令和7年度 第4回 狛江市子ども・若者・子育て会議(令和7年7月18日開催)
1 開催日時 |
令和7年7月18日(金) 午後6時30分~午後8時45分 |
2 開催場所 |
防災センター401・402会議室 |
3 出席者 |
委員 加藤会長、市川副会長、馬場委員、梶川委員、富永委員、毛塚委員、細谷委員、大塚(直)委員、稲葉委員、山本委員
事務局 冨田子ども家庭部長、山口子ども若者政策課長、岡本子ども家庭課長、中村子ども発達支援課長(兼)教育部教育支援課長、三宅児童育成課長、松倉教育部理事(兼)指導室長、西村企画政策係長、梶山企画政策係主事、一般社団法人TOKYO PLAY
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4 欠席者 |
岸田委員、平見委員、小西委員、大塚(隆)委員、豊田委員、藤具委員 |
5 傍聴者 |
2名 |
6 議事内容 |
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7 配布資料 |
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8 会議の結果 |
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◆議題1 子どもの権利条例制定に係る取組の実施結果について
〇事務局より資料1-1、1-2、資料1-2別紙1~4についての説明
【会長】
条例案に書かれている内容は、私たちからしたら当たり前なことでも、子どもたちにとっては当たり前に思われていないことが多かったということか。
【事務局(TOKYO PLAY)】
そうである。子ども向けワークショップでは、子どもたちが言葉の意味を理解すること自体がとても困難だった。例えば、「アイデンティティ」や「追求する」という言葉について考える時間があり、「追求する」については、考える中で「挑戦する」の方が良いのではないかという声があった。
【会長】
子どもたちの気持ちにフィットする言葉が少しずれていたということか。
【事務局(TOKYO PLAY)】
子どもたちの学年にもよるが、フィットする言葉を選べる子どももいれば、大人が使う言葉自体がそもそも分からず、身近な言葉を選んでいる子どももいた。ワークショップの中で大人が難しい言葉の意味を説明したときに、「それは違う」と子どもたちが言ったのも事実である。4回目のワークショップで出された条例案では、言葉等がかなりアップデートされていた。子どもたちも自分たちの言葉で条例が変わっていると言っており、理解しやすいような内容になったのではないかと思う。
【事務局】
子どもたちが本当に意見を言いやすい雰囲気づくりを大切にしながらワークショップを実施できた。資料に載せ切れない程の多くの声を抽出でき、子どもたちと一緒に作っていくことが少しずつできていると考えている。
◆議題2 (仮称)子どもの権利条例 逐条解説(案)について
〇事務局より資料2についての説明
【委員】
報告書に記載がある条例に対する内容について、盛り込まれているものと盛り込まれていないものがあるのかを伺いたい。
【事務局】
すべてを修正できているものではないが、主要なところと判断させていただいた部分を修正させていただいた。
【委員】
報告書に書いてあること自体はかなり的確な内容だと考えるため、取り入れていないところがあるのであれば、取り入れていない理由を説明してもらいたい。
例えば、資料1-1の17ページの結果提案の部分には、「非常に重要な示唆のため、条例や逐条解説に、具体的な意見表明及び反映までのプロセスの記載が必要です。」と書かれており、条例にも書いた方が良いのではないかと考えた。一つずつ見ていくと、分析ページすべてにそのような提案が書かれており、盛り込むべきものは盛り込んだ方が良いと思う。
【事務局】
再度確認する。ただ、条例の内容を基に実際に施策等で進めていく中で、分析のところも参考にしながら、具体的な事業の検討をしていくことになると思う。
【委員】
先程の資料の結果提案に記載されていた「具体的な意見表明及び反映までのプロセスの記載が必要」については条例の中で記載しているか。
【事務局】
第7条の解説に記載している。
【委員】
提案されている内容について一つずつチェックし、盛り込むかどうかを全部判断するべきだと思う。
【会長】
事務局に持ち帰っていただき、ご検討いただきたい。
【委員】
資料2の8ページの図の解説をしてもらいたい。
【委員】
この図では「こどもまんなか」のイメージが強いと思った。「子どもと一緒に」や、「子どもと大人が一緒になって何かする、作る」というように、子どもが権利をしっかりと主張して行使するイメージだが、この図だとどうしても周りで子どもを守るようなイメージが出てしまい、違和感を持っている。
【会長】
例えば、子どもの権利が中心にあり、子どもが外の輪にあればどうか。
【委員】
子どもが一緒に、ということが伝わるようになると良いと思う。
【事務局】
この図は5月の会議でご議論いただいたものを修正したものである。今のご意見もそのときの議論であり、子どもも周りにいて、子どもの権利が中心にあるというご意見もあった。一方で、子どもの権利の上に子どもがいるような図で、それをみんなで守っていくという図も良いのではないか、というご意見もあり今回このような形で提案をしている。
【委員】
私はこのような図でも良いと思う。
【委員】
国の政策自体が「こどもまんなか社会の実現」と言っており、文字通り起こすとこの図で良いと思う。先程意見があった、子どもと一緒に作っていくということも分かるが、政策の大きな流れがあるため、イメージ図としてはこれで良いと思う。
【委員】
東京都私立幼稚園連合会や全日本私立幼稚園連合会でも、「こどもまんなか」というキャッチフレーズは使っているため、図としては良いと思う。
【委員】
私もこの図で良いと思う。理念としては、子どもと大人がともに作るということで、今回の条例にもそれが度々明示されているが、図に表すのは難しい。この外側の円にいる大人/保護者等と子どもは対等ではないと思う。本来は真ん中からも矢印が出て、子どもからも外に向かって働きかけが出来たら良いと思う。
【副会長】
子どもの権利は基本的に子どもに存するものであるため、それが離れてしまうような図になると、とても分かりにくくなると思う。もし、中心に子どもの権利を置くのであれば、子どもの権利が大切にされる地域のようなものを中心に置くのはどうか。
【委員】
何を強調したいかで図は変わるのではないか。子どもの権利を強調するのであればこの図になると思うが、ともに作るということを強調するのであれば、外にも子どもがいた方が良いと思う。
【委員】
この図だとやはり子どもは保護の対象である、というイメージを強く感じる。子どもの権利は子どもだけではなく、人としての権利の中で、子どもも権利の主体としての子どもの権利があるということを言うために、あえて「子どもの」と言ってるのだと思う。
【委員】
前文に書かれているような、子ども観の転換についての図があると良いと思う。
【委員】
中心の子どもの図は立体の円柱で、周りが平面のため違和感があるのではないか。周りの4つの存在と子どもがつながっていることを図にすれば良いのではないか。
【委員】
大人や施設と地域がそれぞれ単体でやり取りしているわけではなく、協力し合って動くという意味では、全体的にマインドマップのようにつなげれば良いと思う。そのようなネットワークづくりが、子どもの権利を守る地域につながると思う。
【会長】
この図だと、取り囲んでいるようにしか見えず、働きかけている様子が出てこない。また、矢印が分かりづらいと個人的には思う。上に向いている矢印は5章に向かっているということか。
【事務局】
5章が推進するという意味であるため、棒では表現できないと思い、一緒に進んでいくイメージで置いており、5章に向かっていくのではなく、5章自体を示している。
【委員】
議論を重ねてきた私たちでも様々な見方ができる図なため、市民が初めて見たら様々な解釈が出てくると思い、この図の解説をつけても良いと思った。
【委員】
4章と5章を分けているが、政策と地域の体制は、国や都の動向や、地域のネットワークの構築等、バランスがあったりするものである。先程意見があった子ども観の転換という図と、子どもの権利が中心にあり、子どもが一緒にそれを囲っていくという図を分けた方が分かりやすいと思った。
【委員】
図に記載されている4つの役割をすべて円柱にしてパイプでつなぎ、上に上がっていくような図にすると良いと思う。宇宙船やドローンのように、横同士や側面同士がつながるようにすると良いと思う。
【会長】
この図は条例構成のイメージ図であるため、中心の輪は不要なのかもしれない。図は説明がなくても分かるように書くものであるため、図の説明もするとおかしくなってしまうと思う。この図は子どもの権利とそれを守る体制の図ではないということで合っているか。
【事務局】
その通りである。最初のイメージとしては条例の構成の図であった。最初に提案した図で子どもがいなかったのはそのような意味があった。条例の中の役割や章として子どもという単語は出てこないため、子どもの権利としてまとめた。
【委員】
改めて見ると1章はなくて良いのか。
【事務局】
1章は目的であるため、図示しなかった。あくまでぱっと見たときの条例に書かれていることをイメージする補助になれば、という意図で作成したものである。
【会長】
1章に子どもの定義が書かれているため、図にあっても良いかもしれない。
【委員】
スタートが第1章で、ゴールが第5章ということがつながっている方が良いのではないか。
【委員】
子どものイラストを入れるのはどうか。
【事務局】
イラストについては、現在調整中である。
【会長】
子どもに向かっている矢印と子どもからそれぞれに向かっている矢印の、双方向のものであることが分かるようなもので、子どもにも主体的に働きかけて欲しいことを表現できると良いと思う。
【委員】
手をつないでいる絵や矢印の形等、頭の中に図がイメージできているが、それを丸や矢印や土台のみに簡素化するのはとても大変だと思う。
【委員】
条例の構成は、恐らく読む側は意識していないのではないかと議論を聞いていた。ただ、図はとても目立つため、もし自分が一般の目線で言うと、先程意見があった子ども観の転換のようなものが前面に出た方が分かりやすいと思う。みんなでやっていくことを伝えることの方が大切であり、構成のイメージでなくても良いと思う。
【委員】
改めて見ると、目次が一番分かりやすいと思った。図から一生懸命何か読み解こうとするよりも、目次がとても簡潔で一番分かりやすく、図の方が複雑な印象を受けた。
【会長】
図は分かりやすい。一般の方が見たときのイメージが大事だと思う。
5章の上の矢印の先が子どもの権利なのかもしれない。条例構成のイメージ図だとすると、この円は必要なく、矢印だけの方がすっきりする。この条例は子どもの権利を守るものであるため、矢印の先は子どもの権利なのかと思う。また、子ども観の転換については別々の図にする方が良いと思うが、事務局に持ち帰っていただき、検討していただきたい。
【委員】
前文の子どもからのメッセージについて、ワークショップでの子どもの意見を集約していることは分かったが、最初に読んだときに、大人が子どもを装って書いているかのような不自然な感覚になった。前文の解説に、子どもからのメッセージはこのようにして作ったのだということが入ると分かりやすいと思う。
【委員】
先程の意見と同じく、子どもからたくさん出てきたメッセージが、実際に子どもたちから発せられたものであることが解説に加えられると良いと思う。TOKYO PLAYさんから見て、アウトリーチヒアリングやワークショップを通して出てきた子どもたちの声と大事な部分が、このメッセージに反映されているかどうかを伺いたい。
【事務局(TOKYO PLAY)】
前文についてはとても嬉しく思っており、今回、子どもたちが前文について話していた内容の8、9割方が入っていると思う。残りの1割は、例えばワークショップ内での条例の内容に向けた意見等であり、それらは入っていない。それは条例の方に意見が反映されているため、こちらに入ってないのはむしろ適切だと思っている。ワークショップで聴いた意見はほぼ入っていると思う。
前文の「大人ばかりで話を進めるのではなく」のような言い方は、実施にワークショップの中で出てきた声そのものである。
【委員】
子どもからのメッセージの2行目の「見守り」という言葉が2回続いているため、後半の部分を「見て欲しい」もしくは「待つ」という言葉に変えても良いと思った。
また、3段落目の最後、「「私」を見て尊重して欲しいです」については、丁寧に書くならば「一人一人の子どもである私」の方が良いと思った。
最後の段落について、子ども観の転換を打ち出しているのに「元気な心を守ってください」という終わり方が気になった。「頑張っているところを見つけて、褒めてくれること、好きなことを応援してくれることが、私たちの元気な心を育ててくれることを知ってください」というメッセージ性にしても良いのではないかと思った。
【会長】
「私たち」という言葉を子どもたちは使うのかと思った。すべてのことを「子どもたち」という言葉に置き換えるのはどうか。「私たち」は、大人が作った言葉と捉えられてしまう。
【委員】
ワークショップに全回出席し、ワークショップの中で出た意見が反映されていると思った。ただ、文章を大人が慎重に直し、子どもには書けない文章になっているため、大人が子どものふりをして書いているように思われてしまったと思う。内容的にはかなり反映されていると考える。
また、内容面で修正をした方が良いのではないかという意見も、全体の条例の文脈からは分からなくはないが、あくまで子どもからのメッセージであり、ワークショップの中で出た意見をまとめるというコンセプトであることを考えると、大人の目線で条例の趣旨に従って内容を変更してしまうと、それは事実に基づかないということになるため、それは絶対避けた方が良いと思う。
一人称をどうするか等については、子どもの実際の発言に近い形で、選定しすぎないように直す等、ある意味元に戻すような作業はあっても良いかもしれない。「元気な子どもの心を守ってください」については、このような発言があったということなのであれば、そのままあって良いと思う。
【委員】
最初の段落の「できるようになるのをゆっくり見守って欲しい」は、私はできなくても良いと普段から思っているため、できるようになるのが前提で良いのかと思った一方で、子どもの言葉だから良いのかとも思い、少し気になった。
また、下から3段落目の「狛江市が犯罪のない安心で安全なまちになることを願っています」や、「道でごみやたばこを捨てたりしないように」というこの2行については、急に文脈が異なる印象を受けた。
最後の部分については、「守ってください」という保護対象で終わるよりも、ワークショップでも「大人に意見を聴いて欲しい」や「自分で決めたい」というような言葉が多く意見として出ていたと思うため、最後の締めの文章にあっても良いと思う。
【委員】
「フィードバック」や「アウトリーチ」、「ヤングケアラー」という言葉は分かりにくいと思うため、解説を入れた方が読みやすいと思った。
また、23ページの第17条の解説について「乳幼児や障がい児、外国にルーツのある子ども等」とあえて列記しているが、すべての子どもで良いのではないか。
【委員】
ここに関しては、ワークショップの中で、外国にルーツのある子どもが日本語が話せないため支援を受けられないという話があり、それを取り入れていると思う。
【副会長】
療育現場にいた者として感じるのは、現実的には「この子は言葉がないから仕方ない」という扱いを受けてしまうことがよく起こっている。あえて言うことで、言葉がなくても言葉に変わる気持ちの表明を出してもらうような工夫が必要であり、そのような子どもたちの権利を明記していると思うため、入れていただけるとありがたいと思う。
【委員】
乳児期で言葉が話せない子どもの人権について、以前の会議で話があったため、先程の文言を入れていただく方が良いと思う。
【会長】
そういった言葉がないとただラベリングをしているように読めてしまう。なぜこれを書いたかという意図が分かるように書いて欲しいというところかと思う。
【副会長】
第18条の相談体制の第2項について、相談できれば良いということではなく、相談された後どうするかが大事であるがその部分が何も明記されてない。また、第10条の施設関係者の役割にも明記されていない。相談されてそのままにせず、そこまで書いた方が良いのではないかと思う。
【委員】
相談体制について、権利擁護体制が必要だということは一般に言われていることである。今後の対応の中で権利擁護体制についても検討していくということであれば、批判があることを承知していることが分かるように、「今後、権利擁護体制についても検討していきます」のような趣旨が分かるような形で載ると良いと思う。権利擁護体制の構築については別の条例を制定する自治体もあるため、最低でも権利擁護体制について今後も検討していくという姿勢を示した方が良いと思う。
【委員】
前文について、10ページの上から1行目から3行目までの部分が違和感があり、特に2文目が説教になっているため、いらないと思う。
もう1点、10ページの上から5行目の「子どもは狛江の宝であり」の部分について、大人向けのワークショップの参加者が遠野市の出身で、遠野市わらすっこ条例を、紹介していただいた。その条例を見たときに、遠野市ならではの表現として「子どもは遠野市の宝であり希望です」というように書いてあり、「子どもは宝である」という表現は良いと思った。
【委員】
「欲しい」という言葉が多いと感じた。あとがきにもあるが、子どもの意見を助長されている印象も受けてしまうと思うため、「○○してください」のような言い切りを少し増やすのはどうかと思う。先程の主語に関しては主語がなくても通る文章もあると思うため、少し修正すると良いと思う。
【委員】
子どもからのメッセージを今ここで語っているため、「私たち」がなくてもすべて通用すると思う。もちろん主語が必要なものもあるが、言いまわしを少し変えれば、ほぼなくても良いと思う。
【事務局】
先程意見があった、10ページ冒頭の3行については、委員からの修正案もいただいたところであるが、あえて残している。ここについては以前の会議でご意見いただいたため、記載している。削るかどうか等、皆さんのご意見があれば伺いたい。
【委員】
文節的にはあっても良いと思う。
【委員】
私はなくて良いと思う。「知って欲しいと思っています」と書いているが、子どもたちが知ることができるように努力するのが大人に課せられたものであって、言い方を変えるなら「知ってもらうためにも大人が頑張ります」となると良いかもしれない。「知って欲しいと思っています」と希望を言うのは違うのではないかと思った。
【委員】
子どもたちの学び=遊びの中から物事を学ぶという中で、この条例も遊びの中等で学んでいき、そこに興味関心を持たなければ、伝わらなくなってしまう。やはり周りの大人が教えてあげることも大事ではあるが、その子自身がやはり知って欲しいというメッセージ性は残しても良いと思う。
【委員】
ここの3行は、子どもにも権利があると権利を主張するのであれば、他の人の権利も守りなさいというメッセージである。権利を認める代わりに、他の人の権利も承認しなさいというメッセージとして受け止められ、権利があることの条件として書かれているように思うと、私はそれは違うと思う。
【委員】
市・大人からのメッセージも、ワークショップの意見が反映されているのか。
【事務局】
子どもからのメッセージについてはワークショップでゼロから考えたが、市・大人からのメッセージについては本会議の中でたたき台を作り、それをワークショップでもう一度検討していただいた結果が今の内容である。
【委員】
10ページの冒頭部分が権利の条件付けの趣旨で書かれているのであれば、削った方が良いと思う。ただ、全体的に条例の趣旨と照らし合わせ、権利を相互に尊重するということを盛り込むのは良いと思う。
そうすると書き方は変わると思う。子どもの権利がまず保障されて、それについて学習し、その行使を実現する社会を大人の責任で作る。そうした学びを通して、子どもたちは自分の権利が尊重されて保障されるためには、他の人の権利も同じように相互に保障されないといけないことを知ること、という流れなのではないかと思う。
大人からのメッセージとして、まず子どもが自分の権利が守られることが保障され、自分の権利が保障されるためにも他の人の権利も同じように保障されるようになっていかないといけない、という内容が盛り込まれると良いと思う。
【会長】
まず、すべての人に権利があるという大前提を書かないといけないのではないか。話の入口で「すべての人には守られるべき権利があります」と書き、まず大事なのは自分の権利を大事にするということを書いた上であれば良いのではないか。
【委員】
ここだけ突き放しているような雰囲気を感じている。「知って欲しいと思っています」では、大人はそのために何をしてくれるのかと思う。権利が相互に尊重される社会を作るために、大人がまず子どもの権利が保障されて行使できる社会を作らないといけないという、その部分が盛り込まれると良いと思う。
【委員】
この3行は前ページの子ども観と同じことではないかと思う。その前提を大人たちが分かっていないと思ってしまうため、子どもに「知って欲しいと思っています」となると違和感があると思った。
【会長】
先程意見があった、大人が社会を作るという書き方にすると分かりやすくなり、大人が上から言っているだけではないような文章になると思う。
【委員】
条件付けのような形で書くのは反対だが、解説に移すというのはどうか。
【事務局】
検討する。
【副会長】
これに似たような議論が1回あったと記憶している。その結果、一番最初に基本的人権の話が出るようにしたと思う。そこで大人も子どもも平等に人権を持っていることを最初から打ち出しているため、ある意味ここで語っているのではないかと思う。
【委員】
先程も少し話題になったが、前文の大人からのメッセージの「子どもは狛江の宝であり」の部分だが、あえて狛江と入れる方が良いのか。
【委員】
狛江らしさを意味させるために入れたという経緯である。
【委員】
子どもは狛江だけのものではないため、なくても読みやすいとは思う。
【委員】
「ありのまま」について、先日、日経新聞にある記事が出ていた。その方は、ヤングケアラーの経験があり、とても苦労したが、子どもながらに向上心が強く、一生懸命努力し、社会人になってからも勉強を続け、教員を経て文科省で働いているという人であった。その方は子どもたちに対し「ありのまま」とは言わないようしているとのことであり、今回と逆の話だと思ったが、そういった社会的な流れはあるのだろうか。私自身は、「ありのまま」で良いと思っているため気にしていなかったが、子どもたちに対しありのままで良いというと、向上心を摘んでしまうから、そう言わないという議論があるとすると、社会的な流れを検討すべきかとも思った。ただし、当事者である子どもたちとしては、ありのままで良いという発言があったため、このままで良いと思う。
【委員】
ワークショップで出た意見であったが、「ありのままが良い」という意見を聴いて、それも一理あるが、逆もあると思った。努力したり、自分の思う自分に近づけていたりしている人にとっては、ありのままというと、例えばすっぴんで歩けのような印象と同じだとすると、そうではない人もいるだろうと思った。例えば「自分らしくありのまま」と両方表記することや、もしくはどちらかに統一して語弊のないように解説に経緯を加える等も良いと思う。
【委員】
自己実現したいタイプの子も、実は負けず嫌いであったり、こうなりたいというものがあるため、無理していたとしてもそれも含めてありのままなのではないか。
【委員】
21ページの第15条に、ありのままで育つ権利があり、そのためにヤングケアラー等の支援に取り組むという条文があるように、子どもがありのままでいられるためには、ヤングケアラー等の問題に取り組まないといけない。
先程の話だが、ありのままで良いと言ってしまうと努力しないから、ありのままと言わないということもあるのか。
【委員】
子ども観によると思っている。子どもは放っておけば怠けるし、育たないと思えば、ありのままはそぐわないと思うが、子どもは生まれながらにしてより良くありたい、より良く育ちたいと思っている、そこを含めて、ありのままということだと捉えた方が良いと思う。
【委員】
ワークショップで保護者の方から聞いたのは、自分らしくというと、私の自分らしさは何かと考え込んでしまう子どももいるということであった。例えば、スポーツや絵等、得意なものなどがないことで、少しコンプレックスに感じている子どもに関しては、自分らしくと言われると、何かしら自分らしさを見つけなきゃいけないというような子どももいると思うと言っていた。
【会長】
子どもの口から、ありのままという言葉が出てきているため、その旨が前文の子どものところにあると良い。そうすると、子どもがそう思っていたことが伝わると思う。
【事務局】
前文の解説に入れさせていただく。
【委員】
ありのままでいられる権利の定義にも、その旨を解説に入れると良いと思う。
【委員】
ありのままでいられる権利の定義は、どこからか引用したものか。もしくは独自に記載されたものか。
【事務局】
定義の言葉については、ありのままとはどういうことなのかを調べつつ、ワークショップでの内容を踏まえ、なるべくニュアンスが変わらないように考え、作ったものである。
【委員】
様々な資料から考えたのであれば少し表現を検討した方が良いのではないか。「この条例に言う」や「ここでは」というように記載するのはどうか。このままだと、どこを引っ張っても、こういう表現がなされているかのように読めてしまう。「著作権とは」というのとは異なる。
【委員】
この解説の2つ目の段落で、ありのままでいられる権利は、ワークショップで出た言葉であることが書かれており、引用は子どもたちの声であることが分かるということでもある。そのため、狛江では、ありのままでいられる権利という言葉で伝えていこうという趣旨であれば良いのではないか。
【委員】
先程意見があったような、子どもは生まれながらにして良くありたいと願っているというような、生来的な欲求を持っているということが、心理学的な知見としてあるのではあれば、そういった言葉が入ると良いのかもしれない。
【会長】
ここはここでの定義という形で良いと思う。ワークショップの中で子どもたちから発信された言葉であるから、それをいじるとおかしくなってしまうと思う。
【事務局(TOKYO PLAY)】
解説のところに、「元は『自分らしく』だったが、子ども向けワークショップの意見を踏まえ『ありのまま』という言葉に変わった」ということが含まれると、分かりやすくなると思う。
【委員】
第6条の「生きる権利」と「成長・発達する権利」について、生きる権利と成長・発達する権利は解説も2つに分かれているため、別でも良いと思ったが、第5条第2項で「様々なことに挑戦することができ」と書かれており、第5条の解説にも子どもの成長・発達について書かれているところがあり、内容が少し被っていると感じた。
【会長】
第5条の解説の「子どもの成長・発達のためには」の部分は、後ろの言葉をいかすためにつけてあると思う。この1文のみだと思うため、そんなに違和感はないと感じている。
【委員】
「生きる権利」と「成長・発達する権利」は一緒で良いのか。
【委員】
生きるは、恐らく死の状況を想定していて、殺されてしまうような戦争や虐待死等を言っている。成長・発達は生きていることが前提となっている。
【委員】
第6条について、「健やかかつ豊かに成長・発達することができます。この場合において、特に次に」と続く。第6項で「学び、成長・発達できること」とあり、「学び」は良いが「成長・発達」をここにも挙げると、重複感が出て違和感がある。
【会長】
第6項の成長・発達の部分は削っても良いかもしれない。「学ぶことができる」であれば重複しない。
【委員】
第7項の中にも学びと記載がある。
【会長】
第6項と第7項についても重複するところがあるため、第7項に包含できると思う。
【委員】
第6項を自分のやりたいことに挑戦できるとして、第7項を自由に遊び、としても良いのではないか。
【会長】
やりたいことに挑戦できるの中に、自由に遊び、学び、体験が入っているのだと思うと、やはり第6項を削る形で良いかと思う。
【事務局】
あとがきについてはいかがか。
【会長】
4段落目のすなわち以下の文章について、少し難しいと思っており、このような状況でなくても、不確実性が増していても増していなくても、子どもの権利は守られていくべきなのかと思う。
【委員】
これはこの前に書いてある意見を受けて「大人が子どもを大人に育てるべきだ」という意見や「教育の方が大事なんだ」という意見があったため、それに対する応答として記載したところである。
【副会長】
そもそも教育を受ける権利も、子どもの権利の中に包含される。これを言った方は、その子どもの権利とその教育を受けさせるということを対立的に考えておられたみたいだが、実はその子どもの権利の中に子どもがきちんとしたその子に合った教育を受ける権利が入っている。その認識自体がもう間違っていると思う。したがって、それに対する回答としてこういう説明が適切かどうかというのは、書いていただいた中申し訳ないが、少し違和感があると思った。
【委員】
何にもないとたたき台にもならないため書いたもので、あくまで個人的な意見とした記載したものである。
【会長】
子どもの権利条例は、本来作らなくとも子どもの権利が守られる世の中であるべきだが、そうなっていないからあえて作っているということを記載した方が、WEBアンケートに回答してくださった方には伝わりやすいのかと思う。
【委員】
そのようなことを記載すると良いと思うが、構成として最初の方にこの文章が来るのが少し違和感がある。ご意見をいただきました、という段落があとがきの中盤辺りに来たら良いと思う。あとがきではこの内容のみを言いたいわけではないとも思う。
【会長】
この会議で慎重に検討したことがまず書かれ、「このような子どもの意見を受けた大人に求められていることは」の段落が前に来たら印象が違うのではないかと思う。この会議自体もとても慎重に何度も考えました、ということがあり、でも一方でこういう意見があるということもおかしなことではない、というような雰囲気にすると、若干和らぐと思う。
【委員】
1段落目の後に「WEBアンケート、ワークショップ等の」から始まる段落が来ても良いかもしれない。
【会長】
少しの書きぶりによって印象が変わるため、全体のイメージとしてあまりネガティブに書かない方が良いのではないか。
【委員】
各条文について解説で記載されているため、本日の会議の冒頭で話があった、「ワークショップを開催したら、子どもたちがあんなに盛んに発言してくれたんだ」といった内容を記載して、これを作って良かったという構成にしても良いと思う。取組の進捗状況等も入れた方が良いのではないか。議題1の報告はとても新鮮で、実際の子どもたちの様子や雰囲気がとても盛り上がり、それでこの条例ができていること、その声を使ってできていることが分かるような内容を記載すると良いと思う。
【会長】
それを具体的に書くことで、例えば、意見を言ったことが通ったことが子どもたちにとって自信につながった、このようなサポートをするのが大人の役割であることが見えてきた、という記述があると、条例が何を言っているかが分かってくるのだと思う。
以上を踏まえ、事務局にて一度検討いただくということで良いか。
【事務局(TOKYO PLAY)】
あとがきについて、今回、アウトリーチヒアリングやワークショップで子どもたちがとても積極的に参加してくれた。それがどのようになったか子どもたちも今後見ることになると思う。先程発言があったように、あとがきを最後まで見て元気になり、ネガティブにならず、すごいな!楽しかった!頑張ろう!という前向きなメッセージがあると良いと思う。
また、WEBアンケート以降の文章については、今の文章は子育て家庭や親と子どもの部分をかなり注視されているが、ワークショップでは、親よりは、児童館や学校の先生等、親以外の大人に対してのメッセージもたくさん含まれていたため、この中にもう少しそういったことがバランスよくあると良いと思った。
【会長】
そういったご意見についても後程メールで事務局に寄せていただければと思う。
◆議題3 その他
○事務局より次回日程の説明
【会長】
その他意見等なければ、以上をもって会議を終了する。
-閉会-