1 日時

令和3年6月7日(月曜日)午後6時30分~8時

2 場所

狛江市役所4階特別会議室

3 出席者

卯月委員長、井上副委員長、澤野副委員長、加藤委員、津田委員、五十嵐委員、荒山委員、小川委員、惣川委員
松野まちづくり推進課長、富永都市計画担当副主幹、土橋まちづくり推進担当副主幹、瀬戸主事、北川主事

4   欠席者

佐藤委員、寺内委員

5 議題
  1.  地区まちづくり協議会の認定について

委員長:まちづくり委員会を開催する。本日は、地区まちづくり協議会(以下「協議会」という。)の認定について、諮問を受けている。それでは、「議題1 地区まちづくり協議会の認定について」、事務局より説明をお願いする。

1 地区まちづくり協議会の認定について
事務局:【事務局より配布資料を基に説明を行う】

申請者:【狛江駅南口地区再開発協議会の申請者より活動内容等について配付資料を基に説明を行う】

委員長:プレゼンテーションの内容について、質問等あるか。

委員:今回の協議会のエリアが狛江駅南口再開発の会と一部重複するが、まちづくりグループ(以下「グループ」という。)は残るのか。それともグループは解散して、協議会の範囲として示された部分のみで活動するのか。

申請者:協議会とグループが別々になったわけではなく、活動範囲が広すぎるため、3つのエリアに分けた。全体を一度に始めると何十年もかかってしまうので、まずは南口駅前地区から始めていき周辺にも発信していくことで変えていくため、なくなるわけではない。

委員:グループは、いつ発足してどのような活動をしてきたのか。また、課題の中で垂直避難に課題があるとのことだが、再開発ビルのようなものがあった方が良いということなのか。

申請者:東和泉一丁目を全域としたグループは、2020年8月に発足した。自分たちが抱えている問題点について話し合い、再開発を考えた場合に再開発とは何か、どのような手法になるのか等まちづくり専門家を招いて勉強会を行った。垂直避難については、狛江駅前は多摩川が決壊したときには、浸水エリアになる。そういった場合に、少しでも高い建物を建てておくこと、避難する場所を設けていくことが課題である。 

委員:グループは、権利者50人で始めたのか。

申請者:権利者の中で、このグループに参加したいという人で発足した。

委員:まずは、南口駅前地区で分科会を作るとのことだが、残りの2地区についても分科会を作りそれぞれに代表者がいるということか。

申請者:そのとおりである。

委員長:協議会の構成員が地区内15人、地区外1人とのことだが、この地区内15人とは、南口駅前地区の方々か。それとも活動区域全体か。

申請者:活動区域全体である。 

委員長:協議会の活動区域と南口駅前地区の分科会の関係について、南口駅前地区を優先してやる気持ちは分かるが、協議会の活動区域の人たちとの意見交換をしていかないと、駅前だけの再開発になってしまう可能性がある。権利者だけではなく、住んでいる人たちも構成員として含める等、構成員が増えて欲しいが、どのようにお考えか。

申請者:協議会の認定後、色々な人に入っていただくことで、より良い狛江を作りたい。活動区域だけではなく、いろんな人に参加していただいて、意見を聞いていきたいと考えている。

委員長:協議会として進んでいくに当たって注意した方が良いと思うのが、協議会の名称が狛江駅南口地区再開発協議会となっており、南口駅前地区は、将来再開発をすべき範囲であるが、駅前の建て替えが進むようなところをいうので、住居地区に住んでいる人にとって馴染むのか心配である。それを検討した上で、申請したのか。 

申請者:南口駅前地区は、駅前を中心に先行して再開発をしていく一方で、住居地区の方々は、道路の整備をしていくことから、南口駅前地区の活動を発信していくという意味でこの名称にしている。 今後、会を重ねるごとに、地区住民にはしっかりと説明をしていき、活動区域が変わってしまうのではなく、より住みやすい狛江にしていく会であることを説明していきたいと思う。

【狛江駅南口地区再開発協議会の申請者は退席する】

委員長:それでは、プレゼンテーションと配布資料を踏まえて、何か意見等あるか。

委員:再開発をすることになれば、どこかのディベロッパーが入るのか。狛江市や都は、関わるのか。

事務局:協議会では、南口駅前地区を再開発したいとしており、現在は1社付いている。そこだけでまちのことを考えられてしまうと、グループでの活動の意味がない。当初協議会申請が提出されたときは、南口駅前地区のみを活動範囲としていたため、住居地区は道路が狭く、この地区のことも考える協議会になって欲しいということを協議会に伝えた。3つのエリアについて、それぞれの特性に応じてまちづくりを検討していただきたい。

委員:その1社ががディベロッパーになるのか。

事務局:再開発するときには、協力者になるのではないかと思う。

委員:幹線道路沿道地区では、マンション等の建て替えのルール又は地区計画を考えることで、南口駅前地区の再開発にも繋がると感じた。説明があったように進めていくのであれば会の名前は、明らかに違うと思う。狛江駅南口エリアのまちづくりを考えるというように、ソフトな名称にした方が良いと思う。

委員長:活動区域や名称については、申請前にまちづくり推進課と調整したようだが、まだしっくり来ない印象がある。協議会の名称を変えて欲しいということを委員会から言うことについては、どのようにお考えか。広い活動区域にしたにもかかわらず、名称が狛江駅南口地区再開発となると、地区住民が勘違いするという懸念があるのではないか。

事務局:グループのときから、狛江駅南口再開発の会という名称であるが、活動区域は東和泉一丁目全域である。協議会の名称もそれを踏襲したのではないかと思われる。名称については、3つのエリアのまちづくりを考えていく名称に変えていただきたいと言うことは、可能である。

委員長:分科会が南口駅前地区で活動区域全体のことも南口地区再開発となると範囲がよく分からない。グループでの活動区域、協議会の活動区域と南口駅前地区の3つある。3つのエリアがやるべき事業内容又は検討すべき内容が分かるような名称に変えた方が良いと思うが、いかがか。

事務局:まちづくり推進課から協議会に言うことはできる。

委員:再開発は、広い意味でまちづくりと同義で使っているところが多く、狭い意味では市街地再開発事業ということになる。必ずしも、全て市街地再開発事業のエリアだけを再開発というのではないと考える。ただ、一般の人が再開発をどう受け止めるのかは、気になるところである。3つのエリアに分けてそれぞれにふさわしい手法を考えるということであるから、可能ならば多くの人が理解できるような名称の方がふさわしいと思う。委員会としては、このような名称にしてはどうかという助言をし、調整していただくのはどうか。名称を変えないと協議会として認めないというのは強すぎると思う。

委員:南口駅前地区以外の地区については、住んでいる人を動かすようになるので、本当にできるのかと思う。この2つの地区に住んでいる人たちが再開発と聞いたときに反感等あるかもしれないので、あくまでも南口のまちづくりという名称の方がよろしいかと思う。

委員:狛江駅南口再開発の会の意見交換会に出ており、再開発という名称を危惧している人もいた。

委員:狛江市の商業地域は、絶対高さ制限はあるのか。

事務局:商業地区は、絶対高さ制限はない。

委員:今後、超高層の建物がふさわしいかまちづくり委員会としても考えなければならないと懸念する。

委員長:協議会としては、認定することに大きな問題はないが、協議会の名称については、まちづくり委員会として意見があるので考慮いただきたいということで、市に調整していただきたい。例えば、狛江駅南口地区まちづくり協議会や狛江駅南口まちづくり協議会とすることで3つの地区を含み、事業手法もかかる年数も違うのでそれぞれ分科会を設けることで、南口駅前地区以外の2地区が取り残されないように3つの地区のバランスをとっていただきたい。そうすると名称や進め方、構成員を増やすことにも関連することなので、再度検討していただくことを市から調整していただきたい。
また、協議会になると、地区まちづくり構想を提案することができる。その際には、南口駅前地区だけではなく活動区域全域での構想を作り、それが認定されないと次に進めないので、再開発事業のみが進んでいくのではなく、他の2地区の合意がないと進められないのでこの点にも触れていただきたい。

【一同了承】

委員長:意見等はないか。なければ本日の委員会は終了する。