1 日時

令和元年8月20日(火曜日)午後2時30分から4時まで

2 会場

狛江市ビン・缶リサイクルセンター2階会議室

3 出席者 会長  村上義則 副会長 榎本 正樹

委員  加藤 愼次郎 加古 厚志 大門 ミサ子 杉田 三枝子 勝又 壽美江 

          森山 和子 清水 明(環境部長) 

事務局 星野 清掃課長 平山 業務係長 遠藤 業務係主任

          石井 業務係主事 以上13名

4 欠席者

委員  井上俊宏 濱 惠子

5 議題

議題

         

(1)一般廃棄物処理基本計画の検討について【資料1】【資料2】【資料3】【資料4】

(2)その他

   次回の開催について 

6 配布資料 【資料1】 現行の狛江市一般廃棄物処理基本計画の達成状況

【資料2】 廃棄物処理の課題

【資料3】 市民が取組む減量方法(アンケートまとめ)

【資料4】 用語解説
7 議事

  

(会長)

 これより第4回ごみ半減推進審議会を開会します。第3回の会議録について事務局より説明をお願いします。

(事務局)

 会議録については、委員の皆さまのご確認をいただいた後に、修正がございませんでしたので、ホームページに掲載しております。

(1)一般廃棄物処理基本計画の検討について

(事務局)

 新たな基本計画の策定にあたり、現行計画の達成状況について検証して参ります。資料1をご覧ください。

 平成23年、2011年に策定された現行基本計画の検証を行います。資料の構成ですが、計画体系を左側から大項目、中項目、小項目の順で記載しています。計画を受けて、どのような取組みをしてきたのかを一番右側に達成状況として記載しています。評価は○が達成、△は実施しているが回数や実施主体が本来意図しているものと異なっていることなどにより不充分と評価したものです。×は未実施または達成されていないと評価したものです。

 (以下、内容の詳細説明)

 説明は以上となります。

(会長)

 何か質問や意見はありますか。

(大門委員)

 ごみを持ち込まない消費行動の普及は難しい取組みだと思います。

(事務局)

 拡大生産者責任の制度化と消費者がごみ処理の過程を理解する必要があると思います。

(勝又委員)

 食品トレーの店舗回収を行っているが、事業者も過剰包装を止めるように指導するべきだと思います。

(杉田委員)

 食品トレーだけでなく真空パックで販売して選べるようにすればと思います。

(森山委員)

 レジ袋の有料化はごみの減量につながるのでよいと思います。また、エコバックを持っていくきっかけになると思います。

(清水委員)

 市民参加・協働の取組みは一定の成果があがっているので、今後は事業者を巻きこむ取組みの対策をしていくべきだと思います。

(加古委員)

 未達成の項目で、消費者から販売店、販売店から仕入先の食品トレーなどの回収を目的とした静脈物流が発達していないので、条例等を作り対策するべきだと思います。

(加藤委員)

 衛生組合の灰溶融処理施設の廃止で焼却残さが500トンから1,600トンに増えましたが、灰溶融処理施設を廃止した理由は何でしょうか。

(事務局)

 理由は、スラグの処分に支障を来すようになったためです。

(加藤委員)

 灰溶融処理を休止すると電気の使用量は減るが、焼却残さが増えるので負担金は増えますか。

(事務局)

 東京たま広域資源循環組合負担金が増える可能性があります。

(会長)

 資料1の現行の基本計画の達成状況の検証については、事務局説明のとおりとなりますが、よろしいでしょうか。

(委員一同)

 <了承>

(事務局)

 資料2をご覧ください。これまで審議会で検討した資料と現行の基本計画の実施状況を踏まえ、狛江市を取り巻くごみ、廃棄物の現状から課題をまとめたものです。

課題は市民、事業者、行政の三者のものを取りまとめてあります。

項目別の課題は4点あり、箇条書きで記載し、これまで検討してきた内容をまとめたものになります。

 (以下、内容の詳細説明)

 以上が現時点で取りまとめた課題となります。

課題のうち取組みを行う意図が見えにくい一部について説明いたします。

 1の発生及び排出抑制・資源化の課題のうち、情報媒体を活用したごみ収集運搬・処理費用のコスト意識の醸成ですが、取り組んだ結果がどうなるのかを示さないと、取組みへの意欲が高まりにくいと考えられるので、ごみは収集日に決められたとおりに出して終わりではなく、出したあとに、収集し、焼却や粉砕、資源化のためのリサイクルなどの中間処理を行い、問題のないかたちで地球環境に戻すまでが、ごみの最終処分であると理解を進めることが必要です。

 ごみのかたちを変えて地球環境へ戻すという一連の処理にどれだけの経費がかかるかということを理解し、その経費を負担しているのは市民のみなさんであることを理解していただくことで自主的なごみ減量の取組みが加速していくと考えられます。

 次に高齢化による分別の仕分け困難者への対策ですが、人間は年齢を重ねていくごとに、多くの方はできないことが増えていき、日常生活に支障を来たすようなってきます。今後、超高齢社会を迎えるにあたり、高齢者が住みなれた地域で自立した生活を送るためにどのようなサポートをしていくかを考える必要があります。ごみの問題は人生の最後までついてまわることから、課題としています。

 2の収集・運搬のうち実家整理や遺品整理等で一時的に発生する多量ごみへの対応と階段下で収集するエレベーターの設置されていない集合住宅に居住する高齢者へのごみ出し方法の対策ですが、超高齢社会を迎えるにあたっての課題と捉えています。

 3の中間処理ですが、ビン・缶リサイクルセンターは大規模修繕を平成29年度に実施しているので、今後、計画期間であるこの先10年間は、通常の点検整備を行っていくことを記載してあります。また、クリーンセンター多摩川ですが、令和5年度に大規模な工事を予定しており、工事により15年程度の延命化を図る予定となっています。工事にあたっては、CO2の削減効果のある設備改修などの取組みを行います。

 最後に、4の最終処分ですが、現在運用中の二ツ塚最終処分場は、平成18年度にエコセメント化施設が稼動したことにより焼却残さの埋立量が大きく減少し、昨年度からは不燃ごみも含めて埋立ゼロを達成しました。

 東京たま広域資源循環組合の構成団体には持ち込める焼却残さの割り当て配分量があり、これを超過した場合は、超過金が発生し、下回った場合は、貢献金によって減額されます。負担金を抑制するためにも、焼却残さの配分量を下回ることが重要となります。焼却残さの削減はごみ排出量が減ることにより達成されることから課題としています。

 以上が、一般廃棄物処理基本計画の策定にあたり、狛江市の課題として取り上げる項目と内容になります。

(会長)

 何か意見や質問はありますか。

(大門委員)

 最終処分場の埋立量はどのくらいですか。

(事務局)

 現在の埋立率は44.7パーセントです。しかし、平成30年度からは埋立ゼロを達成していることから、今後も同様に推移していくと見込まれます。

(加古委員)

 廃棄物処理の課題がありますが、問題を明確化し、課題を整理してわかりやすくした方がよいと思います。

(事務局)

 課題の整理を行います。

(勝又委員)

 生ごみの水切りについて、水切りの必要性とやり方をわかりやすく表現した方が浸透すると思います。

(会長)

 水切りをするとごみの重量が軽くなり燃えやすくなりますが、市民全員でやらなければ効果は薄いです。

(会長)

 課題については、事務局説明のとおりとなりますが、よろしいでしょうか。

(委員一同)

 <了承>

(事務局)

 資料3をご覧ください。皆さまからいただいた市民が取り組む減量方法について意見を集約したものになります。意見を11項目に分類して記載しています。

(会長)

 アンケートのまとめとして市民が取り組む減量方法については、事務局説明の資料3のとおりでよろしいでしょうか。

(委員一同)

 <了承>

(事務局)

 次に、資料4をご覧ください。これまでの審議会において検討した内容の用語についてまとめた資料になります。審議会の資料をお読みいただく時の参考資料として作成しました。

(会長)

 何か質問はありますか。

 〈質問なし〉

 

(2)その他

(事務局)

 次回の審議会ですが、10月第3週は3連休明けのため、電話対応等で混乱していますことと、第4週は、新天皇即位を公に示す「即位礼正殿の儀」のため祝日となっていることから、第5週の29日の火曜日でいかがでしょうか。

(委員一同)

〈同意〉

 10月初旬に委員の皆さまに、ごみに関する中学生の標語の優秀作品の選出をお願いします。事務局で応募作品がまとまり次第、委員の皆さまにはお届けいたします。皆さまには、9点の作品を選出していただきます。9点のうち、高得点の作品を3点選びごみリサイクルカレンダーへの掲載や広報活動に活用しますのでご協力をお願いいたします。

(会長)

 それでは、次回は10月29日、午後2時30分、ビン・缶リサイクルセンターでの開催とします。これにて、第4回ごみ半減推進審議会を終了します。お疲れさまでした。