1 日時

令和3年9月9日(木曜日) 午後7時~8時58分

2 場所   狛江市防災センター401・402会議室(オンライン含む)
3 出席者

委員:奥村隆一、関谷昇、西智子、深谷慎子、岡本千栄子、麻宮百、石田琢智、伊東達夫、伊藤秀親、小林未結希、大門孝行、馬場正彦、箕輪明久、若山拓也

事務局:政策室長 冨田泰、政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子、高橋健太朗

4 欠席者

なし

5 提出資料

資料1 令和3年度市民協働事業提案制度の提案事業について(答申案) [3919KB pdfファイル]

資料2 令和2年度こまえくぼ1234の管理運営についての評価報告(案) [213KB pdfファイル]

資料3 令和3年度参加と協働推進市民フォーラムの実施について [92KB pdfファイル]

資料4 令和2年度市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価について [107KB pdfファイル]

資料5 公募市民委員アンケート集計結果 [777KB pdfファイル]

6 会議の結果

1.開会

(1)配布資料の確認

 

2.議題

(1)市民協働事業提案制度の審査結果及び答申(案)について

-資料1に基づき、事務局から説明-

  • 8月21日(土曜日)に行政提案型・市民提案型各1件の提案事業について、審議会委員4名でプレゼンテーション及び審査会を行い、資料のとおりの結果となった。
  • 公益性・具体性等の点でやや不十分な部分があったが、一部条件付きでの採択ということで答申案としてまとめている。

(会長)行政提案型については、基準点が未達だったので、内容の見直しを提示しながらの採択という形でまとまっている。市民提案型は、基準点については満たしているが、事業の拡充というか市全域のモデルケースとなるように実施するという見直しを条件に採択という形になっているが、実際審査された委員の方に報告、感想をいただきたい。

(委員)コロナ禍の中で提案をされること自体が頑張っているとは思った。ラグビー協会の提案については、例えば謝金が計上されているが根拠がないためそれが妥当か分からないといったこと等まだまだ難しいところがあると感じた。根拠があり、妥当性があることを見せていただかないと、判断ができないことが実際のところで、事前相談の段階でもう少し詰められていたらスムーズだったと思う。
町会の提案については、検証して成果が出ることが目的なのに、設置本数が20本という少なさに関して、市全体で実施する場合にその割合、効果はどうなのかという点に難しさを感じてしまったので、そこをクリアしていただかないと難しいと思った。

(委員)評価点を見るとかなり割れているところもあるが、意見としてはかなり共通している部分があると思った。計画書には根拠資料を付けるべきだと思う。詳細な計画書が出されないと十分な審査ができないという点もあるのではないかと思う。事前相談をされているとは思うが、市との意思疎通をしっかりしておかないと、プレゼンテーションの場で「ちょっと違うんじゃないかな」という点もあった。
特にラグビー協会の提案の内容はどこでも実施されているので、これをきっかけにこの先どうするのかというところで、新しい考えが出てきていない感じがしたため、企画にもう少し新鮮なところを求めてもよいのではないかと思った。地域貢献を目指している企画なので、今回は、行政提案型と市民提案型1件ずつだが、積極的に応募できるような環境を作っていかなければならないのではないかと思った。

(委員)両者ともよい提案だと思って審査していた。ただ、もう一味足りないという感じがして、ラグビー協会の提案については、狛江高校のラグビー部のボランティア活動の機会創出といった話があったが、それは当日しか行わないということで、それであれば、企画から高校を巻き込んで進めた方がよいのではないかと思った。また、町会の提案については、町会エリア内だけで効果測定を行うという説明だったので、広域的に市全体で実施した方がよく、もう1つ2つ工夫があるとさらによいと思った。

(委員)今回点数としては非常に低かった。基準点に達しない場合にクリアするのにある意味ハードルを感じつつ、だからこそ市民協働なのかなと思った。今ラグビー協会の関係で意見が出ていたが全くその通りで、前に提案していたものとほとんど変わらない部分がある。
ただ一方で意欲はあり、実施主体としての力もある。私たち委員も含めて市民なので、突いていっていいものに変えていき協働することができるのではないかという期待感を込めたというところである。特にこのコロナ禍で、今後スポーツに関して子どもたちに何を伝えるのか、講演のテーマや中身がまだ決まっていないという状態だったので、そういった柱の部分を担当課と詰めていくという本来の市民協働をしていただきたいということで低い点数ながら頑張っていただきたいという気持ちが審査委員全員にあった。
町会については、アイデアもよいし、調布市では既に実施しているという情報もあり、実施することに問題はないと思う。ただ、防災について町会の中だけで押さえていくのか、検討してどう広げたいのか、それこそ安心安全課が主導権を取りながら一緒に進めていくという点で市の力が本当にほしいと思ったので、そういう意味での市民協働の意味もあるかなと思った。ただ、コロナ禍で、市民のためにやるという意欲は全審査委員が評価しましょうという姿勢であった。

(会長)皆さん真剣に見ていただいたからこそ、細かい点も含めて御意見いただいたと思う。今のような形でこれからのものを磨き上げるところをまさに市民協働で行っていくということは委員のコメントをお聞きしていいなと思った。市民フォーラムも例えば、今回の町会の提案内容を更によい内容にしていくにはどうすればよいかということをみんなで議論するという形のフォーラムにする等、より具体的な生のケーススタディという形で議論も白熱するかなと思った。

 なかなか難しい実情もあるが、意欲を買って条件つき採択という形で進めるということでよいか。

-内容について委員了承-

 

(2)市民活動支援センター総合評価(案)について

-資料2に基づき、事務局から説明-

  • 皆さんからいただいた評価内容を基に案としてまとめている。評価項目ごとに「評価できる点」「今後の検討課題」「課題解決案」を記載し、最後に総合評価として5段階評価と総括を記載している。
  • 新型コロナウイルス感染症の影響により臨時休館や制限付きでの開館等難しい運営となったが、動画の作成、コマラジという新しい情報発信ツールの活用等評価する声が多くあった。
  • 今後の検討課題として、相談や事業等全ての面においてオンライン体制の整備が必要との声やコロナ禍におけるセンターの役割として団体同士の横のつながりを生み出すこと等更なる調整役としての役割を求める声をいただいた。

(会長)評価内容について、気になる点等あるか。

(事務局)皆さんから多くの意見等いただいており、なるべく詰め込んだ形としている。

(会長)委員の評価はまとまっていたか、分かれていたか。

(事務局)A評価が多かった方もいる一方でD評価としている方もいたが、最終的にまとめてみるとC評価となった。こまえくぼ1234の全体的な内容としても、コロナ禍によってアンケートができなかったこと等もあるが、その分柔軟な対応ができているという意見が多かったため、Cの「期待どおり」が妥当なところかと思う。

(会長)バラつきはあるが、平均するとC評価ということであるが、異論等なければこの内容でまとめたいと思うがどうか。

(委員)前回のヒアリングの際、コマラジをどのくらい聞いているのかという内容で、センター長に質問があったと思うが、確認したところテレビの視聴率のようには調べることができないということだった。

-内容について委員了承-

 

(3)市民フォーラムについて

-資料3に基づき、事務局から説明-

  • 開催は令和4年1月23日(日曜日)午前10時を予定している。
  • 今回は、市民活動をしていない新規の方に市民活動に目を向けてもらう機会として実施したいと考えている。
  • 本日、市民フォーラムの方向性等について決定していただき、フォーラム実行委員会で今後内容を詰めていくスケジュールで予定している。

(会長)より詳細なフォーラムの内容については、実行委員の皆さんに委ねる形とするが、今日は方向性について合意ができればと思う。一番大きい点が、新規の方向けということで、今まではどちらかといえば、市民活動をされてる方、団体メンバーを意識したフォーラムが多かったが、今回は認知度を高めるという目的を基に、これまで市民活動や市民参加に関わってこなかった方たちの裾野を広げるといったところに主眼を置こうといった内容である。
これを前提とした場合の講演やグループトークの手法で予定しているが、御意見、コメント等あればお願いしたい。

(委員)今後のスケジュール案の中で、12月1日号または12月15日号の広報での募集開始とあるが、もう少し時期を早めた方がよいのではないか。

(事務局)広報原稿の締切が発行月の約1カ月前となっているため、内容の確定等日程的に厳しいと思い、12月分での掲載予定としている。

(委員)チラシ配布のタイミングに合わせることはできないのか。

(事務局)できるだけ早く内容を固める形にして、チラシは準備ができた時点で配布等行い、広報については12月以前でもタイミングが合えば掲載する形としたい。

(委員)新規の方ということは若い方たちに来ていただきたいということだと思うが、若い方たちは仕事をしている人が多く、スケジュールが早めに分かった方が動きやすいと思う。

(会長)若い方は広報を見るものなのか。

(事務局)若い方は少ない。別のアンケートで、情報収集に関して、年配の方は広報を利用される方は多いが、若い年代になるにつれて広報と回答している方は少なくなっていた。広報以外でもホームページ、ツイッター、また今はLINE等もあるので、いろいろな手段を使って伝えていかなければいけないと思う。

(委員)市のフェイスブックもある。また、市民の方が作っているフェイスブックの交流会のようなものもある。

(会長)既にそういったグループがあれば、そこに入れば一気に広がり効率的である。行政と市民が一対一だとどうしても関係が薄い。コミュニティの中に情報を入れることによって、あの人も行くなら自分も行こうかなといった相乗効果が出てくると思うので、ぜひ検討いただければと思う。

(事務局)調整が必要なため、現状どのような形で行っているのかも含め確認させていただく。

(委員)どのコミュニティに働きかけるかということが大きいと思う。フォーラムの目的が何なのか、ターゲットは誰なのかという点を事前にしっかり固めてからどういう働きかけが効果的か考えながら進めていった方がよいと思う。

(会長)このあたりは実行委員会でも議論を進めていただきたい。方向性として、ターゲットや新規の方向けということは御了解いただけるか。

-内容について委員了承-

 

(4)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合的評価について

-資料4・5に基づき、事務局から説明-

  • 資料4については、前回の審議会でも配布しているが、資料5のアンケート結果の内容を落とし込んだものとなっている。また「市民参加・市民協働の実施等に係る評価」部分については、後ほど意見交換において意見をいただきたい部分となる。

 

-総合的評価を行うにあたっての意見交換-

(会長)資料4のとおり、「市民参加の実施等に係る評価」の部分で「自分(市民)が行政活動に参加するためには何が必要か」、「市民協働の実施等に係る評価」の部分で、「自分(市民)が市と協働するために何が必要か」と分かれているが、時間にも限りがあるので、まとめて議論させていただきたい。最初は個人で考えていただき、その後みんなで議論すると一番いいアイデアが出るということなので、今回はこの形で進める。まず、市民参加や市民活動に関心を持つために必要なことについて考えていただきたい。
例えば、今年度初めて審議会に参加いただいた方は、今回審議会に参加したきっかけ等を思い浮かべていただくと、それを考えた時に、審議会や市民参加の取組に参加していくうえで、どのような仕組みがあったらよいか、より参加しやすくなるか等こういうことがあれば参加しやすくなるなといった点を考えていただきたい。既に市民活動をされている方は、活動していくうえで、何があればできるか、いきなり市民参加未経験の方が、活動団体を立ち上げることは難しいかもしれないが、こうすれば可能性が出てくる等、関心がある人が実際に市民参加や活動を行うために何が必要かについて5分程度考えていただきたい。

-各自検討-

(会長)人のアイデアを盗んでいただいて構わない。皆さんの意見を聞いて、思いついたことを加えていただければと思う。

(委員)小学校で子どもたちが自分の手で空間を変えていくといったことを行っている。なぜ始めたかというと、保護者として学校に関わった時に、学校はなぜこんなに殺風景なんだろうという疑問からだった。疑問や好奇心等から自分にできることは何かということから始めたということが私の実体験である。社会に関心を持つというか、出会いがあるかどうかということはあるが、その人自身の好奇心とそれを発信した時に集まってくる人たちのパワーだと思う。
自分から発信したいという思いがなく、誘われたからということだと活動に結びつくのは難しい部分がある。実際に立ち上げた人と、参加者の温度差というものが出てくる。

(会長)活動するきっかけが疑問点や好奇心が出発点という形だったと思うが、実際、疑問点等持っているままで終わる人も多いと思う。活動の後押しやきっかけみたいなものはあったのか。

(委員)学校の先生と話していて、「できたらいいよね」ということで、先生たちも殺風景ということは分かっていたが、自分たちの手では余裕がないというところだったので「やりましょうか」「できますよ」みたいな話の中から、「じゃあやってください」みたいなうまいマッチングがあった。そのタイミングが合った点と、そういうところに積極的に活動を受け入れてくれる校長先生がいらっしゃったという出会いだと思う。

(会長)疑問を疑問で持っているだけではなくて、疑問をぶつけたという点から全てが始まったのかなと思う。

(委員)私も疑問から始まり、子どもの幼児期などに、私が子どもの頃育ったような育ち方ができない現状、大人の都合のいい状態に振り回されている子どもたちの現状があり、子どもの価値観で遊べるところということで、プレーパークを作りたいということで始めた。
最初は自分の子どもたちが公園で遊ぶ様子を見て、「こんなに不自由?」という疑問から始まった。自分の子どもたちがこのままでいいのかということと、相乗的にみんな関わりあって育つので、そうすると自分の子どもだけがよい環境で育っても仕方ないよねというところで、全体を変えないといけないということが始まりだった。出会いがあり、疑問があって、それに対していいねと言ってくれる賛同者がいて、その賛同者の方たちとの出会いによって支えられて動き出すというこの流れで、1人だと動けなかったことが集団になることで動けるという流れがあった。

(会長)自分ごととして捉えることが大事かなと思う。仲間が広がっていったという点で鍵になったことはあるか。

(委員)子どもたちを遊ばせている自主保育の団体から始まり、その保育の中でどこに行っても子どもたちは制限をしないといけないという現状があり、疑問を私の周りの人たちも同じように持っていた。そこからさらに活動を進めると、賛同者が集まってきた。

(会長)何か自分のできる範囲でやってみて、反応を見て面白いから入って来る人がいて広がっていったということか。

(委員)自分の言ったことが行政に取り入れられたとか、本当に変わっていくという経験をすることで、次につながったと思う。

(委員)自分自身、行政等にはあまり関心を持っていたわけではないが、無作為抽出でハガキが来て参加した。これもきっかけの一つにはなっていて、ここから発展することもあるかもしれないので、引き続き参加できればと思う。
市の情報については、紙ベースのもので広報こまえ等を読むことが多いので、そこで投げかけるということが一つ必要なのかなと思う。また、LINEでワクチンのことを受信しているが、このような形も今後は必要かと思う。協働については、自分が何か協働して活動しようということは今まで考えたことはなかったが、市と協働するということはハードルが高いと思うので、ボランティアでも専任でもよいのでアドバイザーのような方を設けて、制度があることを何らかの形で市民の方に周知させる必要はあるのかなと思った。審議会に入りながらも、こまえくぼの活動をほとんど知らなかったので、もっと周知させる必要があると思った。

(会長)今回参加していただいている皆さんは、やはり無作為抽出のハガキが後押しになったということはあると思う。人によって目から入る文字情報で動く人と、耳からの方が入る人がいて、いくら文章があっても全然頭に入って来ないが、言葉で言われると入って来る人もいるとのことである。そういう意味で言うと媒体も読む媒体と、聞く媒体、ラジオ等多様な媒体で発信することが多くの人に伝わるのかなと聞いていて思った。アドバイザーはこまえくぼにいるということでよかったか。

(事務局)こまえくぼの職員が相談に対応している。

(会長)やはり周知がもう少しできれば、アドバイザーがいるのに使いきれてないという点は少し乗り越えられるかなと思う。

(委員)コロナでリモートになり、自宅にいることが多くなったということが物理的に地元を見つめ直すきっかけになったと思う。仕事も絡めて他の地域に行くことがあり、特に田舎に行くと地元にすごく誇りを持っている人たちに触れていいなあという感情を持った。振り返ってみると、今住んでいるところにどれくらい愛着を持っているか考えるようになったりもしたので、他の地域の人と触れることはきっかけになった。
子どもが小さい時に小菅村に源流体験で行ったことがあったが、そういった取組をうまく活用していくこともよいのではないかと思った。その絡みで言うと、狛江市民が強く意識できる象徴的な取組、共通言語が作れるといいなあと思った。ある程度多くの人が共通に持てる記号性の高い何かもの・ことがあると会話がよく進むと思う。
また、単純に知り合いを増やせる機会、仕掛けがあるとよい。先ほどの話だと、ワクチンに関してのLINEは、やり方によっては会話を増やせる手段だなと思った。家族の中でも会話があったし、それがLINEを通じて同じメッセージが出てくると、もしかしたら年代を超えて会話ができる仕掛けができるのかなと今感じた。

(会長)地方の方と話した時に、誇りを持っているなと感じたのは例えばどのような時だったか。

(委員)いいところをいろいろ勧めてきたところかと思う。いい意味で温かく自分がいるところを感じているなと思った。すごくつながりが強いところなんだなと思った。

(委員)無作為抽出により審議会を知って、市民参加について知ったが、そもそも市民参加というものを知らず、どういった取組なのか全く分からない初心者の状態だったので、知るために参加しようと思い応募した。先ほど言われたように、共通言語が必要という点で、確かに狛江市に住んでいると人に言うと、「何があるところ?」と言われるので、「それはもったいないな、いいところなのにな」ということがあった。
審議会に参加して、直接自分が法人を立ち上げてということはないが、活動をしたいと思っている人たちの後押しや、20代の人等の広報の認知とか、探してみたらツイッターやYouTubeもチャンネルがあるのに認知度が低くてもったいないと思っていたので、それがうまく活用できるきっかけを私から提案できればと思い参加した。

(会長)実は、情報発信も重要なテーマで、次回以降もまた議論する場があるので、是非御意見いただきたい。

(委員)無作為抽出で参加しているが、タイミングとその機会が偶然合ったから参加できている。まず、自分に意欲があり、そのタイミングが私の場合、1カ月前でも後でも参加していないと思う。偶然その時ハガキが来て参加できたので、どちらかというともっと門戸を広げてもらった方が参加しやすいと思う。
例えば、私くらいの年代だと、基本的に9時から17時で働いて帰ってきて、疲れて寝る。調べたいことがあると夜中に調べて、ちょっと狛江市のことを調べてみようかなとか、何か市民参加できることはないかなと調べる時間はあっても、問い合わせの時間は役所が開いている時間とか、メールアドレスが書いてあるとなると少しハードルが高い。そこに対して、例えばいつでもここをクリックしたら何か市民参加のことについて聞ける、AIが答えてくれるとか、先ほどもあったがLINEですぐ問い合わせができる等情報収集できるということがあると、ある程度30代、40代も参加しやすくて、聞きやすいのかなという感じはした。半年後は皆さんどういう生活になるか分からないし、参加できるか、コロナもあるし、やはりそこの門戸開放ということは大きいと感じている。

(会長)情報発信だけでない気がした。聞きたいということもあるので、情報のやり取りは双方向なのかもしれない。情報発信については、そのあたりも含めもう少し拡大定義をして考えることができればいいかなと思う。

(委員)タイミングと、生まれも狛江で、市役所とも仕事をさせていただいて、郷土愛と還元といったところで、無作為抽出のハガキが来て、自分も何かできるのかなといったところで活動させていただいている。会社自体も狛江にあったので、会社の後押しもあり、いろんな人と交流してきなさいということで理解もあった。
皆さんがいろいろ活動されているので、例えば初めてエントリーする中で、自分にできるのかな等の不安を持たれる方も多いと思うし、面倒なことなのかなということもあるかと思うので、今日出ているコメント等を広報やSNS等でも発信できれば後押しになるのではないかと思う。活動時間に制限のある方もいるが、どのくらいの時間でどういう活動をしているということと、活動なので対価的な部分も表示できればいいかなと思う。皆さんは無償の感覚で来られているとは思うが、ボランティアとは少し違う活動の対価があってもよいのかなと思う。

(会長)会社からの後押しがあったということは、恵まれた状況だと思う。

(委員)先代の社長が青年会議所で狛江の活動もしていて、私も社長に付いて市の活動もしていたので、そういったDNAみたいなものもあったのかもしれない。

(会長)市内の企業に働きかけて、勤務している方に市民参加とか市民活動を働きかけるということもあるのかなと思う。

(委員)参加のきっかけは私も無作為抽出のハガキが来たことだった。ただ、そこに至る過程が、狛江に引っ越してきてからの35年間にあるのかなと思う。子どもが小さい時はボーイスカウト活動で、市内のいろいろなところを巡っていて、特に皆さんから狛江の子はおおらかで、のんびりしてるねということは言われていたこともあった。そういう子どものために自分は何ができるのかなというところが、子どもが成長するに従って、私の心の中でも成長があったのかなと思う。それが地元への愛着というところに固まってきたと思う。それとちょうど定年退職して心の余裕と自分自身の余裕ができたタイミングが合って応募することができたのではないかなと思っている。定年する何年か前に、もし定年したらこういうことをやってみようということをずっと考えてはいたが、どこから入っていいのかということはなかなか難しい。
自分の仕事が市の行政に直接関わるところがあれば、そこに入っていこうということもできるが、私の場合は教育関係にいたので、入る余地がなかった。狛江のために何ができるかというところで、最初のハガキは全部丸を付けたと思うが、そこの1つに決定して参加したという流れである。今考えると狛江が好きだから、狛江のために何ができるかという点と、心の余裕、時間の余裕が相まって参加させていただいている。やはりタイミングが重要かなと思う。

(会長)シニアの地域参加はハードルがあり、きっかけがなかなかない。その時に、定年という一つの区切りの中で、そこで途方に暮れてしまうところを、市民参加とか地域の担い手になっていただける、行政から見ても価値ある人材、宝なのでその切れ目のところでつないでいく情報発信なり引き込む仕組み等ができれば裾野が広がりそうな気がする。

(委員)私も最初ハガキをもらって参加したと思うが、その時どういう気持ちだったかということは思い出せない。気軽に返してしまった気がする。その時のことを思い出して考えると、気軽に参加できますよとか、ウェブでも参加できますよみたいなことを示していただいて、全体感が分かるともっと参加する方がいるのかなと思った。
学校やプレーパークの話を聞いて、市の協働で実施されたということは全く知らなくて、こういう形で作ったんですよという内容が市のホームページにでもあると、皆さん活動、チャレンジしやすいのかなと思った。

(会長)身近な話として受け取れるので、こういった話のエピソードが1、2件でもいいと思うので、普通の人でも活動できるという身近な発信がホームページ等でもできればいいなと思った。

(委員)30年近くミュージシャンをしているが、仲間の一人がコマラジに番組を持っていて、たまたまゲストで行った際に、私が狛江市民ということで、プロデューサーの方から番組を持ってほしいというお話があり、初めてだけどやってみようと思ったことがきっかけだった。もともと音楽活動とは別にあいとぴあセンターで手話を2016年から勉強していて、そこで社会福祉協議会の方たちともつながりを持つことができた。
コマラジの番組の中で「狛江いいところ」というコーナーを持っていて、こまえくぼの方に協力していただき、毎回絵本の読み聞かせ団体の方に順番に来てもらって絵本の紹介をしてもらうコーナーを持っている。こまえくぼの方と知り合うことができたのも手話講習会だった。手話講習会に来ている方たちは、基本的に平日なので主婦の方で仕事をされていない方が多いが、そこでいろいろな情報がもらえている。
よしこさん家では絵本を読みながら楽器を演奏するといったことをやりましょうよと言ってくれて、そうすると自由に子どもたちも楽器を触ってみたりできるわねといった話もしていたが、コロナ禍だしできないなということで、音楽は厳しいなと感じている。絵本の読み聞かせ等をラジオではできるが、活動するのはなかなか難しいかなということを感じている。多くの人が共通に持てるものという話の中では、クラフトビールとか枝豆とか、後はみんなが行くような場所でしっかり発信できるといいかなと思う。

(会長)学びたいという意欲のある人の集まりはやはり向上心があると思う。学んで得たものを次は使いたいとなり、そうすると活動につながるので、講習会などの学ぶ場のコミュニティに対して、市民活動や市民参加に関する情報を発信すると効率的に裾野を広げることができると思った。

(委員)これだけの皆さんの情報をどう発信したらよいかということを今思っていた。すごくエネルギーのある方は自分で疑問を感じたものを自分で行動に移すことができるが、そこができないというか「まあいいか」となるのが一般的な市民だと思う。そうすると、疑問や好奇心を吸い上げる組織がほしい。こまえくぼの認知度を上げるという課題もやるとなるとなかなか難しいので、市がもう少し動かないといけない時なのかなと思う。吸い上げたものを振り分ける作業、そしてこまえくぼで細かくやり取りができるような組織を作っていくことも一つかなと思いながら聞いていた。
私自身の最初の参加のきっかけは、無作為抽出のハガキだった。40年近くいるのに狛江市を知らない。やはり、疑問や好奇心を何とか吸い上げる組織を作って、それを活動につなげるために、市に力を入れてほしいなというのが本音である。他の行政のこういった委員会に出ると、市民の方がすごく熱い。そういう土壌を作ることも、狛江の場合はまだ市が中心で動かないといけないかなと思う。私もそうだが、いろいろな所から集まって来ているメンバーだから、それをつないでいく役割がこまえくぼだけになってしまうと厳しいと思う。今回提案制度の審査を担当して、行政提案型のテーマがたくさん出ていたが、内容が抽象的だった。そうするとどう入っていけばよいか分からない。エネルギーはないけど疑問は持っている、何か活動したいと思っている方はいると思うし、私もそんな人間の一人だが、もっと行政から「ここが困っている」「こういうところを一緒に考えませんか」という投げかけがほしい。
働いている人がふと気づいた時に、流れてきているLINE等に疑問等を出せるようなシステムがほしい。また、双方向性をどのようにやっていくのかなと思った。もっと市が言っていいのではないか。「ここできないんだけど、こういうことに興味ある人集まれ」というようなことを、皆さんワクチンの予防接種関係でLINEを活用しているようなので、そういうものをうまく使えばよいのではないか。後は出ていくと狛江に愛着を持つようなので、他の地域と、戻ってきた若者をうまく集めて何かするとか、そういう仕掛けを作れたらいいなと思った。

(委員)誰しも仕事を持っているので、気持ちはあっても仕事や生活で精一杯で時間が取れないということもあるし、狛江市のことを考えるという思考自体も生まれにくいのではないか。自分も何かやりたいなという気持ちはあったが、仕事は方向性が海外を向いていたし、20年くらい日本にいなかったのでチャンスがなかったが、市の活動等でこういったことが身近に感じることができるのではないかなと思う。
自分の場合はおもてなし英語の講習会に参加したことがきっかけだったと思う。市役所サイドの活動に参加することによって身近に感じ、次の一歩に行く形が多いのではないかと感じている。先ほどのLINEの話は非常によいと思う。皆さんグループでつながればいろんな情報が共有できるのではないかと思った。自分の場合、情報の入手先は市のホームページやわっこ、こまえくぼのメールマガジン等になる。ラジオもよいが固定の時間が取れないこともあり、最近はテレビだけではなくて、自分の好きな時間に見ることができる動画も見ることも多いのではないかと思う。
コロナがこういう状況なので、無理にいろいろなことを進めることも、コロナを抑制する動きと抵触してしまうということもあるので、少し長い目で見ながら考える必要もあると思う。ただ、先ほどもお話があったが、コロナ禍で時間ができたということもあって、仕事から離れて地元でゆっくりして、ちょっと歩いてみたり、家族との会話も増えて自分の足元を見つめ直すいい機会として働いている部分もある。自分も防災関係のことや外国関係のことで、何かやりたいなと思うことがあって、声をかけたりするが、コロナがあるということで、なかなか集まりにくい状況になっている。

(会長)私も片道1時間30分以上だが、オンラインでこの時間が消えたので、これが市民活動や地域活動を行えるチャンスである。そういった意味ではコロナは前向きに後押しになる部分もあって、それをうまく活用した取組ができるとよい。SNSが鍵だと思いつつ、それとともに電話で誘われてというきっかけもある。お願いしますと電話で言われると、通常の情報が流れてくるよりは重いので、うまくローテクを使いながらの情報発信も鍵なのかなと思う。

(副会長)参加のために何が必要かについては非常に難しい課題で、そういう意味ではずっと考え続けていかなければいけないと思う。ポイントの1つは、具体的に何が問題になっているのかということが情報として共有されているかどうかということである。地域の中、行政としてされていることの中でも見えてくること、いろんな問題状況があると思うが、具体的な形で発信、共有されているかどうかが大事である。どうしても人は一般論では動かなくて、具体的に自分に関わる情報を受け止めることができて動き出す。何か自分事にできるきっかけみたいなものを併せて作っていくことが大事かなと思う。
例えば、困難を抱えた子どもたちという問題があり、どういう支援ができるかということを考えた時に、役所では生活支援関係の部署が給付金を出している等いろいろな支援を行っている、教育委員会ではカウンセラーを配置する等行っている、一方地域では、ある団体は子ども食堂を実施している、ある団体は学習支援を行っている等いろいろな活動を行っている。それぞれでいろいろな取組を行っているが、情報、課題というものが共有されるということが、その現状がどう深掘りされているかということに関わっていると思う。行政が相談窓口を実施しているといっても、窓口は来てもらうことが前提となっている仕組みである。相談に行ける人は行くが、行けない人たちはたくさんいるので、そこをどうつなぐかということを考えるのが市民参加であり協働の話になっていくと思う。こういう事業を行っているからよいという話ではなくて、その事業がどのくらい当事者に届いているかという視点から深掘りを図っていくことが、課題を深掘りし、そしてそれを伝えていくということを見える化し、我々の地域ではこういうことが問題になっているのか、ここが不足している等具体的に見える。それが人の動きを誘ってくるきっかけになるのかなと思う。
同じように市民活動も、いろいろな活動をやっていて、一般論で言うと「素晴らしい活動をやってますね」で終わってしまうが、この活動ではまだ全然人が足りていないこともあるだろうし、これくらいのお金があったらもっとこういうことができるという現実もある。自分は活動には参加できないけど寄付しようかなという動きも例えば誘ったりすることもできるので、市民活動についてもどういう点に不足している部分があるのか、限界を感じているのか、こういうことを明らかにしていく。地域、行政が直面している問題、あるいは自分たちが気付くことができていない問題等をいろんな形で解き明かしていくことが大事になってくる。関心を持っている人もさることながら、関心を持つに至っていない方にも少しずつ届いていく動きにしていけるかなと思う。
2つ目は、市民参加で大事なことは、「これおかしいのではないか」「何とかしないといけないのではないか」、こういった疑問を言えるかどうか、人に伝えられるかどうか、いろんな人たちと話し合えるかどうかである。自分一人で言っていても始まらないわけで、伝えることができて初めて、「あ、間違っていないんだな」とか「同じことを考えている人がいるんだな」となる。それが輪を広げていくことにつながると思うので、疑問を言えることが非常に大事である。それ以外でも、やりたいことができるということも非常に大事で、人が作った土俵に自分を合わせていこうとすると、何か参加したくないなとなってしまうが、自分がやってみたいことを地域でチャレンジできる入口がいろいろな形であれば、地域を見る目は変わってくる。自分がこういうものが得意だから、こういうことを発揮したいんだけどそういう場がないかなという入口が見つけられるかどうかが大事である。同じように自分の持っているものとか、関わっているものを通じて、地域との接点を見つけられるかどうかということも大事だと思った。
3点目としては、参加の手法はいろいろあり、例えば審議会に参加するとかパブリックコメントを出す等行政が作った入口があって、そこを通じて意見を言っていくという手法もあるが、やはりこれだけでは不足する部分もある。自分の言いたいことがなかなか言えないとか、もっと自分は違った発想を持っているが、そういう場だけだと共有できないというところがある。そういう意味では、市民参加の裾野も広がっていて、無作為抽出やワークショップ等も広がっている。先ほどから出ているように、参加のツールの中にSNSが加わってきていることは決定的に大きい。働いている人等が物理的に参加できなくても、例えば、仕事で夜遅く帰ってきてビールを飲みながら、ちょっと地域のことを知りたいなとか、地域について何かもの申したいなといった時に、そういう掲示板等に声を上げていくことができる。それをまたいろいろな人が共有していくということが可能になってきている。そういうツールを開いていくということも大事になってくると思う。
それに加えて、いろんな声をつないでいくということが大事かなと思う。行政の縦割りということを我々はよく言うが、地域コミュニティも縦割りになっていないかとよく申し上げる。自治会、NPO、学校等それぞれが一生懸命活動をされているが、それが下手をすると閉じられている。都市部に行っても農村部に行っても、いろんな方と話をすると、どれくらい横に繋がっているかという話をする。仲間内ではいろんな話ができるが、その外側になるとよそよそしくなったり、知らない芝生になかなか入ろうとしなかったりといったところがあって、そこをどのように広げていくことができるかが大事になってくる。そういう意味では、個々のいろいろな取組とかいろんなグループの動きがあると同時に、それが網の目のようにつながっていくプラットホーム的なものをいろんな形で作っていくこともこれから問われていくかなと思う。

(会長)かなりいろいろなアイデアや御指摘、副会長からも合致する深い話もあったので、一度整理していくと、かなりいい内容がまとめられると期待している。それを次回議論できればと思う。

 

3.その他

次回の審議会については11月10日(水曜日)午後7時からの開催とする。また、第5回・第6回の日程についても、後日メールにて調整させていただく。

 

-閉会-