1 日時

令和6年11月20日(水曜日) 午後6時30分~8時30分

2 場所

狛江市役所4階 特別会議室、web上

3 出席者

委員:平野 竜智、山崎 潤子、後藤 理恵、関 宏子、大内 ともえ、堤 勇真
事務局:政策室市民協働推進担当 髙橋 健太朗 白鳥 美嘉
傍聴者:1名

4 欠席者

石黑 昌和、横山 武志、永瀬 悟子、飯田 友希

5 議題

  1. (1)配布資料の確認について

  2. (1)情報誌について

    (2)視察について

    (3)狛江市男女共同参画にかかる提言について

  3. その他

6 提出資料

7 会議の結果

1.開会

(1)配布資料の確認

 

 

2.議題

(1)情報誌について

 

-資料1を基に事務局より説明-

(委員)非常に見やすく、興味を引くデザインになっていて感動している。

(委員)小中学校に配布すると伺ったため、子どもにも分かりやすいよう、年齢層を下げた対応をした。内容に偏りがないかなど確認いただきたい。

(委員長)お気づきの点等あれば事務局へ

 

-意見・質問等なし-

 

 

 

(2)視察について

-資料2を基に事務局より説明-

(委員長)質問については、事前にいただいたものから6点に絞らせていただいた。

(委員)質問事項は先方に伝わっているのか。

(事務局)事前に先方へ通知している。

(委員長)パーソルキャリアさんへの質問を11月中に事務局へ寄せていただきたい。

 

 

 

(3)狛江市男女共同参画にかかる提言について

-資料3、参考資料1、参考資料2を基に事務局より説明-

(委員長)提言のテーマと具体的な提案等についてご意見をお願いしたい。

(委員)意識調査に関して、「男女共同参画社会づくりのために重要な施策」の1位が介護サービスの充実、というのは意外だった。男女共同参画社会と繋がらないと感じるが、啓発活動というよりは、現実的な暮らしやすさを求めていると感じた。

(委員)結局、介護や育児など女性が担っている率が圧倒的に高いため、男性も女性も、自分たちでなく委託できるサービスを、という意味でこうなっているのではないかと感じた。男女共同参画の中で大きな位置を占めているのが介護と育児なのだと思った。

「家庭の中で男女関わらず考えましょう」ではなく、どちらもがキャリアを高めていく中で、育児や介護をどこかに委託しないとできない状況なのだと理解した。 提言も、調査の中では男女共同参画という言葉はまだ知名度が低い。言葉のイメージが古くて固い感じ。若い人にはジェンダーの方が分かりやすいし、知名度が高い。ジェンダー平等が介護や育児に結び付いていないとも感じた。

(委員)提言について二つ考えた。個人的に女性、男性と入れたくないので「一人ひとりの違いこそが、街の力に変わる」、「見えない壁を無くして全ての人が主役になれる社会へ」というのはどうか。

(委員)仙台市の資料は女性の活躍という意味で分かりやすいが「誰もが」となると広い意味になってしまう。

(委員長)「見守りする社会」などは、男女平等参画の範疇に入るのでしょうか。

(事務局)「見守り」では、防災、防犯になると思われる。

(委員)暮らしやすさや環境、見守りする社会という内容となると範囲が広すぎる。設備や環境でなく、参加する側(本人)の見方にポイントを絞って提言していく必要がある。

(委員)重要なことを決定する場に女性が少ないなどの問題をどう改善していくかを検討していくことが、男女共同参画かと思う。

(委員)女性活躍と言ってしまうよりは、「全員主役」というのが良いと思った。性別、年齢に関わらず、主役になれる街や社会を目指したい。ジェンダーや年齢や障がいも含めて、違いがあるからこそ良いというニュアンスを出したい。

(委員)世の中の流れ的には、男性の家庭への参画が叫ばれている。

(委員)若い人は、男性の家庭への参画は当たり前にやっているのではないか。

(委員)まだまだ少ないと思う。家事の役割分担をして、お互いにという家庭はまだ少ないのではないかと思う。意見の違いを家庭内で折り合いをつけてゆっくりでもアップデートしていくしかない。ただ、これからの子どもたちは、小さいころから、そういう教育を受けれていれば、価値観が刷り込まれていくため、今ちゃんとした教育を受けている子どもたちは違ってくるのではないか。

(委員)まだまだ、男だから、女だからという役割分担は多いと感じる。

(委員)家庭環境の中で、知らないうちに価値観が刷り込まれていくので、学校などで価値観のアップデートができるようにしていくと良い。

(委員長)「俺が稼いでいるのだから黙っていろ」と男性に言わせているのは、男性の方が収入が多い状況がある。そうなると、女性の社会進出や女性管理職を増やすことに焦点があてられていく。ボトムアップで子どもたちが平等という意識を持って大人になり、社会を変えていくことも期待するところだが、まずは、積極的に我々が土台作りをしていく必要があると感じる。ただ、一方の意見として、女性を増やしても妊娠、出産等の休みの期間がある、家事が忙しいため、責任のある仕事をしたくない、という意見があり、男性でも管理職になりたくないなどの意見も多い。この辺の意見もピックアップできればと思う。

(委員)現代は、女性の負担が大きい。活躍も、家事も育児も介護もという状況。根本的なアップデートができないと女性のパート、育児、家事をする立場は変わらない。

(委員)企業は今も女性の方が賃金が低いところが多いのか

(委員)賃金が低いわけではなくパートなどの職種の違いではないか。

(委員)結局、なぜ、パートを選ぶかというと、家事をしっかりしなくては、子育てしなくては、という意識から、時間を確保するためにパートを選ぶことになる。

(委員)提言は、委員会が市民の代表として意見を抽出して、市長にこうしていくことで男女共同参画社会が実現するのではないかということを伝えるということで良いか。 主張が市の政策で出来るようなことを伝えた方が良いということか。民間企業に向けた主張ではないと理解した。

 (委員)会社ではなく、一人ひとりの意識を変えるしかない。

(委員)全体の構成としては情緒的なコピーがあり、その後に提言の説明をつける。仙台市の提言では、具体的な方法案まで書かれて分かりやすいため、具体的な方法などを載せても良いと思う。毎回、全部を網羅しようとすると抽象度が上がってしまうため、一つくらい実現できていることがあった方が良い。

(委員)提言はふんわりでもよいが、それに続く文言ができることややったこと、やろうとしていることが具体的にあった方が良い。

(委員)スローガンについて「一人ひとりの違いこそが まちの力に変わる」は、会社ではなく、まず地域から変えようという内容で良いと思う。

(委員)良い違いも欠点も、良い方向に活かせれば。という意味を込めた。

(委員長)自分が参加するというメッセージも入れたい。

(委員)限られた人が参加するのではなく、全員が参加意識を持って欲しいという気持ちを込めた。

(委員)「一人ひとりの違いが まちを変える」にして、変わるのではなく、変えていくんだとしてはどうか。

(委員)「まち」では、地域と受け取られるため、社会や認識、雰囲気などはどうか。

(委員)具体的に「こまえ」にするのはどうか。狛江から変えていくという意味合いで。

(委員)「一人ひとりの違いが こまえを変える」「一人ひとりの違いこそが こまえを変える」はどうか。

(委員)これまでの提言は、スローガンに具体的なキーワードが入っているが、今回の内容は、抽象的な内容となっている。「アンコンシャスバイアス」や「ジェンダーギャップ」等のまだ知名度が低く、市民に認識されていないような文言を入れた方が良いのではないか。

(事務局)「一人ひとりの…」を大きなタイトルとし、具体的な提言の中に、アンコンシャスバイアスなどの具体的な内容を入れるなどとしてもよい。形に決まりはない。

(委員)男女共同参画を知らない人が多すぎる。そこを知らしめる提言が必要。

(委員長)一旦、スローガンについては、合意が得られたと思っている。これに続く具体的提言の内容についてご意見をいただきたい。

(委員)前回の具体的提言の内容が良くまとまっていると思っている。前回の内容を大きく変えず、文章形式でなく箇条書きにして、ぱっと見て分かりやすくしてはどうか。

(委員)結局、提言は変わらないため、言い続けることも大切。

(委員)今回の提言を情報誌にも載せることになるため、子どもが見ても分かりやすい文章にしたい。

(委員)具体的提言は令和4年度の内容で良く、言い方を変えていくのはどうか。

1番については、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を解消し、正しい知識の周知啓発を図る」として、「自分の中にある無意識の思い込みに気づき、正しい知識の周知啓発を図る」とするのはどうか。

2番についても、「ジェンダー平等、誰もが個性や能力を発揮できる」とし、「自分らしい多様な生き方をデザインし尊重し合える社会を実現するために、男女共同参画推進計画の更なる推進を図る」「それぞれの人が持つ多様性を認めるために、SNS等を活用した周知・啓発を行うとともにLGBTQ当事者等、誰もが悩みを相談できる環境を整備する」についても引き続き載せたい。

3番は、「家庭、学校、地域等においてジェンダー平等の醸成を図れているか」とし、「男女共同参画の視点に立った広報活動のさらなる充実を図るとともに、ターゲットに合わせた効果的な啓発活動を行う」とし、「女性の防災に係る活動、男性の介護や家事への参画等、男女対等な立場で様々な活動に参画できるような環境づくりを推進すること」とするのはどうか。

(委員)結局、令和4年の提言をアップデートさせれば良いということで良いか。提言はそう変わるものではない。言葉を置き換えて、すっきりまとめていくことで良いのではないか。

(委員)情報伝達のスピード感を高めたい。

1番目を「無意識の偏見に気づく」、2番目を「違いを尊重する」、3番目を「身近なところから行動していく」などと一言でまとめ、短く示した後に詳細を説明するのはどうか。

(委員)文面が短い方が、読むことに抵抗がなくなると思う。

(委員長)事務局で提言の内容をまとめていただき、第3回の前に皆さまにお示しし、第3回で決定する方向としたい。

 

 

 

3.その他について

 

(1)次回(第3回)委員会日程の調整

・次回委員会は2月10日(月)午後6時30分から開催

 

-閉会-