狛江市都市計画審議会(平成22年11月1日)
1 日時 | 平成22年11月1日(月曜日) 午後1時30分~2時15分 |
2 場所 | 狛江市議会第二委員会室 |
3 出席者 |
会長 佐藤 淳一 臨時委員 佐々尾 滋、小川 昭治、栗山 昇
事務局(書記) 遠藤 慎二、牧野 仁、馬場 麻衣子、齊藤 順子(都市整備課) |
4 欠席者 | 義山 正夫 |
5 議題 | (1)調布都市計画生産緑地地区の変更(案)について(諮問) |
6 提出資料 | 「調布都市計画生産緑地地区の変更(案)計画書」、「調布都市計画生産緑地地区の変更(案)総括図」、「調布都市計画生産緑地地区の変更(案)計画図」、「東京都同意承諾書」、「狛江市生産緑地地区についての基本方針」、「狛江市生産緑地地区指定基準」、「狛江市生産緑地地区の買取り申出に関する基準」、「改定スケジュール(予定)」 |
7 会議の結果 | |
建設環境部長:定刻でございますので、ただ今から狛江市都市計画審議会を開催させていただきます。 次に会長の選出についてでございます。会長職につきましては、審議会条例第5条第1項の規定により、学識経験者の委員のうちから選挙により定めることとなっておりまして、お諮りしたいと思います。選挙と言いましても、特に用紙に記名しなければいけないというものではございません。委員の中で選ぶことができるということになっております。学識経験者の委員の中からどなたかご推薦していただければと思います。よろしくお願いいたします。 委員:学識経験者であり、長く狛江市都市計画審議会にご尽力をいただいている、佐藤委員を推薦したいと思います。 建設環境部長:異議なしということでございますので、新しい会長は佐藤委員に決めさせていただきます。佐藤委員は会長席にお移りください。では、あらためて佐藤会長から一言ご挨拶をいただきたいと思います。宜しくお願いいたします。 会長:只今、狛江市都市計画審議会会長にご選任いただきました佐藤でございます。宜しくお願いいたします。選任にあたりまして、一言ご挨拶申し上げたいと思います。私が狛江市に参りまして、半世紀が経ちます。その間、狛江市も大分変わりまして、当時は町でございました。それが市になり、人口も倍以上になり、また、都市のインフラとしましても、小田急線の高架や駅前の開発、新しい道路の建設などがあります。まだまだこれから都市計画への課題は残っていますが、このような時に会長となり、大変な重責だと思っています。自分の住んでいる町ですので、そのまちづくりに携わることができることは喜ばしいことですが、緊張と不安というのが正直なところです。今後住みよい狛江市ということを目指しまして、皆さんとともに考えて行きたいと思いますので、宜しくお願いいたします。 建設環境部長:有難うございました。それでは、これからの議事進行は佐藤会長に進めていただきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。 会長:それでは、私の方でこれ以降の議事を進めてまいります。最初に、会長の職務代理者の選出を行いたいと思います。まず職務代理者について、建設環境部長より説明をお願いします。 建設環境部長:職務代理者については、狛江市都市計画審議会条例第5条第3項により会長が指名する委員に務めていただくこととなっております。 会長:会長の指名ということでございますので、職務代理を杉浦委員にお願いしたいと思います。宜しくお願いいたします。杉浦委員は職務代理者席にお移りください。 会長:次に臨時委員の紹介を申し上げます。建設環境部長から臨時委員のご紹介をお願いします。 建設環境部長:本日、生産緑地地区の変更の案件がございますので、審議会条例第4条の規定に基づきまして、臨時委員をお願いするものでございます。ご紹介申し上げます。今回の臨時委員は異動・任期満了等により新たに委員として委嘱されました。 会長:次に、欠席委員につきまして、建設環境部長よりお願いします。 建設環境部長:本日は義山委員がご欠席されております。 会長:次に会議録の署名者を選出いたします。狛江市都市計画審議会運営規則第13条第3項の規定により、議長が指名する委員が署名することになっておりますが、本日は、石井功委員にお願いいたします。 都市整備課長:本日の狛江市都市計画審議会に先立ちまして、広報を通じて傍聴者を募集いたしましたところ、今回は応募者がいませんでした。また、報道関係からの傍聴希望はなかったことをご報告いたします。
会長:議題(1)調布都市計画生産緑地地区の変更(案)についての諮問でございます。計画の変更内容につきましては、都市整備課長より説明を願います。 都市整備課長:本日は、調布都市計画生産緑地地区の平成21年度の計画変更の諮問ということでご説明いたします。現在までの生産緑地について簡単にご説明いたします。 会長:議題(1)の説明が終わりましたが、何か質問があればお聞きします。ご意見、ご質問等ないようでしたら、この議題につきまして採決をいたします。 (過半数以上の挙手あり。) 過半数以上の挙手により、狛江市都市計画審議会条例第7条第3項の規定に基づき、本案件についてはご異議ないものと認め、可決といたします。 会長: 都市整備課長:それでは、その他の報告事項ということで、狛江市生産緑地地区についての基本方針、狛江市生産緑地地区指定基準及び狛江市生産緑地地区買取りに関する基準の策定について、また、狛江市都市計画マスタープランの改定について報告いたします。 まず、狛江市生産緑地地区についての基本方針、狛江市生産緑地地区指定基準及び狛江市生産緑地地区買取りに関する基準の策定について報告申し上げます。 続きまして、都市計画マスタープランの改定についてご報告いたします。資料6となります。 会長:只今、事務局から二点の報告がありました。内容はこれからということですね。内容に亘らない範囲で何かご質問がありましたら、お願いいたします。 委員:都市計画マスタープランの改定ですが、今回初めて狛江市都市計画審議会に都市計画マスタープラン関係の報告をするということですが、当初の都市計画マスタープランと狛江市都市計画審議会の動きがどうなっていたのかというのが、大変疑問です。ですから、このような形で報告され、素案がまとまったら、あるいは計画がまとまった時点で、きちんと報告がされるということが、都市計画マスタープランに沿った形での狛江市都市計画審議会運営ということになるので、より良い形になっていくのだろうと思います。会長から内容には入らない範囲でということでしたが、地区別構想について、庁内検討委員会では、地域別に関して、現況と課題、素案をまとめることとなっています。市民参加のほうでは、地域別構想素案をまとめています。その辺のまとめ方が、庁内検討委員会が引っ張っていくような感じで資料に書かれています。前回は地域別ごとに協議会を市民公募を更にして、地域別をまとめて、その責任者が市民参加の委員となっています。地域別構想を作るのに、二段構えでかなり市民の意見を取り入れる形をとっていました。その辺のやり方は今回はどうなのでしょうか。 都市整備課長:地区別の市民委員等の意見の収集ですが、こちらにつきましては、おっしゃるとおり、平成13年の策定時におきましては、かなり時間をかけまして、地区別の集約もしておりました。今回は、中間地点として、改定につきましては、平成13年に策定した都市マスをベースといたしまして、こちらの見直しという形に捉えています。当初の平成13年の時のように、掘り下げてやるというところまでは、想定していないところです。地区別の説明会につきましては、いろいろとご意見いただいておりますが、前回ほどは掘り下げる予定はございません。 委員:ワークショップを単発ですることは出来ると思います。その点は、委員になった方にお任せします。先日、事業仕分けによって、スーパー堤防が仕分けられたのは皆さんご記憶かと思いますが、狛江市もスーパー堤防地区に指定されている箇所があります。国土交通省は、当初から中流域ではあまり進めず、河口域の0m地点や天井川となっているような所では地域の人と議論の上で進めていくという方針でした。しかし、中流域の狛江市においても、和泉多摩川緑地付近がスーパー堤防地区に指定されており、両論併記という形となっています。事業仕分けによって、スーパー堤防は有効な手立てではないと市民がずっと主張してきたことが、今回実証されたような形になりました。スーパー堤防は市行政の中では検討しようがないですが、狛江市にもありますから、議論していただきたいと思います。また、この生産緑地地区の基本方針に最初に書いてありますように平成33年には、30年の法律の期限が切れるという大変重要なことが書かれています。今から10年先ということで、このことも議論に乗せていかなければならないと思います。 都市整備課長:都市計画マスタープランは構想の部分も非常に強いプランでありますし、どこまで検討を具現化するかということもあります。都市計画の用途地域等は、マスタープランの中でご審議いただく内容にはなってくるかと思います。この辺につきましては、中間報告などで、状況は報告させていただきます。 会長:それでは、報告については以上で宜しいでしょうか。他に事務局から何かありますか。 委員:1つ質問があります。生産緑地地区の解除は、昨年も同じように狛江市都市計画審議会が行われ、その時も解除の話でした。このことは、時代の趨勢でもあり、狛江のロケーションを考えていれば、やむを得ないことかと思います。今回、市から生産緑地地区に関する基本方針という形で生産緑地を市としてどういう風に取り扱っていくのかという基本方針が出されました。こうした作業を市の事務局で、目に見えないところで進めておられることに市民として敬服しています。その中で、生産緑地地区の買取り申出に関する基準を今年の6月に新たに基本方針と合わせて策定したようですが、その一番最後の第6条に、市長は、買取りの申出があった場合には、審査をして、買取り申出について、第1号様式により、所有者に通知する、ということで、こういう要件を満たしたときには、市として買うかという具体的なことが書いてあるのかなと思ったのですが、ただ単に通知するということで止まっていますので、そうした生産緑地で生産活動をしておられる農業生産者の方から、買取り申出があった場合、どういう基準でどのように買取りをしていくことについて考えているのか、概略で結構ですので、一言お聞かせ願いたい。 都市整備課長:只今、ご質問いただいた狛江市生産緑地地区の買取り申出に関する基準第6条のところでございますが、こちらは、従来より、買取りの申出があったときには、庁内におきまして、買取り申出があったということで、全部長に合議をします。買取りの希望があるかどうかと募りまして、その上で、行政として買う買わないを決定しています。流れとしてはこういった感じでございます。 委員:大分、生産緑地の議論がされたところですが、一つ、事務局の方にお願いがあります。生産緑地がだんだん減っていくというのは、あらがえない現象です。他の区市もそのような現象を抱えています。この審議会で最終判断するという形にはなっておりますが、権利者の財産権の範囲になりますから、ここで指定解除をしないという結論を出すことはできない。しかし、毎年約3%が減っており、加えて、生産緑地の大半が指定後30年が経過してしまう10数年後には、生産緑地が沢山無くなる可能性がある。都市計画審議会としては、生産緑地だけの理論ではなく、緑総論を議論すべきかと思います。狛江市は都市計画公園の面積こそ少ないものの、多摩川の緑地とか恵まれた環境にある。市の行政として、目標とすべき緑は何なのかというところを是非はっきり議論していただきたい。公園面積では、一人当たり何平米必要ということが言われいるとおり、この指標であると、狛江市は全然足りない。しかし、そこで勝負ではなく、市民が緑と感じられる緑が今どれだけあって、その中で現況の生産緑地がどのような割合を占めているのか、このようなところから議論をしていかないといけない。将来的に生産緑地がある程度残っていくことは、私は考えられない。これは都市農業の振興という面でも頑張っていただきたいと思います。都市計画審議会としては、緑総量として、その量をどう保っていくか、そのような観点で問題を考えていけばいいのではないかと思います。よろしくお願いいたします。 建設環境部長:今年度、市で航空写真を取り、実態調査をしており、航空写真で補えないところは、現地調査等を二ヵ年で行う予定です。その先に緑の基本計画などの見直しをするかどうか、その実態を踏まえて、進めております。 会長:特に他になければ、本日の狛江市都市計画審議会は終了いたします。
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狛江市都市計画審議会委員・臨時委員名簿
肩書 | 選任の区分 | 氏名 |
会長 | 学識経験者 | 佐藤 淳一 |
職務代理 | 学識経験者 | 杉浦 浩 |
委員 | 学識経験者 | 義山 正夫 |
委員 | 学識経験者 | 石井 恒利 |
委員 | 学識経験者 | 磯 憲一 |
委員 | 市議会委員 | 浅野 和男 |
委員 | 市議会委員 | 石井 功 |
委員 | 市議会委員 | 市原 広子 |
委員 | 市議会委員 | 藤田 鋭 |
委員 | 市議会委員 | 亀井 和美 |
委員 | 狛江市の住民 | 石賀 健勝 |
臨時委員 | 狛江消防署長 | 佐々尾 滋 |
臨時委員 | 狛江市農業委員会会長 | 小川 昭治 |
臨時委員 | マインズ農業協同組合理事 | 栗山 昇 |