1 日時

令和6年2月29日(木曜日)午後6時30分~午後7時40分

2 場所

特別会議室

3 出席者

委員:東 裕、若柳 善朗、樋口 ユミ、大仁田 妙子、宮内 友紀、大澤 遥香、重国 毅、伊東 達夫、坂田 亮子

事務局:政策室長 冨田 泰、政策室市民協働推進担当 髙橋 健太朗

4 欠席者

なし

 議事

  1. 開会
    (1)出欠、配布資料の確認
  2. 議題
    (1)外国人にやさしいまちづくりに向けた座談会
  3. その他
6 配布資料
7 議事概要  

(1)外国人にやさしいまちづくりに向けた座談会

-事務局より資料1を基に説明-

-出席者自己紹介-

(委員)
 食事に関して、来日してから困ったことや意外と大丈夫だったことがあれば教えていただきたい。

(参加者)
 正月のイベントできな粉餅を初めて食べたことがとても大切な思い出になっている。

(参加者)
 食事は妻が中華料理を作ってくれている。子ども達は日本の回転寿司が好きである。

(参加者)
 狛江は畑が多く、喜多見の方にはある企業の社員が無料で使える畑があっていいと思う。狛江は飲食店が多く、狛江の人はいつも違う料理を食べていて良いことだと思う。箱根そばが好きでよく食べている。

(参加者)
 サイゴンが好き。狛江に住んでいる外国人でサイゴンを嫌いな人はいないと思う。店長さんや店員さんにいつもお世話になっている。

(委員)
 日常生活の中で困ったことや驚いたことはあるか。

(参加者)
 狛江に限った話ではないかもしれないが、税金や保険の通知が日本語でしか書いておらず理解するのが難しい。せめて英語でも書いてほしいと思う。市役所の窓口に行くのは日本語がわからなかった当時は恐くて困ったが、その時は市役所の職員にサポートしていただき解決することができた。

(参加者)
 敬語は日本の文化だと思うが、理解するのがとても難しい。外国人には子どもに話すぐらいの言葉の方がいいと思う。確定申告の通知等も英語表記がなく難しく感じる。書類はもっと簡単な言葉にしてできれば書類の枚数も減らしてほしい。

(参加者)
 小学校4年生の子どもがいるが、私も妻も学習の指導ができないため、塾のことや受験のことなど困った時に聞けるところがあればいいと思う。先ほど税金の話があったが、私も今でもよくわからない。日本のルールや文化で外国人は知らないことが多い。

(委員)
 ごみ出しのルールは日本の中でも自治体によって違い、日本人でも難しいと感じることもあるが、ごみのことで気になることはあるか。

(参加者)
 シェアハウスでごみ出しの責任者をしているが、日本に来たばかりの外国人にごみ出しのルールを教えるのが大変である。狛江のごみカレンダーは本当に役に立つが、すべて日本語で書かれており英語版はない。また、粗大ごみを出す際に、英語で紙に書いて出したら収集されていないことがあった。

(参加者)
 昨年からごみ袋が変更になり、これまでの可燃ごみ黄色、不燃ごみピンクから青色に統一されてわかりにくくなった。粗大ごみや電化製品、畳などは捨てる方法が難しい。

(委員)
 狛江市では避難場所等が書かれた防災マップがあるが、それを見て情報を理解することができているか。

(参加者)
 英語版の冊子が郵便で届いたので、シェアハウスの共有スペースに置いて皆で情報共有している。また、電柱に避難場所の情報が貼られているので、それを見て避難場所を確認している。

(委員)
 現在はさまざまなところでハラスメントの問題が取り上げられているが、家族も含めて外国人であるという理由で日本人から嫌なことをされたり言われたりしたことはあるか。

(参加者)
 まったくない。息子は小学生だが仲良しの友人がたくさんおり、毎日学校に行くことを楽しみにしている。娘は幼稚園に通っており同じく楽しいと言っている。

(参加者)
 狛江では国際交流協会の活動や銀行、郵便局等どこに行っても偏見を受けたことはない。

(委員)
 病気になった時や緊急のことがあった際、友人や市役所等、誰に最初に相談しているか。

(参加者)
 友人に最初に相談している。市役所の窓口はどこに行けば良いかまだわからない部分がある。

(参加者)
 健康のことで問題があれば、最初にインターネットで同じ経験をした外国人のエピソードを調べている。以前、足のケガをした際に、日本では特別な病院に行けばいいのか普通の病院にいくべきかわからなかったのでインターネットで調べたことがあった。市役所で英語の案内をしていただければとても感謝されると思う。

(委員)
 他の市民に対してでも市役所に対してでも良いが、もう少しこうしてくれたらもっと良くなるのにということや、以前住んでいた国ではこういう良いところがあったが、狛江にはないということがあれば教えていただきたい。

(参加者)
 国際交流協会が行っているイベントに参加して日本の文化を学べたので、もっとそのようなイベントがあればと思う。

(参加者)
 日本に来たばかりの外国人は、手紙やメールが漢字ばかりの内容で届くと理解ができず恐いと思ってしまうので、その点を改善してほしい。私たちは周りの方々に迷惑を掛けないように、また、なるべく日本の文化に馴染んでいきたいと思っている。その時に読めない、わからないとなるともしかしたら犯罪に繋がってしまうのではないかと心配になってしまう。

(参加者)
 狛江ではあまりないが、他の場所に行った時に見た目だけでジロジロ見られることがある。

(委員)
 最後に何か言っておきたいことがあればお願いしたい。

(参加者)
 感謝の気持ちを話したい。私の妻は毎週土曜日の夜に開催されている日本語教室に通っている。日本に来た頃は日本語をほとんど話すことができなかったが、現在は、昨年12月に行われた日本語能力試験N2に合格することができた。また、息子が月に3回程度こまエールの学習支援に通っているが、毎回とても楽しみに通っているので感謝している。

 

3.その他

(1)事務局より外国人アンケート途中経過の報告等

  • 令和5年12月1日時点で狛江市に住民登録のある18歳以上の外国人の方1,382人を対象に2月7日にアンケート用紙を発送した。
  • アンケート用紙は1人につき2言語ずつ同封(やさしいにほんごは全員に同封、もう一言語は対象者の母国でよく用いられている言語を選択して同封)
  • やさしいにほんご以外の言語は、英語、中国語、韓国語、ベトナム語のアンケート用紙を作成した他、Webでも各言語回答可能とした。
  • ネパール語のアンケート用紙は作成中であり、完成次第、対象者に発送する。
  • 2月29日時点での回答は、郵送198人、Web87人の合計285人。ネパール語を除く配布数が1,280人のため回収率は22.2%となっている。
  • 来年度の会議は、5月~6月頃に第1回会議を実施する予定であり、アンケート結果の報告を行う。令和6年度は、その結果に対する対応事項等を検討していただき、令和6年度中に市への答申というスケジュールを予定している。