(委員長)
皆さんこんばんは。本日はお忙しい中、令和3年度第1回狛江市市民福祉推進委員会にご参加いただきまして、ありがとうございます。前回事務局から開催方式につきましては、会場参加及びウェブ参加のハイブリット方式で実施する旨の提案がありましたが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮しまして、前回同様ウェブ方式で開催させていただきます。議事進行中は、音声をミュートにしていただき、発言をする際には挙手をお願いします。その際、ミュートを解除してからご発言ください。
では定刻になりましたので、議事を開始させていただきます。
(欠席者の確認)
阿部委員が本日欠席されるとの連絡を受けております。
(委員長)
それでは、資料の確認の前に、今回からご参加いただく委員の方々がいらっしゃるとのことです。事務局から説明をお願いします。
(事務局)
今年度に入りまして、2名の委員の方が交代となっています。
(交代となった2名の委員を紹介)
(委員長)
それでは、本日の資料の確認をいたします。事務局から説明をお願いします。
(事務局)
配布資料の確認をさせていただきます。
令和3年度第1回狛江市市民福祉推進委員会次第
【資料1】あいとぴあレインボープラン(第4次地域福祉計画等)計画書
【資料2-1】狛江市福祉保健部等所管の新型コロナ関連事業状況
【資料2-2】主な事業状況の表【資料2-3】住宅確保給付金について
【資料2-4】狛江市新型コロナウイルス感染症緊急対策生活応援給付金のお知らせ
【資料2-5】狛江市新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う熱中症予防を目的としたエアコン購入費等助成制度のご案内
【資料2-6】65歳以上の方へ 狛江わくわく商品券配布のご案内
【資料2-7】新型コロナウイルス感染症対策社会福祉施設等事業所給付金事業について(ご案内)
【資料2-8】狛江市新型コロナウイルス感染症緊急対策障がい者応援給付金のお知らせ
【資料2-9】狛江わくわく商品券配布のお知らせ
【資料2-10】狛江市プレミアム付商品券配布のお知らせ
【資料3-1】特例貸付パンフレット
【資料3-2】生活福祉資金(特例貸付)集計データ(狛江市社会福祉協議会)
【資料4】第4次地域福祉計画進捗管理令和2年度報告書(案)
【資料5】令和3年度市民福祉推進委員会 全体工程表
【資料6】令和2年度第4回市民福祉推進委員会会議録(案)
【資料7】狛江市市民福祉推進委員会委員名簿
【資料(参考)】こまYELL対応実績等資料一式
以上となります。
(1)報告 あいとぴあレインボープラン(第4次地域福祉計画等)計画書について
(委員長)
それでは、議題1あいとぴあレインボープラン(第4次地域福祉計画等)計画書について、事務局から資料の説明をお願いします。
(事務局)
あいとぴあレインボープラン(第4次地域福祉計画等)計画書について御説明申し上げます。
(【資料1】について説明)
(委員長)
事務局より、あいとぴあレインボープラン(第4次地域福祉計画等)計画書についての説明でした。ご意見ございますでしょうか。
(特に意見なし)
(2)報告 令和2年度新型コロナ関連事業報告について
(委員長)
それでは続きまして、令和2年度新型コロナ関連事業報告についてです。事務局から資料の説明をお願いします。
(事務局)
令和2年度新型コロナ関連事業報告について説明申し上げます。
(【資料2-1】から【資料3-2】及び【資料(参考)】について説明)
(委員長)
事務局より、令和2年度新型コロナ関連事業報告についての説明でした。ご意見ございますでしょうか。
(委員)
DVを受けて狛江市内に移り住んだ方やオーバーステイとなっている外国人など、住民基本台帳には登録されていない可能性がある方などへ、相談窓口があることや、各種制度の利用等について周知は行っているのでしょうか。
それと、エアコン設置助成の申請件数に比べて支給できた件数が少ないですが、これは何か原因があったのでしょうか。
(事務局)
福祉政策課で今年度行うプレミアム付商品券の配布事業については、対象者となる方でDV(ドメスティック・バイオレンス)を受けて狛江市内移り住んでいても住民基本台帳には登録のない方などについて、可能な限り調査して配布するとともに、調査しきれない方についてはHPや広報誌、市内広報掲示板や市内各所のデジタルサイネージ、ツイッターなども活用して様々な手段で周知する予定です。その他の事業や相談窓口に周知については庁内関係各課に確認して皆様にご報告いたします。
エアコン設置助成につきましても、申請件数に対して支給件数が少ないことについては担当課に確認して併せてご報告いたします。
(委員長)
狛江市社会福祉協議会では特例貸付などについて、女性や外国人の方からの相談はどのような状況でしたでしょうか。
(委員)
まず全体として特例貸付に関連する相談件数のピークは令和2年の3月から5月頃にかけてでした。皆さん困窮されている方でしたので、迅速に対応することを心がけました。生活困窮に関してはこまYELLで相談対応を行っていただき、社会福祉協議会とこまYELLで役割分担をして対応したのは効果的だったと思います。
外国籍の方については多くの方が来所されました。外国籍の方々はそれぞれコミュニティがありまして、そのコミュニティの中の友人や知人から制度を紹介されて来所される方が多くいらっしゃいました。窓口には日本語を話すことが難しい方の場合、日本語がある程度話せる友人などが通訳として付き添いでいらっしゃいました。
女性の方もフリーランスや個人事業主の方がいらっしゃいました。相談を通じて、普段は多く接しないひとり親の方等と繋がれたため、今後の相談支援を考える上では大変参考になりました。
(委員)
狛江市社会福祉協議会とこまYELLは相談者支援で連携などは行いましたか。
(委員)
総合支援資金の制度利用については、そもそも自立相談窓口への相談が必要となっています。そのため、制度の作りの段階で連携を行っています。そことは直接関係なくとも、こまYELLから社会福祉協議会に相談者の支援について連絡があるなど、お互いに情報共有しながら支援を進めることができました。
(委員)
今後も様々な社会現象で今回のような対応が必要になる場合もあるかと思います。今回の経験を次回にも活かしていただければと思います。
(委員長)
こまYELLの資料など、とても丁寧に作られています。今回のコロナ禍はある意味で災害です。生活困窮に陥った人への給付などの対応でいっぱいいっぱいの状況だったと思われます。今回生活困窮に陥った人たちがすぐに所得が増えるかは難しいところです。そうなりますと、転職などをされる方も多いのではないでしょうか。IT、介護関連は人手不足です。飲食業の従事者の方々は介護事業も向いていると思いますが、介護に馴染みがない人も多いはずです。今までは再就職などの相談に応じる暇がなかったと思いますが、今後は中長期的な視点に立ち、就労支援を丁寧にやっていくことが非常に重要になるかと思います。
それに関連して、内閣官房で孤独・孤立対策担当室が設置され、フードバングや子ども食堂などへの支援が始まったようです。狛江市はNPO法人が少ないでしょうが、そういった民間団体への支援はどのように考えているのでしょうか。
(委員)
例えば、ごみ屋敷の対応をしていると、住人の方等孤立していたと思われる方を発見することがあります。玄関のドアを開けてみないとお家の中がごみ屋敷になっているかわからないような人が地域にも多くいらっしゃるのではないかと思います。そのような方への支援はこまYELLでも行っています。ただ、孤独・孤立に対応できるようなNPO法人などは狛江市内にはありません。
フードバンク狛江については大変活躍いただいているところです。ただ、あくまでNPO法人ですので、狛江市としては庁舎内に作業できるスペースを提供したり、食料の保管庫なども提供していますが、運営費自体にまでは狛江市で支援することはできません。国もイニシャルコストの支援ができましたが、ランニングコストの支援についてはありません。狛江市では既にイニシャルコストの支援はしているので、フードバンク狛江にランニングコストの支援がない状況です。
(委員長)
こまえくぼ1234も含めて、社会福祉協議会で何か対策はできないでしょうか。サポーターを研修養成するなど、行政と民間で組んでプロジェクトを考えても良いのではないでしょうか。
(委員)
ご意見持ち帰りまして社会福祉協議会の中で検討いたします。フードバンク狛江など大変頑張っていらっしゃる法人、団体さんもいらっしゃいますので、社会福祉協議会だけでなく住民の方も含めて支援については考えていくほうが良いかと思います。
(委員)
ワクチン接種の対応等もありますので、現状も行政の現場は大変な状況だと思います。全て実施するのは現在の人員では難しいのではないでしょうか。様々なことを行ったほうが良いことがあるのは分かりますが、ある程度課題を絞り込んで、重点を決めて取り組んでいくことが必要だと思います。ごみ屋敷の対応や就労支援など、行政だけでやり切れる業務量とは思えません。行政や関連機関の対応できる限界を超えてしまいます。
(委員長)
就労支援に関しては民間の人材を雇って対応している自治体もあります。大事な部分ですので、中長期的な視点で取り組んでいただければと思います。
居住支援協議会についてはどのように機能していますでしょうか。次回で良いので紹介をお願いします。
(事務局)
居住支援協議会については次回資料を用意いたします。なお、口頭でご紹介しますと、住宅確保要配慮者に民間賃貸住宅を貸すことを躊躇する家主がいますので、行政と家主側の仲介業者、居住支援法人等の3者が連携して支援しようという取組みでございます。狛江市ではその3者で任意団体である居住支援協議会を構成しています。福祉政策課では住まい探しの相談窓口を、居住支援協議会設立前の平成29年度から実施しています。民間住宅への入居相談に対応し、市内の仲介業者で本事業にご協力いただいたお店に民間住宅をご紹介いただく対応を取っています。
就労支援や孤独・孤立支援に関しては重層的相談支援体制整備事業でいうところの参加支援に該当します。社会への参加に向けてどのように支援をしていくかが中長期的に重要になります。
(委員)
私はハローワークでキャリアコンサルタントとして就労支援を行っていました。現役から退いたようなキャリアカウンセリングの経験者の手も借りるなど、民間の力も活用したカウンセリングも含めた就労支援が重要だと思います。
(委員長)
市民で経験のある方を嘱託などとして雇って協力してもらうことは考えても良いかと思います。そういう意味では社会福祉協議会にお願いしたいのですが、社会福祉協議会のウェブサイトは中身が事業紹介になっているケースが多いです。事業紹介だけでなく、地域でどのような問題が起こっているかということを市民に知らせていくことも重要です。その上でこういう協力をして欲しいという課題提起の広報を行うことが重要です。
次にワクチン接種関係のご意見等はございますでしょうか。
(委員)
私は集団接種を受けました。接種事業の走り出しが遅く感じておりましたが、走り出してみるととてもスムーズに狛江市は行うことができて、とても感動しました。最先端の企業とも協力して、LINEでの予約もできてとても助かりました。
(委員)
私は1日目に電話申し込みを行おうとしましたが繋がりませんでした。2日目にナビダイヤルでなんとか予約が取れました。LINEは全員ができるわけではありませんので、もう少し良い施策を取っても良かったのではないかと思います。もう一度、同じようにワクチン接種が必要になることも考えられます。他の自治体で先に問題が発生している部分を参考にして、違う予約方法などを考えないといけないかと思います。
(委員長)
他の自治体ではまだ高齢者に接種券も届いていない状況あると聞いています。トラブルも発生している自治体もあります。高齢者でも狛江市で予約をしていない人もいるでしょうし、保育園等クラスターになりやすい教育や福祉の従事者には優先接種も必要かもしれません。
(委員)
どの自治体も当初は電話回線がパンクするなど混乱が発生していますが、印象としては狛江市の予約システムはとても整然としたものだと思います。他の自治体では個別接種を開始したところでは、診療所に朝のオープン前からアウトドアチェアを持って来て座って並び、オープンしてからは窓口で口論となるなどの混乱が生じています。狛江市では集団接種を基本として、地域の日常の医療が中断しないように体制を取っています。希望すれば必ずワクチン接種は受けられるという点は安心いただき、順に接種していただきたいです。高齢の方で会場まで行けない方、例えば居宅の医療・介護サービスを利用している方は相当数います。そういう人はそもそも予約をしていない場合が多いです。そういう人をどうするかは接種が始まるずっと前から狛江市と医師会で協議をしています。
まずは集団接種を基本とし、次に特別養護老人ホーム入居者への接種、次に有料老人ホーム等の入居者への接種が始まりました。その次に居宅の医療・介護サービスを利用している高齢者です。ただ、その施設と居宅の中間に、自分で集団接種会場まで行けないけれども、送迎付きのデイサービス等はご利用されている方が相当数います。そのため、各通所施設を小さな集団接種会場にさせてもらえないかと市で調査をかけまして、現在事業所側から回答が出てきているところです。その場合、医師会員が出張して接種の対応を行います。接種は対象者がその場に多いほど効率が良く、まとめて対応できるので健康管理も行いやすく安全性も上がります。そういう場所にどうしてもアクセスできない人に在宅医等が接種の対応を行っていくという何段かの矢で対応しているとことです。
(委員)
自宅から集団接種会場に一人では来ることができない人については、ケアマネジャーや地域包括支援センターの職員、市のケースワーカーが支援をしています。ケアマネジャーには予約支援をして欲しいと通知も出しています。実際にケアマネジャーが集団接種会場に高齢者を連れてくるというケースも多くあります。ケースワーカーから電話で予約を取っているかという本人への確認も行っています。64歳以下の方々への運用につきましては高齢者とは別にするなど運用方法は現在検討しています。
(3)審議 第4次地域福祉計画進捗管理令和2年度報告書(案)について
(委員長)
それでは続きまして、第4次地域福祉計画進捗管理令和2年度報告書(案)についてです。事務局から資料の説明をお願いします。
(事務局)
第4次地域福祉計画進捗管理令和2年度報告書(案)について御説明申し上げます。
(【資料4】について説明)
(委員長)
事務局より、第4次地域福祉計画進捗管理令和2年度報告書(案)について説明がありました。何か御意見ありますでしょうか。
(委員)
29ページに記載あります若者支援マップの配布については、どのように配布されたのでしょうか。
(事務局)
詳細を担当課に確認しまして、次回回答いたします。
(委員)
若者支援は他の支援と比べて薄いところかと思います。これからの課題です。ひきこもりの方に限らず、もう少し広い視点で若者支援を考えても良いのではないかと思います。
それから、27ページの医療・福祉分野で横断的に活躍できる専門人材を養成しますという施策についてですが、あいとぴあレインボープランを見ると施策の具体的な事業の一つに保健、医療、福祉、そして教育等との連携という文言があります。医療と福祉の連携はもちろんですが、教育との横断的な連携が薄いのであれば、その点も今後考えていければと思います。
(事務局)
重層的支援体制整備事業を考える中でも、ひきこもりなどの若者支援という部分では、関係機関による支援や支援の気運醸成のためのプラットフォームの設置を予定しています。そこには医療、福祉だけでなく、教育関係者等幅広い関係者が関わってくることになります。
さらに、現状の対応といたしましては、狛江市地域共生社会推進会議という庁内の地域共生社会に関連する18課の課長を会議メンバーとし、さらに各地域包括支援センターのセンター長と社会福祉協議会の課長職もメンバーとした会議を設置・開催しています。この中には教育委員会の各課も含まれ、様々な分野に跨る課題等について議論しています。重層的支援体制整備事業の中でも、同様の会議体を活用して連携を行うとともに課題への対応を行うこととされているため、狛江市においては狛江市地域共生社会推進会議を活用していく予定です。
(委員長)
町田市での調査では、ひきこもり状態にある人の割合は20代、30代、40代においてほぼ同じ比率です。結局は20代の頃にひきこもり状態となってそのままという状況です。その20代のタイミングでリカバリーすることはとても重要で、そこで対応しないと長期化します。困ったときに若い方でもSOSを出せる文化を作っていくことが重要です。そこが今まで弱かったので、横の連携を進めていただけたらと思います。
(4)その他
(委員長)
それでは、議題の(4)その他について、事務局から説明をお願いします。
(事務局)
その他についてご説明申し上げます。
(【資料5】、【資料6】、【資料7】について説明)
(特に意見なし)
(委員長)
それでは、本日準備しておりました議題はすべて終了しました。これにて閉会いたします。ありがとうございました。
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