1 日時

令和4年4月19日(火曜日)午後2時30分~3時

2 会場

狛江市ビン・缶リサイクルセンター2階会議室

3 出席者

会長:村上 義則
副会長:榎本 正樹
委員:髙橋 眞太朗、加古 厚志、大門 ミサ子、杉田 三枝子、濱 惠子、森山 和子、伊佐 雅美、門井 淳(環境部長)
事務局:星野清掃課長、吉田業務係長、遠藤主任、内田主事 以上14名 

4 欠席者

委員:勝又 壽美江

5 議題

議題
(1)プラスチック類ごみの資源化に係る経費と適正な市民負担について
(2)その他 次回の開催について

6 配布資料

【資料1】プラ発生量見込 [83KB pdfファイル]
【資料2・3】容プラ処理経費(小金井ベース)  [76KB pdfファイル]
【資料4】プラごみ状況【26市比較】 [33KB pdfファイル]

7 議事

(会長)
 これより第8回ごみ半減推進審議会を開会します。第7回の会議録について事務局よりお願いします。

(事務局)
 会議録については、委員の皆さまのご確認をいただいた後に、修正がございませんでしたので、ホームページに掲載しております。

(会長)
 本日の議題は、
 1 プラスチック類ごみの資源化に係る経費と適正な市民負担について
 2 その他 次回の開催について
 になります。事務局より1について説明願います。

(事務局)
 前回は、プラスチック類ごみの資源化を行う場合の収集頻度について、皆さまの意見を集約した結果、週一回が適切であると見解となりました。今回は、プラスチック類ごみの資源化を行う場合の市民の費用負担についてのご審議をお願いいたします。
 資料1をご覧ください。狛江市で容器包装プラスチックと製品プラスチック、プラスチック類ごみの発生量を試算したものです。ごみ総量は変らずにあくまで、これまで可燃ごみ・不燃ごみと排出されているプラスチック類ごみが新たに分別収集ということとなります。
(以下、資料の詳細説明)
 説明は以上となります。

(会長)
 何か質疑などございますか。

(会長)
 年間発生見込み量は1,768tとなっていますが、あくまでも仮算定値です。そこをご理解いただきご意見をお聞かせください。

(加古委員)
 1年当たりの収集量は、1,768tで週当たりはおよそ35tという理解でよろしいですか。

(事務局)
 そのとおりです。

(大門委員)
 資料の数値は現実に近いものですか。

(事務局)
 あくまでも見込みの数値となります。

(森山委員)
 資料の数値は不燃ごみで排出されている量も含まれていますか。

(事務局)
 不燃ごみも含めて試算しております。

(杉田委員)
 市民に浸透するまでは、可燃ごみ等が混ざって出されることがあるかもしれません。

(会長)
 プラスチック類ごみ以外の不適物が混ざっている場合は、収集できない理由を明記したシールが貼られて収集されません。これは現在も同じです。

(門井委員)
 収集は、市内全地区で統一された日ですか。

(事務局)
 週の特定の曜日が市内全地区プラスチック類ごみ収集日となることは委託業者の配車の関係で困難と考えています。

(濱委員)
 汚れのあるものは対象外だと思いますが、きれいなプラスチックの中でも容器包装や製品プラスチックなど、さらに分別する必要はありますか。

(会長)
 プラスチック類ごみとして同じ袋で一括で収集することになります。

(事務局)
 きれいなプラスチック類ごみとは、どのようなプラスチックが対象となるのかですが、食品残さが付着しており衛生的に問題のあるものや臭気があるものは対象外になります。
 例えば、レトルトカレーのパックは、汚れを落とすのに洗剤や水を使用するため汚れを除去するためのエネルギー投入を考えるとリサイクルの趣旨に反するため、洗わずに可燃ごみで出していただけたらと考えております。

(加古委員)
 発生量の予測に、市の組成分析結果の数値を利用し算定することはできませんか。

(事務局)
 組成分析結果は調査毎の数値の差が大きいため、資料1のとおり試算をいたしました。

(会長)
 他に質問がなければ、資料1については以上とします。次に資料2・3について事務局より説明願います。

(事務局)
 資料2をご覧ください。小金井市の容器包装・製品プラスチックの一括収集及び資源化に要する経費、過去5年度の資料です。市民1人当たりのごみ排出量ですが多摩地域のみならず全国でもトップクラスに少ない小金井市のデータです。小金井市ではプラスチック類ごみの分別収集及び資源化を10年以上行っております。
(以下、資料2の詳細説明)
 次に、資料3 狛江市でのプラスチック類ごみ分別収集及び資源化処理経費の試算をご覧ください。狛江市は小金井市と比較して市民1人当たりのごみ排出量は多くなっております。また、新規にプラスチック類ごみの分別収集及び資源化を開始するために最低限でもこれだけの経費を要すると考えております。
(以下、資料3の詳細説明)
 説明は以上となります。

(森山委員)
 指定収集袋は現在と比較して増えるのか減るのか、どのように考えていますか。

(事務局)
 ごみ総量は変らずに分別方法が変わるため、指定収集袋の使用量、つまりは販売数についての大幅な増減はないと考えております。

(会長)
 他に質問がなければ、資料2・3については以上とします。
 次に資料4について事務局より説明願います。

(事務局)
 資料4をご覧ください。多摩地域26市のプラスチック類ごみの市民負担の状況をまとめた表です。可燃・不燃と同額が4市、1/2以下が11市、無料が8市、未実施が3市です。なお、1/2以下には今年10月よりごみ有料化となる武蔵村山市を含んでいます。
(以下、資料4の詳細説明)
 説明は以上となります。

(会長)
 プラスチック類ごみの収集を狛江市で実施する場合、料金についての意見をお願いします。

(加古委員)
 可燃・不燃ごみに比べて増額も考えられると思いますが、同額でよいと思います。しかし固定経費となり毎年支出し、将来世代への負担となる現実を考えると何とかならないものかと思います。

(大門委員)
 私も同額で同意しますが、処理経費を考えるとむしろ高くするべきではと思いました。

(会長)
 プラスチック類ごみの分別収集を狛江市で実施する場合、可燃・不燃と同額が妥当であるということでよろしいでしょうか。

 

委員同意

 

(会長)
 プラスチック類ごみの指定収集袋の価格は、可燃・不燃と同額が妥当と答申いたします。続けてごみ袋、指定収集袋について事務局より説明願います。

(事務局)
 資料はありませんが、多摩地域26市で指定収集袋、ごみ袋の種類が1種類しかない市が三鷹市、東大和市の2市あります。2市では1種類のごみ袋で、市民が可燃ごみ・不燃ごみ・プラスチック類ごみに応じて、分別してごみ出しをしています。
 1種類にするメリットは、市民サイドでは、使用頻度の少ない不燃ごみ40リットル袋については共通化することにより保管などの手間が削減できることがあげられます。市側は、製造、流通コストの削減があげられます。店舗などの販売側は、補充発注の簡易化による負担の軽減、保管場所と売り場面積の削減があげられます。デメリットとして想定されるものとしては、外見が同じため、ごみの種類により保管場所を分離していない集合住宅では、ごみ置場管理の手間が増えることが考えられます。
 なお、収集業者に1種類にした場合に想定されるデメリットを聞いたところ特段ないのではと伺っております。理由としてプラスチック類ごみの日に、別の種類のごみを出されても、持った時の重量と袋の上から触った硬さや感覚で分かるとの回答をいただいております。このように1種類にするデメリットは少ないと見込まれることと、プラスチック類ごみの分別収集及び資源化に毎年数億円の経費が必要とすることから、コスト削減によりごみ処理に関する経費を圧縮し財政的なメリットがあることから指定収集袋を3種類とするのではなく1種類にできればと考えております。
 説明は以上となります。

(会長)
 何か質疑などございますか。

(副会長)
 事業系の指定収集袋はどうなりますか。また、袋を統一することで各市からデメリットを伺っていますか。

(事務局)
 事業系の指定収集袋も統一を考えております。家庭系・事業系ともサイズ・大きさはこれまでどおりで、あくまで可燃・不燃・プラスチック類の専用袋とはしないと考えおります。
 2市の廃棄物行政担当者に聞き取りを行ったところ、特にデメリットは感じていないと伺っております。

(加古委員)
 ごみ袋を統一することで、経費がいくら削減されますか。

(事務局)
 どれだけ削減されるか、まだ試算できておりません。

(加古委員)
 市民への説明には数値を示す必要があります。
 可燃・不燃ごみ量が減るということは、クリーンセンター多摩川での焼却量が減り、熱量が減少することとなり、温水供給に支障が出たり、発電量が減ることにはならないですか。

(事務局)
 多摩川衛生組合にプラスチック類ごみを分別収集して、可燃・不燃ごみ量が減少しても温水供給に支障はないということを確認しております。

(会長)
 プラスチック類ごみの収集を狛江市で実施する場合、指定収集袋、ごみ袋については、新たにプラスチック類ごみ用の指定収集委袋は設け、3種類にするのではなく、可燃・不燃と統一して1種類とすることが妥当であるということでよろしいでしょうか。

委員同意

(会長)
 プラスチック類ごみの指定収集袋、ごみ袋については、可燃・不燃と統一して1種類が妥当と答申いたします。

(会長)
 議題1については以上とします。
 議題2その他について、事務局より説明願います。

(事務局)
 本日の審議結果を受けて答申を作成してまいります。答申案を作成し、でき次第、委員の皆さまに送付します。次回の審議会ですが、5月17日でいかがでしょうか。

 委員同意

(会長)
 それでは、次回は5月17日、午後2時30分、ビン缶リサイクルセンターでの開催とします。これにて、第8回ごみ半減推進審議会を終了します。お疲れさまでした。