1 日時

平成27年12月2日(水曜日) 午後5時~7時

2 場所 狛江市役所防災センター4階 403会議室
3 出席者

出席委員:西田委員長、卯月副委員長、澤野副委員長、井上委員、加藤委員、久光委員、津田委員、平野委員

事務局 :小俣和泉多摩川緑地都立公園誘致推進担当理事兼まちづくり推進課長、三宅まちづくり推進担当主幹、富永まちづくり推進担当主査、小嶋主任、榊田主任、篠田主事

4   欠席者 佐藤委員、土井委員、松坂委員、原田委員、野田委員
5 議題

1 開会
2 (仮称)オーケー狛江中和泉店に関する調整会について

3 その他

6 提出資料

・【資料1】第6回(仮称)オーケー狛江中和泉店新築工事 調整会について

7 会議の結果
 

(開会 午後5時) 

委員長 :事前に事務局から送られた計画を確認してもらっているかと思うが、今回、駐車場をなくした意義は大きいため、まちづくり委員会(以下「委員会」という。)としてその点はきちんと評価したい。南側敷地についても、市道第163号線(以下「市道」という。)の沿道住民に負荷がかかる利用はしないということを協定書に明文化するとのことである。

委員  :南側敷地の使い方は決まったのか。

事務局 :決まっていない。南側敷地については、地域に活用できる使い道ができないかという申し出を口頭でもらっている。正式な書面での申し入れがあれば、条件を考えた上で、応えられるか応えられないかを検討することとなる。条件が合わなければ市は応えられないため、その場合は事業者が、市道の沿道住民に負荷がかかる利用はしない等の条件の中で、他の使い道を模索してもらうこととなる。

委員  :南側敷地は、調整会案件ではない場合、事業者が勝手に進めるのかという意見があった。それに対する近隣住民への説明はあるのか。

事務局 :近隣住民の意見を聞きながら決めたいというのが事業者の意向なので、勝手に決めようとは思っていないとのことである。

委員長 :騒音対策と臭気対策は、建物が建ってから検証し、問題があれば対応をしてもらうこと、とするのはどうか。

委員  :本日臭気体験会に出席したがパンの臭いはした。また、排気ファンの音がしていた。騒音対策、臭気対策はきちんとしてもらう必要はある。

委員  :近隣住民も出席していたのか。

委員  :3名ほど出席していた。

副委員長:騒音は計ったのか。

委員  :計っていない。排気ファンの傍では音は大きかったが、距離によると思う。

副委員長:排気ファンからは64.5デシベル(以下、「dB」という。)の音が出る。それに対して遮音フェンス等で対策を講じることで、音を減衰させるという説明がされている。

委員長 :三鷹上連雀店には遮音フェンスはなかった。建物が建った後にも騒音を確認すれば、机上の計算通りであったかは判断できる。

副委員長:計算では、騒音対策後の値は26dBになる。建物建設後、基準値に収まらない場合きちんと対策するということを協定書に明記すればよいと思う。

委員  :近隣住民がそれでも問題だと言ったらどうなるのか。

副委員長:受忍限度を超えているかどうかということになる。

事務局 :協定書には、意見があった場合には、何かしら音を低減するような対策を講じる、というようなことは書けると思う。

委員  :事業者が自分たちはできる限りのことをやっている、と言い切られて対応されないことを近隣住民は心配しているのではないか。

副委員長:どんな音でも気になる人は気になる。100%対応することはできない。最終的には裁判になる可能性もあるとは思う。

事務局 :店舗を運営してからも近隣住民と話し合う機会があると思う。まずは話をしてもらう姿勢を持ち、話し合いをすることが一番大切だと思う。

委員  :例えば営業時間についても、何時がよいのかという数字は根拠がない話となっている。

委員長 :営業時間を短くしてほしいというのは、騒音等の問題からではないか。関連して発生する問題が解決できればそれでよいのではないか。

委員  :朝早くから家の周りを人がたくさん通るのが困るという意見もあった。

事務局 :調整会は合意形成をするための場である。お互いのできることできないことを整理して、最終的に合意形成が図れない場合でも、調整会は第三者機関として客観的な判断ができる機関なので、社会通念上こう判断をするべき、と言うのではないか。そこで収まらなければ裁判になるかもしれないが、それは調整会が望んでいることではない。調整会の範疇の中でできる合意形成を進め、調整会として判断を下せばよいと思う。

委員  :すべての意見を取り入れることが調整会ではない。客観的に見て、近隣住民と事業者と周辺に対して、よいと思える計画の折り合いを見つける必要がある。

事務局 :調整会の今後の運営方法はまた相談させてもらいたい。今後今までと違う体制、違うやり方で、調整会の基本セオリーも整理しなければいけないと考えている。もう少し上手に整理ができる場となるよう相談させてもらいたい。

委員長 :今後、運営方法を変えてみるのもよいと思う。

委員  :調整会の運営方法は基本的なことであり、整理する必要がある。調整会と委員会の二段構成が気になる。調整会では、委員長の説明後に補足的に話をすることがあっても、調整会自体が混乱しないよう、委員の意見をまとめるために委員会を開催しているという認識でよいか。

委員長 :よい。

副委員長:委員会のコンセンサスをまとめる段階で、住民等からの意見を想定し、少数意見をどう汲み取るかという話もある。調整会は、一人の人が何回も同じ意見を繰り返して言っており、それを落ち着かせるために回数を重ねてしまったところもある。委員会がまちをよくするという中立の立場で話をできた方がよい。調整会で落ち着いたところで、今後は進め方を少し変えた方がよいと思う。

委員長 :調整会の前にこのような委員会を開催することもこれまではほとんどなかった。

副委員長:委員会の中どう調整していくかという議論がとても重要だと思う。意見が適切か、一方的な意見でないかの判断をすることも重要だと思う。

委員  :調整会がイメージと全く異なっていた。時間もエンドレスだった。事業者の意見も時間が決まっており、住民側も決まった代表者がいて、話す内容については論点が絞られており、時間も決められていると思っていた。それを第三者的立場の調整会が聞き、折り合いをつけるのが調整会だと思っていた。前回の調整会では住民の意見がエンドレスとなり調整会は聞くのみで、本当に調整できるのかと思った。

委員  :周辺住民は1人ではなく、意見も多様で、各人が個人の意見を出している状況になってしまっている。

委員  :どちらにしても、時間は決めた方がよい。調整会のシステムを整理した方がよい。

事務局 :調整会の基本的な進め方について担当で検討をしている。住民側も意見集約をして、争点が何かを集約してもらわないといけないと思っている。それも近いうちに相談したいと思っていた。

委員  :過去の別案件だが、近隣住民のグループが5つあり、グループごとに意見が対立する案件もあった。近隣住民として意見を集約して欲しいということは言っていきたい。

委員  :グループが5つに分かれているのであれば、時間を区切って、5つの団体の代表者に話してもらうのがよいと思う。

委員  :時間を切るルールを作らないといけないと思う。

事務局 :年間十数回の調整会があったこともあり、負担も大きかった。調整会案件が落ち着くタイミングが調整会の進め方を考え直すよい機会だと思う。あわせて、まちづくり条例の運用自体を考え直せればと思っている。

委員長 :これまでの調整会の進め方のよい点、課題点を考えるよい機会だと思う。

委員  :近隣住民の組織が一本のケースもあるのか。

委員長 :事業意見書が最初に出てくるので、その時点で意見を揃えることはできるかもしれない。事業意見書にない内容についても調整会で扱っていた。

委員  :荒川区にはアドバイザー制度があり、アドバイザーが住民の意見を事前にまとめてから調整会をしていた。そういう制度があるとよいかもしれない。

委員  :狛江市が周辺住民の意見を調整することはできないのか。

事務局 :以前、そのような形を取ったことがあったが、調整会があるのにどういうことだ、ということで良くなかったことがあった。

委員  :調整に委員が入らなかったことが問題なのではないか。委員が同席し、調整会をスムーズに進めるための事前の調整をする、ということで近隣住民に理解してもらうのがよいと思う。

委員  :法律上の知識をもたない住民も多いので、それを教えた上で反対するなら反対する、ということでよいと思う。

事務局 :早々に事務局案を作成し、相談する。

委員  :最初に調整会開催請求が出されて調整会が開催されたが、調整会開催請求書の理由が、近隣住民としての総意かどうかが大切なのではないか。

事務局 :論点が必ずしも明確なものばかりではないのが現状である。

委員長 :本日の調整会の進め方としては、事業者から変更案の説明の後、南側敷地に関する事業者からの説明と市からの説明の後、近隣住民から質問を受け、一段落するところを見計らって、調整会の方針を見極めるために部屋を移動し、検討を行う。

委員  :今日見学に行った人の感想を聞く場はあるのか。

委員長 :課題のところで話をしてもらう。残された課題を一つひとつ議論していくのもよいのかもしれない。