1 日時 平成31年4月19日(金曜日) 午後2時~4時
2 場所 市役所2階 市史編さん室
3 出席者

委員長    森 安彦
副委員長 菅原 昭英
委員   新井 勝紘
     冨永 春芳
     長沢 利明

     谷ヶ城 秀吉
事務局  宇佐美 哲也、清水 聡(市史編さん室)

4 欠席者 谷川 章雄
5 議題

1.『新狛江市史』本編の体裁・構成等について

2.刊行計画の見直しについて

6 提出資料

1.『新狛江市史』本編目次案

2.今後の刊行計画

7 会議の結果

 

・委員長が開会を宣言。

 

議題1.『新狛江市史』通史編の体裁・構成等について:資料1

・事務局から、先日開催された市史編さん委員会において、通史編の体裁について、本文の分量から、A5判ではなくA4判にするなど見直しが必要ではないかとの意見が出されたこと、またすでに原稿執筆に向けて準備が進んでいることから、通史編の体裁等について、編集専門委員会としての意見を早めに整理する必要があることを説明しました。

・通史編については、市史編さんの基本方針にもあるとおり、市民の方々が手に取りやすい体裁・分量に収めることが望ましいと考えられるため、編集委員会としては、やはりA5判を基本としたうえで、版面、字詰め、行詰めなどを工夫することで対応していくことで意見が一致しました。

・また、事務局から、現時点で整理している目次案について説明しました。今回提示した目次案は、これまで刊行してきた資料編の内容をもとに、分野ごとに編集専門委員、調査員の皆さんと協議しながら積み上げたもので、全体を通じた調整はこれからであること等を説明しました。

・委員からは、民俗調査の成果を通史編にどのように反映するのかといった質問が出され、近現代を担当する委員からは、通史編を叙述するにあたり、地域ごとに刊行されている民俗調査報告書を参考にしながら執筆を進めていきたい旨の説明がありました。また、委員からは、民俗の調査成果のうち、通史編の本文に反映できない事項については、コラムにしてはどうかとの意見が出されました。

・委員からは、通史編の目次案のうち、第1編のなかに、地形、原始・古代、中世までを含めるかたちとなっているが、それぞれを章ではなく編として独立させてはどうかとの意見が出され、今後、全体の分量を勘案しながら検討していくこととなりました。

・事務局からは、現時点で通史編の目次案として提示したなかで不足部分があれば早めにご指摘をいただいた上で、全体の調整を図っていきたい旨を説明しました。

・委員からは、目次案に提示された全ての項目について網羅的に取り上げることは難しいことから、狛江の特色や地域性が理解しやすい項目を主体として構成していくことや、今回の市史編さん事業において新たに発見された資料や新しい知見を中心に構成していく必要があるのではといった意見が出され、今後、それぞれの執筆予定者に、方向性を十分周知していくこととしました。

 

議題2.刊行計画の見直しについて:資料2

・事務局から、当初の刊行計画に比べて報告書等の刊行物が増加していることから、刊行計画の見直しが必要である旨の説明をしました。

・『普及版・年表編』については、市史編さん委員会において、構成・体裁や、執筆者などを検討する必要があると意見が出されている旨を説明しました。また、平成32年度に市史通史編の刊行に目処がたった後に構成などを検討し、さらに執筆期間を考慮すると、刊行は平成34年度以降に変更したい旨の説明をしました。

・また、『資料編 民俗』の刊行については、平成31年度に『民俗調査報告書6 和泉の民俗』を刊行した後に、補足調査等を行いながら執筆を行うことから、平成33年度に変更したい旨の説明をしました。

・また、『資料編 考古』の刊行については、墓標調査の報告書が平成33年度の刊行予定であり、さらに亀塚古墳資料等の補足調査も必要であることから、平成34年度に変更したい旨の説明をしました。

・『市史研究 狛江』については、市史編さん委員会にて、市史本編を刊行するまで中断してはどうかとのご意見をいただいている旨を説明しました。

・委員からは、『普及版・年表編』については、対象とする人や、内容についての議論が必要であること、また執筆者についても検討する必要がある旨の意見が出されました。

・委員からは、市史通史編を刊行して編さん事業を終わりにするのではなく、『普及版・年表編』の編集を行う中で、市史で集めた歴史資料や歴史的公文書の取扱い方法について検討するなど、編さん事業の成果を次に繋げるような動きにしていく必要があるとの意見が出されました。

・委員からは、『資料編 民俗』については、前回の『狛江市史』編さんの際に実施した古老への聞き取りなど、過去の調査成果も反映してもらいたい旨の意見が出されました。

・以上の議論を踏まえ、編集委員会としては、事務局から提示された刊行計画の変更について、全会一致で承認するとともに、今後、編さん委員会に正式に報告していくこととしました。

 

・委員長、閉会を宣言。

 


狛江市市史編集専門委員会委員 名簿

肩書 選任の区分 氏名
委員長 学識経験者(市史編さん委員) 森 安彦
副委員長 学識経験者(市史編さん委員) 菅原 昭英
委員 学識経験者(市史編さん委員)

新井 勝紘

委員 学識経験者・文化財専門委員
(市史編さん委員)
谷川 章雄
委員 文化財専門委員
(市史編さん委員)
冨永 春芳
委員 学識経験者 長沢 利明
委員 学識経験者 谷ヶ城 秀吉