火)の 10 時、狛江市役所前のスロープに集合となりますのでよろしくお願いします。 これにて第4回ごみ半減推進審議会を終了します。お疲 れさまでした
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