令和6年度 第5回 狛江市子ども・若者・子育て会議(令和6年8月21日開催)
1 開催日時 |
令和6年8月21日(水曜日) 午後6時30分~8時 |
2 開催場所 |
防災センター402・403会議室、オンライン |
3 出席者 |
委員 加藤会長、市川副会長、馬場委員、毛塚委員、矢﨑委員、富永委員、梅本委員、小西委員、野木委員、山本委員、稲葉委員、北澤委員 事務局 冨田子ども家庭部長、山口子ども若者政策課長、中村子ども発達支援課長(兼)教育部教育支援課長、金田子ども家庭課児童相談係長、西村企画政策係長、梶山企画政策係主事、寺西児童発達支援センター長 |
4 欠席者 |
松田委員、細谷委員、植村委員、豊田委員 |
5 傍聴者 |
2名 |
6 議事内容 |
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7 資料 |
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8 会議の結果 |
議事1 基本目標3に関連する事業整理及び今後の方向性について
事務局より資料1の説明
【委員】
子ども食堂は市内に何団体あるのか。
【子ども若者政策課長】
市が補助金を交付している団体で今年度申請があるのは4団体であるが、実際に活動している団体はもっとある。民間団体等で実施しているものもあり、市で把握していないところもある。
【委員】
そういうところともつながっていく必要があるということか。
【子ども若者政策課長】
補助金でのつながりだけではなく、子ども関連団体情報交換会もある。補助金を申請していないが、子ども関連団体情報交換会に参加している団体もあるため、そこともつながりながらと考えている。
【委員】
今回の論点から少しずれるが、基本目標の概要に記載されている「愛着を持ってもらえる」や「住民にとっても、安心感や喜びを感じてもらえる」という表現について、基本目標1には「すべての子ども・若者が主体性をもって自分らしく」という目標を掲げていながら、ここでは「もらえる」という表現では主体性が伝わってこないため「愛着をもてる」という書き方の方が良いと思う。
また、今回提示された2つの論点の違いがよく理解しきれていないが、今後どのように進めていくのかが求められると思う。狛江市に限らず、他自治体、東京都や国もそうだが、限られた予算と人材の中で事業を推進していかなければならないのだから、スクラップアンドビルドの考え方が必要である。しかし、なにか事業を立ち上げようというときだけエネルギーを注ぎ、「ビルドアンドビルド」で「スクラップ」せず事業を作りっぱなしになり、職員の業務量は増大し続けるということがよくある。あらゆる連絡会にしても、同じような連絡会が立ち上がり重複していく可能性もある。これから考える上で必要なことは既存の連絡会がどのような連絡会があり、何が足りていないのか、今までやってきた取組や連絡会の中で、きちんと効果検証をした上で判断していかないとビルドばかりとなり、負担だけが増え、実際には効果的に機能していないということが起こり得ると思う。
【委員】
5年後の目指す姿ということだが、そこに向けたものが漠然としている。私たちの出発するところやゴールが見えていないため、5年後までに、例えば、3年間でこれをやりますなど、市としてのビジョンがあればと言っていただけるとありがたい。資料の現状にネットワークを更に強化して欲しいとの声があがっていることが記載されているが、小さい団体だからこそ良いという居場所もあり、全部活性化して良いのかは疑問である。5年後に市として考えているゴールを何となくでも良いので示していただけると具体的な検討がしやすいと思った。
【副会長】
資料で提示されている内容自体が5年後の目標であると思うが、その上の包括した目標を示して欲しいということか。
【委員】
5年後の目指す姿について、もう少し具体的にどのような方策で取り組んでいくかについてまで記載があると、5年後のビジョンについて皆さんと共有できるのではないかと思う。基本目標等は理念的な部分で掲げられているため、もっと具体的な補足があると具体的な意見も出しやすいと思った。
【事務局】
基本目標3の5年後のビジョンについてご意見をいただいたが、今回ご議論いただきたいものは今後5年間で取り組むことであり、基本理念や基本目標等の5年間で目指していくものについては、既に会議で議論いただいている。基本目標3の「子ども・若者が地域で安心して過ごせる地域社会づくり」は、前回までの会議において決まっている5年間の目標であり、そこに込められた想いについても既に議論の上、一旦決定しているため、あくまで、その目標に向かって今後5年間でどのような施策を検討していく必要があるか、という順番で考えていく立て付けとなっている。
【委員】
例えばだが、青色パトロールについてこれからどの程度増やしていくのか、5年後にどのようになっていれば良いかなど、5年後にはどのようなことが想定されるのかというようなことを知りたい。
【事務局】
子ども・若者応援プランの上位計画である総合基本計画についても今年度が改定の時期であり、ちょうど議論がされているところである。ここでの方向性が決まった上でどのようにするか、施策を細かく決めていく議論になってくるため、基本目標等を踏まえ、まずは今後5年間でどのようにした方が良いか、皆さんにご意見をいただいた上で考えていきたい。青色パトロールの数等、具体的な予算のかかる事業については、皆さんからのご意見を踏まえて策定する計画や目標に沿って、個別の事業を検討する際に、市として議論していく流れとなる。
【副会長】
本日は大枠を決め、それが決まったら具体的なところを議論していくという流れで良いか。
【子ども家庭部長】
あくまでも大きい方向性を決め、その後の個別事業は実施計画で落とし込んでいくイメージである。その前段として、大きい方向性については、今回提示させていただいた2つの主要テーマについて、5年間においてどのような方向性で進めていくべきかという大きな視点でご意見をいただければと思う。
【委員】
問題設定の仕方としては、5年後に大きくどのような姿を目指すかということで、地域社会で子ども・若者を支えることができ、市と地域団体が十分に連携していけるような姿になることかと思う。大きい方向性だと分かりにくいが、目指す姿というのは、計画的には個別の事業があり、それらが十分に機能されているかによって、目指す姿が達成されているかどうか、という問題になると思う。今この場で個別の事業について、細かく議論していくことは必要ないかもしれないが、例えば、子ども食堂、子育てひろば、居場所、ヤングケアラーの問題、虐待の問題等の個別の主要なテーマを設定した上でそこに向けて連携を強化していくというような大きな方向性で目標を達成していただければ良いのではないかと思う。いくつか事業ごとに小テーマを設定せざるを得ないと思うため、そのようなものを設定した上で、それに対し具体的にどのような事業ができるのか、既存の事業の評価を含めて、やり直すことが必要だと思う。
【委員】
5年後が完成形ということではないと思うが、大きな目標を決めてしまうと見えづらいと思う。5年後にこうなってほしいというところがまだ見えない。まずは現状把握をもっとしっかりしましょうということが近い目標としては大事ではないかと思う。一例を挙げると、学校運営協議会は一昨年までは各小中学校にあったが、昨年度から地区に変わり、四つの中学校グループに統合された。団体を項目や部類で分けた上で、段々とつなげていき、連携を高めていくということが必要かと思う。1つ目の主要テーマについては、地域社会で支えていくための連携強化のために、まずはこの5年間でどのようなことをするべきか、それには地域団体の把握と分類分けなど、できることから連携していくということではないかと思う。
【事務局】
地域団体の把握や分類分けについては、行政としても把握が必要なことかと思う。また、5年後が全てのゴールというわけではないが、今回の計画はあくまで5年間であるため、そこで一区切りとし5年後を目指す姿ということにしている。
【委員】
学校には積極的に関わって欲しいと思う。この5年間を振り返ると、コロナ禍が間に挟まり、様々なものが滞ってしまったような印象がある。こまえくぼ1234の広報誌を見たが、子ども関連団体が集まった記事があり、とても良かったと思う。そのように顔を合わせて連携強化していくことが大切である。ただ、大多数の子どもが多くの時間を過ごすのは学校であり、私が好きなのは「おらほの学校」という考え方で、自分たちの学校を自慢できるぞという感覚がすごく好きである。自分たちの小学校、中学校がその地域のコアになってほしい。イメージかもしれないが、最近は教員の働き方改革が進み、地域との壁を感じることがある。もっとオープンになって欲しく、学校と地域が一緒になって、この学校を盛り上げていこうという雰囲気をつくれたら良いと思う。
【委員】
学校との連携はハードルが高いというのは同感である。もう少し学校に地域の人が出入りするとかいう目標が打ち出せると良いと思う。5年後でも同じようなことが議論されているような感じはするが、コミュニティスクールもそうだが、学校に地域の人たちが入ることができたら変わってくると思う。
【委員】
和泉小学校と子ども支援団体が今度和泉小学校で居場所活動をされると言う話を聞いた。校長先生の裁量かもしれないが、このように、学校がもう少し地域に場を開いてくれると良いと思った。また、先日開催された子ども関連団体情報交換会について、多くの子ども若者関連の団体が集まった会になったと聞いた。可能であればもう少し細分化されたネットワークができると、より良いものになるのではないかと思った。
【委員】
一般的に、子どもの居場所としては、家庭、学校、地域と言われている。学校自体は大きな居場所で間違いないが、学校に行けない子どももいるため、3つそれぞれが居場所として充実する必要があると思う。家庭、学校、地域が連携することを目指すことが必要かと思う。各種団体のつながりについても、自然にはなかなかつながらないと思うため、市がネットワーク化の主要な役割を果たす必要があると思う。
【副会長】
主要な課題に応じた団体やネットワークがあることが望ましいため、市としてもぜひ評価しながら進めていただきたい。
【委員】
地域団体の活性化や地域社会とつながっていくための連携強化というものは必要なことかと思うが、つながることでのメリットもあった方が良いかと思う。例えば、こまくぼ1234に団体登録しても、体育館が取れない、学校を借りにくい、そういった各団体の課題が、連絡会に登録するとスムーズに進む、ということ等が図られると良いかと思う。先程、補助金の話もあったが、補助金の手続きや制約等について緩和していただけるようなメリットがあると自然と皆さんが集まりやすいと思う。そういったことも進めることで、よりネットワークの強化につながるのではないかと思うため提案させていただく。
【副会長】
団体の連携だけではなく、団体自体が連携することのメリットを感じることができることも大事なことである。
【委員】
今後、地域の中で高齢者が増えてきて、10年後には4人に1人は高齢者になってくる。一度リタイヤはしたが元気で自分の時間や体を使って地域に貢献したいと思う高齢者はたくさんいるはずであり、何かきっかけさえ作れば参加したいと思っている潜在的な人材を汲み上げていく取組も大事だと思う。ただ、市の職員が直接的に進めていくのは限界があるため、例えば社会福祉協議会との連携や委託等の形で、民間の力を活用できるような発想も必要と思った。連携強化という点でいうと、結局そういった連絡会を開いても、定期的に集まりあまり意見が出なくとも、「会議だけはやった」という実績が残るだけということが起こり得るため、せっかく連絡会等を作るのであれば、そこで自由な発想を汲み上げて、良いことがあればやってみよう、という発想に行政がならないと毎回招集されて意見は出すが、結局形骸化することになりかねない。はじめの段階でそういったことを議論する場も必要になってくるではないかと思う。
【会長】
主要テーマ①の現状について、ヤングケアラーも少数だが一定数いるという記載があるが、行政が掴んでいる実数としては少数かもしれないが、「虐待の相談件数は100件を超えており、ヤングケアラーも少数だが一定数いる、だから生み出さないようにする」という書き方ではそもそもなく、様々な関係機関と連携強化している、というところで、その後の文章はなくて良いかと思う。件数が多いことや一定数いるからと言う理由ではなく、虐待、ヤングケアラーを生み出さない取組が必要である、という書き方の方が良いと思う。
【委員】
今の意見はもっともであり、私もその文章はカットしても良いかと思う。また、地域団体についてだが、それぞれの団体が地域で活動はしているわけで、その活動の情報共有をしていくと良いと思う。それにより、うちの地域でもそれができるかやってみよう、という発想を各団体が持つかもしれない。私は三中ゾーンに所属しているが、三中ゾーンでは、和泉小学校と第三中学校で合同の行事予定を作っている、その中で地域の盆踊りや、お祭り、運動会など、地域を含めた行事予定を子どもたちが皆家庭に持ち帰っている。そういうことも各地域でやっていけば良いと思うし、青少年育成委員会や町会や各学校の関係者たちが交わって、イベント等の行事をしていくのはそれぞれの地区でやっていくと思うため、それらを共有していければ、より現実化し、机上だけで話すのではなく具体的なものも出てくると思う。学童やおやじの会等も地域のイベントに参加する、それによって子どもたちも入ってくる、このようにリンクしてくることで、それを情報共有するだけでも変わってくるのではないかと思う。この5年間の間に、より情報を皆で共有するような姿もありではないかと思う。
【委員】
先程意見が出た虐待の件数やヤングケアラーの件について文章をカットした方が良いのではないかとの話があったが、実情としてあるということ自体は文章として残しておいた方が良いと思う。
【会長】
先程の件はヤングケアラーのところについて言及したものである。
【委員】
ヤングケアラーのところについても、いるということであれば文章をカットする必要はないかと思う。生み出さない取組ということだが、文章をカットすると、いないと捉えられることもあるため、現状は、いるということであればフォローする必要があるため、カットする必要はないのではないか。
【副会長】
文章の表現のところでもあるため、以上の意見を踏まえた上で修正案は事務局に一任することとする。
議事2(仮称)子ども条例制定までに必要なプロセスについて(第4回会議対応)
事務局より資料2の説明
【委員】
リーフレットの作成について、大枠で考えると、子どもの権利条約、こども基本法、今回の子ども条例としてどのようなことが考えられるか、そのようなことは大枠として考えられるのではないか。子どもの権利はこういうものがあるということや、こういう権利がある、というようなことが候補としては考えられる。紙面としてはあまり多くは記載できないため、子どもの権利条約についてはQRコードで対応するとして、どこを重点的に掲載するか、大枠でもっと書いた方が良いものがあれば候補として挙げて、その中から選んでいければ良いと思う。
【委員】
子ども自体がリーフレットを手に取って読めないと意味がないため、子どもが読みやすいような文章にすることが大切である。全国私立保育連盟が発行しているもので、子どもの権利条約を要約した4コマ漫画があるため、4コマ漫画形式等、内容も含めて参考になるのではないかと思う。
【委員】
日々の業務の中で外国籍の方からの相談もあるため、リーフレットを作るのであれば、英語版等もあると良いと思う。
【委員】
応答的対応の視点で、例えば、これに対して思うことがあればここに書き込んでほしい、というようなQRコードを付ける等、そこに書き込むと市の職員が一言コメントを入れられるような、担当の人が応答的対応をしたことが分かることが見れるような仕組みがあると良い。店舗などでもよく意見を書くところがあるが、書き込んだ答えが見られるのは良いと思う。また、それがオンライン上で見られれば面白いのではないかと思う。
【会長】
言語の問題はとても大事であるが、何種類もの言語を作るのは難しいため、日本語版のリーフレットにQRコードを入れ、そこから他の言語がデジタル版で見られるとコストを抑えられるではないか。英語だけとは限らないので、そうすると複数の言語で作っておく必要が出てくる。
【委員】
言語の問題となると、やさしい日本語を意識すると良いと思う。また、リーフレットに限らず、他の諸々の活動に言えることだが、一番やらないといけないのは、今の大人にどのように分かってもらうか、という点である。私もたまたまこの場所にいるから、子どもの権利を考える思想の中身は何だろうと考えるが、実際子どもと関わる人でも、ここを考える人は実は少ないと思う。権利という単語はきつい言葉で、伝わりにくく、子どもの権利を理解していない人が多いのではないかと心配している。そこがうまく伝わるような中身になると良いと思う。
【委員】
大人向けと高校生・大学生向け、子ども向けの3種類を作成するとのことであるが、それぞれ内容は異なるものを想定しているのか。また、WEBアンケートも実施するとのことだが、このリーフレットはそのアンケートの告知も兼ねるとの想定なのか。
【事務局】
内容はそれぞれ別のものになることを想定している。また、WEBアンケートの告知は別の形を想定しているが、このリーフレットに掲載した方が良いというご意見が出れば検討させていただく。
【委員】
リーフレットの目的として、子ども条例そのものの告知でいくのか、市民の方々からの意見を聞く目的で作るのか。市民まつりでもブースを出すとなるとスケジュールは非常にタイトになる。本会議において原案の提示もしていただきたいが、配布時期はいつ頃を想定しているか。
【事務局】
市民まつりの前には納品されるスケジュールを想定しているが、なるべく早めに配布したいと思っている。
【委員】
リーフレットの中身についても配布時期が影響してくる。子どもの権利条約について、私の園の保護者に意見を聞くことがあるが、あまり分かっていないという印象である。大人に子どもの権利条約について説明をした上で、子どもたちには自分たちで考えて行こうね、一緒に考えていこう、というスタンスでいくと良いと思う。
【事務局】
リーフレット配布の目的は資料に記載の通り、子どもの権利について知ってもらうことや条例について一緒に考えて行こうという呼びかけをすることである。子どもは当然として、その他の方たちも一緒に作っていきましょうということを載せた方が良いと考えている。
【会長】
そうするとリーフレットではなくて、チラシでも良いかと思う。呼びかけを目的とする場合はリーフレットでなくても良いと思う。
【副会長】
条例は来年度末には決定するため、リーフレットはこの1年半の中の話になると思う。呼びかけであるならばチラシの方が良く、むしろリーフレットである場合は子ども条例の中身にも踏み込んだ方が良いということか。
【会長】
どちらかと言うとリーフレットはこのような条例ができました、条例をこういうふうに活用していきましょう、という際に使った方が良いのではないかと思った。何回も作成するのは難しいと思うが条例制定後にもリーフレットを作成する予定はあるか。
【事務局】
資料に記載のとおり条例制定後にもそのような主旨でリーフレットを作成する予定である。本日は制定前のリーフレットについてご意見をいただき、制定後のものについては、次年度以降に予算要求して作ることを想定している。
【委員】
制定前と制定後の2段階ということであれば、制定前のものは早めに作成し、WEBアンケートのところもあわせて作ったらどうか。A5の4ページだと、扉は子ども条例の概略が入って、今狛江ではこういうものを求めている、というところが入り、見開きの左右で、狛江で今求めていることや、皆にこういうことを聞くから考えていこうということ、4枚目の裏表紙に今後のこととかを入れることが見えてくる。制定後には、皆に配れるような狛江市の子ども条例の完成形の紹介をし、詳しいことはQRコードをたくさん付けて、これについてはこれを読んで、というようにしていかないと、当然1枚だと納まりきれないと思う。そのようなイメージでどうか。大人向けには、子ども条例の必要性をびっちり書いてあげる。皆に読んでもらえるようインパクトのあるものを作りあげて欲しい。
【委員】
子どもの権利条約の理念は絶対に書く必要があると思う。条例のことだけにはいかないと思う。子どもの権利条約、こども基本法、条例について、概略で全般を説明するものを作ろうという話になったが、それだと重すぎるから、リーフレットになったと思うが、リーフレットの中に子どもの権利条約の4つの原則を書くということは必要だと思う。その考え方が浸透していかないと子ども条例を作る意味があまりないと思う。これからWEBアンケートや意見を聴く機会もあるということなので、リーフレットの中身は簡単に触れるだけでも良いかと思う。リーフレットの目的自体も議論の対象だと思うが、私としては子どもの権利条約、こども基本法、条例についての概略を説明することはやはり必要だと思うため、その内容をコンパクトにまとめたものを作った方が良いと考えている。
【会長】
子どもが声を挙げる場、広げる場がいくつかの企画された場だけでなく、いつでも聴ける場を作ることが大事である。可能であれば、リーフレットの中にも意見を集約できるような場を記載できると良いと思う。将来的には子ども条例ができた後も、それが引き続き子どもたちが権利侵害を受けたときに相談できる窓口になっていく仕掛けを作ることができると良いのではないかと思う。
【委員】
子どもの権利についての説明パンフレットについて、狛江市で独自で作成しているものはあるか。世田谷区では作成しているのは見たことがある。また、東京都が作ったものもあると思うが、狛江市が作るものとあまり変わらないのであれば、今更見るかどうかは疑問である。ただ、先程意見があったが、狛江市で条例を作るというビラや号外のようなものをつくり、そうやって広めていくのも良いと思う。また、デザインについては、若者の視点でも作成することで今までのものと違ったものになると思う。
【副会長】
若者の意見を入れて作るのはこれまでにない取組かと思う。難しいのは作る呼び掛けだけに留まるのではなく、なぜ作るのか、ということも伝えていかないといけないことだと思う。先程意見があった子ども条例の意義等を分かりやすくキャッチーに伝えていくのは難しいことだと思う。それがチラシなのかリーフレットなのかということにもつながっていくと思う。
【委員】
東京都で子どもの権利についてのチラシ等は配布しているか。場合によってはそれをたくさんもらって配るとかでも良いと思う。そうすると、その分を省略できるのではないか。
【事務局】
東京都で配布しているチラシはある。内容やデザイン等については参考にしながら進めることができると思う。
【委員】
内容を全部を盛り込むとそれだけで溢れるため、それはインターネットで見れば良いのではないか。
【副会長】
チラシとして狛江市で一緒に条例を作りましょう、ということにし、中身はこちらで見てください、というのも考え方の1つと思う。
以上の議論を踏まえ次回以降も具体的に議論できればと良いと思う。
議事3 第2期こまえ子ども・若者応援プラン実施計画(令和6年版)
事務局より資料3の説明
~意見等なし~
議事4 その他
事務局より次回の日程について
【事務局】
次回の日程は9月12日(木)午後6時30分から市役所4階の特別会議室にて開催予定である。
【副会長】
以上をもって会議を終了する。