令和2年度第1回狛江市環境保全審議会(令和2年8月26日会議録要旨)
1 日時 |
令和2年8月26日(水曜日)午前10時~11時30分 |
2 場所 |
防災センター303会議室 |
3 出席者 |
会長:田中 充 事務局: |
4 欠席者 |
杉本 一正 |
5 議題 |
(1)「狛江のかんきょう(平成31年度実績)」について |
6 提出資料 |
資料1 狛江のかんきょう(平成31年度実績)(案) |
7 会議の結果 | |
(1)「狛江のかんきょう(平成31年度実績)」について 事務局より資料1、2を説明 (委員) 評価一覧のところで、新型コロナウイルスの影響で実績が下がっている指標もあるのではないか。 (事務局) イベントの参加者数等を始めとして、開催時期により影響が及んだものもある。 (会長) コロナの影響で講演会等が中止になったのは2020年初め頃のことなので、施策目標や進捗管理指標の評価への影響は軽微だと考えられる。 (委員) 「狛江のかんきょう」の構成変更については賛成である。ただ、関連指標を削除したとのことだが、指標を整理したことで計画の評価に影響はあるのか。また、事業No.12公共交通等の環境整備の「コミュニティバス運行経費の補助」は環境への関係は薄いので削除してもいいのではないか。
(事務局) 計画に設定されていた指標については削除等をしておらず、計画の評価には影響ない。 (委員) 施策目標の評価一覧のところで、黒く着色されている「計画当初値から後退した項目」が目立つ。この評価には、指標・目標の設定の仕方に問題があるものと、指標の目標設定は問題ないが事業が進まず達成する事ができなかったものの2つの見方があると思う。 (事務局) 仰るとおりである。A緑は目標に緑被率の増加が設定されているが、宅地開発の増加等の社会的な流れがあったことから、さらなる取組の余地はあったとは思われるが、現実的には達成するのが難しい目標となっている。また、B水では湧水の箇所数の増加が設定されているが、雨水浸透施設の拡充等により健全な水循環の回復に取り組んだものの、そもそも水循環の回復を進めることで、必ずしも湧水の創出につながるとはいえないことから、指標としては難しいものとなっている。 (委員) 基本目標Bの水について、湧水の数が増えなかったとの事だが、市民センターの地下にある地下水は有効活用できないのか。また、狛江市は水と緑のまちと謳っているが、一方で緑は以前と比べて大幅に減り、緑を守れるように計画を進めているとは言いがたいと思う。 (事務局) 庁舎の地下水については調査・研究の段階であり、今後の検討材料としたい。緑の施策については実施計画のところで意見をいただければと思う。 (委員) No.12のコミュニティバスのところで、空バスが目立つのはどう考えているか。 (事務局) 乗車状況に波があることは把握している。課題として捉え、利用者を増やせるよう検討していきたい。 (委員) 1ページ目の表のところで、基本計画と狛江のかんきょうを結ぶ矢印の方向は逆ではないか。 (事務局) 矢印の向きは変更する。 (会長) 1ページ目の説明文だが、環境基本計画の計画期間が記載されていないので追加したほうがよい。施策目標や進捗管理指標で評価が以前より下回ったところについては、指標値として適切であったどうかといったことや、新型コロナウイルス感染症による影響等も踏まえ、詳しく分析し、今後の指標設定に活かしていただければと思う。 (事務局) 修正する。
(2) 「狛江市環境保全実施計画(令和2年度~令和4年度)」について 事務局より資料3を説明 (委員) 重点プロジェクトの数について、「狛江のかんきょう」では5つだが「環境保全実施計画」では6つある。これらは別物か。 (事務局) 「狛江のかんきょう」は、平成25年度から平成31年度までを計画期間とした環境基本計画を対象としたものであるのに対し、今回の「環境保全実施計画」は平成31年度に作成した、令和2年度から令和11年度までを計画期間とする新たな環境基本計画としており、重点環境プロジェクトも各々の計画で異なっている。 (委員) 基本目標5のところで、子どもに生物多様性について教育していくとのこと。個人的な思いとして、人間の生活に害をなす動物の駆除を必要であるとは思う一方で、そのような生物であっても命の大切さを考える必要がある思うが、どのように考えるか。 (事務局) 人間の生活に害をなす以上、そのような動物の駆除はすべきものと考えるが、並行して、すべての生きものについて命の尊さを伝えていくことも重要であると考えている。 (委員) 基本目標2のところで、省エネや再エネの推進が掲げられており評価できる。ただし、これらに関わる技術は、今後大きく進むことが予想されることから、積極的な情報収集を行う旨追記してみてはどうか。 (事務局) 追記する。 (委員長) 表の「総合基本計画」の欄で黒い丸がついているのは何か。また、個別施策のレベルで整理しているのはなぜか。 (事務局) 上位計画である狛江市総合基本計画の環境分野に記述がある施策について印をつけている。総合基本計画は、市の総合的な施策の方向性を示したものであり、具体的事業の記述はないことからこのような整理となっている。説明を追記する。 (委員長) 既存事業については、計画期間中にやめる場合の記述はどうなっているか。 (事務局) 既存事業で終了年度が決まっているものについては、毎年度の評価時に確認し、その旨修正していく予定である。 (委員長) また、既存事業と新規事業を指標とともに別々に記載しているが、指標は既存事業と新規事業を総合的に行うことで達成をめざすものなので、できれば同じページにまとめたほうがよい。 (事務局) ページ構成については、計画の推進を強く見せていくために、既存事業と新規事業を分けて掲載している。 (会長) 既存事業と新規事業は同じ表に整理したほうがよいように思う。 (事務局) そのように修正する。 (会長) 従前の実施計画にあった進捗管理指標のような、毎年度の施策の進捗を測る指標がないが、今後の進捗管理・評価に用いる指標についてはどのように考えているか。 (事務局) 狛江市環境基本計画で設定した指標で管理・評価を行っていく。ただし、指標によっては毎年度値をとることが難しいものもあることから、追加で関連指標をとっていくことも考えている。 (会長) 計画初年度ということもあり、動き出してみないとわからない部分もあると思われることから、現時点ではなく評価時に関連指標を設定することは理解する。ただし、指標は今のうちから余裕をもって関係各課と調整しておいたほうがよい。 (委員) 新型コロナウイルス感染症による新しい生活様式が続く中で、どう指標を設定するかという問題がある。在宅勤務等の影響で必然的に増えることが予想されるごみの量や、不要不急の外出自粛が求められる中でのイベントの参加者数等の指標は馴染まないものと考えられる。指標の設定については情勢を十分に踏まえながら検討してほしい。 (会長) 実施計画の位置付けの項目に、狛江市環境基本計画等の根拠条文を入れたほうがよい。 (事務局) 修正する。 今後は、いただいた御意見の反映等を行ったうえで、庁内会議に諮り策定していく。 (会長) 環境保全実施計画推進委員会のメンバーにも意見を聞いてみて欲しい。
(3)その他 (事務局) 狛江のかんきょうと実施計画については9月中に作成を予定している。完成したら皆様にお配りする。 |