1 日時

令和6年8月27日(火曜日)午後7時700分~8時48分

2 場所

狛江市防災センター402・403会議室(オンライン含む)

3 出席者

委員:重藤 さわ子、西 智子、深谷 慎子、岡本 千栄子、麻宮 百、伊東 達夫、伊藤秀親、遠藤 貴美子、鳥塚 鈴子、吉田 明広、千葉 尚政、松浪大輔

政策室市民協働推進担当 馬場 麻衣子、白鳥 美嘉

  4 オンライン

関谷 昇

5 欠席者

上野 良歌

6 配布資料

7 議題

1.開会

議題

(1)こまえくぼ1234の評価報告書の検討について

(会長)提出していただいた評価票の内容をもとに、資料1のとおりまとめている。事前に評価報告書(案)をメールで送り、評価並びにコメント、課題点、アドバイス等を中心に確認していただくというプロセス採った。

様式としては、微修正はあるとは思うが、昨年度の形を踏襲し、基本的には、これまで行ってきた内容に従う。来年度に向けては、皆さんの意見を踏まえて、議題(3)の総合的評価も含め、次年度以降の答申に、改善のポイントについてしっかりと我々の意見を伝える形にしたいと思っている。

(事務局)評価報告書については、例年の形から構成を組み変えており、また、全体の総括を今回追加している。基本的には、皆さんから提出していただいた事業評価票のコメントをなるべく反映した形としている。

(会長)評価報告書については、内容についても盛りだくさんで、皆さんのコメントが反映されていると思うが、評価の前提として、こまえくぼがどういう立ち位置で、どういう組織で、何を求められていて、どうなのかというプロセスがしっかり評価でき、積み上げていけるような評価体系がよいのだろうと思っている。

(委員)評価に総括が入り、よいと思う。感想になるが、事業の課題解決案について、全て問題を解決するとなると、やはりある程度の人員が必要だろうと感じた。サービスの維持向上の課題解決案の部分で、人員を必要としているところに、すごく同感した。それぞれの視点が細かく入った評価になっていると感じた。

 情報発信の努力をされているが、市民アンケートでこまえくぼを知らない人が65%を占めている実態がある。市民の意識に定着させていくにはどうしたらよいのだろうかと考えてしまう。

実施していることに対する評価は出ているが、市民活動そのものを市民全体の共有財産としていくにはどういう働きかけが必要だろうかという疑問点を持ちながら確認した。

(会長)評価のポイント等があれば、事務局から説明お願いしたい。

―評価票のポイントについて事務局より説明―

(会長)書かれている内容、総合評価で過不足があるかどうか、表現で気になる点がないか、5段階評価について等意見はあるか。

(委員)重点取組に対して5段階評価をしているが、委員の皆さんの評価の分布がどうなっているのか見えないと感じた。個別評価についても、委員の皆さんの評価の分布が見えるとよい。検討課題の部分で、課題解決案があるものとないものの違いを知りたい。コメントについても肯定的なものが多いが批判的なものもあったのではないか。

(会長)これまでは、このようなプロセスで行ってきた。分布については、後ほど開示していただくのがよいが、一つ一つの項目について、審議会の中で評価していくべきなのかを含め、評価の仕方について、今年度の審議会で検討していきたい。

(委員)評価について、全部を審議会が行うのか、事務局の提示したものを確認し、修正していくのかについて、私は後者だと思っていて、全てを審議会ですることはナンセンスと思っている。ただ、全部を審議するつもりで評価票を記入した。その中で、ピックアップしたものによいものもあれば悪いものもあったのではないかと思う。事務局がまとめたプロセスやまとめ方について説明があってもよかったのではないかと思う。

(会長)意見を踏まえ、今年度は整理が必要だと思っている。これまでの評価のあり方を棚卸していき、どこから手を付けていくかについても、時間が必要と思っている。いきなり変えることはできないため、今年度は昨年度からの流れの中で行うしかないが、何が課題なのか、どのように改善すべきなのかについて、意見をどんどん出していただきたい。それを総合的評価にも反映させ、提言にも繋げていきたい。

(委員)こまえくぼの評価は例年難しい。前年度はこうであったが、今年はこうした等、違いが明確であれば評価しやすいが、報告事項が文書で書かれているだけだと、どう評価すればよいか迷ってしまう。こまえくぼは、関わらせていただいた当初と比べると、幅が広がって、すごくよくなっていると感じるが、こまえくぼの運営についての評価にどこまで立ち入って評価するべきなのか。範囲が広すぎてしまうため、評価についても焦点を絞って、ある程度整えていただいたものを評価する方がよい。実際に活動されてきたセンター長の意見や評価も聞くべきだったかと思った。

(会長)そのような意見についても、審議会の中でしっかり議論していければと思う。

(副会長)こまえくぼの評価については、指定管理者の評価ということであるため、基本的には市が評価するものだが、前段として、審議会が指定管理者の活動内容について評価する二段構えになっている。その意味では、今回出されている評価報告書は、あくまでも審議会が評価する。事務局が評価しているのではなく、あくまでも審議会の委員の評価をとりまとめて報告書にまとめているという建付けになっていて、これが市に報告され、市が最終的に評価するという形になっている事をまずは確認しておく必要がある。報告書の記載の仕方については、基準などについて経緯もあると思うが、評価の基準をどうしていくのかについては、改めて現段階で少し揉んでもよいかと思う。

  各委員の評価を集約する事については、なかなか難しい所があり、評価が分かれてしまうが、1つにまとめなければいけないため、平均値を取るのか、数で取っていくのか等について、ある程度は決める必要があると思う。また、肯定的な評価、否定的な評価があると思うので、それを散りばめながらまとめるのか。全委員の全評価を盛り込んでいるところもある。そのあたりの表現の仕方として、ある程度決めていく必要があると思う。

(会長)市が行う前段階の評価とすれば、審議会で評価できることと評価できないことがあって、何を評価をすることが市にとってもよいのかについて、もう少し整理したいと思う。各委員の意見の集約の仕方、コメントの集約の仕方については、トーンを合わせるということであると思うが、数値評価等については、各委員の評価からこういう風に決めるということを予め決めておいて、結果を説明するという段取りが、今回は確かになかったため、今後は必ず取り入れていく必要があると思った。また、ABC等の評価に対する基準がそれぞれ違うので、それをどのように合わせるかが大きな課題である。また、すごくよくなった、すごく頑張っている等の評価についても、正当に評価できているのか等も重要な議論になると思う。

評価の在り方について、来年度以降どうしていくのかについては、事務局で引取り、次回以降で皆さんに提案できるようにしたいと思う。今年度の評価については、昨年度の流れを汲んで、大きな異論がなければ、こちらの内容でよいか。小さな修正については、各委員が事務局とコミュニケーションを取っていただき、調整していただきたい。

(委員)報告書の内容について一点よいか。6ページのサービスの維持向上において、利用者からの要望がなかった点で不満がなくサービスが維持されているとみなされているが、一方、サービスの維持向上の検討課題として、新たなセンターの改修に向けた市民の要望調査が必要であるとあるが、このような矛盾した内容は許容されるか。

(事務局)6ページの要望については、その年度の中で改善要望がなかったことの評価となっていて、後者については施設の移転に向けた要望調査が必要という内容であるため、矛盾ということではないと考える。

(委員)了承

 

(2)市民協働事業提案制度の審査結果及び答申(案)について

-資料2に基づき事務局より説明-

(会長)選考会で審査していただいた委員より一言ずつ報告いただきたい。

(委員)皆さん同じ意見で、とてもよい事業だということで意見が一致し、市民協働事業としては、妥当という意見で取りまとめができた。

課題点としては、事業を継続していく時に、行政の苦手な横のつながりや行政内での連携が難しい中で、それをずっと継続していくのは、更に難しくなると思われ、それをどのように構築していくのかという点が挙げられる。ただ、連携できないと、この活動自体がうまく回っていかないところがあるため、そこをどのようにやっていくのかを行政と協力して創っていく必要があるだろうと話した。団体については、自力でNPO化をして、成長している印象で、団体の頑張りが見えた。

(委員)市民協働提案事業としては、ぴったりな事業であるということが1点挙げられる。今後の継続が課題という話があったが、教育委員会の「にほんごしえん」という行政枠の支援と、生活支援プラスアルファの連携をというところに、今回の焦点が合っていた。横のつながりの連携は、やはり行政の動きがないと、教育委員会を巻き込めないのではないかという懸念材料が1つあり、そこをきちんとやっていく。そして、生活支援のにほんご支援という伝達を団体間でつないでいく。そのためには、行政に総合窓口くらいはほしいよねというのが委員の中で出ていた意見である。この事業の評価に関しては、はっきりと意見交換ができたと思っている。今後のまちづくりとして、にほんごしえんに関して、行政がどう絡んでいくのかということを是非検討していただきたい。

(委員)日本に住んでいる外国人のお子さんも親御さんも、日本語が分からず、学校で配られたプリントを読むことも大変とのことで、この団体の方たちが支援をしている。教育委員会が設定している日本語の習得を支援する時間数は、圧倒的に足りていない状況であるため、市が協力することで、その部分が改善されていくとよいと思う。

(委員)この事業の肝は、関係部署との連携ということで、事業を発展させていくためには、連絡会議の設置は必須である。連絡会議の実現については、この団体だけでは厳しく、市の協力がないと実現が難しい。そのため、市の持っている通常の行政事務での連携のノウハウを発揮してもらいたい。財政的支援、参入の機会の提供の他、関係部署との連携という今後の発展次第で福祉や防災等、外国人の総合的な相談窓口という施策にまで拡大していける事業でないかと思った。

  団体自体については、安定した事業を行うために、人材確保や収支の見直しが必要だと感じたが、昨年NPO化したとのことで、向上心を持った前向きな団体だという印象を持った。

(委員)狛江には、このような団体が、このにほんごしえんと西河原でやっている日本語教室と国際交流協会の3つある。西河原の日本語教室は教育委員会の管轄で、にほんごしえんは政策室ということになると、やはり行政がどのように連携していくのかということが重要なポイントではないかと思う。

(会長)今委員がおっしゃった課題も含めて、協働事業としてどうしていくか期待が大きいということかと思う。異議がなければ、審議会としても選考会の結果を支持する形で答申とさせていただきたい。

  協働事業に関しては、前回の審議会の時に提案件数が少ないなどの議論があった。行政が横断的に関わらないと実現できないという強い意見もあったが、この市民協働事業について不可思議だと思ったのは、市民側から提案して、行政が決定している。団体側が提案書をまとめて提案していて、審査会が審査しているが、協働事業であれば、ある程度担当部署が決まった段階で一緒に提案できないかと思う。市民と行政が協働提案し、市民が審査するということであれば分かるが、市民が計画したものを選考会で審査することは不思議な気がする。

(副会長)本来は、そうあるべきプロセスかもしれないが、なかなか踏み込めていない自治体が多い。提案団体がさまざま提案する。担当課は負担増で前向きにならない部署もある。本来であれば提案して、双方であるいは幅広く巻き込んだうえで議論を重ね、どういう事業形態にしていくのかというプロセスをとれればよいが、まだまだその手前のなのかと思う。

(会長)いずれは副会長のおっしゃるような理想の形に発展すればよいということがよく分かった。議題(2)については、審議会で選考会の結果を支持したということとしたい。

 

(3)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合評価について

-資料3-1から4に基づき事務局より説明-

(会長)これまでの評価やこまえくぼの評価についても、評価の在り方や評価の仕方、審議会の役割も含めてもう一度議論をしていこうというタイミングだと思うので、今回は、総合的評価の評価というよりは提言の中にいかにこれまでの議論を盛り込んでいくかということが重要になると思う。

  市民参加の評価や総合的評価と「評価」と書いてあるが、2ぺ-ジ目の実施状況の部分では、割合や件数等でのアウトプットが示されているのみである。どういうことを目指し、アウトプットがこうだから評価としてはどう言えるのか。目標に対して照らし合わせた進捗、評価をするのが一般的だと思うが、件数だけではなかなか評価できない。そこも含めて、昨年度のものを踏まえ、答申の中に、このような評価の仕方がよいのではないか、これまでのものだと、この評価ができないのではないか等のコメントをいただいて、提言に活かしていければと思うがどうか。

(委員)資料3-2の市民参加の実施状況の部分で、市民委員の充足率が93.2%で、100%が目標だと思う。公募方法については、無作為でのはがき2500通だと思うが、100%を目指すのであれば、総数をもう少し増やすなどの工夫が必要ではないか。

(会長)昨年度までの課題が何で、どうだったかという事が書かれていないので、初めてこれを見ると何を伝えたいのかが分からない状況がある。「100%を目指そうとしているが、まだ93%で、市民公募の委員の募集の仕方を検討する必要がある」と書かれれば、どうすればよいかという議論ができる。

(委員)総合的評価なので、切り取った実施状況を提示し、これをどう評価したのかという根拠らしきものがないとおかしい。割合が増えたのはなぜだったのか、減ったのはなぜだったのか、減ったものについてどうするのかなど執筆した立場での事実に対する評価や分析がないと分からない。

(会長)確かに、パブリックコメントや説明会等、計画を策定する上で当たり前に実施することについて、実施したという結果の提示だけでは評価しづらい。議論はいろいろあるが、内容について分かりにくかったとか、市民参加の評価や市民モニターのアンケート、市民協働の評価という評価の内容について、皆さんの感覚で、このような視点を入れた方がよいのではないか等の意見を次回までに事務局にお寄せいただくのはどうか。

(委員)この資料は昨年度版ということであって、今回何を提言するかという議論になると思うが、今、意見を求められていることは、昨年度版を参考にして、内容や項目について、このイメージでよいのかという確認という理解をしたが、誤解はないか。

(会長)いろいろ課題がある中で提言していくわけだが、総合的評価に書かれている項目や、総合的評価の中に盛り込まれている課題について、どういう確認をすればよいか等について意見をいただきたい。何を評価しているのか分からない等純粋にどう受け止めて、どこに疑問があって、どうずれば分かりやすいだろうかという視点でお願いしたい。

(委員)会長と事務局への提案で、アジェンダの工夫かと思うが、今回の審議会で、私たちは、何について意見を聞かれているのか、何を協議するのか、何について了承を得たいのかをもう少し明確に示していただきたい。項目を絞っていただき、それについて意見があるか等や、次回の審議会までに宿題のようなものがあるのであれば、その内容を書いていただければ分かりやすく助かる。

(会長)分かりづらい部分が多くあったかと思う。私も今年度から初めて本審議会に参加し、正直理解や整理のついていないところもあるので、総合的評価や審議会の進め方も含めて、事務局と、専門分野の副会長の見地も聞きながら、どういう風に整理していけるのかをまとめていきたい。いずれにしても、今年度、こういった点が改めて整理され、審議会としての意義がより高まるような形に持っていかせていただきたいと思う。

 

(4)その他

・第4回審議会は10月22日(火)午後6時30分より開催する。

 

-閉会-