6 議題
1.議題
(1)市民フォーラムについて
-資料1に基づき、事務局から説明-
(2)市民活動支援センターの評価報告書(案)について
-資料2に基づき、事務局から説明-
(会長)
評価内容について、意見等はあるか。
(委員)
市民活動支援センターと行政とのつながりについて一歩踏み込んでいたり、総合評価は昨年がCが、今年はBで、昨年よりも変わってきたと思う。
(委員)
総括の最後に、センターに問われるのは、市民活動団体と行政の各部署が取り組んでいる課題テーマをめぐって、様々な立場の者たちが掘り下げる機会を提供することである。何が問われているのかを知ることによって、双方の課題設定が進み、新たな活動を生み出す契機が生まれると思われる。とあるが、団体と団体をつないだり、団体と行政をつないだり、それぞれの立場を超えて、まちづくりをしていくための課題を考える共通のテーブルに乗せるのが、センターの役割であると思う。
(委員)
連携、橋渡し、架橋といった仕事がどれだけできるかが、今後のセンター機能として重要である。市民活動はメンバーがそれぞれの目的のために一生懸命になる反面、内向的になりがちであるが、他の団体と連携することによって可能性が広がるという情報を提供したり、
例えば100万円あったらこういう事業がもっとこういう風にできるんだという情報提示の仕方を、団体から引き出して各方面へ共有していく。こういう活動がより積極的になされていくとさらに可能性は広がっていく。様々な情報を様々な角度から提供し共有することが大事である。もう一つは、行政がやっていることを市民が学ぶ場が大切。それぞれがお互いを知り、できていることとできていないことをお互いに共有し、相互に意見交換できる場ができるといいと思う。その場が市民活動支援センターであれば良いと思う。
(委員)
こまえくぼは、よくやっている印象であるが、検討課題と課題解決案が多過ぎて、本来やるべきことができなくならないか心配である。
(事務局)
検討課題をたくさんいただいているのに、期待を上回る成果があったとするB評価は、違和感を感じるところもある。その点について、どのように考えるか。
(委員)
いままでの受け身のこまえくぼに比べて、ずいぶんよくなった。
(委員)
辛口な意見も聞きたい。
(事務局)
CやDもあった。
(委員)
Dは期待値をやや下回り努力が必要で、努力が必要とある。期待値の置き方で評価が違ってくる。
(事務局)
これまでこまえくぼを見てきた方は評価が高くなり、客観的に見ると厳しい評価であり、見方によって評価が違っている傾向にある。
(会長)
総括の3つを分けて、5段階評価を入れて、それぞれ評価した文書と今後の課題をセットで入れてはどうか。
(事務局)
評価はB評価で高評価なのに、総括を読むと検討課題が多く、疑問に思われるかもしれない。
(委員)
項目ごとに5段階評価と課題を並べるのはどうか。「期待を上回る」ではなく、「やや上回る」なのでよいのではないか。
(委員)
さらにもっと期待しているという意味も込めて、B評価は残してほしい。
(委員)
優先順位も付けて、もっと頑張ってほしいというメッセージを送りたい。
(会長)
分けて整理してください。限られた財源と人員で、連携を中心に優先順位を付けて焦点を絞って連携して活動していただきたいというエールでむすんでいただきたい。
(3)市民参加と市民協働の実施状況に関する総合評価(案)について
-資料2に基づき、事務局から説明-
(会長)
資料の内容について、質問はあるか。
(委員)
パブリックコメントで多く意見をもらっているものもあるが、それに比べて反映された意見の件数が少ないものもあり、その取扱いはどの様になっているのか。
(事務局)
いただいた意見については、反映できない意見についてもその理由も含めて全て回答し、公表をしている。
(会長)
補助金についての提言案に対する意見や、その他に提言すべきことについて意見をいただきたい。
(委員)
アンケートの結果で、市民委員は審議会の参加はハードルが高いという意見があることが印象的である。市民委員が多く参加しているだけでよいのではなく、市民委員の発言をどう引き出していくかが提言になるのではないか。
(委員)
市民委員の中で、考えてはいるが、意見が言いにくい人が多いということが、アンケートでわかった。公募市民委員の意見が、審議会で反映されないのはもったいないと思う。
(事務局)
自由記述の回答の中にはそのような意見もあったが、会議での発言に関する設問では「十分発言できた」という回答が5割を超えており、「あまり発言できなかった」は2割であった。
(委員)
他の団体の委員になったとき、チャットを利用したこともある。オンラインの会議で自分の意見は、かなり積極的でないと発言できないが、チャットだと、きつい言葉、辛辣で厳しい言葉で簡単に送信することができてしまうが、若い人の本音を引き出せるのがチャットだと思った。
(委員)
会議はオンラインで傍聴できるか。
(事務局)
事前に連絡を頂ければ可能である。
(委員)
補助金と協働事業の内容が、細かくて分かりにくい。もっと分かりやすい形にしてほしい。スタートとかチャレンジとか、聞こえは優しいけど違いが判らない。
(事務局)
補助金の見直しの中で、制度がわかりやすく伝わるように整理してほしいというのも提言の中に入れていく。
(委員)
チラシをデザインするとき、市民協働は情報量がかなり多いので、ハードルが高いと感じた。市は、もっと市民に寄り添ってほしい。私たちができることは、委員として市民参加に参加している人へのコメントをもっと丁寧にすること、上からの言葉ではなく、もっと評価しつつ、一緒にやりましょうという姿勢を言葉として付けていくことだと思った。私たちは役所の人間ではないので、ボランティアで提案してくれている人たちがもっとやる気になるようにしていきたいと思う。
(委員)
審議会で自分の言いたいことを言えなくて自己嫌悪になることがある。それも勉強であり、さらに市民委員として市に貢献できてたらいいと思う。人前で発表するのは緊張するので、審議会の前に、ワークショップのように気軽に意見を言える場がほしい。
(委員)
自ら情報を取りに行かない若者に、行政のやっていることを知らせるのは大きな課題である。
(委員)
狛江市に住んでいてよかったと回想できるイベント等が1年に1回あれば、みんなのアイデンティティー醸成にもなりいいと思う。
(委員)
3点申し上げる。1つ目は、意見を言うにあたり大切なのは、学びの場である。市民会議の前に、みんなで職員の話を聞く、専門家等の話を聞く、活動団体の話を聞く、そしてグループで話し合うことを組み合わせていくと非常に意見が出しやすくなる。しかし実際には、審議会やパブコメは、タイトなスケジュールで行っていると思うので、学びの時間をとることは難しいと思う。その中で、いかに学びの場を加えていけるかが大切である。その中で言える環境を多様化していくとか、テーマについてわかりやすく情報を共有していくことが大切である。
2つ目は課題について深堀りできることが大切である。どの課題について、役所のどこが何をやっているか、市民、団体、事業者は何をやっているのか、どこまでできているのかが見えてこないと、どこに焦点を当てて意見を言えばよいのかわからない。意見を言える共通の土俵があると意見はすごく出しやすい。なかなかそれがうまく設定できないから、何をどこから言えばよいのかわからなくて委縮してしまい意見交換ができないので、深堀りするということをもう少し意識するとよいと思う。
資料3-1の2ページに、市民参加の定義「行政活動に市民の意見を反映するため、行政活動の企画立案から実施、評価に至るまで、市民が様々な形で参加すること」とあるが評価の部分が今回の資料にない。つまり、今回の資料では、市民は意見を言えてないことになる。いろんな部分で評価は得ているが、問題発見、企画立案から評価に至るまで市民が参加してくことがもっと大事になると思う。
3つ目は、市民協働の定義に「市の実施機関と市民公益活動を行う団体が行政活動等について共同して取組むこと」とある。「行政活動等」と定義していることでハードルが高くなっている印象を受ける。市民が思っていることと、行政が考えていることが重なっていけば、ハードルは下がり、市民提案につながっていくと思う。
さきほど事務局がおっしゃったことはとても大事で、意見したこと、提言したことに応答があるというのはとても大事なので、応答性の確保というのも入れていただければと思う。
(会長)
色々な意見をいただいたが、事務局に整理していただき、次回市への提言として取りまとめたい。
-委員了承-
(第5回)審議会日:12月11日(月曜日)
-閉会-
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