平成25年度 第1回狛江市外部評価委員会(平成25年10月28日開催)
1 日時 |
平成25年10月28日(月)午後7時00分~9時14分 |
2 場所 |
狛江市防災センター302会議室 |
3 出席者 |
委員長 都築 完 副委員長 福島 康仁
|
4 欠席者 |
委 員 出雲 明子 委 員 周東 三和子 |
5 議事 |
(1)委員紹介 |
6 会議概要 | |
(1)委員紹介…政策室長あいさつ,委員紹介(福島委員,尾花委員,高橋委員,都築委員は今年度から委嘱) 【委 員 長】 議題(5)「委員会の検討内容及びスケジュールについて」事務局から説明をお願いする。 事務局からの説明について,質問,意見等はあるか。 今年度については,時期的に昨年度と同様の流れで進めることは困難であると思うが。 今年度は,後程説明する後期基本計画の推進に向けた行政評価の仕組みづくりを目的としており,評価は行わないことといたしたい。 次に,議題(6)「狛江市後期基本計画について」事務局から説明をお願いする。 【事 務 局】 ( 資 料 説 明 ) 事務局からの説明について,質問,意見等はあるか。 次に,議題(7)「狛江市の行政評価の取組み及び施策レポートについて」事務局から報告をお願いする。 次に,議題(8)「外部評価及び施策レポートの課題について」事務局から説明をお願いする。 事務局から報告について,質問,意見等はあるか。 後期基本計画における主要課題と重点プロジェクト,実行プランの関係性について改めて説明願いたい。 市を取り巻く状況等を踏まえ,諸々の課題の中で特に重要なものと認識しているものを主要課題とし,この主要課題を軸とした課題解決の取組みとして重点プロジェクトを設定したところある。また,この重点プロジェクトの着実な推進を図るため,財源を担保した形で具体的な事業の計画を示したものが実行プランとなる。 【永田委員】 重点プロジェクトと個別施策の関係性は。 市の取組みを全て網羅したものが個別施策となっており,そのうち,主要課題を軸とした課題解決に向け,他の取組みに優先して取組むものとして重点プロジェクトを設定している。 永田委員が質問したとおり,行政の取組みには市民目線では分かり辛いと感じるものは多いかと思う。 今までの施策レポートは,総花的で情報量が多く,読み辛い部分があるように思う。 仕事柄,省庁,県の評価業務に携わることも多いが,それらに比べれば比較的分かり易いが,情報量が多いという面はあると思う。市民にとって分かり易い情報というのは,市民がコメントし易い情報である。例えば,市民にしてみれば,事業のコスト内訳等についてはコメントし辛いものがあり,それよりも,何をいつまでにやるのか,自分たちにとってどのような影響があるのかといったことのほうが関心も強くコメントし易いと考えられる。民間企業で言えば,お客様に対して,社の財務状況よりも,サービスの改善等を伝える方が,お客様も意見を言い易いのではないかと考える。そのような観点が重要ではないかと思う。 どんどん資料を付けていくと,じっくり読むと良い資料となるが,読みづらく関心を持たれない。レポートを分かりやすくするというのは重要な観点である。市民に評価してもらいたいことは,簡潔に記述し,資料は別に用意するということも考えられるのでは。 仰るとおりで,レポートは,資料としてはよくできていても,市民の立場からすると分かりにくいものでは困る。分かりやすさと情報のボリュームは反比例しているところが難儀な点であり,そこをどうマッチングさせていくかに焦点を合わせて議論を進めて行く必要がある。そしてその点に関して,資料にある内部評価シートがキーになるのではないかと思う。事務事業の中身と状況,結果等について短い文で記述する形となっており,これがきちんと纏まり,ポイントが分かれば,それに対して,外部評価でどのような評価・提言をしたのかという繋がりが分かりやすさにつながるのではないか。また,評価対象について,項目の数をどうするのか,施策でするのか事務事業でするのかといったことが課題である。昨年は施策中心となったが,それでは抽象的な表現となることから,まずは経費,マンパワー等予算上明確である事務事業をきっちり検証し具体的な反映へと繋げるべきである。さらに,昨年は各部から一つずつ,7つ施策を取り上げたが,今後の外部評価においても,多くの取組みから何を取り出すのかが重要である。そのために,事務局からの資料を参照としながら,市民にとって必要なポイントを見極める必要がある。 改めて確認させていただきたいが,今回の委員会の目的は,市民が分かり易いレポートを作るにはどうすればよいか,という認識でよいか。 はい。 例えば,一問一答のような形も分かり易いと考えられる。 評価対象を事務事業とすると,内容が具体的なものとなり分かりやすくなるのではないか。また,外部評価を通して市の実績としてアピールすることもできると思う。 レポートについて,作り直すたびに読みやすくはなっているが,中学生でも読める内容にすべきではないか。教材になり得るレベルであればなお良いと思う。 施策について,市民がどの程度理解し,市民のためになったかを評価するとしたら,市民が,この施策は良かった,頑張ったほうがいいと読み取れる形が良いと思う。また,分かり易い見出しがあると良いのではないか。市民が全ての施策に関心があるわけではないので,見出しで興味あるものかどうかわかるようにし,興味があるものを読み込める形とするのも良いと思う。 確かに施策レポートについては,市民がこれを見て理解し易いかというと疑問が残るところである。また,内部評価と市民目線での外部評価結果を合わせて,どのような評価方法が市にとって一番実効性があるのか,検証する必要がある。その際,今までのやり方に必ずしも捉われる必要はないと思う。なお,本日配布された実行プランは,事前にいただけると,外部評価のイメージは持つことができたように思う。 後期基本計画は学校などへも配布し,子どもたちも読めるようになっているか。 児童向けには配布はしていない。 後期基本計画について,重点プロジェクトのうち行財政改革推進プロジェクトと他のプロジェクトの位置付けの違い。重点プロジェクトの推進にあたっては,新たな組織を作るのか。責任者は誰で担当部課はどこなのかといった詳細の説明が欲しかった。外部評価においては,評価対象としてどういうテーマをとりあげるのかが重要であり,選択するための資料が重要となる。また,選択の際には,一行コメント等で簡潔に示された形で全貌を把握する必要がある。評価の際,なぜこのテーマを選んだかと聞かれたとき,具体的に答えれるようにすべきである。次年度の委員会のために,我々ならこれを選ぶということを示すべきではないか。また,評価に際してオープンにする機会を考える必要がある。広報や説明会,インターネット等の活用に加え,市民の生の声をどのような形で入れ込むのか,原案ができた段階で市民に意見を聴くのかを検討する必要がある。 スケジュールの話だが,予算編成に間に合わせるなら,8月末までに提言を上げる必要があるのでは。そのためには,年度明けの4月から内部評価をしてテーマを選択して,かつ,市民の意見を聴いてレポートを作るとなると厳しい部分もある。 評価対象の選択は来年度行うが,どの施策にどの事業があるのかといったことは資料として出させていただく。 確認だが,次年度予算への反映というのは,その年ではなく,前年度の評価結果を反映するということか。 そのとおりである。 来年度すぐにできるように心掛ける必要があるのではないか。なお,内部評価は実施しているのか。また,どのような事業を行っているのか。 昨年度の政策経費で計上された事業を個別施策別に整理し,予算編成に合わせて行っている。 昨年度は市民生活部長として評価を受けていたが,施策を中心とした評価であったことから,提言の内容が抽象的であり,どのように対応してよいか分かりにくかったということが印象に残っている。先程,評価対象を事務事業レベルとするかという議論があったが,評価を具体的にすることで,行政も対応しやすく,かつ市民に解り易いものへ繋がると思われる。 スケジュールについてであるが,私が外部評価委員として活動していた中野区では,8月の中旬から下旬にかけて,毎週2,3日開催し,提言を纏めていた。1つの案だが,このように必要性があればできないこともない。 説明しにくい部分はあると思う。 今までの議論は,事務局の考えた課題に集約できると思う。これをたたき台として議論していければよいのではないか。 その他何かあるか。 第2回及び第3回の委員会開催日程について,次回(第2回)は11月18日(月)午後6時30分から,第3回を12月17日(火)午後7時からとさせていただく。 それでは,これで第1回外部評価委員会を終了する。 |