令和7年度 第2回狛江市男女共同参画推進委員会会議録(令和7年9月4日開催)
1 日時 |
令和7年9月4日(金曜日) 午後7時00分~8時35分 |
2 場所 |
防災センター3階 301会議室、web上 |
3 出席者 |
委員:石黑昌和、山崎 潤子、関宏子、梅津正則、山口里子、後藤理恵、後藤文乃、藤原貴志 |
4 欠席者 |
飯田友希 |
5 議題 |
(1)新任委員自己紹介 (2)配布資料の確認等について 2. 議題 (1)令和7年度・8年度の重点テーマについて (2)男女共同参画推進フォーラムについて (3)視察について
3.その他 |
6 提出資料 |
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7 会議の結果1.開会(1)新任委員の自己紹介 ・各委員から自己紹介 (2)配布資料の確認 2.議題(1)令和7年度・8年度の重点テーマについて -資料1を基に事務局より説明- ・任期初めのの委員会でテーマを設定し、設定したテーマを2年間の任期の中で周知、啓発していくため、今期の重点テーマを御審議いただきたい。
(委員長)テーマの提案者から御説明いただきたい。 (委員)「今こそ改めてコミュニケーション」が良いと思う。男女共同参画は、女性の社会進出はもちろんなのでしょうが、幅広い層の方に社会で活躍いただく必要があると思っており、その中で対象を絞らずに、課題を持って困っている方、マイノリティの方等のお話を聞くことで新たな気付きとなり、社会の中で一緒にやっていこうという気持ちに繋げるため、このテーマを選ばせていただいた。 (委員)「ジェンダー平等を実現しよう」と2年間取り組ませていただいて、女性と女児の支援がジェンダー平等に繋がると思っている。ジェンダー平等が完璧な国はない。日本も教育は平等でも、社会では圧倒的な男女差があるし、重要な事項を決定する場に女性が少ない状況がある。「男女共同参画」という言葉は古く、嫌だと感じている女性も多いと思っており、女性を底上げしてやっと公平になると思う。「ジェンダー平等」という言葉をもう少し市民の中で意識してほしいと思っている。ジェンダー平等の中に「ワーク・ライフ・バランス」にしても「アンコンシャスバイアスの解消」にしても全て入っているので、やはり元々の「ジェンダー平等」というところを浸透させていき、女性だけが良くなれば良いというのではなく、家事や子育ての分担などの具体的な部分についての教育が必要だと思い「ジェンダー平等」を提案させていただいた。また、「ライフ・ワーク・バランス」という言葉については引っかかっていて、「ライフ・ワーク」という言葉は仕事や趣味を人生の重要なものと位置づけるという意味が既にあるので違和感がある。調べると、仕事に重点を置かず、全部の生活の中でと考えると、「ワーク・ライフ・インテグレーション」や「ワーク・イン・ライフ」という言葉が既にあるため、「ライフ・ワーク」という言葉の使い方についてはもう少し考えた方が良いと思う。 (委員)「もう一歩の理解を深める」について、今どきは、若い方を中心に男女平等であるとか、男性が家事をする、仕事上の男女平等等が当たり前になっていると認識している。 ただ、妊娠、出産、介護やハンディキャップのある方の事等については、表面的には知っていても、リアルに分かっていないことが多いと感じている。もう一歩進んだ理解が狛江市民の中でできると良いと思い、このテーマを提案させていただいた。 (委員長)提案者以外の方で、御意見をお願いしたい。 (委員)「男女」は差別の言葉であるため、やっぱり男も女も性的少数者も全て含めた「ジェンダー」という言葉にして話すことが大切だと思う。 (委員)質問だが、提言を行う「男女共同参画推進委員会」と「男女共同参画推進計画改定委員会」との繋がりはあるのか。推進委員会は計画の推進や提言を行っているため、新しい計画の改定状況を見ながら検討した方が良いと思う。 (事務局)改定委員会は、計画が新しくなる前年度に立ち上がる委員会で、推進委員会の委員長に改定委員会の委員として参加いただいていることで繋がっている。今後は、計画の途中経過について、より情報共有していきたいと思う。 (委員)「わたしのリズムで生きていく ~ワーク・ライフ・バランスからライフ・ワーク・バランスへ~」については、計画の分かりやすい変更点として、「ライフ・ワーク・バランス」という表記に変えたというところを、計画に繋げて伝えられれと思った。「自己受容」や「多様なライフスタイル」、「キャリアスタイル」というものをスローガンにして、ある程度キャッチーにした。自己受容し、尊重していくようなミニコピーで、「私のリズムで生きていく」とし、~ワークライフバランスからライフ・ワーク・バランスへ~としてライフを重点的に考えていく、推進していくとすることで分かりやすいテーマになると思った。 (委員)「男女共同参画推進」という言葉自体が古いと思った。「ジェンダー平等」という言葉で進めていくことに意味があると思う。自分たちの世代の知り合いや友人にも「ジェンダー平等」という言葉の浸透は無いと感じたため、重点テーマとして扱った方が良いと感じた。 (委員長)テーマの決定については、今回改定された推進計画にできるだけ沿ったものをテーマとさせていただきたいと考えている。計画に「ライフ・ワーク・バランス」という言葉が入っているので、その文言は入れられると良いと思うがいかがか。 (委員)推進計画と連動が必要だとは思うが、「ワーク・ライフ・インテグレーション」とか「ワーク・イン・ライフ」ではない「ライフ・ワーク」という言葉が使われていることに違和感を感じる。 (委員)「ライフ・ワーク・バランス」が「ワーク・ライフ・バランス」を反対にした表現であることが分かりづらいため、先ほどの「ワーク・ライフ・バランスからライフ・ワーク・バランスへ」という言葉を入れた方が良いと思った。 (委員)「ジェンダー平等」を推進していることを常に示していきたいと思うが、計画ができて、提言をした後の効果はどのように把握するのか。 (事務局)計画改定をする際は市民意識調査を行っているため指標はある。現時点のパーセンテージと目標、実際の調査結果については追っている。 (委員)そういったものもデータでいただけると分かりやすい。 (委員長)「今こそ、改めて、コミュニケーション」という言葉も良いと思うがいかがか。 (委員)前回初参加で、ジェンダーや男女共同参画について考えていくものと思っていたが、参加してみると抱えている問題が多く、女性や育児当事者だけが対象でもないことが分かった。「それでもみんなが暮らしやすく」ということを考え、抽象的にしないように、「何かこれ」と考えたときに、何かにつけ、問題解決できるのは「コミュニケーション」ではないかと思った。大げさに言えば、戦争だってコミュニケーション不足から生まれているところがあり、身近で言えば、夫婦仲もコミュニケーションが不足しているから始まっていることもあるかと思う。コミュニケーションについて考える機会を持つことで、少しずつみんなが歩み寄って良い社会が築けるのではないかと思ったことから、今回このようなテーマを提案させていただいた。 (委員長)皆さんの御意見を踏まえて、他に御意見はあるか。 (委員)これらのテーマを掲載する情報誌について、ターゲットを誰にするか。誰にこれらのメッセージを強く届けたいかを考えた時に、小中学生にかなりの数を配っていることから、小中学生にも分かりやすく、自分事としてとらえられそうな口調やテーマの設定をしようと意識して作っている。また、小中学生が情報誌を持ち帰った先の親世代が見ても、何か気付きが得られるテーマが良い。やさしいトーンで書いてあるが、内容としては、大人も気付きを得られるようなものがベストである。そこへ立ち返ると「ライフ・ワーク・バランス」となると、小中学生は働いてないなと思い、誰にでも当てはまるテーマにして、入口を開いていた方が、私には関係ないと思われないと思う。その意味では、先ほどの「コミュニケーション」は誰にでも関係のあることなので、このくらい入口を開いても良さそうだと思った。 (委員)「ライフ・ワーク・バランス」という言葉そのものが、男女共同参画でバリバリのキャリアウーマンが、仕事と家庭を両立させて、男女平等になるために、もっと女性にもキャリアアップをというところから生まれた言葉であるため、この言葉は、仕事が主であると感じた。また、「ライフ・ワーク」という言葉については既にある言葉で、とても違和感があるため、その言葉を敢えて推進委員会で使わなくても良いように思う。「ライフ・ワーク・バランス」は小中学生には向いてないと感じる。「ジェンダー平等」という一番根本のテーマを、性教育も含めた形で小中学生にもっときちんと教えていくことが必要だと思う。 (委員長)計画に必ず沿わなければいけないものではないので、「コミュニケーション」に肉付けして大枠の形を決めるのも良い。 (委員)もう一歩、歩み寄ってコミュニケーションをとることで、表面的なものから少し深い部分を知り、相互理解が進む。というようなテーマではいかがか。 (委員)「ジェンダー&コミュニケーション」はどうか。 (委員)コミュニケーションで理解を深め、その結果、ジェンダーの理解にも及ぶということに繋がる。 (委員)分かりやすく、「もっとコミュニケーション」とか「やっぱりコミュニケーション」などはいかがか。 (委員長)軸としては「コミュニケーション」で考えて良いのではと思う。 (事務局)「コミュニケーション」を軸とした、テーマを考え、9月14日(日)までに事務局に御意見をいただき、取りまとめて皆さんにお示しする。 (委員)「ジェンダー平等」という言葉はどうするのか。この委員会では「ジェンダー平等」を中心で考えた方が良いと思うが。 (委員)「ジェンダー」をはっきり打ち出した方が良い (委員長)そういった御意見も含め事務局に挙げていただき、全体を見たうえで、副委員長と相談しながら決めていきたい。
(2)男女共同参画推進フォーラムについて --資料2、参考資料1に基づき事務局より説明- ・講師の選定と講演テーマの決定 (委員長)皆さんから御意見いただいた候補の中から、良いと思う方の御意見をいただきたい。 (委員)「コミュニケーション」や「ジェンダー平等」という観点から、吉井奈々さんであればいずれのテーマも網羅しているように思う。 (委員)「コミュニケーション」が重点テーマに入る可能性を考えると吉井奈々さんが良いと思う。御自身は男性で生まれ、違和感を抱き学生時代から新宿2丁目で働き始め、性転換手術をして女性になり、現在はコミュニケーション講師として各地で講演されている。講演がライフワークでもあるので、委員会の要望にもお応えいただけそうである。来ていただけるなら嬉しい。 (委員長)第一候補は吉井さんに依頼を出していただくことで良いか。 -了承― (委員長)第二候補はいかがか。 (委員)NPO法人ファザーリングジャパンの講師は誰になるのか。 (委員長)候補はたくさんいるようで、どんな内容でも御対応いただけるのではないか。 (委員)男性の子育てや家事についてのテーマに興味がある。 (委員長)吉井さんが難しいようであれば、そちらでも検討できる。まずは、吉井さんに 可能かどうか確認いただきたい。フォーラム候補日の皆さんの御都合はどうか。 (委員)早めに決定すれば調整可能である。 (委員)候補として、若い人に人気の小原ブラスさんも良いのではないか。吉井奈々さんと属性も近く、話される内容も近いと思う。 (委員長)では、第二候補とすることで良いか。 ―了承―
(3)視察について ―市長3に基づき事務局より説明― (委員長)10月14日か24日の視察日のご都合を伺う。 (委員)両日とも別の予定があり難しい。 (委員)両日とも難しい。 (委員長)少人数で行くよりは、希望される人が行けるよう再度日程調整していただき たい。その他、視察時の質問事項について御意見をいただきたい。 (委員)前回出席できなかったが、朝日新聞社に決まったきっかけは。 (委員)これまでに行った事のないジャンルで、メディア企業に興味がある等の御意見 があった。 (委員)「女性のいない会議を作らない」という点もとても良いと思った。様々な会議 がある中で、どのようにそこに女性を取り込んでいくのかを聞きたい。 (委員)メディアに男女平等意識が広がることは良いことだと思った。 (委員)「女性のいない会議を作らない」という取組を初めて知った。そのような目標を立てるに至った課題認識、社内でどのような経緯で、その目標を作るに至ったのかについて聞きたい。また、発表した時の社員の反応と、取組みを進める上での御苦労についても聞いてみたい。また、メディア系の会社であるため、自社のニュース等で取り上げるときに、ジェンダー平等に対してどのような意識や配慮を持って取り組まれているのかについてお聞きしたい。 (委員)前回の視察は、人材を扱っている企業であったので、社内の人材を大事にする、という社風であったが、今回の朝日新聞社さんは、メディアなので、メディアでこのようなジェンダー平等宣言を率先して行っていくことへの思いをお聞きしたい。 (委員)新聞社というと、圧倒的に男性が多いイメージであるため、実際に男女の比率がどれくらいであるのか興味がある。 (委員)出版業界では、女性の意見が軽んじられる経験が多くあった。男性社会であるイメージが強いため、朝日新聞社の取組をお聞きしたい。 (委員長)苦労されたことについてお聞きしたい。 (委員)「スマホでも学べるジェンダーの教材」などもあるようであるので伺いたい。 (委員)どういう方がこの内容を運営されているのか、組織や運営の中身について知りたい。
3.その他について (委員長)次回委員会は、12月19日(金)午後7時からとなる。
-閉会-
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