令和6年度第6回狛江市市民参加と市民協働に関する審議会会議録(令和7年3月4日開催)
1 日時 |
令和7年3月4日(火曜日)午後6時30分~8時10分 |
2 場所 |
狛江市防災センター402・403会議室(オンライン含む) |
3 出席者 |
委員:重藤 さわ子、岡本千栄子、麻宮 百、西 智子、伊藤秀親、鳥塚 鈴子、 政策室長 杉田 篤哉、政策室市民協働推進担当 馬場 麻衣子、白鳥 美嘉 |
4 オンライン |
関谷 昇、深谷 慎子、伊東 達夫、遠藤 貴美子 |
5 欠席者 |
吉田 明広、千葉 尚政、上野 良歌、松浪大輔 |
6 配布資料 |
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7 議題 |
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(1)市民公益活動事業補助金について -資料1に基づき事務局より説明- ・スタート補助金1件、チャレンジ補助金8件の申請があり、2月15日に選考会を実施した。 選考の結果、すべての団体が採択された。交付については、令和7年度予算成立後の決定となる。 (会長)選考委員を務めていただいた委員の方から総評などお願いしたい。 (委員)スタート補助金の件数が今年は少なく残念であった。スタート補助金からチャレンジ補助金へ移行している団体も2団体ほどあり、頑張っている団体もある。ただ、スタート補助金の件数が増えて、令和8年度にチャレンジ補助金に繋がってほしいという思いがあったため、そこが寂しい結果となった。スタート補助金を申請した団体には、市民協働事業など更なるステップアップに移行していればよいという話をさせてもらった。より良い形で活動を充実させていただきたい。チャレンジ補助金の聴覚障害者協会の方たちも積極的に活動されており、実際にお会いしてコミュニケーションが取れたのが非常に良かった。他の団体に関しても、基本的には申請額でと考えていたが、実際には、根拠が明確でない金額や、自助努力が必要との判断、予算軽減が可能であると判断した団体に関しては、申請額から減額させていただいた。 狛江市文化講演推進委員会に関しては、満額ではあるが、プレゼンを聞いてみると、もう少し努力できるのではないかと思われ、どこで削減できるのかを委員の中でも話し合ったが、明確にここに対していくら削減という根拠が提示できない状態であった。金額を削減する説得力を明確にする必要があると感じた。9番目の団体についても、私有地の中での活動ということで、公益性がどれだけあるのかという議論があり、減額という形となった。いずれにしても、補助金を減額する中での、基本的な知識も含め、課題が多いと反省した。 (委員)評価点の高いところはスムーズに決定した。100点に満たない団体は、公益性に関して話し合われたところである。事前の資料では、お金の使い方などについて知らない、妥当性が分からないという点が多かった。次回以降は、そういった点の詳細が分かると良いと思う。 (委員)講師謝礼や消耗品の基準が曖昧なまま補助金の申請がされていた点について、今後は、基準を予めある程度定めておくことで話が進んだ点が良かったと感じた。 (会長)講師への謝礼の話があったが、標準額はどのように判断するのか。 (委員)人や分野によって様々である。下調べして、相場が分かって申請してくる場合と根拠がなく申請する場合とある。根拠が無い場合の審査が困る。 (会長)申請組織に規程などで基準を定めている場合もあるだろうが。 (委員)広告やチラシ、ポスター等のデザイン費についても、団体によって大きく差があった。ある程度の基準が必要という話がでた。こういう企画で、この内容であれば、このくらいの上限額が妥当というような基準は設けておいた方が良いように感じた。 (会長)減額判断が難しいと審査に当たる委員の方が大変なため、常識的なレベルでの何らかの基準や、考え方を示した方が良いと思った。来年度の制度設計のところで議論ができればよい。 (委員)謝礼等の基準について質問だが、行政が依頼する場合の基準等はあるのか。 (事務局)講師謝礼の基準はある。対象者によって区分があり、金額が定まっているが、著名な方に依頼するには難しい基準である。 (委員)目安として、最低基準になるかもしれないが、行政の基準としてお示ししても良いのではないか。市で頼む場合は、この位を基準としているというような情報提供があると良いように思う。あくまでも公益活動に協力していただくとの観点でよいのではないか。 (委員)予算書の内容について根拠を聞かれたときに答えられる材料は最低限用意しておいていただきたい。根拠が答えられないと、判断する要素がなくなってしまう。受ける時点で、金額の根拠を準備しておくよう助言をするのが良い。
(2)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価について -資料2に基づき事務局より説明- ・今年度審議してきた総合的評価に関する現状や課題、今後の方向性、また、市民参加、市民協働全般に関していただいた意見等を踏まえ、審議会としての答申案としてまとめた。 ・「3 各事業のプロセスに着目した総合的評価の実施」の部分で、今回市民参加、市民協働に関する総合的評価において、それぞれ評価対象を明確にして評価を行う形を提案内容としてまとめている部分になる。 ・「今後の検討に向けての考え方」については、会長、副会長との調整の中で出てきた内容を入れさせていただいている。「市民参加の選択について」は、現状固定化している市民参加手続について、市民の意見を参考、反映できるタイミングや事業の性質に適した方法を考慮した選択の必要性について、「市職員の意識付けについて」は、今回の評価方法の改善の機会に、改めて市民参加、市民協働の重要性等を再認識する機会等の必要性についてそれぞれ加えている。 ・答申案について審議いただき、3月18日に会長、副会長より市長へ答申を予定している。 ・評価の進め方については、新たな評価方法を採用する初年度という点も踏まえ、審議会全体での審議の方向で考えているが、再度検討をお願いしたい。 (会長)前回の審議会で皆さんからいただいた御意見を答申「4.時代に合わせた推進方法の検討」としてまとめている。会長、副会長で話しているなかで、市役所として、改めて市民参加・市民協働への意識づけも必要では、ということになり、今後の検討に向けての考え方に、職員研修が必要ではないかというようなことも議論し加えている。総合的評価のプロセスについては、これまで議論し、既に合意をいただいている。本日は、「4.時代に合わせた推進方法の検討」の内容に更に追加や表現の修正など、コメントがあれば、御意見をいただきたい。その上で3月18日に会長、副会長で市長へ答申として報告させていただく。 答申に向け、一言ずついただきたい。 (副会長)「時代に合わせた推進方法の検討」という部分で皆さんに御意見をいただきたい。情報提示については、できるだけテーマや、それぞれの課題というものが解き明かされるような、いろいろな情報を提示していくことが問われているところかと思う。情報を様々な形で提示し、幅広く共有していくことが市民参加のプロセスの中では大事になっていく。参加機会についても、どれだけ対応が出来るかということについて市民感覚で御議論いただければと思う。 (会長)当審議会においても、開催の時間帯について、夜が良いのか昼が良いのか、なるべく短い時間で終わったほうが良いのか、それともじっくりと分科会なども設けながら少人数で話したほうが良いのかなど、どういうやり方が良いのかの話し合いもしてきた。みんなが参加できる時間を見つけて開催することが難しい時代になってきていることもあり、参加の仕方自体を時代に合わせて変えていく必要があるかもしれない。そのようなことも今後審議会の中で議論していきたい。 (委員)総合的評価の中で「市民参加」について、審議会等という中で審議会を中心に選ばれているように見える。市民参加には、他にも方法があって、パブコメなどあり、その中で、今回なぜ審議会に焦点を当てて総合的評価としたかの説明があったほうが良いように思った。 (事務局)評価の対象はあくまでも事業である。条例の改正や計画の改定を行うなど、条例に基づく事業を対象とし、それぞれの事業においてパブリックコメントを実施したり、審議会を設定し、市民参加の対象となる市民委員の意見を聞いたり、説明会を行うなどの手法を使うため、そこを全部含めて評価をしていくことになる。審議会だけに焦点を当てるものではない。 (委員)「審議会等について」の「等」の中に説明会やパブコメが含まれていて、それらを総称した上で、評価では情報提示が少ないとか、時間帯の工夫が必要という内容となっているということか。これを読んだ時に、審議会以外の市民参加の方法を思い浮かべるのが難しく、審議会に集約されているように感じる。 (事務局)前回の審議会での意見が、審議会に関する内容が多く、それを並べた結果、審議会にくくったタイトルとなっているが、ここを全般的な市民参加についての事を表現したほうが良いということであれば、表現は変わってくる。 (委員)かっこの中を「審議会等」と表現しない工夫があった方が誤解が少ないと感じる。4ページの参加機会の提言として「公募の市民委員」という言葉や、「市民委員として参加することへのハードルが下がるように」等の言葉は、やはり審議会につながってしまうイメージである。いろいろな形での市民参加の中に、例えばフォーラムや説明会があると思うが、そこに参加した方たちは、自分が市民委員という意識はないのではないかと思う。実際の評価としては、そういった方たちも含めた市民参加の評価も提示する形となるため、審議会に偏ってしまった書き方だと思った。 (会長)具体的な題材として、アンケートではこういった結果であったとの表現でよいが、確かに、もう少し対象を広くして表現したほうが良いとも思った。 (副会長)確かに審議会に焦点を合わせすぎているということは、御指摘の通りかと思う。市民参加の方法は、審議会だけではないので、様々な手法をどういう風に積極的に推進していけるかどうかということが提言のポイントとなる。審議会だけに限らず、様々な場への参加をもっと増やしていく、参加できる時間帯や場、機会をもっと多様化していく。情報というのも、審議会に限らず、市民参加全体に共通することであるので、そういう情報も積極的に発信する。という形で、審議会に特化していると思われない書きぶりに変更してもよいかと思う。 (会長)重要な御意見であり、表現やまとめ方は、後ほど修正させていただきたい。 (委員)2番の審議会等での情報提示のところで、やはり、具体的な情報というのがとても重要だと思っている。何か話す場合でも、具体的な提示があった方が、意見を言いやすい。漠然としたことではなく、内容が具体的に分かるようなことでの話し合いの場が設けられるといいと思った。また、前回、市民の方のアンケート資料があったが、その内容についてもう少しピックアップして、話せたら良かったと思った。アンケートには市民の具体的な意見が書かれていたと感じた。 (会長)事業評価の総合的評価の対象事業選定をどうするかと、実際の市民参加のリアルなところの課題をどうピックアップし議論するかは、来年度以降の検討事項になる。 (委員)現状と課題のところで「市民参加や市民協働は、より良い地域づくりを行ううえでの「手法」であり、それ自体が目的ではない」と言いきっているが、最終的な推進方法の検討の結論部分になると、手法が伴わなければ、その目的に参加する市民がいなかったり、協働事業が成り立たないというところの意味合いで、この4番をもってきているということだと考えると、「時間帯や所要時間、参加の制約」「審議会等での情報提供の不足」「参加機会の周知不足」この3点は審議会に参加する市民委員という視点が強すぎるように思う。以前、ワークショップをこまえくぼ1234に任せるのではなく、共同してこの審議会自体が市民参加をどんな風にしていったらよいかというワークショップをやった。審議会自体も、市民参加をどのように推進していったらよいか。というような書き方にして、「市民委員の参加」だけでなく、「市民参加」するためにどういうようなことが、今後考えらえていかなければいけないのかという書きぶりと、協働事業においての、市民側の意識向上、プラス市職員の意識づけの両者がうまく機能していないということを考えると、その二手をしっかり出してよいのではないかと思う。 もともと、行政がどのように動いているかのアピールなども含めて、これからすごく丁寧な説明や情報発信が必要だろうし、一方職員側はどうなのかというと、ワークショップに新人職員が全員参加するなど、いろんな手法を考えていく必要が、行政側にもあるんだという提言と二本柱くらいにして出していけばいいのではないかという気がする。そうすると、審議会だけというイメージではなく、いろんなことを考えていくための情報提供だったり、時間だったり、方法になっていく。それがそもそもの手法である。そこに対して今はまだうまくっていないことが全体に書かれている。本来はそこをクリアして共通目的に向かったところを総合評価したいということが書かれている。市民も一緒に目標に向かい、丁寧な説明と相互理解のもとに総合評価に進んでいく。 (会長)まとめると、今後の検討に向けての考え方の中に、市民参加については、時間帯や所要時間、参加方法の制約や情報提示であったり、参加の周知不足などいろんな課題があり、今後、市民参加の方法も、いろいろなあり方を検討していきたい、ということと、市民側が、協働事業等に参加しやすい状況を作っていくこと。それから、それを推進するために、市職員の意識づけも必要。という3点を明確に示し、盛り込むと、分かりやすくなるのではないか。 (委員)アンケートの回答をうまく利用しながら、こんな風にできるのではないか。というような前向きな答申にしていきたい。 (委員)「時代に合わせた推進方法の検討」のところに、様々な世代の人たちというところで、あまり市民参加の中に「子どもたち」が入ってこないと思っていて、今、子どもの声を聴くということが動いていて、子どもの権利などの話がされているところなので、そこも含めて、子どもたちも市民として認めて意見をもらって発展を続けるような街づくりとして、子どもたちも参加できるという形づくりも入れてほしい。 (委員)条例に子どもたちも入っていて、良い条例だと改めて思った。すごく貴重な御意見だと思った。 (委員)3番の各事業のプロセスに着目した総合的評価の実施の中に、基本条例の制定から20年が経過し、一定の進捗も見られるとあるが、スタート時点と、現在で、どのくらいの進捗があったのか歩みが分かるとよい。市民参加の機会を増やすことや、参加のハードルを下げるという点については、無作為抽出の分母を大きくするな等、もっと良い方法があると感じている。 (会長)「プロセスに着目した総合的評価の実施」として、プロセスという言葉を入れたのは、これまでは定点観測での意見収集がされていて、プロセスでの評価できていなかったため、今後はそれをやっていこうということにした。すべての事業において、市民参加が入っているが、それがどうなのかという進捗、効果についてこれまではなかなか議論ができなかったため、プロセスという言葉を入れている。進捗状況について更に具体例を入れられるとよいと思うが。 (委員)例えば、市民活動支援センターができ、中間の相談窓口ができたことで、補助金の申請が増えたなど、数字で表せないため、進捗と言えないかもしれないが、市との架け橋としての窓口が広がってきたことは、一つ評価できるのではないか。全然わからなかった内容が、今は「わっこ」の中にも出しているし、LINEやHPでもいろいろ発信されている。 (委員)審議会は、学生や、小さなお子さんのいらっしゃる方の参加など、私の入ったころより、だいぶ開けた場になってきていると実感している。フォーラムでも、小さな規模であったが、今は人を呼ぶ工夫がされていると感じる。 (委員)私自身、時間帯や参加方法で、不便を感じたことはなかったが、審議会へ参加する前後で、かなりイメージが変わった。入る前は分からないことで不安があったが、やってみると、発言に制限があるということもなかった。 (委員)現役時代は、市の活動へ参加するという余裕はなかった。朝早く出て、夜遅く帰るという生活で、狛江市は、出て行って帰ってくるところであり、そういう方が多いと考える。一方で、参加の時間や参加方法については考えないといけないと思う。会議体については、会議のテーマの設定の仕方が難しいと感じる。この審議会についていうと、「市民参加と市民協働に関する審議会」という大きなテーマを背負っている。基本的な審議会であればもっと参加しやすい。多くの市民を引き込める参加しやすいテーマの設定が、情報の提示や、事前の説明や知識のことにも関係してくると思う。 また、市民委員が参加することでどんな成果があるのかが気になる。答申や成果が出て、それがどのように議論され、市政に反映されているのかについて、市民へもう少しフィードバックが必要であると感じる。市民委員が意義を感じる事が必要だと感じている。 (会長)偏った世代だけの参加であれば、それは、その場づくりがおかしい。いろんな世代がいろんな形で参加できる、参加の仕方、多様なかかわりが必要と、今問われている。皆様から御意見をいただきましたので、最終案をお示しし、18日の答申を行いたい。 (委員)今回、各種審議会に焦点があてられた状況は、前回資料の公募市民委員へのアンケート内容から受けたインパクトも関係していると思うが、この審議会は、市民参加全体を見なければいけない立場にあるわけなので、会議体に参加した市民委員へのアンケートだけでなく、市民参加の中のフォーラムやパブコメや公聴会など他の方法へ参加された方の声も集めることはできないか。 (会長)参加者の声を集める方法があるか。 (事務局)単発の説明会やフォーラムでアンケートを実施することは難しいと考える。例えば市民説明会で、アンケートという形はとれるが、説明の場であるので、良かったかどうかというアンケートは難しい。パブリックコメントについても、コメントしなかった方へのアンケートは難しいと考える。 (委員)チャレンジ補助金の団体に、団体のイベントなどへ参加した市民にアンケートを取っておいてもらい、それを蓄積していくと市との協働でやっていたものの、市民の声としては入るかもしれない。 (会長)審議会の公募市民委員の声は、把握しているが、その他の声があまりにも分からない状況は、確かに課題と感じる。( (委員)市との協働事業で実施し、参加した感想を聞くなども可能性としては考えられる。 (会長)参加する市民の声をどう取り上げていくかについても、今後の継続的な課題となる。 (事務局)手法によって特徴があるため、その結果を踏まえて、アイディアが出てくればと考える。 (会長)審議会の市民委員に焦点が当たりすぎているが、審議会に入っていない方々の意見も当然あるし、審議会の年齢幅が狭いなどの課題感もあり、それを含めた議論になっていく。本日いただいた御意見は、非常に本質的な御意見であるため、答申に生かしつつ、今後の検討にも繋げていきたい。 (委員)プロセスという点で一点よろしいか。協働提案事業について、今年度提案し実施されている団体があるが、来年度応募してこない場合、事業としては順調に進んでいるが、この事業ではなくなるため、こちらの記録に上がってこなくなる。市民が参加し、市民が引き続き行っている事業であるのに、プロセスを追うことができな状況については、事業を実施する上での課題等、どうすればよいか。これから市民参加し、何かをやっていきたい人たちに向けての流れを考えると、とても参考になる、大事なポイントであり、プロセスを追っていく必要があるのではないかと考える。 (会長)プロセス評価としては、事前評価、中間評価、事後評価、フォローアップ評価とあるため、今後の課題としたい。 本日御意見をいただいたものを、できる限り反映し、修正案を答申までに、お示ししたいと思うが、最終的には、会長、副会長と事務局で作業させていただく。
-了承-
(4)その他 -資料3について事務局より説明- ・市民参加と市民協働の推進に関する基本条例の逐条解説に当たるもので、趣旨や解釈をまとめている。現状に合わせ必要な修正を行っていくが、ご意見をいただきたい際は今後議題に入れさせていただく。 (会長)条例についての趣旨、考え方を示している。解説について、時代が変わってくると、条例の解釈の仕方を若干変えざるを得ない。それについて、審議会でも御意見をうかがう時があるということ。指針(方向性)については、審議会で扱う内容である。 (事務局)条例を改正した翌年に指針の審議をしていただいている。 (副会長)条例は必ず、解釈を伴う。参加手続きについても条例に盛り込まれているが、それをどのように解釈して運用していくのかについては、幅がある。幅をどう捉えるのかが、条例を運用していく上ですごく大事になってくる。運用が形式化してしまうと、例えば、市民参加のパブコメ一つをとっても、半ば曖昧に済ませて終わってしまうということにも繋がりかねない。条例をどう捉え、指針に照らして積極的な市民参加になるように運用していけるかが問われている。逐条解説は、この条例の解釈についての基本的な考え方が盛り込まれているもの。市民参加、市民協働を考える上では、この条例が狛江市ではどう捉えられ、運用されているのかを知る一つの手がかりとなるため、指針に照らして、どんな運用がなされているのかについて、この審議会で間違いなく踏まえておいたほうが良い内容である。この審議会においては、逐条解説についての議論も大切だが、指針に照らして、実質的に市民参加が深まっているのかどうかについて、審議会で議論していけるとよいと思う。逐条解説については、審議会の直接的な事項ではないので、市民参加をどのように実質化していけるのかという視点で、逐条解説をブラッシュアップしていく、その辺の作業は事務局で行い、提示されていくとよい。運用についても報告や、意見を求めることについては、事務局から審議会へどんどん投げていただければと思う。 (会長)条例では指針に関する事項が当審議会での調査・審議することになっており、基本的な考え方については逐条解説として事務局で適宜修正いただくもので、こちらから変えてくださいというものでもないというように解釈した。 (事務局)今年度は、本日で終了。来年度は、第1回を6月頃実施したいと考えている。 今回検討いただいた評価のための調査を行い、その結果が出るタイミングで実施できればと思っている。後日候補日を上げ、確認させていただきたい。 もう1点は、補助金の選考委員や、市民協働事業の選考委員など、例年皆さまに担当いただいているものについて、第1回で案を出せるようにしたいと考えている。 (会長)来年度も分科会方式ではなく、審議会委員の全員参加体制で進めていくつもりだが、時間の制約などあると思うので、審議中心の審議会については、1時間ぐらいで終わるようにして、じっくりと議論が必要な会については2時間くらいとり、しっかりと議論するような、メリハリをつけた運用もあるかと考えている。
-閉会-
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