令和4年度 第3回 狛江市子ども・若者・子育て会議(令和5年3月9日開催)
1 開催日時 |
令和5年3月9日(木曜日) 午後6時30分~午後8時 |
2 開催場所 |
狛江市防災センター302・303会議室 |
3 出席者 |
【委員】加藤会長、太田副会長、松田委員、毛塚委員、矢﨑委員、川﨑委員、富永委員、梅本委員、小西委員、野木委員、稲葉委員、豊田委員、山本委員 【事務局】片岡子ども家庭部長、浅見子ども家庭部理事(兼)子ども発達支援課長(兼)教育部教育支援課長、山口子ども政策課長、三宅児童育成課長、鵜澤和泉児童館長、寺西児童発達支援センター長、宮内子ども家庭支援センター長、西村企画支援係長、相川企画支援係主任 |
4 欠席者 |
市川委員、猪瀬委員、惣川委員 |
5 傍聴者 |
1名 |
6 議事内容 |
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7 配布資料 |
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8 会議の結果 |
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議事1 待機児対策検討報告書(保育園編及び学童クラブ編)について事務局より資料1-1・1-2の説明委員:狛江市は、世田谷区や他自治体と比較すると学童クラブ等の申し込み時期が早いのではないか。年度末に転入してきた方が、申し込もうとしたが、既に締め切っていた。 事務局:申し込み時期は、自治体によりばらつきがあるが、狛江市は標準的だと思われる。事務処理等を考慮すると、簡単には後ろ倒しにはできない。年度末直前に転入が決まると締め切っているということは、他の自治体でも同様である。 会長:年度末だと仕方がない部分もあると思う。ただ、このような声もあることを認識しておきたい。 委員:学童の待機児童を、保育園・幼稚園の空いた部屋を利用するというような方法は検討しているのか。 会長:中長期的にどう考えているかも併せて教えていただきたい。 事務局:保育園と学童の機能を同一に運用することは、施設側から難しいと聞いている。小学生児童の人口推計では、令和6年頃をピークに減少していくと見ている。中長期的には、待機児童数が変化していく中で、しっかり検討していく必要があると考えているが、現在、具体的にお示しできるものはない。 委員:小学生と園児とでは遊び方が違う中、施設の遊具や物品が保障されない。また、在園児の制作物がいたるところに掲示されている中、破損があってはいけない。そういった部分もクリアできて始めて検討段階に入ることができる。可能性は0ではないと思う。 委員:例えば、保育園を学童として使用し、学童の利用者が帰宅途中にケガをした場合、保育園に戻ってくる。保育園としては当然対応するが、対応している間、在園児をみる人手が減り、結果として在園児の安全面等への影響が出てくる。 事務局:保育園の学童等への転用については、現状では保育園にも待機児がおり踏み出せない状況である。タイミング等を注視し、考えていかねばならないと思っている。 委員:現在、学童へ入れていない方へ、どのような情報を提供しているのか。 事務局:児童館・KoKoA(放課後子ども教室)・ベビーシッターについて情報提供している。令和5年度の入所申し込みについては、低学年が入りやすいように点数配分を変更している。 委員:ファミリーサポート・地域の居場所等、児童専用の施設以外の情報も積極的に発信し、「子どもを一人にしません」という意気込みを見せていただきたい。 会長:学童へ入れなかった方の追跡調査を行ってもよいと思う。 委員:社会福祉協議会と協力してもよいと思う。個人で預かるという方もいらっしゃるかもしれない。 委員:KoKoA(放課後子ども教室)は、学校の中で行われている。学校が安心できると思っている方も多いと思う。ほとんどの方は、KoKoAを利用していると思う。 委員:小学校側でも、KoKoA利用者は多いと感じている。 委員:たくさんの居場所があるのが理想である。申込者数が多く、申し込み自体をあきらめている方もいる。使いたくても使えない方がどれほどいるのか調査してほしい。 事務局:申し込みをあきらめている方の把握は難しい。調査は、あくまでも待機児になっている方が対象である。 委員:特化した窓口がないから分からないのではないか。ひだまりセンターには総合相談窓口があるが、機能していないのではないか。 事務局:ひだまりセンターの総合相談窓口では、家庭福祉員・保育園・ガイドブックの紹介等、寄り添った対応に務めている。ひろばに来られた方へは、スタッフが声かけを行うなど、声を拾えるようにしている。なるべく支援につながるよう努力している。 会長:窓口等にアクセスできない方を「どう拾い上げていくか」が今後の検討課題。 議事2 令和5年度保育園・学童保育所等入園(入所)申込受付状況について事務局より資料2-1・2-2の説明会長:年度途中の転入等の申し込みにより、これから待機児童数が増えていくということか。 事務局:この数字は、第一希望の数である。年度途中で退園していく方もいるので、一概には言えない。 委員:保育園の定員が470人に対し、申込者数が620人となっているが、150人は入れないということか。150人は第二希望に入れるのか。受け皿は、あくまでも470人なので、結局150人は入れないということか。 事務局:第一希望の方も、兄弟が一緒でなければ辞退する等、様々なケースがある。この資料の数字だけを見れば、150人が入れないということになる。 委員:第二希望も一杯で入れない方等もいるので、実際入れない方は150人よりもっといると思う。他の資料を見ると、待機児童は残り数人だと錯覚してしまうが、実際はそうではない。 事務局:待機児童数は、この数字だけではなく、他の要因も加味し算出している。待機児童数は、令和4年度では、18人という数字になるが、実際に入れない方が18人というわけではない。 委員:ご本人の希望で辞退された方を、カウントしないとういう計算ルールになっている。待機児童扱いにならない。 委員:第一希望が通ったのに、辞退する方もいるのか。 委員:いる。調布市では結構多いと聞いている。 委員:資料の数字だけでは読み取れない。実際は、何人が待機児童となって困っているのか。数字だけ追っていくのではなく、実態について話していく必要がある。当事者から意見を吸い上げ、市としてどう対応いくのか検討する必要がある。 事務局:待機児童数が算出できたら、次回以降の会議でお示しする。 会長:市民のニーズと合っているのか等検討していく必要がある。 議事3 子ども・若者・子育て会議連絡部会の報告について事務局より資料3の説明委員:不登校について考えていく必要がある。市でも、中学3年生に卒業後の相談窓口等が記載された冊子を配布してくれている。 委員:相談窓口等へ行くまでが課題であり、つなげることが重要である。 委員:不登校について、卒園児に該当した子がいた。受け入れ側が、「まずは、来てごらんよ」という姿勢が大事である。 委員:連絡部会で議論・情報共有した結果は、どのように活かしていくのか。 事務局:親会である本会議では、来年度から、「新こまえ子ども・若者応援プラン」の策定、「(仮称)子ども条例」の制定を議題とする予定である。議論していく中で、ひとつの知見として反映させていく。 委員:連絡部会の資料等を共有してほしい。 事務局:会議後、メールで共有させていただく。 委員:発達に関する講座を受けたメンバーと、ひだまりセンターにてお話し会を行っている。そのような市民が集まる場に、市が参加し、声を聴いてほしい。 会長:現場に行くことで、聴けることはとても多い。 委員:日本全国、不登校が増えている。新型コロナウイルス感染症の影響で、2年分の学びが抜けている。学びとは、学習ではなくコミュニケーションの学び。とにかく近寄るな、近くで話しをするな、集団で集まるな、これまで当たり前のように学校教育の中で行われていた活動が抜けている。本来、人との関わりについて、自然と普段の学校生活や学校行事をとおして学んでいるが、これが抜けてしまっているので、先生たちには、「2年分逆回しで考えなさいよ」と言っている。例えば6年生だから、これだけできて当たり前ではなく、6年生のことは4年生と思い、丁寧に対応するよう言っている。昔の6年生だったら、起きないであろうトラブル、子どもたちで自己解決しているものも、大人の手を借りないとできなくなっている。感覚的なものであるが、強く感じている。ようやく、特に令和4年度は、各学校行事が復活したので、私は、徐々に不登校は減っていくのではと期待している。ただ、2年間の穴はとても大きいので、なかなか一朝一夕には解決していかないのではと思っている。大人が思っている以上に子どもたちは、多分ダメージを受けているし、人との関わりを学べていない。これは、本当に時間がかかるだろうと見ている。 議事4 その他(1)各所属団体等における新型コロナウイルス感染症対応について事務局より、3月13日からのマスク着用等について市の対応を説明 委員:私立保育園では、各園ごとの判断としているが、マスクを着用しない方向の園が多い。マスクで口元が隠れ、子どもとのコミュニケーションに影響が出ている。 (2)任期について事務局より、3月31日にて任期満了、来期の委員については調整中の旨、説明。
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