1 日時 平成31年3月25日(月曜日) 午前10時~正午
2 場所 防災センター4階 401会議室
3 出席者

委員長  森  安彦
副委員長 菅原 昭英
委員   新井 勝紘
     稲葉 和也
     井上  孝
     谷川 章雄
     冨永 春芳

事務局  加藤 達朗、宇佐美 哲也、清水 聡(市史編さん室)

4 欠席者 堀井 美智子
5 議題
  1. 平成30年度市史編さん事業について(報告)
  2. 平成30年度の刊行物について
  3. 平成31年度市史編さん事業(案)について
  4. 市史本編の構成等について
  5. 刊行計画の見直しについて
  6. その他
6 提出資料
  1. 平成30年度 市史編さん事業報告
  2. 平成31年度 市史編さん事業(案)
  3. 『新狛江市史』本編目次案、市史本編の刊行に向けたスケジュール
  4. 今後の刊行計画
7 会議の結果
  • 加藤編さん室長より挨拶
  • 委員長が議長を務め、議事を進行。議長、開会を宣言。

 

議題1 平成30年度市史編さん事業について(報告):資料1

  • 事務局から、平成30年度の市史編さん事業について報告しました。
  • 平成30年度には、市史編さん委員会を1回、市史編集専門委員会を1回開催したこと、また資料調査の状況や古文書の修復委託の状況、古文書マイクロ撮影・デジタル化委託の状況、和泉地区で進めた民俗調査の状況等について報告しました。
  • なお、事業成果の公表として、『新狛江市史 資料編 絵図・地図』、『新狛江市史 資料編 近現代4』、『新狛江市史民俗調査報告書5 覚東の民俗』、『新狛江市史関連考古学調査報告書1 狛江の板碑』、『新狛江市史関連考古学調査報告書2 泉龍寺の位牌』、『市史研究 狛江 第6号』を編集・刊行する旨を報告しました。
  • 普及・啓発事業としては、市史編さん関連講演会を『泉龍寺の位牌と葬送習俗』と題して、早稲田大学教授で市史編さん委員ならびに市史編集専門委員の谷川章雄委員に、平成31年3月9日(土)14時からご講演いただき、41名の参加があったことを報告しました。
  • また、古文書講座を平成30年9月と平成31年2月の2回開催したこと、古文書講座は1回、2日間で開催し、それぞれ13名・18名の参加があったことを報告しました。

 

議題2 平成30年度の刊行物について

  • 事務局から、平成30年度の刊行物である、『新狛江市史 資料編 絵図・地図』、『新狛江市史 資料編 近現代4』、『新狛江市史民俗調査報告書5 覚東の民俗』、『新狛江市史関連考古学調査報告書1 狛江の板碑』、『新狛江市史関連考古学調査報告書2 泉龍寺の位牌』、『市史研究 狛江 第6号』の内容について説明をしました。

 

議題3 平成31年度市史編さん事業(案)について:資料2

  • 事務局から、平成31年度の市史編さん事業(案)について説明しました。
  • 編さん委員会は、年間3回を予定しており、おもに刊行計画の見直し、市史本編の体裁、構成、目次などについて議論をお願いする予定であること、また、編集専門委員会では、平成31年度刊行予定の刊行物に加えて、市史本編の体裁、執筆要項、構成、目次、執筆担当などについての議論をお願いする予定であることから、年間を通して随時開催する予定である旨を説明しました。
  • 資料調査としては、古文書整理や市外に所在する関連史料の調査、修復委託、マイクロ撮影・デジタル化委託、民俗調査等に加えて、墓塔の補足調査を進めていくことを説明しました。
  • 刊行物として、『新狛江市史 資料編 近世3』、『新狛江市史民俗調査報告書6 和泉の民俗』、『市史研究 狛江 第7号』を刊行する予定である旨を説明しました。
  • 関連事業の開催予定として、古文書講座を2回開催する予定であること、また、講演会については、市史本編の執筆に主力を注ぐ必要があることから、平成31年度は開催せず、市史本編刊行後に改めて実施する方向で進めたい旨を説明しました。
  • 近世を担当する委員からは、『資料編 近世3』は、市史本編と同時進行で編集作業を進める必要がある旨の説明がありました。また、近現代を担当する委員からは、市史本編の現代部分の執筆と平行して、『資料編 近現代5』掲載史料の抽出を進めている旨の説明がありました。
  • 委員からは、調布市や川崎市といった近隣自治体の調査の必要性について意見が出されました。

  

議題4 市史本編の構成等について:資料3

  • 事務局から、市史本編の目次案について説明しました。提示した目次案は、各時代を担当する委員や調査員を中心に議論していただき作成したものですが、現代部分については『資料編 近現代5』の内容と関連することから、引き続き編集専門委員会で内容を議論していただくとともに、全体の構成を調整していただきたい旨を説明しました。
  • 委員からは、近現代だけでも項目として150~200くらいに及ぶことから、850~900ページという市史本編の総ページ数を勘案すると1項目あたりのページ数が少なくなり、全ての事象を網羅的にカバーすることは難しいとの意見が出されました。
  • 委員からは、市史本編の体裁をA4判の2段組にすることで、内容を充実させるとともに、写真、挿図等も多くできるとの意見が出されました。
  • 委員からは、市史本編はカラー印刷にする考えはあるかといった質問が出され、事務局からは市史本編は文字組が中心となるため、カラー印刷にする必要があるのか否かは検討する必要がある旨の説明をしました。また別の委員からは、グラフィックは『普及版・年表編』に多く入れる方が良いとの意見が出されました。
  • 委員からは、民俗の調査成果は市史本編に組み込むのかという質問が出され、事務局からは、民俗部門の編集専門委員や調査員等の意向を踏まえ、今後調整していきたい旨を説明しました。

  

議題5 刊行計画の見直しについて:資料4

  • 事務局から、当初の刊行計画よりも、報告書等の刊行物が増加していることから、今後、刊行計画の見直しが必要になってくることを説明しました。
  • また、今後の刊行計画として、平成31年度に『資料編 近世3』と『民俗調査報告書6 和泉の民俗』を刊行する予定であること、平成32年度に市史本編を刊行することから、『資料編 近現代5』、『資料編 考古』、『資料編 民俗』、『調査報告書3 市内寺院の墓標調査』の刊行を本編刊行後の平成33年度に変更したい旨を説明しました。
  • また、『普及版・年表編』については、他の刊行物との兼ね合いもあり、平成33年度の刊行は厳しいと考えられることから、こちらの刊行時期についても改めて議論をお願いしたい旨を説明しました。
  • 委員からは、『普及版・年表編』については、対象とする人や、内容についての議論が必要であること、また執筆は誰が行うのかを決める必要がある旨の意見が出されました。
  • 委員からは、市史本編の編集作業を行っている間は、『市史研究』の刊行を中断してはどうかとの意見が出されました。

  

議題6 その他

  • 委員からは、市史編さん時に集積した歴史資料や、歴史的公文書などを保存・活用していくための施設の必要性について意見が出され、事務局からは、市史編さん事業の今後のあり方については、市史本編を編集・刊行した上で、編さん事業で集積した資料等を今後どのように活用していくのか、編さん委員会としての議論が必要となる旨の説明をしました。
  • 事務局から、市史編さん刊行物を、平成31年1月19・20日に開催された多摩郷土誌フェアにて販売した旨を説明しました。
  • その他情報交換

 

  • 議長、閉会を宣言。

 


狛江市市史編さん委員会委員 名簿

肩書 選任の区分 氏名
委員長 学識経験者 森 安彦
副委員長 学識経験者 菅原 昭英
委員 学識経験者 新井 勝紘
委員 学識経験者 稲葉 和也
委員 文化財専門委員 井上 孝
委員 学識経験者・文化財専門委員 谷川 章雄
委員 文化財専門委員 冨永 春芳
委員 公募市民委員 堀井 美智子