1  日時

令和4年5月19日(木曜日) 午後7時~7時50分

2  場所

防災センター302・303会議室(オンライン有り)

3  出席者

委員:下田 禎敏、飯田 友希、石黑 昌和、伊東 達夫、中山 潤子、中山 美津江、平野 竜智、横山 武志
事務局:政策室長 冨田 泰、政策室市民協働推進担当 池田 直子、高橋 健太朗
傍聴者:なし

4  欠席者

後藤 理恵、土屋 沙織

5 議題
  1. 今年度委員会の進め方について
  2. 男女共同参画パネル展について
  3. 提言について
  4. 視察先について
6 提出資料

資料1 令和4年度狛江市男女共同参画推進委員会の進め方 [41KB pdfファイル]
資料2 男女共同参画パネル展について(案) [62KB pdfファイル]
資料3 狛江市の男女共同参画にかかる提言について [54KB pdfファイル]
資料4 視察先について [35KB pdfファイル]

7 会議の結果

1.開会
-出欠・配布資料の確認・職員異動等の御報告-

2.議題

(1)今年度委員会の進め方について

-資料1を基に事務局より説明-

・情報誌は、例年、3月末に庁内印刷で発行しているが、カラー刷りで手に取ってもらいやすくしたいと考えている。来年度予算を要求し、予算が付けば来年度4月以降に発行できればと思う。

(2)男女共同参画パネル展について

-資料2を基に事務局より説明-

・6月23日から29日の男女共同参画週間に合わせて市役所2階ロビーで実施
・事務局案として「男女共同参画週間とは」、「ライフデザインの啓発」、「アンコンシャス・バイアスに関するシールアンケート」の3点を提案

(委員長)内閣府のホームページに、令和4年度の男女共同参画週間キャッチフレーズである、『「あなたらしい」を築く、「あたらしい」社会へ』とともに、階段を上る形でライフデザインを築いていくようなポスターになっているので、ぜひ一度ご覧いただきたい。また、NHKで今年の3月から取り組んでいるプロジェクトで「#本気で痴漢なくすプロジェクト」というものがあり、痴漢被害の実態や対策に関する動画が首都圏ナビという番組で先日紹介された。その中で「アクティブバイスタンダー」という言葉が出てくるが、これは周囲の人が何らかの行動を起こすことで性暴力の防止や被害者の助けになるという考え方。傍観するだけでは被害は減らないため、行動が必要であると紹介されていた。男女共同参画週間と合わせて掲示できれば、興味深い展示になると思う。

(事務局)委員長から御提供のあった情報や資料2に記載のある過去のパネル展の内容等を御参考に御意見を頂戴できればと思う。

(委員)パネルとシールアンケートどちらも実施するということで決まっているのか。

(事務局)決まっているわけではないが、これまではその形での実施が多い。

(委員)昨年度のパネルは見て面白かった。ただ、若い人は市役所に来る機会が少ないからだと思うが、絵馬を書いてくれた人の結果だけ見ると参加者は高齢の方が多く若い人が少ない。できれば若い人向けのテーマが出てくると面白い。行ってみようという気になるのではないか。

(委員)フォーラムにはかなり多くの方が参加しており、世代的に50代の方が多く来ているのではないかと思う。フォーラムに参加してくれた方々は男女共同参画に関心があると思うので、パネル展の案内を送ると反響があるかもしれない。そうすることで参加してくれた方々を繋ぐこともできると思う。

(委員)周知方法はどのようにしているか。

(事務局)市報、市ホームページ、Twitter等を活用している。

(委員)LINEは使えないのか。

(事務局)市の公式LINEは別のセクションが管理しており、一定のルールで運用しているが、現時点ではそういったイベント関係は発信していない。市報も皆が見ているわけではないと思うので難しいところ。

(委員)市報は子育て中の方は見ているかもしれないが、本当に若い人は見ていないと思う。パネル展開催中に市役所の正門あたりで案内を出せれば通りかかった人が見てくれて良いのではないかと思う。

(委員)アンコンシャスバイアスアンケートについて、概念をご存知の方は少ないと思うので、説明のエリアも必要だと思う。また、若い方を呼び込むために、市のキャラクターで知名度が高く,男女共同参画のパネル展の主旨に合うようなキャラクターはいないか。キャラクターを使用することができれば、若い人により関心を持ってもらえると思う。 

(事務局)市のキャラクターはいくつかあるがこれというものがない。一番使用されているところだと枝豆王子が多い。使用できるかどうかを含めて確認する。

(3)提言について

-資料3を基に事務局より説明-

・昨年度、市長より諮問をいただき今年度が提言を行う年度となる。
・諮問内容は2点あり、1つ目が「男女共同参画に係る計画の推進に関すること」、2つ目が「男女共同参画社会の実現に関すること」。
・次回以降、事務局の作成するたたき台を基に議論していく。

(4)視察先について

-資料4等を基に事務局より説明-

・委員長より情報提供のあった社会福祉法人いのちの電話について説明

(委員長)昨今は芸能人が自殺した際のニュース報道の最後に、後追い自殺防止のための「こちらにご連絡ください」というように相談窓口を伝えることがある。社会福祉法人いのちの電話については、相談員の大半が女性であり、相談する方も女性が多いという実情が一つある。御意見ご質問あればお願いしたい。

(委員)男女共同参画の中で社会的に弱い方が苦労されていることは聞いている。福祉的な考えではなく、男女共同参画としての考えであれば良いと思う。

(委員長)先日、自宅近くのパン屋さんで小学校四年生のお嬢さんが、こいのぼりを見て「ジェンダー的になし」という思わぬ発言のエピソードを聞いた。ジェンダーという言葉は、先生から教わったそうで狛江は小学校の授業で教えているんだなと感動した。視察と言うと大げさだが、授業参観のように教室の後ろで我々委員が授業を聞けたらなと思った。灯台下暗しではないがそういったことも面白いと思う。

(委員)いのちの電話の元々のスタートは、ドイツの宣教師の方が運動を起こしたことによるが、なぜ運動を起こしたかというと、開局した1971年は戦争が終わって世の中がまだ落ち着かない時であり、女性の扱いがとても信じ難いことが多かった。そのため女性にお声掛けしてもそう簡単に聞く耳を持ってくれないことが多かったため、電話で相談を受けようということから始まった 今は、自殺防止が多いがスタートはここからであり、全国的にいのちの電話を広げた。女性の弱さとしてきたものをサポートすることからスタートした活動である。

(委員)いのちの電話は自殺がクローズアップされているが、男性も女性ももっと社会に出ていきたいというような悩みを打ち明ける場所がないという意味では、いのちの電話は非常に有意義であると思う。今は、自殺防止となっているが、弱い立場の方が相談する場所がないことに対するヒントがもらえるかもしれない。

(委員)すでに取り上げられていたり、評価されているところを参考にするのはとてもいいと思う。経済産業省が実施している「ダイバーシティ経営企業100選」というものもあるが、これは女性、シニア、外国人、障がいのある方等、多様な方々を採用したり、一緒に働き活躍してもらうという点が評価の観点になっている企業リストである。100選なのでたくさんあるが、ここに掲載されている企業は大企業もあるが、中小企業で頑張っている企業も選ばれているので参考になるかと思う。

(委員長)表彰されている企業は大企業が多いが、女性役員登用率とか、なかには中小で頑張っている企業も表彰されているので注目したいと思う。視察先を決定するまでしばらく時間があるので事務局と共に検討していきたい。

(委員)いのちの電話も授業参観も良いアイデアだと思う。昨年度、視察先として小田急電鉄という案があったが、狛江市民だと小田急線を使うので興味があると思うし、市民にとって身近な企業である。いのちの電話がNGとなった場合には良いのではないかと思う。

(委員)小田急電鉄は「ダイバーシティ経営企業100選」にも入っている

(委員長)小児IC運賃を全区間一律50円化するなど頑張っている。

(委員)繋がりはないが、知り合いづてに頼んでいくといいのかもしれない。

(委員長)喜多見に研修所があり飛び込んでいこうかと試みたがハードルが高いと感じた。

(委員)以前、小田急電鉄と団体や商工会が狛江駅前でコラボしてお祭りのような地域密着なイベントをされていたが、市は絡んでいたか。

(事務局)市も絡んでいる。青年会議所やコマエノミライという若手の団体で狛江を盛り上げていこうというイベントで市も後援していた。また、小田急SCディベロップメントは今年から市の職員も派遣している。小田急電鉄とは別の小田急グループの一つだが、こちらからアプローチできれば話だけでもしてみたいと思う。

(事務局)具体的に小田急電鉄のどのような話を聞いてみたいか。

(委員)例えば、委員長が仰った小児IC運賃の全区間一律50円化のお話や、子育てしやすい街づくりをするための沿線企画のような話をお聞きしたい。

(委員長)小田急電鉄は、女性運転士、女性車掌の登用率が私鉄の中でも高く、利用している駅のプラットフォームで女性車掌と小学生が笑顔で会話しており非常にいい感じがした。小田急電鉄は視察先の候補の一つとして継続して良いのではないかと思う。

(委員)「ダイバーシティ経営企業100選」に小田急電鉄の実践が記載されている。これは平成29年の内容のため、現在はこれよりも進んだことを実践しているかもしれない。もし話を伺う内容で困った際は、これを参考に考えても良いと思う。

(委員長)視察先については、第二回委員会までに御提案いただければ、本日いただいた企業等と併せて第二回の委員会でリストアップしたものを資料として提出したい。

(委員長)いのちの電話は職場は公開していない可能性もあるので、色々とアイデアを出していただきたい。

(委員)学校関係はカリキュラムがしっかりしているので。可能かどうか含めて検討していく必要がある。

 

3.その他

 次回の会議については、9月14日(水曜日)午後7時から開催とする。

 

<閉会>