1 日時

令和2年2月7日(金曜日)午後1時30分~午後2時30分

2 場所

特別会議室

3 出席者

会長:田中 充
職務代理:馬場 健司
委員:桑原 一将、大門 ミサ子、薄井 東子、世木 義之、松島 正、清水 明

事務局:
環境部環境政策課長 植木 崇晴
環境部環境政策課環境係長 森 旦憲、環境部環境政策課環境係 小野 敏樹
環境部環境政策課水と緑の係長 海老原 悠輔、環境部環境政策課水と緑の係 丸山 雄規

4 欠席者

杉本 一正

5 議題

(1)会長及び職務代理の選出について
(2)【審議】狛江市環境基本計画について
 ・環境基本計画(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について
 ・環境基本計画の案について
(3)【審議】狛江市生物多様性地域戦略について
 ・狛江市生物多様性地域戦略シンポジウムについて(報告)
 ・生物多様性地域戦略(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について
 ・生物多様性地域戦略の案について
(4)【審議】社会資本総合整備計画事後評価について
(5)その他

6 提出資料

資料1 狛江市環境保全審議会 委員名簿
資料2 狛江市環境基本計画(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について
資料3 「狛江市環境基本計画」の改定について(最終報告)
資料4 狛江市環境基本計画(案)
資料5 狛江市生物多様性地域戦略シンポジウム
資料6 狛江市生物多様性地域戦略(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について
資料7「狛江市生物多様性地域戦略」の策定について(最終報告)
資料8 狛江市生物多様性地域戦略(案)
資料9 社会資本総合整備計画事後評価
参考資料1 「狛江市環境基本計画」の改定について(最終答申)
参考資料2 「狛江市生物多様性地域戦略」の策定について(最終答申)
参考資料3 狛江市環境保全審議会運営規則

7 会議の結果

(1)会長及び職務代理の選出について
 会長:田中 充
 職務代理:馬場 健司
 

(2)【審議】狛江市環境基本計画について
  ・環境基本計画(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について

 事務局より資料2を説明

(事務局)
 欠席した委員より議題に関して4点の意見が寄せられた。
 1. 全体的に環境問題に対する建設的な回答になっていないのではないか。
 2. 12番、13番の農薬や殺虫剤、除草剤等が生物や人体に与える影響を考えて、使用を大幅に規制してほしいという意見に対する市の回答は、消極的すぎるのではないか。
 3. 13番に関して、狛江市は、市独自のGAP手法で作った農産物を「狛江ブランド農産物」と呼んで、取組みを進めている。このことを回答欄に載せてもいいのではないか。
 4. 12番の回答は、生物多様性の類似した質問に対する回答と差があるので、調整したほうがよい。

 意見に対する事務局の回答は以下のとおりである。
 1. 今回のパブリックコメントは、あくまでも施策の方向性を示した基本計画の内容に対してご意見をいただく目的で行ったので、このような回答にならざるを得ないと考えている。
 2. 農薬等の使用に関しては、市として法で決められた範囲の使用に対して規制する考えはない。
 3. GAP手法は農薬を適正に扱う営農手法である。今回の意見は、最終的には無農薬農業の推進を求めるものであったので、GAP手法とは違うものであると考えて掲載を見送った。
 4. 今のところ、法の範囲内で適切に使われる農薬に対しては禁止する考えはないので、生物多様性に関しても、環境基本計画の回答に合わせて記載してバランスをとることを考えている。

(委員)
 2回目の市民説明会の参加者はゼロで、パブリックコメント提出数も17件であった。毎回こういう傾向なのか。

(事務局)
 パブリックコメントや市民説明会は、取扱う計画いかんで市民の反応に差がある。今回の反応は決して多い数とは言えないが、2回目の参加者がいなかったのは残念だが、1回目に5人の参加者がありコメントもいただいたので、最低限はクリアしているのではないかと考えている。

(会長)
 パブリックコメントの内容はどういう取扱いになるのか。ホームページに載せるのか。

(事務局)
 広報に載せる。

(会長)
 対応を含めて環境基本計画の参考資料に載せてもいいのではないか。 欠席した委員からの意見に対してはどう答えるのか。

(事務局)
 直接お答えすることを考えている。

(会長)
 欠席した委員からの意見は、パブリックコメント公表時には含まれないと考えていいか。

(事務局)
 そう考えている。

(会長)
 17件の意見のうち、1番と3番は計画に反映し、それ以外のものは参考にさせていただく。その中で、程度に応じて他の分野と連携していく等の整理をしていくということだと思う。そのような視点でもう一度表現を見直してはどうか。

(委員)
 9番は記述が薄い。防災分野や河川の行政計画と整合性を取りながら、もう少し書けないか。

(会長)
 台風や水害対策は重要なので、回答はもう少し丁寧な記述をしてもよいのではないか。

(事務局)
 9番については、防災の計画ではないので書ける範囲が限られてしまうが、もう少し丁寧に書いていきたい。12番、13番は、確かに冷たい印象もあるかと思うが、表現を考えていく。

(委員)
 除草剤等の使用・販売を禁止すると雑草の処理が大変だ。やはり農薬は使うべきところには使わなければ仕方がないと思う。

(会長)
 12番、13番の回答には、農薬の使用禁止はできないということだけではなく、なぜ禁止できないかという理由を加えて、「安全な食べ物の確保の取組みについて参考にさせていただく」という表現にしてはどうか。

(事務局)
 そのように進めたい。

・環境基本計画の案について

事務局より資料3を説明

(委員)
 3ページ「計画の位置付け」について、前回の施策目標の達成率の評価をしたうえで、今回の計画が練り直しされたのだと思う。今回は、施策目標は9項目から5項目になり、個別施策は35項目になった。この記述だと、どこを引き継いだのか、あるいは直したのかがわからないので、もう少し記述したほうがよい。

(事務局)
 追記することを考えたい。

(委員)
 今回は大幅改定したので、「受け継ぐ」という表現はいかがなものか。

(会長)
 前計画からのつながりに関する部分を2行ぐらい足してはどうか。

(事務局)
 了解した。

(委員)
 P64、現行計画の審議会について、第3回、第4回までしか記載されていない。

(事務局)
 1月21日の部会、2月7日の審議会を加筆して修正する。

(会長)
 資料編の掲載位置は変えてもいいかもしれない。「計画策定の経緯」はパブリックコメントのあとに載せてはどうか。また、「用語集」は参考資料の最後、あるいは本文のあとで参考資料の前にしてはどうか。

(事務局)
 検討する。
 

(3)【審議】狛江市生物多様性地域戦略について

・狛江市生物多様性地域戦略シンポジウムについて(報告)

・生物多様性地域戦略(素案)に対するパブリックコメント及び市民説明会の実施結果について

 事務局より資料5を説明

・生物多様性地域戦略の案について

 事務局より資料7、参考資料2を説明
 

(会長)
 図や表のタイトルや出典の記載位置が環境基本計画と異なっている。

(事務局)
 全体的に見直して、環境基本計画に合わせる。

(会長)
 P13に「狛江ブランド農産物」について記載されている。環境基本計画のパブリックコメント12番の回答欄に「狛江ブランド農産物」について書くのであれば、狛江市生物多様性地域戦略のP13に「狛江ブランド農産物」が記載されていることに言及してはどうか。 パブリックコメントやアンケート掲載位置は検討が必要だ。基本計画と地域戦略は整合したほうがよい。 市民や発表した方が特定できる写真はいかがなものか。個人が特定される場合には了解を得なければならないのではないか。

(事務局)
 個人が特定できるようなものは本人に確認が必要になる。写真は提供者に再度確認をとって、差し障りがあれば差し替える。

(会長)
 P106とP107に、個人名を挙げて発言内容が書かれている。発言の趣旨だけを何行かずつ書いたものはあってもよいが、実名を挙げて発言内容まで書くのはいかがなものか。検討してほしい。

(事務局)
 実名は削除したい。

(会長)
 資料集、レッドデータブック、用語説明が、本文を補完している内容になっているかどうか確認してほしい。

(事務局)
 レッドデータブックは本文の内容に密接に関わっている。

(委員)
 P114以降の「用語解説」の用語の見出しは色を変えてあるが見づらい。ゴシック体のほうが目につきやすいのではないか。

(委員)
 「ちょこっとビオトープ」に関して、環境基本計画と生物多様性地域戦略は写真や説明が少し異なっているが、何か意図があるのか。ここだけではなく、両方に同じ内容が記載されているところは確認したほうがいいのではないか。

(会長)
 基本計画P7の「東京都における狛江市の位置と地形」はどこからとった図か。小田急線の路線図と国道ぐらいは入れてもいいのではないか。

(事務局)
 この図は多摩川と野川が南北に走っているところを視覚的に見ていただくために載せている。メインの路線や道路については検討する。

(会長)
 地域戦略も若干の修正はあるが、この内容でご了承いただいた。 市長からの環境基本計画と地域戦略の諮問に対して、冊子をもって答申書を付けて答申としたい。
 

(4)【報告】社会資本総合整備計画事後評価について

事務局より資料8を説明

(会長)
 次回計画を立てるときに事前評価は必要ないのか。

(事務局)
 必要とされていない。

(会長)
 P9の耐震化工事は、計画では1.19kmだが、工事を実施したのは0.573kmで0.60kmは耐震化していない。合計しても数字が合わないが、その差の17mはどこへ行ったのか。

(事務局)
 耐震対策が難しく検討中のところが10mある。また、切りのよいところに合わせて耐震化工事をやめているので、実際に施工して7mの差が出た。

(会長)
 その差分は次期計画に引き継ぐのか。

(事務局)
 引き継いでいく。

(会長)
 同じページに、接合部の可とう化は、計画では83カ所あったが、58カ所は実施済みで、15カ所は耐震化が必要なかった。9カ所はまだ残っているという理解でよいか。

(事務局)
 そちらについても、2カ所は困難な箇所があったが、また違った方法で耐震対策をとる予定だ。

(会長)
 マンホールトイレも18基設置予定が16基になっている。

(事務局)
 マンホールトイレは使用人数ごとに設置数を決定する。概ね各6基と計算していたが、設置を決定した施設の人数でトイレ数を検討したところ、5基・5基・6基で計16基の設置となった。

(会長)
 数字だけ見ると未達成に見えるので、実施状況のところに追記があるとよい。 P18に総合整備計画の評価表があり、中間目標とか最終目標の%が出ているが、これをもって「達成」とか「A」「B」といった評価を入れるところは必要ないのか。

(事務局)
 P19に目標値の達成状況ということで出ている。

(会長)
 審議会としては、P18、P19の内容を確認して評価する役割だということで了解した。

(委員)
 P16、P17にある「下水道長寿命対策」と「下水道長寿化対策」は違うものか。

(事務局)
 「下水道長寿命対策」は「化」が抜けていた。

(委員)
 P18の(2)「下水道環境長寿命実施率」も「化」が抜けている。

(事務局)
 「下水道環境長寿命化実施率」に訂正する。

(会長)
 整備計画の内容について了解した。


(5)その他

(会長)
 その他、事務局から何かあるか。

(事務局)
 2年間にわたって、環境基本計画策定、生物多様性地域戦略策定にあたってご審議いただき、感謝する。今後は各計画の実施計画の策定等でご意見・ご指摘をいただければと思う。引き続きよろしくお願いする。

(会長)
 以上で本日の議事は全て終了した。