1 日時

令和6年7月26日(金曜日)午後7時00分~8時45分

2 会場

防災センター4階会議室およびオンライン

3 出席者

委員長:宮城 孝

委員:白川 正和、北澤 智子、宮本 ゆかり、蒲地 美緒、梶川 朋、小楠 寿和、南谷 吉輝、東 貴宏、大橋 晃太、中村 美安子、眞保 智子、大森 顕、谷田部 茂、宗像 秀樹、冨田 泰、波瀬 公一

事務局:
福祉政策課長(古内 洋一)
福祉政策課 福祉政策係長(小嶋 諒)
福祉政策課 福祉政策係(長島 まどか)

4 欠席者

加藤 雅江、細谷 明美、​吉川 哲矢、河西 あかね

5 議題

  1. 審議 各小委員会への付議について
  2. 審議 会議録確認の時期・方法等について
  3. 審議 狛江市第4次地域福祉計画及び重層的支援体制整備事業実施計画進捗管理(令和5年度報告書)について
  4. 報告 狛江市地域共生社会推進基本計画 実施計画及び狛江市第1次再犯防止推進計画取組状況確認表について
  5. その他

6 資料

7 会議の結果  

(委員長)

みなさんこんばんは。本日はお忙しい中、令和6年度第2回狛江市市民福祉推進委員会に御参加いただきまして、ありがとうございます。防災センターの会場とオンラインとのハイブリット方式で開催させていただきます。オンラインで参加されている方は、議事進行中は音声をミュートにしていただき、発言をする際には挙手をお願いします。その際、ミュートを解除してから御発言ください。

では定刻になりましたので、議事を開始させていただきます。

最初に欠席者・遅刻者の確認を事務局からお願いいたします。

 

(事務局)

 現時点での出席者及び欠席者について御報告いたします。

現在会場は9名、オンラインは8名、計17名御出席いただいておりまして、狛江市福祉基本条例施行規則第25条第1項の規定による「委員総数の半数以上の委員の出席」という会議開催の要件を満たしておりますので、本委員会は有効に成立してございます。

 

(委員長)

それでは、本日の資料の確認をいたします。事務局から説明をお願いします。

 

(事務局)

アジェンダに基づき説明いたします。

はじめに、本日の目的についてです。

・各小委員会へ付議する内容について審議いただきます。

・会議録確認の時期・方法等について審議いただきます。

・狛江市第4次地域福祉計画及び重層的支援体制整備事業実施計画進捗管理(令和5年度報告書)について審議、確定いただきたいです。

・狛江市地域共生社会推進基本計画 実施計画及び狛江市第1次再犯防止推進計画取組状況確認表についてひな形を提示いたします。

続いて本日の資料の確認をさせていただきます。

【アジェンダ】令和6年度第2回狛江市市民福祉推進委員会アジェンダ

【資料1】狛江市福祉基本条例をはじめとする条例、規則等の抜粋資料 P.3~8

【資料2-1】狛江市地域共生社会推進基本計画の調査及び審議について(付議)

P.9~12

【資料2-2】市民福祉推進委員会、各小委員会名簿 P.13~17

【資料3】会議録確認の時期・方法等について P.18

【資料4】あいとぴあレインボープラン狛江市第4次地域福祉計画及び重層的支援体制整備

事業実施計画進捗管理(令和5年度報告書) P.19~52

【資料5】委員からの御意見及び事務局回答 P.53~56

【資料6-1】狛江市第1次地域共生社会推進基本計画(4章・6章抜粋) P.57~96

【資料6-2】狛江市第1次地域共生社会推進基本計画 実施計画(ひな形) P.97~106

【資料7-1】再犯防止推進計画 取組状況確認表 P.107

【資料7-2】再犯防止推進計画 取組状況確認表(施策評価表) P.108

【資料8】令和6年度第1回狛江市市民福祉推進委員会会議録(案) P.109~120

【資料9】令和6年度市民福祉推進委員会全体工程表 P.121

【参考資料】つなぐシート P.122~124

【追加資料】つなぐシート説明書(つなぐシートの活用について)

 資料の説明は以上となります。

 

(委員長)

それでは議事に移ります。

議題1 審議 各小委員会への付議について

です。事務局より説明をお願いします。説明後、質問を受け、その後、狛江市福祉基本条例施行規則第25条第2項の規定により、決を採らさせていただきます。

 

(事務局)

【資料1】【資料2-1】【資料2-2】に基づき説明

 説明は以上となります。

 

(委員長)   

事務局より、各小委員会への付議について説明がありました。本来、毎年度、市民福祉推進委員会にて、各小委員会への付議内容について審議が必要だったということで、今後はそのような運用をしていくということです。何か御意見、御質問等はありますでしょうか。

 

(委員)     

 特になし

 

(委員長)

では、議題1の各小委員会への付議について賛成の方は挙手をお願いいたします。

      

(委員)     

 全員挙手

 

(委員長)

出席者全員の賛成がありましたので、本議案を可決といたします。

それでは、次の議事に移ります。

議題2 審議 会議録確認の時期・方法等について

です。事務局より説明をお願いします。説明後、質問を受け、その後、決を採らさせていただきます。

 

(事務局)

【資料1】【資料3】に基づき説明

説明は以上となります。

 

(委員長)

ただいま事務局より、会議録確認の時期と方法の変更ついて説明がありました。何か御質問等はありますでしょうか。

 

(委員)     

 特になし

 

(委員長)

市民福祉推進委員会は年4回ですので、次の会議開催までの期間が長く、公開が遅くなってしまうということで、事務局が2週間程度で会議録を作成し、委員の皆様に確認をした上で、公開するという説明でした。

それでは、議題2について賛成の方は挙手をお願いいたします。

 

(委員)     

 全員挙手

 

(委員長)

出席者全員の賛成がありましたので、本議案を可決といたします。

 

(事務局)

御審議いただきありがとうございました。前回の会議録につきましては、従前どおりの運用とし、後ほど、議題の「その他」で確認の依頼をさせていただきます。第2回以降の会議録につきましては、できる限り委員の皆様に御確認いただく時間を設けたいと思っておりますので、最大でも2週間以内に委員の皆様に会議録(案)をメールでお送りし、1週間程度で御確認をいただくという、新たな方法での運用をさせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

また、委員の皆様に自由に発言していただけるよう、会議録の発言者については名前を伏せて「委員長」・「委員」のみの記載で公開させていただければと思います。ただし、会議録を御確認いただく段階では、発言者が分かるよう名前を記載したままお送りさせていただきます。

 

(委員長)

議事録確認の段階では御自身の発言を確認していただくために、名前を記載するということですが、ホームページに公開する際には、名前は伏せるということですので、御了解の上、議事録の確認をよろしくお願いいたします。

それでは、次の議事に移ります。

議題3 審議 狛江市第4次地域福祉計画及び重層的支援体制整備事業実施計画進捗管理(令和5年度報告書)について

です。事務局より説明をお願いします。説明後、質問を受け、その後、決を採らさせていただきます。

 

(事務局)

【資料4】【資料5】に基づき説明

説明は以上となります。

 

(委員長)

意見を寄せてくださった委員の皆様、ありがとうございました。ただいま事務局から狛江市第4次地域福祉計画及び重層的支援体制整備事業実施計画進捗管理(令和5年度報告書)について説明がありました。何か御質問等はありますでしょうか。

 

(委員)

資料56ページ、放課後等デイサービスについてです。市内で特に少ないのは、送迎を伴う放課後等デイサービスです。そのため送迎サービスがある近隣自治体の放課後等デイサービスを利用せざるを得ない状況がある、という説明を加えたほうが良いと思います。

 

(委員長)

 この件は、障がい小委員会でも検討していただけたらと思います。

私の認識不足で知らなかったことが一つあります。委員からの御意見で、福祉のまちづくり委員会と福祉のまちづくり協議委員会の連携に対する課題が挙げられていましたが、これは行政も関連していますか。

 

(事務局)

 市が社会福祉協議会(以下「社協」という。)に委託をしている事業となります。

 

(委員長)

 2つの委員会は、要綱等は整備されていますか。それぞれの役割が明示されていなければ、ギャップが生じると思います。

 

(委員)

事務局からの説明にありましたように、社協に委託されていますので、設置及び運営に関する要綱は社協で定めています。委員会と協議委員会は分けて位置づけています。このような二階建て構造となった経緯ですが、福祉のまちづくり委員会は地域の課題を協議する場であるとともに、地域の方が課題を解決するための活動を試行実施する場でもあります。その両方の側面を持っているため、純粋な協議体を作ったほう方が良いのではないか、という意見があり、福祉のまちづくり協議委員会を作った経緯があります。福祉のまちづくり協議委員会の委員も、実際に福祉のまちづくり委員会の活動を見てみないと協議を進められないという意見があり、福祉のまちづくり委員会に参加し、地域課題がどのように解決されるかを見ていただいています。

一方で、福祉のまちづくり委員会が先にできていましたので、まちづくり委員の方からは、福祉のまちづくり協議委員会が何のために作られたのか、理解が十分に得られていない状況があります。

 

(委員長)

福祉のまちづくり委員会と福祉のまちづくり協議委員会で、メンバーは大きく異なりますか。

 

(委員)

 もしよろしければ、市民福祉推進委員会の委員で、福祉のまちづくり委員会に参画いただいている方がいらっしゃいますので、御意見をお聞きできればと思います。

 

(委員)

今委員がおっしゃったように、福祉のまちづくり協議委員会の委員の皆さんが福祉のまちづくり委員会に参加していただいたり、協議委員会で御検討いただいた地域資源の資料を委員会に情報提供いただいたりと、連携を図っている状況です。福祉カレッジ修了生を中心に、市民で構成された福祉のまちづくり委員会では、自分たちがどういった方向性で役割を担っていけば良いのか分かりづらいという課題があります。新しい組織ですので、コミュニティソーシャルワーカーが伴走しながら手探りで進めている状況です。その中で課題を見つけた際には、地域の特性を生かしつつ解決に向けたアイデアを出し合って試行的に実施してみるものの、限界があるので、そこから先はどこに引き継ぎ、発展させていけば良いのか、検討が必要です。福祉のまちづくり委員会は始まって数年しか経っていませんので、試行錯誤しつつ方向性を模索していけたらと思っております。

 

(委員長)

 住民が参加して福祉のまちづくりを、ということですが、恐らく地域性や、委員それぞれの関心事があると思います。その中で、市で共通の課題や対応すべき事柄を整理しつつ提言していただけたらと思います。

行政でいうと、地域包括支援センターとして高齢者問題を整理していくことは、それが果たして十分に機能するのかという意見もありますが、まさに重層的支援体制整備事業の地域づくりという意味でも大事な課題だと思います。

狛江市と協議しながら、住民参加による共通的な課題の解決についても、是非また成果を出していただければと思います。

他には皆さんからいかがですか。

 

委員)

53ページの創業セミナーについて、現状、受講者が福祉関係者かどうかの確認はしていないということですが、今後はどのようにされますか。受講者の属性が分からなければ、受講者にあったセミナーができないと思いますし、福祉関係者に案内が届いているかが分からないので、受講者の属性を調べることは非常に大切だと思いますが、いかがでしょうか。

 

(事務局)

創業セミナーを担当しているのは地域活性課になりますが、そちらと協力し、どういった属性の方が参加されているか確認できるか相談、調整させていただき、受講者の属性に合った創業セミナーができるよう対応していければと思います。御意見ありがとうございます。

 

(委員長)

狛江市の地域特性に合わせた創業セミナーは、内容が大事になると思います。それほど大きな事業規模にはなりにくいと思いますので、その辺りも含めて、今後、内容の充実を図られたら良いのではないかと思います。

他にはいかがでしょうか。

 福祉避難所のことが委員からの質問にありましたが、皆さんも御承知のように、東北で大災害があり、現地の方は大変な思いをされていると思います。能登半島地震も、被災者の方は厳しい状況が続いています。やはり日本全体の災害リスクが非常に高まっています。今後、ますます異常気象の発生が見込まれますし、狛江市も多摩川の氾濫を経験していますので、災害対応が大変重要であると思います。避難が困難な方を精査し、表現が適切かどうか分かりませんが、優先順位をつけていく必要があります。

先日、千葉で医療的ケア児の避難訓練を個別で実施したというニュースがありました。私は非常に重要なことだと思いました。訓練の参加者の方は3階に住んでおり、抱きかかえられて階段を下りていらっしゃいました。いざというときに、本当にこれができるのかが気になりました。医療的ケア児の方の場合は、やはり停電が課題になります。他の自治体でもそういった声を聞きます。福祉避難所を整備すれば良いということではなく、どういった障がいのある方が、どういう避難をして、困難性があるのかということを、個別的に検討していただきたいです。簡単なことではないですが、やはり命を守ることが大事なので、困難性やリスクが高い方を優先的に配慮するという取り組み、避難訓練を是非お願いしたいと思います。

 それでは、議題3について賛成の方は挙手をお願いいたします。

 

(委員)     

 全員挙手

 

(委員長)

出席者全員の賛成がありましたので、本議案を可決といたします。

それでは、次の議事に移ります。

議題4 報告 狛江市地域共生社会推進基本計画 実施計画及び狛江市第1次再犯防止推進計画取組状況確認表について

です。事務局より説明をお願いします。

 

(事務局)

【資料6-1】【資料6-2】【資料7-1】【資料7-2】に基づき説明

説明は以上となります。

 

(委員長)

ただいま事務局から狛江市地域共生社会推進基本計画 実施計画及び狛江市第1次再犯防止推進計画取組状況確認表について説明がありました。何か御質問、御意見等はございますでしょうか。

この計画は、範囲が広いので、進行状況を評価していく作業は大変ですが、先ほど事務局より御説明がありましたとおり、各小委員会で、それぞれの範囲について、点検、評価していただければと思います。

また、地域共生推進会議において、行政内部でもチェックをしていただいて、この委員会で最終的な評価をしていくプロセスになるかと思います。

個人的には再犯防止推進計画は、今回初めて作りましたが、正直難しいと思っています。他の自治体でも議論をしたことがありますが、犯罪の内容はやはり非常に幅があるので、市民の理解を得ることは簡単ではないだろうと思います。その辺りが明確にならないまま、行政が一方的に再犯防止を推進しても、果たして本当に成果が出るのか、危惧しております。そのあたりの問題は、法務省や厚生労働省が明確化していくべきだと思ってます。

皆さんも御存知のとおり、大津市で熱心に活動されていた保護司の方が、残念ながら殺害されてしまった事件は、大変大きな衝撃を与えています。狛江市では、保護司御本人の希望があれば、市役所の中で面談できるということですが、事務局より御説明いただけますか。

 

(事務局)

 基本的には、保護司の皆様が保護観察中の方と面談をする場合には、御自宅やレストラン等で面談することがあると聞いております。狛江市では、市役所の会議室等を必要に応じてご使用いただいております。自宅に犯罪を犯した方をお招きすることについて、家族の理解を得られない場合もあるかと思いますので、そのような状況にも対応できるように、市役所や公共施設をご使用いただくことで対応しております。

 

(委員長)

 委員の皆様、他に御質問等いかがでしょうか。

それでは、私から情報提供をさせていただきます。厚生労働省が、新たに委員会を発足し、「地域共生社会のあり方検討会議」という会議が今年の6月から始まっております。社会福祉法が改正され重層的支援体制整備事業が始まって5年になりますので、それを検証して今後のあり方を検討するという会議になりますが、それが国会の付議に応じて始まりました。既に第1回の会議資料等が公開されておりますので、是非御確認いただければと思います。

論点としては重層的支援体制整備事業の検証ということです。例えば、生活困窮者の自立相談支援事業と、重層的支援体制整備事業の関係性です。私個人も非常に気になっていたことです。本日の午前中、八王子市で社協のコンサルをしてきましたが、比較的、八王子市は振り分けができつつあるということを確認しております。生活困窮者自立支援法の改正の中では、居住確保困難者への支援がコロナ禍では大変でしたので、その強化について検討されています。やはり居住支援会議との連携なども論点になるかと思います。

また、大きな論点の一つとして、身寄りのない高齢者の生活支援から医療、社会福祉施設、医療機関への入退院といった亡くなるまでのお世話と、死後の葬儀、家財道具の処理などについて、この会議で検討が始まります。この件については厚生労働省が、NPO法人、民間事業者等、消費者保護の視点からガイドラインを出していますが、ガイドラインを出すだけで良いのか、という問題があります。私はもう少し早く検討すべきだと思っていました。モデル事業として、行政、社協、地域包括支援センターや医療機関等を含めてネットワークを組み、身寄りのない高齢者へ包括的な支援を行うことは、ますます必要な時代になっていると思います。御承知だと思いますが、社会保障人口問題研究所によると、単身者が非常に増えて、将来的には全体の40%になります。未婚の方が増えていますので、将来的には全体の20%弱が単身の高齢者になります。単身で身寄りのない高齢者が増えることは間違いありませんが、支援する体制は十分に増えていません。お子さんのサポートがない方は入院ができなくて良いのか、施設に入れなくて良いのか、日本の社会福祉がその状態で良いのか、私は問題提起をしたいと思います。

八王子市の社協は私が提案し、事業として実施しておりますし、多摩市の社協も事業化しています。恐らく青梅市も実施すると思います。狛江市では行政の事業として実施することを計画に入れていただきました。高齢小委員会でも、国の流れも見ながら、狛江市に適した、身寄りのない高齢者への地域での支援システムについて、進捗管理、検討していただきたいと思います。厚生労働省でもモデル事業が始まることは御承知おきいただけたらと思います。

他には、成年後見制度の見直しについて検討が始まっています。これは恐らく難しい論点になるかと思います。成年後見の類型の見直しも始まっていますし、市民後見人のあり方も含めて、被後見人の方の権利が、制限をされているという論点もあります。国際的に見ても、任意後見が非常に少なく、まだ1.1%だけです。つまり日本では、認知症、精神疾患、知的障がいなど何か課題ができてから初めて動き出す、という状況です。依然として家族の支援を前提としており、事前対応ができていない状況です。日本の成年後見制度については厚生労働省でも議論されると思いますが、この件についても問題意識を持っていただけたらと思います。狛江市では成年後見について、社協が非常に意欲的に実施されていることは私も承知しておりますが、日本全体でもそういったことが議論をされることは御承知おきいただければと思います。

社会構造は人口減少を含めて大きく変わっていきますので、それらのニーズに対応したシステム、施策を作り、実践していただけたらと思います。計画の進捗管理、そして計画の改定はますます重要になることは御認識いただくと良いと思います。

 他の委員の方はいかがでしょうか。

それでは、次の議題に移る前に、ここで追加資料のつなぐシートについて、事務局より御説明お願いします。

 

(事務局)

 【参考資料】【追加資料】に基づき説明

説明は以上となります。

 

(委員長)

 ありがとうございました。重層的支援体制整備事業の中で、アウトリーチが非常に重要視されており、狛江市では、具体的なツールとして、このつなぐシートを開発していただいています。それをさらに地域住民向け、一般向けとして展開していただいてることは、私は非常に重要なことだと思っています。大変評価したいと思います。

つなぐシートの活用件数は10件でしたでしょうか。

 

(事務局)

 昨年度は10件、今年度は現時点で3件の活用がありました。市役所内部をメインに活用していただきました。具体的な内容は追加資料の9ページを御覧ください。

 

(委員長)

 慈恵第三病院には説明に行きましたか。

 

(事務局)

 病院はまだ行けていません。説明に行ったのは薬局や金融機関が中心となります。

 

(委員長)

先ほど説明した身寄りのない高齢者の話にも関連しますが、今は病院に入院となると必ず家族のサインを求められます。家族がいない方は本当にどうするのだろうと思います。病院、銀行など、広げていくことは非常に重要だと思いました。

委員の皆さんは、何か御質問などありますでしょうか。

 

(委員)

 つなぐシートは対象者を限りませんし、広く活用できますので、大変良い仕組みだと思います。ただ、数が増えていくことによって、福祉政策課と福祉相談課の負担が大きくなると思います。重層的支援体制整備事業は福祉だけの問題ではないと思いますので、他の部局の皆さんにも、御協力いただけたらと思います。

 

(委員長)

 子どもの問題であれば教育部署とも連携が必要になりますし、住宅関係は住宅担当の部署との連携が必要になります。

他にはいかがでしょうか。市民公募委員の皆さんは活用してみたい事例はありますか。

民生委員の方には説明は済みでしょうか。

 

(事務局)

 昨年度末につなぐシートの改定を行っており、改定前にはなりますが、説明させていただきました。

 

(委員)

 民生委員ですが、定例会で、全民生委員が説明を受けています。

 

(委員長)

 民生委員の皆さんの反応はいかがですか。

 

(委員)

 民生委員と福祉政策課は近い関係にありますので、実際には、何かあった際は直接福祉政策課に連絡することが多いです。つなぐシートにある内容と同じような内容を、伝えています。

 

(委員長)

 既に連絡ルートがある場合は、つなぐシートでなくても直接連絡、ということですね。

 議会では説明しましたか。議員からの質問はありましたか。私は議員は絶対知っておいた方が良いと思います。

 

(委員)

 意見よろしいでしょうか。恐らく、相談があったときに、受け止められる数の上限があるのだろうと思います。やってみなければ分からないかと思いますが、上限がどのぐらいなのかが一つのポイントだと思っています。例えば、お店に多くのクレームを入れるような方や、明らかに福祉で扱う案件ではない相談が届くことも大いにあり得ると思います。総合相談の難しいところは、一度相談を受けたら「相談は受けられません」と言えないところです。そこをどこまで福祉政策課として受けとめられるのでしょうか。人にも負担がかかると思います。実際、運用上どうなっているのか、心配しています。

 また、受け止めたことを、福祉政策課からリファーしなければいけないと思いますが、リファーしたらそれで終わり、だと良くなくて、相談した案件がどのように終結したのかを、どこまで把握するのか気になりました。相談をつないだその先が見えてこないところが心配な点でした。その点は運用していきながら構築していくところだとは思いますが、ある程度の着地点、相談の仕組みのゴールを、予め示した方が良いのではないかと思います。

 

(委員長)

大事な御意見かと思います。八王子市では「何でも相談」を社協でコミュニティソーシャルワーカーが実施したときに、委員が御心配されたように、御近所トラブルが多く寄せられました。これは社協では無理なのです。「『何でも相談』って書いてあるじゃないですか。」と、逆に相談した方が来なくなってしまうという悪循環になってしまいます。他の自治体にもアドバイスしていますが、「福祉何でも相談」という名称にして、大分落ち着きを見せてきているところです。その他寄せられるのは、生活困窮は今までにない制度の狭間の問題であったり、難しいのはやはり精神疾患関係や家族関係の問題です。これは依然として数が多いようです。八王子市では実は今年調査を実施していまして、「何でも相談」を始めて3年経ったので、その改善の成果を客観化しようと思っています。政府も重層の評価を始めていますので、狛江市もつなぐシート、福祉相談課との振り分けをどうするかも含めて、是非、効果測定、評価をしていただければと思います。

また、大事な点としては、相談に対するフィードバックです。これは、狛江市ではないのですが、民生委員さんから苦情をよく聞きます。せっかく通報したものの、結果を知らせてくれないとなると、嫌になってしまうのです。なので、信頼関係を築くためにも、しっかり結果をフィードバックすることが大事になります。個人情報の問題もあるかと思いますが、伝えられることは伝えてください。それがないとやはり制度として広がっていきません。是非お願いしたいと思います。御意見ありがとうございました。

 

(事務局)

 今御意見いただいたことについてです。今のところ1つの案件に対して1回のフィードバックしかできていないのですが、どのように対応したのかということは、フィードバックさせていただいております。

 

(委員長)

 これはインフォーマルケアの一環として、情報提供という意味での「つなぐ」ということがあります。住民の方が研修をしながら、インフォーマルケアに関わっていくという、こうした人材の養成と登録、コーディネートを一部の自治体が始めています。八王子市の社協で私は検証していますが、今年で250名程の登録になると思います。恐らく青梅市でも実施しますし、台東区でも来年度からの実施を検討中です。

社会的に孤立してる方にとって、専門職の行うことはやはり業務なのです。そうではなく、地域の仲間として、友人として、という新たな関係性を作っていくことが、社会的孤立を改善していく大事な要素となります。様々な事情で孤立する人がいます。新たな関係性を作りだしていくことが、重層の地域づくりにおいても非常に重要になると思っています。イギリスでは、そういった方々を「ビッグワーカー」と呼んでいます。八王子市や豊島区民社協では「サポーター」として実施しています。豊島区民社協は何年も前から実施しており、多くの実績件数があります。このつなぐ、ということが情報提供だけではなく、実際にインフォーマルケアでもつないでいくことが大切です。サポーターになる方は、やはりある程度資質を持っている方、傾聴ボランティアのように傾聴できる方が適しています。ひきこもりはさぼっているのではないか、という単純な自分の価値感で判断をしてしまうのではなく、相手をよく理解して、コミュニケーションをしていくことが大切です。そういった文化を地域で作っていくこと、人材養成が大事になるということを問題提起させていただければと思います。このあたり、少し時間かかると思いますが、効果を検証していきたいと思います。

他にはよろしいでしょうか。

それでは、本日は評価や実施計画について説明がございました。また、各小委員会でも付議された内容について、是非、具体的に御協議いただければと思います。よろしくお願いします。

それでは、次の議題に移ります。議題5 その他です。事務局より説明をお願いします。

 

(事務局)

【資料8】【資料9】に基づき説明

説明は以上となります。

 

(委員長)

事務局からその他についての説明がございました。何か御質問、御意見ございますでしょうか。

 

(委員)

特になし

 

(委員長)

それでは、本日準備しておりました議題はすべて終了しましたが、その他各委員から、何か議題はございますか。

ないようでしたら、それでは本日はこれにて閉会します。

本日はありがとうございました。