狛江市ごみ半減推進審議会(令和元年10月29日開催)
1 日時 |
令和元年10月29日(火曜日)午後2時30分から4時15分まで |
2 会場 |
狛江市ビン・缶リサイクルセンター2階会議室 |
3 出席者 | 会長 村上義則
委員 加藤 愼次郎 加古 厚志 大門 ミサ子 杉田 三枝子 濱 惠子 森山 和子 事務局 星野 清掃課長 田村 業務係長 石井 業務係主事 以上10名 |
4 欠席者 |
副会長 榎本 正樹 委員 井上俊宏 勝又 壽美江 清水 明(環境部長) |
5 議題 |
議題
(1)一般廃棄物処理基本計画の検討について【資料1】【資料2】【資料3】【資料4】【資料5】【資料6】 (2)一般廃棄物処理実施計画の検討について【資料7】 (3)その他 標語コンクール入賞作品の選出について、次回の開催について |
6 配布資料 | 【資料1】 ごみ処理の費用は誰が負担しているのか
【資料2】 公害を拡散させないための費用は誰が負担するのか 【資料3】 循環型社会の廃棄物処理と資源循環のイメージ図 【資料4】 市民の取組み 【資料5】 事業者の取組み 【資料6】 行政の取組み 【資料7】 一般廃棄物処理実施計画(令和2年度)案 |
7 議事 | |
(会長) これより第5回ごみ半減推進審議会を開会します。第4回の会議録について事務局より説明をお願いします。 (事務局) 会議録については、委員の皆さまのご確認をいただいた後に、修正がございませんでしたので、ホームページに掲載しております。 (1)一般廃棄物処理基本計画の検討について (事務局) 前回の審議会で検討事項の問題点について、明らかにするようにとのご意見をいただきました。廃棄物を取り巻く問題の根本の部分を提示します。 資料1をご覧ください。審議会で検討いただいている、拡大生産者責任とごみの種類別のごみ処理にかかる費用の内訳と負担している者を示した資料です。 (以下、内容の詳細説明) 資料2をご覧ください。誰にとっても損になる公害の発生を防止するための費用を誰が負担しているかの表になります。 皆さまが使用している製品から発生する公害の防止の費用、製品を使用している人とそれ以外の人が受けるさまざまな不利益を防止するための費用をどのように負担しているかの資料になります。自動車を例にしますと、排気ガスや騒音などの対策費用が誰の負担により行われてきたかの表になります。 (以下、内容の詳細説明) 説明は以上となります。 (会長) 何か意見や質問はありますか。 (大門委員) 集合住宅では粗大ごみシールを貼らずに集積所に捨て、処理に係る費用を負担していない人が一定数います。 (森山委員) 家電4品目は後払い方式ですが、自動車は先払い方式になっているので統一されればいいと思います。 (濱委員) 森山委員と同じで家電4品目が後払い方式なのが疑問です。 (加古委員) 病院などから排出される紙おむつは表のどの部分に含まれていますか。 (事務局) 市民から排出される一般廃棄物を想定しているので事業系の廃棄物は含まれていません。 (加藤委員) あるべき姿は、拡大生産者責任に沿った形ですが、現状はそのとおりになっていないので、計画を策定するにあたり現行法を変えるといった理念を盛り込んでいくということですか。 (事務局) 計画の中に目標として盛り込んでいきたいと考えています。 (会長) 資料1と2については、よろしいでしょうか。 (委員一同) <了承> (事務局) 説明の途中ですが、10月1日付けで人事異動があり、業務係長が田村宗一係長に交代しました。 (業務係長) <あいさつ> (事務局) 資料3をご覧ください。検討事項の問題点の2点目として、循環型社会に移行していないことがあります。これから移行する循環型社会の商品、廃棄物の流れと事業者、市民、行政の役割と取組みを示したものが資料3になります。 このイメージ図は、生産者は作るだけでなく、廃棄までの責任があることを示しており、製品が商品として流通し、消費者が使用し、製品寿命を迎えたら、買った店に戻し、販売店から生産者に戻るのが本来の姿であることを示しています。 解決すべき問題は明確ですが、制度上の様々な問題のために解決に至らないことが、廃棄物処理の問題の根源であると考えられます。 (会長) 何か意見や質問はありますか。 (大門委員) 資料3のような流れになれば理想ですが、問題になっている部分はなんですか。 (事務局) 生産者の元に商品が戻る処理を行う制度が必要と考えています。 (加古委員) 不良品や売れ残り品が廃棄されていることを記載した方が良いと思います。 (事務局) 検討いたします。 (会長) 資料3については、よろしいでしょうか。 (委員一同) <了承> (事務局) 資料4~6は、次期一般廃棄物処理基本計画の策定にあたり、もっとも大切な部分の検討となります。 資料4をご覧ください。市民の取組みになります。 ごみ排出者である市民の取組みの基本方針は4Rの推進とします。ごみを出すとともにごみ減量の取組みの主体であり、ごみ減量を進めるには、市民の皆さまのご協力が必要不可欠です。 そのため、取組み方針については、無理なく、簡単、気軽に、楽しく取組め、続けられることとしています。 環境面から見て正しいことであっても、取組み内容が複雑で時間がかかるようなことについては、市民の取組みとして実際に行っていただくのは難しいと考えられることから、記載しておりません。 (以下、内容の詳細説明) 資料4の説明は以上となります。 (会長) 何か質問や意見はありますか。 (森山委員) 取組みの中で、人にものを譲ったりするリユースを行うのが難しいです。 (杉田委員) 自分でリサイクルショップに持っていくことが大変なのでリユースは難しい取組みだと思います。 (濱委員) 4Rに興味のない人たちに興味を持ってもらうことが大切だと思います。 (加古委員) 4Rを普及させるには、小・中学生のような子どもの頃から関心を持ってもらうことが大切だと思います。 (加藤委員) リユースを行うのが難しいといった意見が多いので、市が中継を行い、必要な人同士をつなげるような取組みを行ってほしいです。 (事務局) 今後、情報技術の進展により、気軽にリユースを行う環境が整うと考えています。 (会長) 資料4 市民の取組みについては、この内容でよろしいでしょうか。 (委員一同) <了承> (事務局) 資料5をご覧ください。事業者の取組みになります。拡大生産者責任に基づく、ごみのもとになる川上での対策を記載しています。 基本方針は4Rの推進とします。取組み方針は、拡大生産者責任に基づき、発生回避、抑制を軸に取組むこととします。 (以下、内容の詳細説明) (会長) 何か質問や意見はありますか。 (会長) 特にないようですので、事業者の取組みについては、事務局説明の資料5のとおりで、よろしいでしょうか。 (委員一同) <了承> (会長) (事務局) 資料6をご覧ください。行政の取組みとなります。 基本方針は、4Rの推進、取組み内容の明確化、適正な中間処理・最終処分の推進とします。取組み方針は、市民、事業者と連携して、4Rを推進し、持続可能な社会の実現に向けて廃棄物の発生抑制を図ることです。 取組み内容は、市民がごみ減量と分別に取組む必要性を理解していただかないと、何も進められないことから、広報活動についての取組みをはじめ、今後、進展する超高齢化社会への対応と、温暖化効果ガス削減の取組み、拡大生産者責任の拡大への取組み、事業系のごみ削減への取組み、令和5年度に予定しているクリーンセンター多摩川の大規模改修工事にあたっての取組み、最終処分場延命化への取組みを記載しています。 (会長) 何か質問や意見はありますか。 (加古委員) 最近、狛江市にも外国人の転入者が増えているので、多言語対応をしていくべきだと思います。 (事務局) 将来的には多言語対応の検討を考えていきたいと思います。 (森山委員) 実家の整理をした際に出たごみを家屋内から搬出・運搬・処理を市で行ってくれるということですか。 (事務局) 将来的には市民の方と事業者が契約し、家屋内から搬出・運搬・処理するまでの町田市などで行っている取組みを参考に検討していきたいと考えています。 (会長) 資料6となりますが、事務局説明のとおりで、よろしいでしょうか。 (委員一同) <了承>
(2)一般廃棄物処理実施計画の検討について (事務局) 資料7をご覧ください。来年度の一般廃棄物処理実施計画の案になります。 (以下、内容の詳細説明)。 本日、特にご意見などがないようでしたら、今後、内部手続きを経て、この内容で、来年3月末に確定版として告示する予定です。 説明は以上となります。 (会長) 何か質問や意見はありますか。 (加古委員) 表紙に西暦の表記はしないのですか。 (事務局) 元号のみの表記となります。 (加古委員) 災害廃棄物処理計画にボランティアの対応について記載はしないのですか。 (事務局) 計画は災害で発生した廃棄物の処理についての内容なので記載の予定はありません。 (加古委員) 19ページの「販売店との協力体制の推進」の品目に紙パックの回収を明記し他の部分との整合性を取るべきだと思います。 (会長) 紙パックには内側にビニールコーティング等がされている場合があるので明記する場合は注意が必要です。 (会長) 審議会はこの内容で了承したいと思いますがよろしいでしょうか。 (事務局) ありがとうございます。この内容で進めてまいります。
(3)その他 (事務局) 委員の皆さまに、応募のあった中学生の標語をお届けして、事前に審査していただきました。本日は、同票となった作品が4点あるのでこの中から3点選び、最優秀作品を決めていただきます。 (委員一同) 〈選考〉 入賞作品は、ごみリサイクルカレンダーへ掲載し、入賞者には表彰状と図書カードを贈呈いたします。小学生によるポスターの応募作品につきましては、昨年同様、選考をお願いいたします。ポスターの応募作品がまとまり次第、委員の皆さまにお届けいたします。 次回の審議会ですが、12月第3週の17日の火曜日でいかがでしょうか。
(委員一同) 〈同意〉 (会長) それでは、次回は12月17日(火曜日)午後2時30分、狛江市ビン・缶リサイクルセンターでの開催とします。これにて、第5回ごみ半減推進審議会を終了します。お疲れさまでした。 |