平成28年度第1回狛江市市史編さん委員会会議録(平成28年10月13日開催)
1 日時 | 平成28年10月13日(木曜日) 午後6時15分~7時45分 |
2 場所 | 市役所5階 502会議室 |
3 出席者 |
委員長 森 安彦 事務局 安江 真人、宇佐美 哲也、清水 聡(市史編さん室) |
4 欠席者 | なし |
5 議題 | 1.正・副委員長の選出について 2.平成28年度市史編さん事業計画について 3.刊行計画の見直しについて 4.その他 |
6 提出資料 |
1.平成28年度市史編さん事業計画 2.刊行計画の見直し |
7 会議の結果 | |
・安江市史編さん室長よりあいさつ。
議題1 正・副委員長の選出について ・第3期目の第1回市史編さん委員会の開催にあたり、事務局にて開会を宣言。引き続き、事務局の進行で委員長、副委員長の選出を行いました。 ・委員から、引き続き委員長を森委員に、副委員長を菅原委員にお願いしたい旨の提案があり、全会一致で承認されました。 ・進行を森委員長に交代し、議題2へ。
議題2 平成28年度市史編さん事業計画について:資料1 ・事務局から、平成28年度の市史編さん事業について説明しました。 ・編さん委員会は、今回を含め年間3回を予定しており、おもに市史編さん事業の基本方針に含まれている刊行計画の見直しについて議論をお願いする予定であること、また、編集専門委員会では、平成29年度内刊行予定の『新狛江市史資料編 近世2』、『新狛江市史資料編 近現代3』、平成28年度末刊行予定の『新狛江市史民俗調査報告書3 岩戸の民俗』、『市史研究 狛江』第4号について、構成、内容等を検討していく予定である旨を説明しました。 ・資料調査としては、古文書整理や修復委託、マイクロ撮影・デジタル化委託、民俗調査、墓塔調査等を進めていくことを説明しました。 ・刊行物として、『新狛江市史民俗調査報告書2 駒井の民俗』、『新狛江市史民俗調査報告書3 岩戸の民俗』、『市史研究 狛江』第4号を刊行する予定であることを説明しました。 ・関連事業の開催予定として、すでに一部は実施済みですが、古文書講座を2回、講演会を2回開催する予定である旨を説明しました。 ・平成28年度の事業計画については、全会一致で承認されました。
議題3 刊行計画の見直しについて:資料2 ・事務局からは、編さん事業の開始から4年が経過し、調査の進捗状況などから、資料編等の刊行計画について見直しをお願いしたい旨と、事務局案について説明しました。 ・まず、「民俗調査報告書」は、当初の刊行計画には含まれていないものの、旧村(大字)単位で報告書を刊行していくことがすでに編さん委員会で了承されており、刊行計画の見直しにあたっては、それらを含めること、また、引き続き地区ごとに報告書を刊行していくと平成31年度までかかるため、当初、30年度に予定していた「資料編民俗」の刊行年次を32年度に見直す必要がある旨を説明しました。 ・また、新たに市内所在の板碑調査、泉龍寺所蔵の位牌調査、市内寺院の墓標調査にかかわる報告書をそれぞれ刊行計画に加えたいこと、あわせて30年度に予定していた「資料編考古」の刊行年次を32年度に見直したい旨を説明しました。 ・委員からは、国営昭和記念公園へ移築した旧和泉村の古民家に所蔵されていた民具4,000点を民俗の調査報告に活用することができるのではとの意見が出され、事務局において確認することになりました。 ・委員からは、近世の旗本石谷氏の下屋敷跡に相当する地点における発掘調査の成果について、今までの伝承や古文書では知ることができなかった、中世の景観を一新するような成果が出ているので、市史にも反映させたい旨の意見が出されました。 ・考古を担当する委員から、位牌調査についての説明がありました。 ・さらに、近世・近現代の絵図や地図類については、これまでの資料編の体裁では掲載が難しいため、大きめの判で編集し、「資料編絵図・地図」として32年度に刊行することを計画に加えたい旨を説明しました。 ・委員からは、「資料編絵図・地図」の作業について質問が出され、事務局からは、掲載候補資料の撮影はおおむね終了していること、掲載資料の選択は改めて編集専門委員会で検討し、解説を加えて編集したい旨、説明しました。また、委員からは、「資料編絵図・地図」には江戸時代の資料だけではなく、近現代資料も掲載すべきとの意見が出され、近現代を担当する委員からは、掲載にあたってはプライバシーの問題など十分に配慮しなくてはならない旨の意見が出されました。 ・委員からは、刊行物の数量が当初の計画よりも大幅に増えていることから、編さん事業の後半には『市史研究』の刊行や講演会の開催を中断することなどを検討すべきとでは、との意見が出されました。 ・委員からは『資料編近世3』に掲載を予定している市外に所在する資料の調査について、世田谷区域や調布市域に加えて、多摩川の対岸の登戸や稲城市域なども調査の対象に加えてはどうかとの意見が出されました。 ・事務局から、市史本編を執筆するにあたり、自然史や地形の成り立ちといった地域の歴史を考えていく上でベースとなる部分をお願いする人が必要である旨の説明をし、今後、人選にあたる旨を説明しました。 ・近世を担当する委員からは、本編を考えるにあたり、旧『狛江市史』と重複する部分についてどこまで踏み込んで執筆するのかといった課題があり、また、市民が読んでイメージがわくようなストーリー性のある内容にすべきであるとの意見が出されました。 ・近現代を担当する委員からは、近現代の資料としていつ頃までの資料を掲載対象とするかの議論が必要になるとの意見が出されました。また、市内に残された高度経済成長期の集合住宅については建て替えが進みつつあることから、調査が必要であるとの意見が出されました。 ・事務局からは、資料編にどのような資料をどこまで掲載するのか、今後、どのような調査が必要であるのかについては、市史本編の構成・目次と密接に関連すること、また編さん事業も半ばを経過していることから、本編の構成を踏まえつつ、資料編に掲載する資料の選択と編集を進めていく必要があることから、これらの点について、改めて編集専門委員会で検討をお願いしたい旨の説明をしました。また、刊行計画の見直しについても、編集専門委員会において検討を進め、その結果を編さん委員会に諮りたい旨の説明をし、了承を得ました。
議題4 その他 ・事務局からは、秋の文化財ウイーク期間に、文化財関連の事業として、石谷氏屋敷跡の発掘調査の成果についての講演会や展示会を開催する予定である旨の説明をしました。
・議長、閉会を宣言。 |
狛江市市史編さん委員会委員 名簿
肩書 | 選任の区分 | 氏名 |
委員長 | 学識経験者 | 森 安彦 |
副委員長 | 学識経験者 | 菅原 昭英 |
委員 | 学識経験者 | 新井 勝紘 |
委員 | 学識経験者 | 稲葉 和也 |
委員 | 文化財専門委員 | 井上 孝 |
委員 | 学識経験者・文化財専門委員 | 谷川 章雄 |
委員 | 文化財専門委員 | 冨永 春芳 |