1 日時

令和5年2月28日(火曜日)午後7時~8時30分

2 会場

防災センター4階会議室およびオンライン

3 出席者

委員長:宮城 孝、

委員:勝田 和行、北澤 智子、宮本 ゆかり、細谷 明美、岩間 正隆、梶川 朋、
田中 麗子、小楠 寿和、吉川 哲矢、長谷川 泰、眞保 智子、加藤 雅江、髙橋 信幸、
橋爪 克幸、阿部 利彦、上田 智弘、片岡 晋一、小川 正美

事務局:
福祉政策課長(佐渡 一宏)
福祉政策課 福祉政策係長(小嶋 諒)
福祉政策課 福祉政策係(長島 まどか)

4 欠席者

戸谷 貴子、河西 あかね

5 議題

  1. 報告 狛江市第5次地域福祉計画等の策定について(諮問)の訂正について
  2. 報告 狛江市第4次地域福祉計画令和3年度進捗管理報告書について
  3. 報告 市民意識調査について
  4. 報告 新規事業等について

6 添付書類

7 会議の結果

(委員長)
皆さんこんばんは。本日はお忙しい中、令和4年度第4狛江市市民福祉推進委員会にご参加いただきまして、ありがとうございます。防災センターの会場とオンラインとのハイブリット方式で開催させていただきます。オンラインで参加されている方は、議事進行中は音声をミュートにしていただき、発言をする際には挙手をお願いします。その際、ミュートを解除してからご発言ください。
本日、戸矢委員よりご欠席のご連絡をいただいております。加藤副委員長は遅れて参加されるご予定とのことです。まだ入室されていない方もいらっしゃいますが、定刻となりましたので、議事を開始させていただきます。それでは、本日の資料の確認をいたします。事務局から説明をお願いします。

(事務局)
資料の説明をさせていただきます。オンラインで参加されている方は、事前にメールまたは郵送にてお送りした資料をご参照ください。PDF データ、紙資料ともに、全ての資料を繋げて通し番号をふったものをご用意しております。会場で参加されている方は、資料を画面共有しますので、お手元のタブレットでご確認ください。では、資料についてご説明いたします。

令和4年度第4回狛江市市民福祉推進委員会 アジェンダ
【資料1】狛江市第5次地域福祉計画等の策定について(諮問)【訂正】
【資料2】あいとぴあレインボープラン狛江市第4次地域福祉計画進捗管理令和3年度報告書
【資料3】市民福祉推進委員会からの意見について
【資料4】市民一般調査票
【資料5-1】子ども市民調査票(小学生)
【資料5-2】子ども市民調査票(中学生)
【資料6】市民意識調査の実施と今後のスケジュール
【資料7】市民一般調査等結果
【資料8】ふらっとなんぶ資料
【資料9】令和4年度第3回市民福祉推進委員会会議録(案)
【資料 10】令和5年度市民福祉推進委員会全体工程表

資料の説明は以上です。

(委員長)
それでは議事に移ります。

(1)報告 狛江市第5次地域福祉計画等の策定について(諮問)の訂正について

(委員長)
事務局より説明をお願いします。

(事務局)
【資料1】に基づき説明

(委員長)
ただいま事務局より、諮問の訂正について説明がありました。何かご質問等はありますでしょうか。

(特になし)

(委員長)
それでは次の議事に移ります。

(2)報告 狛江市第4次地域福祉計画令和3年度進捗管理報告書について

(委員長)
事務局より説明をお願いします。

(事務局)
【資料2】に基づき説明

(委員長)
ただいま事務局より、第4次地域福祉計画令和3年度進捗管理報告書について説明がありました。何かご質問等はありますでしょうか。

(特になし)

(委員長)
恐らくどこの自治体も、新型コロナウイルス感染症の影響で、なかなか事業が順調に進まなかったということがあるかと思います。来年度からはウィズコロナということで、事業の進捗も期待できるかと思います。

それでは次の議事に移ります。

(3)報告 市民意識調査について

(委員長)
事務局より説明をお願いします。

(事務局)
【資料3】【資料4】【資料5-1】【資料5-2】【資料6】【資料7】に基づき説明

(委員長)
皆様ご協力いただきありがとうございました。事務局から説明がありましたように、今までの紙でのアンケート調査は、回答者の年代が高い方に偏ってしまうということがありました。今回、特に30代、40代の働き盛りの方から多くの回答を得ることができたのは、非常に大きな成果だと思います。また、教育委員会の協力を得て、小学校4年生から中学校3年生まで調査を行うことができました。
調査の結果も大事だと思いますが、こうした調査を通して、教育委員会をはじめとした学校サイドの関係者が、不登校、特にヤングケアラー問題に関心をもっていただいたということも、大変意義のあることだと思います。皆さんからご質問や、次回の会議に向けて今後クロス集計で分析を行っていきますが、そのことでご意見などありますでしょうか。オンラインの方は、発言のある方は挙手をしてミュートを外し、ご発言いただければと思います。感想等でも結構ですので、いかがでしょうか。
私から伺いたいと思います。79 ページ、市民一般調査の中で『「介護」や「重要な事柄の相談」、「保証人を頼むこと」などで頼れる人がいますか。』の問いで「いる」と答えた方に「それはだれか」を聞く設問についてですが、未回答をどう解釈するかが大事だと思っています。「特にいない」という肢を設けた方がよかったのかもしれませんが、未回答のパーセントが結構高くなっています。複数いる方は複数チェックを付けているかと思いますが、未回答は「特にいない」と解釈して良いものなのか、その辺りは事務局としていかがでしょうか。

(事務局)
今回の調査は、少し分かりづらい箇所があり、それが影響を及ぼしている可能性がございます。確かに未回答が全体的に高い割合となっています。今回の調査では、家族構成について設問を設けております。69 ページをご覧ください。「婚姻状況をお答えください。」では、「未婚」の方が 15%、「配偶者あり」は 74%と非常に多い回答をいただいております。
その次の設問では、「同居している人をお答えください。」ということで、例えば「子」は 52%となっておりますので、子どもがいない方も約半数いたことが分かります。そのため「子どもの世話や看病」は未回答になる、ということもあるのではないかと思います。どのような設問にすればよかったのか、現時点では思い浮かばないのですが、このようなバックグラウンドの上に今回の結果が出ているのではないかと考えております。また、未回答と世帯状況の回答をクロス集計することができれば、その辺りが見えてくるかと思われますので、今後の集計の参考とさせていただきます。

(委員長)
狛江市に限ったことではないのですが、単身化がどんどん進んでいます。高齢者だけでなく、若い世代で結婚せず単身の方もいます。そのため、家族構成、年代のクロス集計がポイントになると思います。日本社会では、福祉分野においても、家族がいること前提で行われていることが結構多いです。保証人もそうですし、生活保護も世帯単位になっています。これからの単身化社会に向けて、家族や親族の世話を前提としないことの必要性はますます高くなってくると思います。その辺りを調査結果から、クロス集計などでどのように読み取っていくかがポイントになるかと思います。皆さんから他にいかがでしょうか。

(委員)
103 ページのご近所づきあいや住民同士のささえあい、たすけあいに関することでお聞きします。私は東野川に住んでいるので、割と高齢者の方が多いです。近所の方とは会えばあいさつをしますが、少し家が離れている人は、もう十数年住んでいますが、よく知らないという状況です。地域の回覧版が回ってくるだけで、それ以上のことがほとんどないのです。ですから、あいさつをするのは、隣近所と向かいのアパートに住んでいるおばあさんぐらいです。こちらの問題もあるのでしょうが、103 ページの結果にも出ているように、なかなか近所の人たちと親しく話をする、というところにまでいかない状況です。
私が以前 40 代ぐらいまで住んでいたところでは、老人クラブのようなグループがあり、私の義理の母親もそこで旅行をしたりしていました。そのような顔を合わせた付き合い方を、本当は頑張ってやるべきなのかもしれませんが、現状、年会費を納めて回覧版が回ってくるだけになってしまっています。災害時に助け合って、というよりは自分でとにかく逃げるしかない、という感じなのです。近所の方数名くらいは呼びかけたいと思っていますが。この辺りは市の施策ではないのではないかという気がしています。十数年住んでいてもこのような状態であるので、自分がよほど思い切らないと、踏み込むことができず、町会費を払っているだけになるのです。このような状態が狛江市の場合多いのではないかと思います。
最近、私の近所でも新しい家が建ち始めて、若い方があいさつに来られたりしましたが。この 103 ページのご近所づきあいが少ない状況を、施策の中でうまく打開していけるのか、少し疑問を感じたため質問させていただきました。今、お年寄りに限らず単身者が増えているというお話が委員長からもありましたので、そうなるとますます現状を脱するのは非常に難しいのではないかと感じています。長くなりましたが、その辺りはいかがでしょうか。

(委員長)
新型コロナウイルス感染症の影響で、この3年間で、町会・自治会活動、老人クラブ活動、ボランティア活動が長く休止をして、さらにリーダーの方たちの高齢化もあり、そのまま会がなくなってしまったという話は、私もあちらこちらで聞きます。狛江市の状況は分かりませんが、老人クラブもかなり解散しています。そういう意味で、委員がご指摘された、必要性は感じているが地域のお互いの住民活動が弱くなっているという状況は、狛江市だけではないと思います。
ただ、これは非常に貴重なデータだと思いますが、103 ページの「健康づくり活動や趣味等のグループ活動や地域住民の居場所作りやイベントの企画を行うことに参加したいと思いますか。」という質問には、「参加したい」という回答が 23%ありますから、4分の1ぐらいの方は参加意向を示しています。やはりそのあたりの基盤づくりや手法が大事になってくると思います。今までの町会・自治会、老人クラブだけで良いのか、ということです。むしろ市民が自分たちでやりたいことを企画する、というような手法をどう考えていくかが大事になります。防災でも良いと思います。そこのところが今回、非常に大事な論点になってくるのではないかと思います。

(委員)
ありがとうございます。おっしゃる通りだと思います。老人クラブが良いかどうかもありますが、老人クラブすらない現状です。私は十数年住んでいて、周りのよく知っている、挨拶は必ずする、という人が 10 人もいないです。地震が多いので、特に災害の時はそういった関係が必要だと思います。また委員長の知恵を拝借する必要があると思っています。ありがとうございました。

(事務局)
後ほどまたご説明させていただきますが、「ふらっとなんぶ」という多世代・多機能型交流拠点を、狛江市が3月 20 日にオープンさせていただきます。町会・自治会、老人クラブといった既存のコミュニティ活動だけではなく、新たに市民が出会うような仕組みづくりというものを、梶川委員の運営されている comarch もそうですが、市民の皆さんと行政、福祉関係者で協働して作っていく中で、市民の皆さんに参加して繋がりを作っていただくということが、とても重要になると思っております。
また、近日中に住民懇談会の実施を予定しており、係長の小嶋が住民懇談会の参加者の受付を行っておりますが、多くの市民の方から参加したいとお問い合わせをいただいております。それも今回のアンケートの「参加したい」と思っていらっしゃる方の割合に反映されているのかと思います。その辺りも含めて、後ほど「ふらっとなんぶ」についてもご説明させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

(委員)
分かりました。よろしくお願いします。あとは、やはり地域のリーダーのような人を無理矢理でも作っていかないといけないのではないかという気もしています。私もリーダーになって欲しいと言われたら、委員でありながら年も年なので難しいのですが、無理矢理でもリーダーになっていく人ができるようなことも是非ご検討いただければと思います。
こうした市民活動の参加者の中から、各地域の代表者になってもらうということもあっても良いと思います。よろしくお願いいします。

(委員長)
気を付けなければならないのは、今までのリーダー像では、若い世代がリーダーになるかと言われると難しいと思います。なので、若い方たちの意見聞いた方が良いと思います。皆さんそれぞれ忙しく、共働きの方が多いので、1人の人が負担すると潰れてしまいますから、みんなでシェアリングしていくことが大事だと思います。
やはりその辺りも今までとは違う発想で、無理をしないで、楽しく、なるべく長く、という地域活動をイメージできたら良いと思います。老人クラブが全国でどんどん減っていますが、私は会計処理などが負担になっていると思っています。行政が下手にお金を補助すると逆に負担になります。民生委員もそういうことが多いと思います。そうではなくて、より多くの人で、みんなでできる範囲でやっていく、という発想の転換をしていかないと、なかなか広がって長続きしていかないのではないかと思います。そのようなことを目指して、是非議論、ご意見いただければと思います。

(委員)
私は狛江市に引っ越して 30 年になりまして、マンション住まいです。狛江市もこの10 年、20 年でマンションが非常に多く建っていまして、やはりなかなかコミュニケーション上手くできていないということがあります。狛江市社会福祉協議会が中心になって、福祉カレッジというものが毎年開催されています。私が住んでいる岩戸や駒井地区を中心として、その卒業生が、中学校区単位程の規模でコミュニティを活発化させようと、2ヶ月に1回、話し合いを進めております。そこで若い方々が小学校、中学校学区単位で親父の会などを作っていらっしゃるのです。
「支え合いたいが上手くコミュニティが作られていない」、しかし「何か行事があったら参加してみたい」ということが今回のアンケート結果で出ています。お父さんたちや民生委員などの力を借りながら、様々な形でコミュニティを充実化させていこう、という話を毎回しています。これが実ってくると、このアンケートに出たような困ている人を支え合えるのではないかと思います。
それから、今回のアンケートで実際の数字が初めて出たヤングケアラーの問題です。小学生65名、中学生15名、合わせて80名の子どもたちをどう守っていくかが地域の大きな課題になります。福祉カレッジの卒業生は中学校区単位で各地区にいて、社会福祉協議会の方がまとめ役となって機動力を発揮し始めているという良い兆候があります。この活動を狛江市全域でもっともっと力を入れて活性化していくと、この問題の解決が少し見えてくるのではないかと思い、手を挙げさせていただきました。

(委員)
先ほど福祉のまちづくり委員会のお話がございました。中学校単位というよりは、地域包括の日常生活圏域ごとにそれぞれ委員会を立ち上げております。地域の方々の主体的な動きを重視していますので、委員の皆さんが関心をもって地域の課題に取り組んでいます。委員の皆さん、それぞれ関心は異なるものの、やはり防災意識に関することは共通の課題として認識しています。
また、それぞれが抱えた地域課題を、福祉のまちづくり委員会だけで解決することが難しいということもありますので、福祉のまちづくり協議委員会という委員会を立ち上げて、課題の整理やアドバイス等も含めて福祉のまちづくり委員会と並行して活動を進めております。簡単ですが、ご紹介させていただきました。

(委員長)
ありがとうございました。他には、アンケート調査について、ご質問やご意見ありますでしょうか。

(特になし)

よろしいでしょうか。それでは、次回の委員会に向けて、年代や家族構成含めてクロス集計を行っていただき、どんな課題が狛江市にあるのかを見て、そこからまた計画改定の提案をさせていただくことになるかと思います。よろしくお願いいたします。

では次の議事に移ります。

(4)報告 新規事業等について

(委員長)
事務局より説明をお願いします。

(事務局)
【資料8】に基づき説明

(委員長)
ありがとうございます。新規事業について、皆さんからご質問、ご意見ありますでしょうか。地域生活支援拠点、基幹相談支援センターは 1 年延長ということで、進捗状況はまた障がい小委員会でご説明いただければと思います。ふらっとなんぶについては、既に活動されている先輩委員から、ご意見などいかがでしょうか。

(委員)
ふらっとなんぶの話を、興味深く聞かせていただきまして、非常に期待をしているところです。3月 20 日の開設をとても楽しみにしております。これで日常生活圏域3圏域に多世代・多機能型交流拠点が整備されることになります。共通点として、すべて空き家となっていた一軒家を活用しているというところが特色で、一方で運営の仕方はそれぞれ異なるところが面白いと思っております。一番初めに立ち上がった「よしこさん家」は、オーナーの方が地域で活動する団体の活動場所として空き家を提供してくださっていて、民設の公民館のような場になっています。
私どもで運営している「comarch」は、1つの団体で継続的に週4日開設するという形で運営していますし、「ふらっとなんぶ」は、先ほどご説明があったように公設民営という新しい形で、さらに複数の民間事業者が連携しながら運営していくということです。3つのパターンがあって、居場所の運営の仕方には色々な形があり、なおかつ連携して交流拠点としての機能を果たしていけるということを、狛江モデルとして発信していけたら良いと個人的には思っているところです。ただ、交流拠点が3つできたからといって終わりではないと思っております。1つは、その質をどう評価し高めていくのか、多世代・多機能型交流拠点とは何なのかというところを、ここから本格的に考えていく必要があるのだろうと思います。もしかするとその評価方法というのは、来所者や相談件数という数値の目標や実数はもちろんなのですが、居場所と呼ばれるものの評価はそれだけではないと思っています。質的な部分ほど、どのように評価の軸にのせていくのかという難しい課題に直面すると思います。
あとは、もしかすると様々なところで採用されている PDCA サイクルはそぐわない面があるのかもしれないと思います。先ほどお話のあった、住民力をどう高めていくか、地域住民の方の参画をどう進めていくか、というときに、やはり地域の方を巻き込むと、新しいアイデアがどんどん出てきます。私たちもそうですが、年度当初に立てた計画からずれることが多々あります。地域住民の方は、「それでは来年度やりますので、少しお待ちください。」では、皆さんその時点で熱が冷めてしまいますので、柔軟に計画を塗り替えながら、新しい要素を取り入れて、なおかつそれを評価していくということを、どのように行っていくのかということは、私たちも含めてですが、課題になってくるのかと思います。
もう1点ですが、3圏域にそれぞれ拠点が整備されましたが、同時に本当に小さな、小規模な居場所も大事だと思っています。そういった場所はすでにたくさんあるのだと思いますが、そういったところを発掘し、拠点と小さな居場所とで連携を取りながら、なおかつ新規で新しく活動を始めてみたいという方を常に受け入れていくことが大切だと思います。先ほど行政から下手にお金を出すと良くない面もあるということはもちろんそうだと思うのですが、必要な部分については、予算をつける必要があるかと思っています。今回のふらっとなんぶに関しては、予算の面で難しい点が多々あったと聞いています。そういったところ含めて、課題は色々あると思っています。

(委員長)
今後の展開のあり方が課題ということでした。住民の方たちが自分たちでアイデアをだして、ある程度責任を持ちながら、この住民力を展開していく拠点としてどのように機能していくかということですから、その評価の仕方は、多様な視点からされた方が良いと思いますし、この3つの拠点だけ済むということでは当然ないと思います。これを1つの起爆剤にしながら、狛江市の住民福祉活動をどのように広げていくかが非常に重要なのではないかと思います。
皆さんから他にはいかがでしょうか。

(委員)
ふらっとなんぶについて、非常に興味があるのですが、公設民営ということで市が建物を管理して、土地は所有者が持っているものを市に貸すということだと思いますが、固定資産税はどちらが払うのでしょうか。

(事務局)
こちらにつきましては、市が家をお借りして家賃をお支払いしておりますので、固定資産税は所有者様が払っていただくことになります。

(委員)
様々な事業計画があると思うのですが、予算によってはボランティアの方が事業を行うのでしょうか。

(事務局)
予定事業・方針のところですね。親子ヨガ教室、子育て座談会、絵本の読み語り等につきましては、今回「子育ての輪」に再委託をする中で、どのような事業を行いたいかご希望をいただいておりますので、こちらについては事業実施したいと考えております。

(委員)
子育ての輪が講師料などを支払うのでしょうか。子どもへの学習支援はいかがでしょうか。

(事務局)
子育ての輪から、どのような事業を実施したいのかを市に提出していただいており、それに対して市が委託料をお支払いしております。その委託料の中で、子育ての輪から講師料を支払っていただきます。子どもへの学習支援は、社会福祉協議会にお願いをしている内容になりますが、内容や講師料を社会福祉協議会から提示していただいて、市がそれに対して委託料を支払っております。

(委員)
色々なことが行われる予定だと思います。今、働いているお母さんがすごく多いですが、専業主婦の方とは輪が別々になっている気がしています。平日しか開所していないとなると、働いているお母さんと専業主婦の方々との交流がなかなかないように感じてしまいます。その辺りを何か考えていただければと思います。

(委員)
なかなか難しいところですよね。保育園は保育園同士、幼稚園は幼稚園同士で繋がりがあります。逆に言うと、専業主婦の方が、子育てが辛いという話があったりするのです。委員からの今のご意見はとても大事ですが大きな課題だと思っておりまして、保育園に行っていらっしゃる親御さんと、専業主婦で子育てをされている親御さんとの交流というのは、なかなか難しいのです。例えば公園でママ友ができた、保育園同士でママ友ができた、ということがあります。
私が子ども分野の担当だった時から、どちらかというと、子育て支援が保育に非常に力を入れている傾向がありまして、子育てをご自宅でされている方の方が、意外と孤立感を深めている可能性が高いということが、ケースワークをしていた時の実感としてあります。今回は平日での居場所の開催となってしまいますが、イベントはどうするのか、これから検討してまいります。目の前に通称ボロ公園という公園もありますし、30 秒も歩ければ多摩川にも行けますので、先ほど委員がおっしゃったような、保育園に行っているかどうかなど関係なく交流できるようなイベントができると良いと思います。そのようなことを、社会福祉協議会で考えていただければと思います。


(事務局)
補足させていただきます。事業の実施方法ですが、先ほどご説明させていただいたような社会福祉協議会や再委託先の子育ての輪などに実施していただくような事業とともに、例えばボランティアのサポーターズ登録というものを実施します。そのサポーターズ登録では、団体として登録することも可能ですので、登録していただいた団体が何か事業を実施したい場合には、ふらっとなんぶで、開いている時間に実施することもできます。
キッチンもありますので食事の提供なども可能です。ただ開設時間が今は午前9時から午後5時までですので、そこをどうしていくのか、また、平日開設ですので、休日等をどうするのか、ということは社会福祉協議会や再委託先と今後調整しなければならないところです。そういったことも含めて、できることはしていきたいと思っており、今後の課題として考えております。

(委員長)
八王子の子ども家庭支援センターは、土曜日開設しています。ただ、それは負担をかけますので軽々には言えないのですが、先ほどお話があったように、共働きの方や母子家庭の方は忙しいため平日の午前9時から午後5時は無理なのです。土日のイベントなど、段階的に、ニーズに沿った形での柔軟な運営を、是非社会福祉協議会で検討していただけたらと思います。ただ、職員に過重労働を強いることはあまり賛成ではありませんので、その辺りの工夫も含めて検討されたら良いかと思います。貴重なご意見ありがとうございます。

(委員)
多世代・多機能型交流拠点ということで、世代間の交流がフォーカスされますが、普段他の場ではなかなか出会わない、交流のない方をつなぐ新しい場になると思うので、そこも多世代・多機能型交流拠点の大きな役割だと思っています。そういう意味で、先ほどお話のあった、働いているママさんと専業主婦の方をつなぐということは、非常に大きなポイントの1つだと思っております。
私たちの拠点では、週替わりで土日のどちらかに開所しているのですが、月に1回日曜日に助産師さんに来てもらって、その日は通常の開所ではなく、乳児を連れた方限定としています。まだそこまでうまくいっているとは言えないのですが、専業主婦の方も働いている方もお子さんを連れていらっしゃいます。お父さんとお子さんで来る方もいます。先ほどからお話が出ているように、土日夜間の開設を、無理のない範囲でご検討いただけると良いと思っています。特に子育て世代に関しては、児童館が日曜日は閉まっていますので、日曜日のニーズはあるかと思っております。

(委員)
今委員がご発言されたこと、とても重要だと思います。実は私は comarch で絵本の読み聞かせ団体として活動しています。土日の状況をみると、開設されて2、3年になるので、地域に知れ渡って定着している素晴らしい居場所だと感じています。専業主婦の方や働いている方が集いやすいのは、やはり土日なのです。
今の段階では、ふらっとなんぶはウィークデーのみとなっているので、そこはすごく重要な課題になるだろうと思います。せっかくコミュニティを良くするための1つの場所としての開設をするのに、その条件では活かしきれないと思います。comarch は土日に上手に開設されています。すごく努力されているのだと思います。ふらっとなんぶは、せっかく開設するのに土日なしになるということは、児童館が閉まっていることも考えると、月2回でも良いのでどうにか開所する方向で考えていかないと、いまひとつ魅力がでてこないと思います。地域住民たちが仲良くなれる1つの場所として定着するためには、夜間は難しいでしょうから、日中でも良いので土日に開設することをご検討いただければと思います。よろしくお願いします。

(委員)
その辺りは柔軟に今後検討していきたいと思っております。今年度はまだ開設初年度なのでこのような形にさせていただいておりますが、住民の方のご意見や、これからまた地域懇談会を行いまして様々なご意見をいただけるかと思いますので、本日いただいたご意見も大事にしながら検討してまいります。地域の方が主役になれるような居場所にしたいと思っていますので、なるべく柔軟な対応をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

(委員長)
それではよろしいでしょうか。次の議事に移ります。

(5)その他

(委員長)
その他について、事務局からよろしくお願いします。

(事務局)
【資料9】【資料 10】に基づき説明

(委員長)
その他について、今後の予定について事務局から説明がありました。ご質問、ご意見などいかがでしょうか。
9月に住民懇談会が予定されておりますが、先ほどからお話がありましたように、狛江は日常生活圏域が3圏域ありますので、1ヶ所だけではなくて、3圏域で実施していただければ、よりきめ細かく地域の課題が見えてくるかと思います。これから地域福祉計画は具体的な内容の検討に入ってまいります。調査結果等を踏まえて、どういったことが今後課題になるのか、新型コロナウイルス感染症やインフレなど、大きな社会環境の変化、また将来的な変化を見越していく必要があります。
また、今までの地域福祉とは違うような、家族、親族のサポートを前提としないことや、ご意見がありました住民活動のあり方も、既存の活動だけでなく、多世代・多機能型交流拠点について議論があったことなども含めて、皆さんから、狛江市の地域福祉の今後のあり方を、是非ご意見いただければと思います。皆さんの日頃の活動の中からも是非ご提案いただければと思います。そして委員もコロナで大変ご苦労されたと思いますが、狛江市はいかがでしょうか。落ち着きは見られていますでしょうか。何か情報提供いただけたらと思います

(委員)
発生数について、都は昨秋から統計を取らなくなっています。ですので、正確なデータは保健所から下りてきていませんが、把握できている範囲だけでも発生数は減ってきています。一方で、先日の医師会の理事会でも話がありましたが、今後のマスク着用について、各個人の判断に委ねられるという流れ、それから5月には5類へ格下げされる流れの中で、引き続き守られるべき高齢者施設、医療機関、あとは市役所のような様々な方が出入りするような場のマスク着用については、狛江市全体で行政と医師会とで、ある程度の目安のようなものをお示しできるように準備していこうと話が出ています。


(委員)
ありがとうございます。今委員がおっしゃっていただいたように、医療機関や高齢者施設に行く際には、マスクを着用しましょう、という医師会に監修していただいた内容のポスターの原案が、本日できあがってきました。ワクチンに関するデザインなど色々と対応した会社が作ってくれたものです。今後は広報や、市内の公共施設、高齢者施設など様々なところで、活用していくことを考えております。

(委員長)
他に、事務局から何かございますか。


(特になし)


(委員長)
それでは以上で第4回狛江市市民福祉推進委員会を終了したいと思います。どうもありがとうございました。