狛江市まちづくり委員会議事録要旨(令和3年11月15日)
1 日時 |
令和3年11月15日(月曜日) 午後6時~8時30分 |
2 場所 |
狛江市役所4階特別会議室 |
3 出席者 |
卯月委員長、井上副委員長、澤野副委員長、加藤委員、寺内委員、五十嵐委員、荒山委員、小川委員、絹山委員、繁平委員、水田委員、福田委員 |
4 欠席者 |
佐藤委員 |
5 議題 |
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委員長:まちづくり委員会を開催する。本日は、「地区まちづくり協議会の活動内容の報告に対する意見を求めること」について、開催の要請を受けている。狛江・和泉多摩川リバーサイド魅力ある街づくり推進会(以下「推進会」という。)及び野川まちづくり協議会(以下「協議会」という。)に活動内容を報告していただき、質疑応答を行った後、委員で意見交換を行う。意見交換の際は、委員の活発な議論を行うために、いずれかの地区まちづくり協議会のメンバーとなっている委員には、退出していただいて行う。それでは、推進会より説明をお願いする。 1 地区まちづくり協議会の活動内容の報告に対する意見を求めることについて 推進会:【推進会より配布資料を基に説明を行う】 委員長:それでは、報告内容等について、質疑応答を行う。 委員:都市づくり公社の支援を受けているとのことだが、どんな内容か。 推進会:地域住民による自発的なまちづくり活動を支援する制度である。まちづくりグループの頃から説明を受けており、支援の申請を行った。糀谷駅等での見学会をバスツアーで行ったが、その費用を助成していただいている。 委員:資料16ページ・18ページでの垂直避難は、どのように垂直避難するか。 推進会:令和元年台風19号は、非常に怖い思いをした。避難場所までの道のりが浸水している、避難所に間に合わない等により危なかった。デッキスペースは、まず逃げる場所と考えている。まだ、先は考えていないが、生活利便施設が避難所となると考えている。 委員:この地域の人口は、どのくらいか。東和泉三丁目及び四丁目の人口や4-3街区の人口は分かるか。 推進会:人口数は分からないが、世帯数は約1,400世帯である。 委員:この構想が実現できたら素晴らしいと思うが、実際にはどのように進めていく予定か。 推進会:全てを一度にやると時間が掛かってしまう。まずは、4-3街区から段階的に進めていきたい。 委員:ここは、低層の住宅地が広がるが、土地の所有者は誰が持っているのか。 推進会:その多くが玉泉寺である。 委員:環境への配慮は、どのように考えているか。 推進会:話し合いを進めていく上で、議論したい。 委員:3-3街区は、年数が経過したマンションがある。将来的には、建て替えという話にもなると思うが、何か考えているか。また、このマンションも地区まちづくり構想(以下「構想」という。)について知っているか。 推進会:このマンションの理事会もメンバーに入っているので、情報は知っている。 委員長:7つの街区で話し合いをしているか。7つの街区である程度話し合う必要がある。また、メンバーは7つの街区にまんべんなくいるのか。 推進会:7つの街区にまんべんなくいる。 委員:東和泉三丁目及び四丁目の両サイドに住んでいる人を取り込み、商店街ににぎわいを持たせるということか。 推進会:駒井町の人たちも通勤等で、商店街を通っているので、他の地域の人も含めることが大事と考えている。 委員:スーパー堤防を行うことは、考えているか。 推進会:国の事業となるので、特段考えてはいない。 委員:商業施設は、少し大きめの店を集積するのか、それとも小さい店舗の集積を考えてるか。 推進会:商店街の振興会もこの協議会のメンバーに入っている。商店街の意向も大事なので、協議しながら考えていきたい。 委員:用途地域変更とあるが、変更案は協議会で作成するか。また、どのように考えているか。 推進会:この協議会は、こういうまちにしていきたいということを提案するだけで、やるかやらないかは、市や東京都の役割と思っている。 委員:どのような用途地域にしたいのか、用途地域図と一緒に説明していただくと分かりやすい。 委員:駅前の用途は、何か。 事務局:駅前は、近隣商業地域である。 委員:駅の隣は、第一種低層住居専用地域なのか。 事務局:そのとおりである。 委員:多摩川の土手は、電車から見ていても素晴らしいと思う。多摩川も含めて、まちづくりを考えてはいかがか。 推進会:多摩川は、都の観光の玄関となり得る。そういう施設等も盛り込んでいきたい。 委員長:たくさんの人が住んでいる中、水害対策をするには、20階の建物にする必要はないと思う人もいると思う。最近は、市街地再開発事業を見直すという動きも出ているが、何か他の方法は考えているか。また、反対意見は必ず出てくると思うが、合意形成はどう考えているか。無視するのではなく、反対者とどのように一緒にやってくつもりか。 推進会:一方的にやるつもりはない。近所を回ると、何とかしてほしいという声も多いが、今のままで良いという反対者もいる。和泉多摩川をもっと魅力あるまちにしていきたいと考えている。 委員:再開発事業は、時間が掛かる。用途地域を変えるのも時間が掛かる。段階的なソフト面の防災対策も考えてほしい。考えておけば、非常時等に役立つと思う。 【推進会メンバー退席、協議会メンバー入室】 協議会:【野川まちづくり協議会より配布資料を基に説明を行う】 委員長:それでは、報告内容等について、質疑応答を行う。 委員:いなげやをメインとして考えているが、いなげやは土地を借りて営業しているのか。借りているのであれば、いなげやが撤退したらどうするか。 協議会:こちらから要望を出しすぎると撤退してしまうかもしれないが、いなげやとは一緒に考えている。撤退されたら、募集するしかない。 委員:公園の数は、近くに前原公園もあり、かなり多い印象がある。狛江市内に少ないのは分かるが、野川地域でどのくらいあるのか分かるか。 協議会:80箇所のうち25箇所ある。 委員:他の地域と比べたら、多くあるので公園の重要度は低いような気がする。 委員:いなげやは、メンバーに入っているのか。また、建て替え計画は、あるのか。 協議会:いなげやは、メンバーである。建て替え後から50年程度経っているので、耐震性に問題があるため、建て替え計画はある。 委員:せっかく野川があるのだから、野川をいかすことや環境保全は考えているか。 協議会:散歩やランニングしている人がいるので、野川周辺にお店が作れると良いと思う。 委員:狛江ハイタウンも築年数がかなり経つと思うが、どのくらいか。また、協議会の活動地域に入っているか。 協議会:活動地域には、入っていない。 委員:狛江ハイタウンとの連動性はあるか。 協議会:狛江ハイタウンの理事が協議会に参加している。狛江ハイタウンも老朽化しているが、理事会の意向で協議会とは別個に考えたい。 委員:いなげやは、建物を所有しているのか。 協議会:建物は、賃貸借契約している。 委員:地主は、賛同しているか。また、建て替えに当たって助成金等はあるのか。 協議会:意見を聴きながら進めており、承知はしてくれている。また、助成金等があるかは、これから検討していく。 委員:事業採算性を担保するのであれば、詰めていく必要がある。 協議会:事業採算性がないといなげやもやらないので、考える必要性は認識している。 委員:実現したら面白いと思うが、危うさも感じる。いなげやだけでなく、まちづくりのルールは考えているか。 協議会:ここだけ用途を変えるわけにはいかないので、その周辺のまちづくりを考える必要がある。駅から離れた地域なので、市の北部としてアフターコロナを踏まえて、生活が完結する必要がある。北部のにぎわいを考えていきたい。 委員:電動カートについては、行政の反応はどうだったか。 協議会:話はしており、面白いとは言ってくれている。 委員長:商業となるといなげや、道路となると市となってしまう。ただ、協議会の皆さんでできることはこれだという、やっていくぞというメッセージがあると良い。相手にお願いするというより、協議会自身がやるものを示してほしい。 【協議会メンバー退席】 委員長:それでは、推進会の活動内容等について意見交換を行うため、推進会のメンバーである委員は、退出をお願いする。 事務局:短期間で構想を安易に作ることはできない。慌てて作って内容が薄いのは良くない。都市マスは改定中なので、今回の活動報告で何かしら反映できれば良いと思う。まちづくり委員会からは、構想の方向性についてアドバイスをもらいながらやりたい。用途地域を変えたいという地区まちづくり協議会の気持ちも分かるが、様々な提案をしてほしいと思っている。特定の街区だけではなく、活動範囲全体を考えていただきたい。 委員長:12月までに構想を出さないといけないというのは、修正していただいたほうが良い。都市マスの改定は、用途地域を変えるためだけではない。狛江市全体のまちづくりとして、こういう風になってほしいというものであるため、よほどのことがない限り都市マスを大きく変更をするということはない。横浜市では、構想を提案するまでに、3年は掛かっている。地元の8割くらいが賛成しているという合意形成を行うことは難しい。それくらい合意がないと、市も一緒に進めないというものである。 事務局:都市マスでも土地利用を考えていくことを内容に入れないと何もできなくなってくる。和泉多摩川駅は地域交流拠点になっているので、地域の人たちがまちづくりを考えようと活動してくれているのは良い。必要であれば、緩和も考えていく必要があるが、地域が盛り上がる必要がある。 委員:用途地域については、4-3街区を変えるのが先なのか、市街地再開発事業が先なのか。 事務局:ただ用途地域だけ変えると雑居ビルが並んでしまう。高度利用化での市街地再開発事業という方法もある。地区まちづくり協議会の申請のとき、4~5階建てと言っていたが、もったいない地域である。身の丈に合った開発を考えていく必要がある。まずは、高さの規制は25メートル、次に37.5メートルと考えていく。地域のバランスと市場性を考え、用途地域だけではなく、その周辺のまちづくりを考えていく必要がある。 事務局:4-3街区は、河岸浸食エリアになっている。これを踏まえた上で、まちづくりとしてどのように考えていくのか広く考えてほしい。 委員:地区まちづくり協議会としては、会議の場に市職員も参加したほうが良いのではないか。 委員長:まちづくり条例で、市民の主体的な活動を支援しようとあるので、地区まちづくり協議会として認定したということは、影響も大きいので、市も参加する等で情報提供すると良い。 事務局:地区まちづくり協議会から事前に議題等示してもらい、必要性があると分かれば、参加する。 委員長:次に、協議会の活動内容等について意見交換を行うため、協議会のメンバーである委員は、退出をお願いする。 委員:いなげやの建て替えのための理由付けという印象が気になるところである。 委員長:まちづくりということを考えると公共性の高いまちづくりにはならない。その他の事例を勉強した上で提案していただきたい。 委員:構想の内容については、地区まちづくり協議会の主体性を尊重するべきか、まちづくり委員の立場が分からない。 委員長:自分の意見を言うだけでなく、市全体のことを踏まえて考えなければならない。市全体としてこうなってほしいという見識を持ってもらいたい。 委員長:意見等はないか。なければ本日の委員会は終了する。
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