平成27年度第1回狛江市市史編さん委員会会議録(平成28年2月24日開催)
1 日時 | 平成28年2月24日(水曜日) 午後6時15分~8時30分 |
2 場所 | 市役所5階 503会議室 |
3 出席者 |
委員長 森 安彦 事務局 西田 久美子、宇佐美 哲也、清水 聡(市史編さん室) |
4 欠席者 | なし |
5 議題 | 1.平成27年度の刊行物について 2.市史関連刊行物の刊行計画について 3.関連事業について 4.その他 |
6 提出資料 |
1.平成27年度の刊行物について |
7 会議の結果 | |
・議事に先立ち、事務局から、2期目の市史編さん委員に公募市民委員として3名の委員を委嘱した経緯、経過等について報告しました。 ・西田市史編さん室長よりあいさつ。 ・編さん委員の自己紹介。 ・以後、委員長が議長を務め、議事を進行。議長、開会を宣言。
議題1 平成27年度の刊行物について:資料1 ・事務局から、平成27年度の刊行物について、市史編さん事業方針に基づき、『新狛江市史 資料編 近世1』、『新狛江市史 資料編 近現代2』、『新狛江市史民俗調査報告書2』『市史研究 狛江』第3号の合計4冊を刊行する予定であること、またそれぞれの内容、体裁、ページ数、頒布予定価格、発行部数等について説明しました。 ・委員からは、刊行物の頒布窓口について質問があり、事務局から市史編さん室にて頒布していると回答しました。各委員からは、市の刊行物を集めたコーナーを設け、そこにまとめて置くことはできないのかといった意見や、総合窓口や市民センター、図書館など、市民の目に留まりやすい場所に見本を置くことはできないか、また市内の書店で販売するなど、市民が入手しやすい頒布方法を検討できないかといった意見が出されました。事務局からは、出された意見は、すべて市史編さん室のみでは対応できないことであるため、今後の課題としたい旨回答しました。 ・委員からは、書籍は刊行した後の普及が重要であることから、編さんに協力していただいた方や、近隣自治体の図書館、市史編さん室、資料館、研究者などへ積極的に贈呈して欲しいといった意見が出されました。事務局からは、刊行後、まずは史料を提供していただいた方々、調査に協力いただいた方々に贈呈後、頒布を開始し、あわせて近隣自治体や図書館、博物館、資料館などに贈呈している旨を説明しました。
議題2 市史関連刊行物の刊行計画について:資料2 ・事務局からは、編さん事業の開始から4年が経過し、調査の進捗状況などから、資料編の刊行計画について見直しをお願いしたい旨を説明しました。 ・まず、「民俗調査報告書」は、当初の刊行計画には含まれていないものの、旧村(大字)単位で報告書を刊行していくことがすでに一昨年の編さん委員会で了承されており、刊行計画の見直しにあたっては、これを含むかたちとすること、また、引き続き地区ごとに報告書を刊行していくと、平成31年度までかかることになり、当初、30年度に予定していた「資料編民俗」の刊行年次を見直す必要がある旨を説明しました。 ・また、近世・近現代の絵図や地図類については、A5判ではなく大判で編集する必要があり、これまでの資料編の体裁では掲載し難いため、何からの方策を検討してもらいたい旨を説明しました。 ・さらに、墓地調査や石造物の調査の成果をどのようなかたちで資料編のなかに組み込んでいくのか、また、「資料編考古」は平成30年度刊行の予定であるが、その時期を変更したい旨を説明しました。 ・委員からは、資料編の刊行年次を後ろ倒しにした場合、市史本編の執筆に影響が生じる可能性が大きいことから、本編との関係を踏まえて刊行計画の見通しを立てておくことが必要であるとの意見が出されました。 ・委員からは、現状では、資料編のなかに構成し難い、扁額・絵馬・棟札、記念碑・墓誌といった資料の取り扱い方法を検討する必要があるとの意見や、近代の建造物などについても配慮して欲しい旨の要望が出されました。また、近代の行政区分ができる以前の様相については、自治体の境界を越えた史料調査が必要であり、隣接地域に残されている史料の状況、内容などについても調査が必要であるとの意見が出されました。 ・委員長から、今回の市史編さん事業は市制施行50周年を契機としているが、市史本編が出たら終わりということではなく、その後も編さん事業のなかで扱えなかった史料の調査、公表を続けていく必要があり、また編さんの過程で収集した史料を保存・公開する資料館などについても検討していく必要があるとの意見が出されました。
・事務局から、平成27年度は市史編さん関連講演会として、3月13日に新井委員による「明治のはじめの村の姿を探ってみよう」と題した講演を実施し、3月19日に津山正幹専門調査員による「日本の民家からみた狛江市の民家」と題した講演を行う予定である伝えました。 ・また、事務局から8月と1月に古文書講座を2週連続で実施し、8月の初級編に19名、1月には22名の参加があったことを報告しました。 ・委員からは、市史編さん事業に関するPRが足りないのではとの意見が出され、別の委員からは「広報こまえ」に編さん室通信が連載されている旨の説明がありました。
議題4 その他 ・事務局から、平成28年度は資料編の刊行が予定されていないことから、委員会で刊行計画の練り直しをお願いしたことと、またこのあいだに必要な調査を実施していきたい旨の説明をしました。 ・委員からは、史料に含まれる個人情報やプライバシーの問題については、今後資料編に掲載していく史料の時代が新しい時代のものになるほど、十分な配慮が必要とされると思われるが、史料的な価値を損ねないかたちで配慮していく方策について、編さん委員会である程度の共通認識を形成していきたいとの意見が出され、編集専門委員会を含めて、引き続き検討していくこととなりました。
・議長、閉会を宣言。 |
狛江市市史編さん委員会委員 名簿
肩書 | 選任の区分 | 氏名 |
委員長 | 学識経験者 | 森 安彦 |
副委員長 | 学識経験者 | 菅原 昭英 |
委員 | 学識経験者 | 新井 勝紘 |
委員 | 学識経験者 | 稲葉 和也 |
委員 | 公募市民委員 | 井上 和子 |
委員 | 文化財専門委員 | 井上 孝 |
委員 | 公募市民委員 | 榎本 美恵子 |
委員 | 学識経験者・文化財専門委員 | 谷川 章雄 |
委員 | 文化財専門委員 | 冨永 春芳 |
委員 | 公募市民委員 | 中村 哲夫 |