1 日時   平成27年4月21日(火曜日)午後2時30分~3時40分
2 会場   ビン・缶リサイクルセンター2階 会議室
3 出席者

武田新栄、小川浩志、加古厚志、加藤慎次郎、金久保慶子、重国毅、辻村和江、東條實、伏見正明、真田典孝(環境部長)
事務局:星野英記(清掃課長)、吉田恵美(業務係長)、山口義明(業務係主任)、山口大輔(業務係主事)

4 欠席者  山中賢治
5 議題
  • 諮問について(ごみ減量に資する新たな方策の提案について) 
  • 使用済小型家電実験回収について
  • 資源物持ち去り対策について 
  • その他
6 提出資料
  • 平成25・26年度ごみ量比較(速報値)(資料1)
  • 組成分析結果(資料2)
  • 使用済小型家電実験回収について(資料3)
  • 資源物持ち去り対策について(資料4) 
7 会議の結果
      

会長:

 これより第8回ごみ半減推進審議会を開催します。第7回会議録の確認について事務局より説明してください。

事務局:

 事前配布の第7回会議録ですが、確認及び決裁終了後、ホームページに掲載します。

 

委員 一同:了承

 

会長:

 本日の議題に入ります。本日の議題は、諮問について(ごみ減量に資する新たな方策の提案について)、使用済小型家電実験回収について、資源物持ち去りに対する対応状況について、その他になります。それでは、議題1 諮問について(ごみ減量に資する新たな方策の提案について)事務局より説明願います。

事務局:

 ごみ減量に資する新たな方策の提案について、資料1 平成25・26年度ごみ量比較(速報値)・資料2 組成分析結果比較について説明。総量は引き続き減少傾向にあるが、燃やせるごみの組成分析結果から、更なる減量のためには資源物の分別と生ごみ対策の必要性を説明。清掃課事務所でのベランダdeキエーロ(土の中にいるバクテリアの力で生ごみを分解する容器)の実証実験・生ごみ堆肥化講習会で配布しているバケツの変更について。燃やせないごみの組成分析について・粗大ごみからの小型家電製品抜き取り状況についてと小型家電実験回収の効果について説明。

会長:

 何か質問ありますか。

加古委員:

 今回は速報値ですが、人口・世帯数がないと一人当たりがわからないので記載してください。

重国委員:

 事業系ごみについてはどうでしょうか。それと年単位で構わないので過去10年分ぐらいのデータが欲しい。

事務局:

 今回は速報値ですが、現在集計中の清掃概要が完成すると比較可能です。

重国委員:

 人口は増えていますが、ディスポーザー設置マンションの影響はどうでしょうか。生ごみの排出量などへの影響も知りたいところです。

伏見委員:

 集合住宅でどうなのか考えていきたい。資料2 組成分析の結果からも地域特性がわかると思います。写真から食器類(陶磁器)やライターが燃やせないごみに入っている。こういうものを減らす取り組みとして、集合住宅で組成分析を実施してみたい。

東條委員:

 過去10年ぐらいのデータで比較できると理解しやすい。燃やせないごみの組成分析については、まだまだ分別できるもの(小型家電)が含まれているので、分別の啓発が必要だと考える。それと生きびんとカレットの違いについて説明してください。

事務局:

 生きびんは、ビールびんとか一升びんのように繰り返し使用されるリターナブルびんと呼ばれるびんになります。燃やせないごみに入れてはいけないものになります。カレットは、ワンウェイびんで一回使用のびんになります。中の汚れたびんやガラスのコップ等になります。これは燃やせないごみに入るものになります。写真を見ていただくとわかりますが、入ってはいけないものも混ざっています。どちらも資源物です。猪方地域では、やかん・フライパン等で金属類が入っております。東野川地域では、缶類が入っております。

重国委員:

 燃やせないごみ・粗大ごみの処理の流れとしては、破砕し細かくしてから磁力選別機で選別した金属を取り除いてから焼却ということですか。

事務局:

 そうです。

真田委員:

 燃やせるごみの組成分析に粗大ごみがありますが何が入っていましたか。

事務局:

 大きいカーペットが1枚畳んだ状態で入っていました。このように1枚重いものが入っていると割合が大きく変わってきます。こちらは細かく切ってあれば燃やせるごみでも出せますが、この状態ですと粗大ごみになります。

重国委員:

 今回は参加者が少なかったので、組成分析の対象とするごみ量が例年より少なめでした。そのため、1枚のカーペットで組成分析の結果が大きく変わったと思います。

事務局:

 今回の分析結果を踏まえて、啓発活動や生ごみ・小型家電実験回収で役立てたいと考えています。

重国委員:

 プラスチックの分別について、組成分析の結果からもかなりの量であることがわかります。燃やす前に分別すれば、かなりの減量になると思います。

東條委員:

 プラスチックの分別について、資源にできるものをスーパーとかコンビニの店舗回収と提携することで、もっと啓発することができないか。

伏見委員:

 プラスチックの分別について啓発することは良いことだと思います。しかし、狛江市は古紙の分別についてはかなり早い段階での実施だったと思います。プラスチックについても、かなり早い段階でサーマルリサイクルを選択しました。焼却炉の問題や経費の関係もあるので一概に分別が良いとは言えないのではないか。

重国委員:

 プラスチックの分別については、燃やす前に資源として分別して欲しい。

伏見委員:

 現実問題として、分別するのは難しいと思います。

重国委員:

 スーパーとかコンビニと提携して、あまり負担にならない方法でできませんか。

東條委員:

 すべてをする必要はないので、大きいものからでもできないか。牛乳パック・トレイ・弁当容器とか、満足度をもっとあげる方法を考えたい。

会長:

 プラスチックについては、トレイ回収等をもっと市内スーパーとかにお願いできないでしょうか。それと、食器などの陶磁器類については今後、廃溶融施設がどうなるかで対策を考えなければならない。次に議題2 使用済小型家電実験回収について、説明願います。

事務局:

 資料3 使用済小型家電実験回収について、平成27年3月15日 イベント回収の結果について、アンケート回収枚数 593枚、回収重量 対象15品目 326kg、対象15品目以外 5,774kgで合計 6,100kgになります。内訳は、投入量5,774kg、資源化量5,515kg、資源化率95.52%、ダスト類259kg、4.48%になりました。次回の予定は、5月31日 日曜日に実施します。皆さまのご参加よろしくお願いします。続きまして、粗大ごみからのピックアップの状況について、平成26年度 43.96tになります。速報値になりますが、平成26年度 イベント回収で1,725件17,929kg、窓口回収で704件496kgになります。

会長:

 何か質問ありますか。

重国委員:

 窓口回収は、1件当たり1kgいかないですね。

事務局:

 窓口は15品目のなかでも携帯電話が多いです。イベント回収は、15品目以外ですので、電子レンジ等の粗大ごみになるものが多いです。

東條委員:

 燃やせないごみの組成分析から考えると、イベント回収に持ってくるよりも燃やせないごみに入れて出す人が多いと言うことですね。

伏見委員:

 無料でイベント回収に出すよりも出しやすい燃やせないごみで出す方が簡単だからですかね。

会長:

 それでは、議題3 資源物等の持ち去り対策について、説明願います。

事務局:

 資料4 資源物等の持ち去り対策について、都内自治体の制定状況について、持ち去り対策状況について、平成26年10月から平成27年3月まで、約10回パトロールを実施。今後のスケジュールについて、平成27年度中に条例を制定する予定です。

会長:

 何か質問ありますか。

加古委員:

 条例施行で効果はありますか。

事務局:

 世田谷区・調布市で条例施行をしていますが、パトロールの状況から判断すると狛江市と世田谷区・調布市の境で抜き取りを行っているように思われます。

会長:

 他に何かありますか。

東條委員:

 ごみの削減目標や数値管理が必要ではないか。千葉県の挑戦ごみ1/3削減みたいに削減目標を数値管理した方が、結果がはっきり見えるのではないか。

伏見委員:

 狛江市のごみ半減についても広く啓発して欲しい。

会長:

 それでは、意見もでそろいましたのでよろしいでしょうか。では、議題4 その他について、事務局より説明してください。

事務局:

 次回の審議会ですが、6月30日 火曜日 午後2時30分からを予定しています。

会長:

 それでは、第8回ごみ半減推進審議会を終了します。