1 日時

令和5年2月3日(金曜日)

2 場所

ハイブリット開催

3 出席者

委員長:眞保 智子
副委員長:竹中 石根
委員:橋爪 克幸、梶川 朋、中原 弘隆、東 貴宏、阿部利彦
事務局:
福祉政策課長(佐渡 一宏)
高齢障がい課長(髙橋 治)
福祉政策課福祉政策係長(小嶋 諒)
福祉政策課福祉政策係主事(堀越 万由)
高齢障がい課障がい者支援係長(白石 優)
高齢障がい課障がい者支援係主任(阿内 洋子)

4 議題
  1. 報告事項
    第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画 市民意識調査概要及び調査票について
  2. 報告事項
    地域生活支援拠点について
  3. その他
5 資料

資料一式 [7151KB pdfファイル]

6 会議の結果  

(委員長)

皆さんこんばんは。本日はお忙しい中、令和4年度第4回狛江市市民福祉推進委員会障がい小委員会にお集まりいただきありがとうございます。定刻になりましたので、議事を開始させていただきます。議事進行中は、音声をミュートにしていただき、発言をする際には挙手をお願いします。その際、ミュートを解除してからご発言ください。それでは、まず初めに事務局より配布資料の確認をお願いします。

(事務局)

本日の配布資料の確認をさせていただきます。上から順に、

令和4年度第4回障がい小委員会アジェンダ

【資料1】調査案についての小委員会委員のご意見一覧  P2~4

【資料2】障がい者調査票 P5~20

【資料3】障がい児調査票 P21~36

【資料4】第3回障がい小委員会議事録(案)P37~43

【資料5】委員名簿 P44

【資料6】令和5年度障がい小委員会全体工程表 P45-46

以上が本日の資料になります。

(委員長)

それでは、議事に移ります。報告事項の第7期障がい福祉計画・第3期障がい児福祉計画市民意識調査の概要及び調査票(案)について事務局より説明をお願いいたします。

(事務局)

障がい者調査及び障がい児調査につきまして、ご報告いたします。前回の委員会にて、12月下旬頃に調査票を発送予定とし、回収は1月末頃までに行うスケジュールとご説明いたしましたが、修正等の調整から発送が1月18日、回収が2月7日と変更となりました。そのため、現時点では速報値についてもご報告ができません。恐れ入りますが、次回以降の委員会でのご報告となります。なお、logoフォームを用いました市民意識調査につきましては、1月10日より開始し、1月31日で調査を終了しておりますので、こちらの速報値についてご報告させていただきます。今回初めてWEBアンケートフォームによる調査を行いまして、市のホームページにリンクを貼ることに加え、狛江市とLINEにてお友達登録をいただいております、約50,000件の方にプッシュ型でアンケートの依頼を実施いたしました。その結果、1278件の方より回答をいただいております。前回、郵送では498件の発送に対しまして240件の回答となりましたが、そちらの数字を大きく上回る回答の協力をいただくことができました。なお、回答者の年齢構成もご覧のとおり、20代こそ5%程度でございますが、30代から60代はそれぞれ2割ずつ、70代も10%を超える回答をいただくなど幅広い年代から回答をいただけました。

それでは、【資料1】をご覧ください。いただいたご意見を受けて修正を行った点について、いくつかピックアップしてご説明いたします。

まず、障がい者調査についていただきましたご意見です。

2ページをご覧ください。『問17肢1「話をうまく組み立てられない、うまく質問できない」について、この選択肢も必要だが、障がいをインペアメント、人の中にあるものと捉えるような選択肢を一番最初に置くのが少し気になる。順番を見直すなどの対応が必要である。設問についても「情報取得やコミュニケーション行う上で困ることはどのようなことですか」と聞いているので選択肢の順番を対応させたほうが良い。』というご意見をいただきました。こちらにつきましては、肢の順番を設問に合わせて整理し、反映いたしました。

3ページをご覧ください。『問31②に「相談支援事業所のことがよく分からない」という肢を追加してはどうか。』というご意見をいただきました。こちらにつきましても、ご指摘のとおり修正し、反映いたしました。

続きまして、障がい児調査についていただきましたご意見です。4ページをご覧ください。「問23 肢9.11.15.16は18歳以上が対象のため、基本は利用できないはずである。」というご意見をいただきました。こちらにつきましては、元の選択肢「肢9 共同生活援助(グループホーム)」、「肢11 生活介護」、「肢15 就労移行支援」、「肢16 就労継続支援(A型・B型)」を削除いたしました。

同じく、4ページでございます。「問31 肢3()は何を回答すれば良いのか、回答しない場合の選択肢か」というご意見をいただきました。こちらにつきましては、ジェンダーへの配慮となります。他の性別の調査にあわせて肢を4択に修正いたしました。市民意識調査の説明は以上となります。委員の皆様からのご意見をいただければと思います。

(委員長)

ご意見・ご質問等ございましたらお願いいたします。

WEB調査を初めて導入されたとのことで、以前よりは若い方を含めた、幅広い年齢層の方にご回答いただいているという点においては大変良かったと思います。

他によろしいでしょうか。それでは、次の議事に移ります。

報告事項の地域生活支援拠点について事務局より説明をお願いいたします。

 

(事務局)

 地域生活支援拠点の整備計画の見直しについて、ご報告します。狛江市障がい者計画・第6期障がい福祉計画・第2期障がい児福祉計画において、令和5年度の設置を計画しておりました地域生活支援拠点について、事業計画を策定したときの想定を上回る労務・資材費の高騰による工事費の増加、長期化するコロナ禍による事業者の経営への影響等を踏まえ、グループホームの設置主体である事業者と協議し、整備計画を見直すこととしました。

見直し前の整備計画では、グループホームの定員19人、3ユニットを整備する予定でしたが、規模を縮小し、2ユニットとなります。見直し後の定員については、現在、整理しているところです。基本設計が完了しだい狛江市まちづくり条例の手続を進め、3月に近隣説明会を行い、東京都の補助協議を令和5年度に改めて行います。施設の竣工は令和6年6月、運営開始は同年9月を予定しています。

この拠点の整備の見直しに伴い、併せて整備を予定している基幹相談支援センターの設置についても同じく1年、後ろ倒しとなります。

整備スケジュールは1年程度の延期となりますが、引き続き、地域生活支援拠点及び基幹相談支援センターを整備できるよう取り組んでまいります。報告は以上です。

 

(委員長)

ありがとうございました。ご意見・ご質問等ございましたらお願いいたします。

当初の予定を超えるほど物価が上がってるということや、かなり人の確保が大変ですね。なかなか私のところも職員の方の補充が厳しいということも聞いております。一方で、グループホームについては、この場でお話することがどうかなとは思うのですが、地方では株式会社のグループホームの参入が増えてきています。例えば、その市町村の委員会などでも議案が上がってきて、精査をすることになるのですが、私達の目から見ると問題だと思うような内容でも書類上は整っておりますので、認めざるをえないというようなことも少し出てきております。例えば、その日中活動支援が入るタイプのグループホームの場合、そうでないタイプに比べると、報酬が高いですが、それでも、その通院支援・通院介助・通院同行に1件2,000円ほど、きっちり1件ごとにお金を取っています。それは障がいのある方にとってはかなり負担となります。あるいは、職員の配置を例えば定員20名のところ、30名ほど雇用してまして、全部パートの方で虫食い状態のシフトとなっていることもあります。利用者の方が信頼関係ができても、その職員が次いつ入るのか分からないぐらいの難しいシフトになっていて、それをこちらとして、「こういうような支援の仕方でよろしいでしょうか」というような疑問を呈しても、「かえって依存しなくて良い」というようなことを述べられます。でも、書類が整ってるから通すしかないです。そういった人件費を削って、あるいは、そこで働く方の社会保険料などを削って利益を上げています。結局は1人の職員の方が通院同行している間に他の入居者の方の具合が悪くなってしまうことなどが起きます。例えば、私どものような通所している施設の職員が特に報酬もなく、通院に一緒に行くなど、そういったことをしてお互いに地域で支え合わなければいけないのかもしれません。しかし、本当に人の確保が大変になってしまっています。なかなかグループホームを経営していくのは厳しいというような状況がありますが、法人の経営など色々なことを考えると、東京はなおさら職員の方などの確保が大変なため、こういったこともあるのかと思いました。

他によろしいでしょうか。計画が少し後ろにずれるということをご報告していただいたということで、引き続きよろしくお願いしたいと思います。

その他の事項について事務局よりお願いいたします。

 

(事務局)

【資料4】につきましては、令和4年度第3回障がい小委員会の議事録(案)になります。内容をご確認いただきまして、お気付きの点等ございましたら2月17日(金)までに事務局へご連絡ください。資料の説明は以上になります。続きまして、【資料6】をご覧下さい。来年度の全体工程表でございます。次回の令和5年度第1回障がい小委員会は、令和5年4月10日(月)~の週を予定しております。日程は委員長とご相談の後、確定いたしましたら詳細をご連絡させていただきます。皆さまご多忙のところ恐れ入りますが、お待ちいただければ幸いです。

(委員長)

ありがとうございます。予定していた議事はこれで終了ということですが、せっかくの機会でもありますので、よろしければ、コロナの見直しの現場の影響について伺いたく思います。現在、コロナの種別の見直しが出てきています。これを含めて何か皆様方のそれぞれの現場で、課題と感じられていることがあれば、お一人ずつお話いただけたらと思います。中原委員よりお願いいたします。

(中原委員)

私自身は8月に罹患しました。症状はまちまちでした。大事なことは拡大させないことだと思っていましたので、事業所を3日間閉鎖しました。3日間休んだだけでも事業収入に大きな影響がありました。その点については、年が明けた1~3月の休日を臨時開所することで対応をしました。これを機に考えさせられることがあり、新たなニーズに発掘に努めたいと思っています。利用のニーズへの対応を図りつつ、従業員のケアも考えていきたいと思います。

(委員長)

おっしゃるように、症状はまちまちだと聞きます。若い学生でも体力の減少が著しく、罹患後3カ月程度影響があったとのことでした。私の妹も罹患しましたが、自宅療養で家族に感染せずに済みました。脱力感や後遺症もなかったようです。人によって症状に差があるようです。では、次に東委員お願いいたします。

(東委員)

地域活動支援センターはコロナの時に全面的にクローズになることがありましたが、居場所機能の喪失が起きたと思っています。今まで人と会える場所としてのニーズがありましたが、クローズに伴って離れてしまった方もいらっしゃいます。精神科の病院からの地域移行の促進を掲げていますが、ある方は家庭内暴力をふるっており、精神病院にかかっていますが、2年間の地域移行支援のうちの1年近く病院が閉まっている状態です。病院の外部との接点を閉じるのは地域移行の視点からすると大きな課題だと思います。

(委員長)

現段階では、地域移行支援の延長の話は出ていないのでしょうか。

(東委員)

厚生労働省からは何も出ていませんので支給決定する自治体の対応によるかと思います。自治体の委員の皆様にどこまで必要性を理解していただけるかになるのではないかと思っています。

(委員長)

貴重なご意見ありがとうございました。では、次に梶川委員お願いいたします。

(梶川委員)

拠点を週4日開いていますが、2020年からであり、コロナ禍での活動です。幅広い年代の方の居場所であることから感染対策は重要になります。特に重症化リスクが高い方のことを考えながら多世代交流拠点の運営をすることが必要となります。難病を抱えたお子さんや基礎疾患を抱えた方への対応が大切だと思います。また、やはり社会全体で考えたときに通常どおりの生活へ戻していくということが大切だと思います。難病等を抱えたお子さん等のことを考えると、マスクを外させてあげたい、外してもいいのではないかと思いますが、来てくださっている方には、重症化するリスクがある方が同じ空間にいらっしゃることを理解して利用していただいております。その点に関してスタッフや来てくださっている方と相談しながら考えていきたいと思います。

(委員長)

マスクの着用に関しての文科省の発言は誤解が生じるのではないかと私は思っております。「マスクを着けたい子だけ着ける」というような発言をされていました。学校のようなところだとリスクを抱えたお子さんが声を上げられないのではないかと思います。阿部委員いかがでしょうか。

(阿部委員)

今のお話に関してですが、巡回相談で色々な学校に訪れる中で、感覚過敏のお子さんの指導で難しさがあると感じています。感覚過敏のお子さんはマスクができないので怒られてしまうということもあります。逆に、周りの子がマスクをしていないことに対して過剰に反応するお子さんもいらっしゃいます。また、親御さんがお子さんをコロナを考慮して学校へ行かせないというケースもありますし、コロナの影響で学校に行きたくないというお子さんも増えてきています。

また、地域によって2021年度以降オンライン対応の差がすごくあり、オンライン対応ができるところは研修ができましたが、全て中止となってしまった地域もありました。教員の学びの機会が失われてしまいました。

2022年になって、巡回もできるようになり、世の中もオンライン対応が進みました。しかし、日本は学校に来ることが重視されていることから、不登校・肢体不自由なお子さんがオンラインで授業を受けることなどへの抵抗感が強いと感じます。

最後に、通常学級の先生はICTに強いですが、特別支援の学校の先生はアナログな対応が多いように感じています。私の予想とは違っていました。特別支援のツールの活用が地域差なく、進んでいないということが課題だと感じています。

(委員長)

ありがとうございます。お聞きしたいのですが、学生の家庭の通信状況はどうなのでしょうか。

(阿部委員)

大学でもWi-fiの貸出をしていますが、パソコンを持っていない学生もいます。地域にもよりますが、ネット環境の整備の差が大きいと感じます。ネットを使っていない家庭は教育委員会が用意しても、借りないという地域もあります。また、借りても使いきれないところもあると聞いています。持ち帰るところ、持ち帰らないところ、持って帰っても何もしないところ、さまざまであり、教育委員会も苦労していると思います。

(委員長)

ありがとうございます。教育格差が強まってしまうのではないかと思います。私のゼミで連携している八王子の学校のモデル校はICT対応が進んでいましたが、それが標準でないということを知り、非常に衝撃です。では、次に竹中委員お願いいたします。

(竹中委員)

私は先週罹患しました。出勤して検査したら症状はありませんでしたが、陽性でした。また、児童発達支援の方で職員1名陽性になりました。ハイリスク施設ということで保健所に報告いたしました。マスクをしていないお子さんが複数いて、濃厚接触者になりました。過去はお互いがマスクをしていない状態で濃厚接触が判定がされていましたが、片方がマスクをしていないだけで濃厚接触になるということに驚きました。

(委員長)

ありがとうございました。橋爪委員お願いいたします。

(橋爪委員)

東委員のおっしゃっていた、地域移行支援の利用延長についてですが、私は審査会の委員をしておりまして、なるべくコロナに関するものは延長するようにしています。就労移行も延長できるようにしています。狛江は理解が進んでいます。

昨年8・11月に大きな罹患がありました。臨時休所があり、事業収入に大きな影響がありました。両方ともグループで罹患された方が起点となっていました。距離をとっていても罹患の拡大が進んでしまっていました。保健所に指示を仰ぐのですが、手帳を持っていることで、どこかの病院には入院させていただきました。症状はないのに作業所にいけないことへの不満を持つ方がいらっしゃいました。また、小さな事業所なので職員が罹患すると影響が大きいです。中には複数回罹患した職員もいました。

(委員長)

ありがとうございました。気をつけなければならないと感じました。グループホームが閉鎖となると対応がかなり大変なことになると思いました。他にご意見等ないようであれば、事務局より何かございますか。

(事務局)

はい。先ほど梶川委員から居場所のお話をいただいたので、一つご報告させていただきたいことがございます。あいとぴあレインボープランにも載っているのですが、多世代・多機能型交流拠点を市で設置を進めております。中原委員の施設に通ってらっしゃる方が所有者でございまして、その方から市で建物をお借りしまして、多世代・多機能型交流拠点を3月20日に開設させていただくかたちで進めております。また、今まで狛江市多世代・多機能型交流拠点という名前で呼んできましたが、名称を公募いたしまして、ひらがなで「ふらっとなんぶ」となりましたので、ご報告させていただければと思います。以上、よろしくお願いいたします。

(委員長)

ありがとうございます。そうしましたら、本日の議題は終了となります。それでは、以上で本日の委員会は終了とします。本日はありがとうございました。