1 日時

令和6年6月25日(火曜日)午後2時30分~3時30分

2 場所

狛江市ビン・缶リサイクルセンター 

3 出席者

会長:松木 稔、副会長:榎本 正樹
委員:伊藤 夏門、大門 ミサ子、濱 惠子、伊佐 雅美、 勝又 壽美江、森山 和子、杉田 三枝子、一瀬 隆文(環境部長)
事務局:加藤清掃課長、吉田業務係長、遠藤主任、鈴木主事、石田主事
以上15人

4 欠席者

加古 厚志、林 有子

5 議題
  1. 低熱分解型アップサイクルユニット見学について
  2. 狛江市清掃概要(令和5年度実績)について【資料1】 
  3. 令和5年度可燃ごみ組成分析結果について【資料2】 
  4. 生ごみ処理機等補助申請実施状況【資料2】 
  5. その他
6 資料
7 議事

(会長)

これより狛江市ごみ半減推進審議会を開会します。

第7回の会議録について事務局よりお願いします。

(事務局・課長)

第7回の会議録についてはホームページに掲載しておりますので、ご確認をお願いします。

(会長) 

本日の議題は、

  1 低熱分解型アップサイクルユニット見学について

2 狛江市清掃概要(令和5年度実績)について

3 令和5年度可燃ごみ組成分析結果について

4 生ごみ処理機等補助申請状況について

5 その他 次回の開催について

となります。

事務局より、議題1 低熱分解型アップサイクルユニット見学について説明願います。

(事務局・係長)

令和6年5月10日に協定を締結し、提供いただくこととなっていたユニットがビン・缶リサイクルセンターの工場内に設置され、6月24日より稼働を開始しました。前回の審議会で机上にてご説明しましたが、ぜひ実物を見ていただきたいので後ほどご案内します。本日はユニットを提供いただきました株式会社アマノの墨谷様から説明していただきます。

<低熱分解型アップサイクルユニットについて概要説明の後、見学>

(会長)

何かご質問等ございますか。

(大門委員)

処理されたごみが炭酸塩になるということですが、炭酸塩の利用法はありますか。

家で咲いている紫陽花が白なので、赤い花を咲かせたいのであれば炭酸塩を混ぜれば赤くなるのかなと思いました。

(株式会社アマノ)

炭酸塩はアルカリ性のため、畑に混ぜると土壌のpHがややアルカリ性になります。

(濱委員)

この機械がうまく稼働すれば、今後はごみの分別しなくても良くなりますか。

(事務局・係長)

この機械に入れる物については分別する必要はありません。ただ、全てのごみをユニットで処理できるわけではありませんので、今まで通りの分別をしていただくようになります。

災害時に市内小中学校は避難所になります。今後、学校にこの機械を置くことができるのであれば、仮設トイレやおむつのごみをこの機械で処理できると思いますので、利用方法については株式会社アマノ様にご協力いただきながら広げていければと考えています。

(会長)

まだ試行が始まったばかりなので、今後、市民に対してもメリット等についてご報告いただければと思います。

他にご質問がないようですので議題1については以上とします。次に議題2について、事務局より説明願います。

【2 狛江市清掃概要(令和5年度実績)について】

(事務局・課長)

狛江市清掃概要(令和5年度実績)がまとまりましたのでご説明します。

ごみ処理経費及び科目別ごみ排出量、一人当たりのごみ排出量やごみ処理経費、ごみ収集量の推移について集計し、毎年公表しているものです。

3ページに記載しているごみ収集量の傾向としては、ごみ収集量全体では令和5年度は16,266トン、令和4年度の17,131トンから865トン減少しています。資源物は令和5年度が4,636トン、令和4年度の4,344トンから292トン増加しています。これは、令和5年度から資源物としてプラスチック類ごみの収集を開始したことから、これまで可燃・不燃物のごみとして出されていたものが資源物に振り分けられ、423トン収集したことにより、資源物の総量は増加したものと推察しています。

ごみ全体としては、令和2年度をピークに減少しています。これは、在宅時間が減少したことから家庭から出るごみが減少し、経済活動が回復途上にあるためと分析しています。

説明は以上となります。

(会長)

何かご質問等ございますか

(大門委員)

加藤商事さんにお伺いしたいのですが、プラスチック類ごみを分別するようになってから、可燃ごみの量が減ったという実感はありますか。

(伊藤委員)

収集している中では実感は特にありませんが、このようにデータを見ると減っているということですね。

(大門委員)

私の住むマンションでは大量にプラスチック類ごみが出ています。今まではそれを可燃ごみとして出していたので、プラスチック類ごみを分別したら可燃ごみが減っているのではないかと思いました。

(伊藤委員)

ごみ集積所にいつでもごみが出せる集合住宅であれば、収集日以外にも置いてあるので大量に見えるということがあるかもしれません。また、収集袋の色が同じということもあるのか、きちんと分別ができていないこともあります。

(勝又委員)

同じ色の収集袋だと、高齢者はプラスチック類ごみを洗って溜めておいても他のごみも入れてしまってそのまま出すことがあると思います。収集する方は見た目でどちらのごみか分かるのでしょうか。

(伊藤委員)

見た感じや感覚で分かるものもありますが、収集した後に選別することもあります。

(事務局・係長)

基本的には分別できていないものについてはプラスチック類ごみとしては収集しないこととしています。収集後不適物として選別した物は、クリーンセンター多摩川で焼却処理をしなければならないため、収集時にプラスチック類ごみと判別できないものについては、可燃ごみとして収集することととしています。

(勝又委員)

では分別できていないものは収集しないのでしょうか。

(事務局・係長)

収集しません。戸別収集であれば「中身が分別されていないので収集できません」というように収集できない理由を書いて収集袋にシールを貼ってお知らせしています。集合住宅であれば、プラスチック類ごみの収集日には置いていき、次の可燃ごみの収集日に収集しています。

(大門委員)

こんな出し方があるのかと思うような出し方をする方もいます。なるべく嵩がでないようにして捨てているのですが、多くの方は構わずに袋に入れているので嵩が出てしまいます。それがどうにかならないものかと思います。

(事務局・係長)

プラスチックは軽いのでどうしても嵩が出てしまうと思います。プラスチック類ごみは尖った部分が多いため、あまり袋に詰め込むと袋が破れてしまいます。始めた当初は袋が切れるという苦情が多かったのですが、最近は加減して入れていただいているのか、ほとんどそのようなご意見はありません。

(大門委員)

市民に捨て方のアピール等があると良いかもしれません。

(会長)

捨て方の一例とかそういったものがあると良いかもしれませんね。

他にご質問がないようですので議題2については以上とします。次に議題3と4について、事務局より説明願います。

【3 令和5年度可燃ごみ組成分析結果について】

(事務局・係長)

令和5年度可燃ごみ組成分析結果について説明

(会長)

何か質問等はございますか。

(勝又委員)

生ごみ処理機の助成はどのようなものですか。

(事務局・係長)

購入費の半額を助成しています。上限が18,000円ですので、36,000円以上のものであっても18,000円の助成となります。昔は生ごみ処理機は高価でしたが、最近は2~3万円台で買えるものもあります。

(大門委員)

生ごみ処理機を使用している方は戸建ての方が多いのでしょうか。

(事務局・係長)

マンションでも使っている方はいらっしゃいます。

(勝又委員)

私はベランダデキエーロを使用していますが、なかなか処理しきれていません。

(事務局・係長)

キエーロで何もかも処理するのは難しいと思います。キエーロは油や魚や肉の内臓等、臭いがきつい物を分解するのに向いています。全てを処理するのではなく、入れる物を分けると良いかと思います。

(大門委員)

なるべくごみを減らすように考えていますが難しいですね。

(勝又委員)

まずできることは生ごみの水分を切って量を減らすことですね。

(会長)

先ほど説明があったように、いかに水分量を減らすことができるかが重要です。厨芥ごみについてはどうしても水切りがなかなか難しいと思いますが、皆さんの工夫で減らせればと思います。

(事務局・係長)

例えば野菜や果物であれば皮を剥いてから洗う方が、洗ってから剥くより水分が少くなります。また、三角コーナーに一旦おいて水が切れてからごみ箱に入れるだけでも随分水分が減ると思います。

(会長)

昭和の時代の清掃工場のごみピットの底の方は、まるでプールみたいに水がたくさん溜まっていました。今はそのようなことはありませんが、やはりこのデータを見ると水分量がごみの重量に加算されていることがわかります。

(大門委員)

最近のマンションではディスポーザーがついているところが多いようです。

ディスポーザーがあると生ごみはほとんど出ないようですね。

(事務局・係長)

市ではディスポーザーの助成はしていません。便利ですが下水道には負担がかかっていると思います。

(大門委員)

ごみ問題は難しいですね。

(会長)

他に質問がないようですので議題3・4については以上とします。

次に議題5 その他 について、事務局より説明願います。

(事務局・係長)

次回の審議会ですが、8月27日(火)午後2時30分から、こちらの会議室で開催を予定しています。

委員同意

(会長)

これにて、第8回ごみ半減推進審議会を終了します。

お疲れさまでした。