1 日時

令和7年11月27日(木曜日)午後2時~3時7分

2 場所

3階第一委員会室

3 出席者

遠藤会長、石川委員、佐藤委員、重國委員、戸澤委員代理、鈴木委員、岩﨑委員、
崎間委員、村田委員、井村委員、宮下委員、山田委員代理、冨樫委員、藤本委員
竹之下委員、宗像委員

【事務局】道路交通課長、交通対策係長、交通対策係3名

4 欠席者

なし

5 議題

  1. 会議の進め方等について
  2. 狛江市地域公共交通会議分科会での議論について
  3. こまバスの運行状況について
  4. 自動運転バス実証運行について
  5. その他

6 資料

アジェンダ.pdf [ 69 KB pdfファイル]

  1. 【資料1】会議についてまとめ.pdf [ 51 KB pdfファイル]
  2. 【資料2】委員名簿.pdf [ 65 KB pdfファイル]
  3. 【資料3】狛江市地域公共交通会議(第28回).pdf [ 368 KB pdfファイル]
  4. 【資料4】地域公共交通について(諮問).pdf [ 85 KB pdfファイル]
  5. 【資料5】地域公共交通会議中間答申.pdf [ 1023 KB pdfファイル]
  6. 【資料6】こまバス乗車人数推移(平成20年度~令和7年度途中).pdf [ 547 KB pdfファイル]
  7. 【資料7】こまバスのバス停名称変更について.pdf [ 54 KB pdfファイル]
  8. 【資料8】庁議資料(自動運転バス関係者試乗会・住民試乗会について).pdf [ 229 KB pdfファイル]

7 会議の結果

議題1 会議の進め方等について

【事務局より資料1・2の説明】
会議及び会議録の取扱いについて【承認】

議題2 地域公共交通会議分科会での議論について

【事務局より資料3~5の説明】
委員からの主な意見・質問等

事務局【前回会議での確認事項について】
 前回会議において、シェアモビリティの位置づけに関する議論の中で、道路運送法上の許認可にあたるものがあるか話題になり、その他の許認可は何かあるか、事務局の確認事項となっていました。事業者に確認したところ、許認可の手続は不要とのことでした。
【これまでの議論について】
 昨年7月の市長からの諮問に対し、本年2月の会議で中間答申を審議し、3月に市長へ提出しました。中間答申では、運転士不足によるバスの減便等の課題について言及した上で、狛江市に合った地域公共交通計画の策定を希望する旨を結論付けました。7月に設置した分科会では、乗務員不足や各事業者の取組みなどの切迫した実情を共有しました。前回8月の会議で公共交通の充実について検討するために、分科会で専門的、具体的な議論を開始した旨を報告しました。

【答申の参考事例について】
 事務局では中間答申を踏まえ、地域公共交通計画を策定するにあたり、すでに計画を策定した近隣区市の議論や手続について参考にすることとしました。この結果、交通会議分科会では、計画案の骨子となる内容を市長に答申することが妥当であるとの議論が行われました。
 分科会では、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に定められた項目を考慮し、論点を設定して議論を進めました。なお、計画案の策定に必要な公共交通の利用状況や市民ニーズに関する基礎的な調査がまだ行われていないため、来年度以降に実施し、計画策定に向けて丁寧な検討を行うことを前提としています。

【計画の法定項目① 基本的な方針について】
 事務局のイメージは、将来の担い手不足やサービス需給関係の悪化などを考慮し、持続可能な交通体系を構築する観点から作成したものです。これに対し、すべての移動をバスが担うのではなく、対象者ごとの視点や多様な交通手段の視点が大切であるという議論がなされ、様々な人が暮らす狛江市の特性も考慮し、「誰もが安全、安心、快適に移動できる狛江」を目指す方向となりました。
 その他、運転手不足やシルバーパスについても取り上げられました。その中で、市民の求める「安く、いつでも、誰でも、どこでも行ける」といった、需要側の要求水準と運転士不足や収益悪化により厳しい状況にあるサービス提供側とのかい離が話題となりました。こうした状況についての正しい周知についても今後検討していきます。
 また、シルバーパス制度は、東京都の制度ですが、運行事業者にとって運賃が適切に収入として反映されない制度となっているとの指摘がありました。一方で、都の福祉制度であるため、都や周辺自治体の動きに合わせて市の施策としての記載には留意すべきとの意見もありました。このことは法定項目④「目標を達成するために行う事業及びその実施主体」の中で、様々な実態や現状把握を進める中でより明らかになることがあり、整理の仕方について引き続き検討します。

【計画の法定項目② 対象区域について】
 狛江市は全域が居住誘導区域であり、全域で何らかの交通サービスが必要です。しかし将来的には、既存交通サービス減少が想定される地域において、民間サービスに任せるだけでは、交通サービスの維持が困難となることが予想されます。このため、事務局では、あらかじめ特に支援を行うべき地域を重点地域として設定して進めることの是非について議論しました。これに対して分科会では、地域ごとの不公平感や説明の難しさから区域を事前に定義することが難しいとの指摘があり、後で述べる具体的な施策と併せて地域を検討することが望ましいとの意見がありました。そのため、対象区域を狛江市全体とし、必要に応じて施策の対象地域として検討する方向にしたいと考えています。

【計画の法定項目③ 目標】
 事務局では、既存交通の維持に加え、新技術も踏まえた代替交通も導入を含む、三つの項目を設定しました。これに対し分科会では、抽象的で基本的すぎるのではという意見があったため、わかりやすい目標設定を検討していきます。

【計画の法定項目④ 目標を達成するために行う事業及びその実施主体】
 現時点で実施主体となる事業者が見つかっていないものが大半のため、他区市を参考に想定での意見交換を行いました。それに対して分科会では、事業化や実施主体が見つかるまでには相当の時間を要し、施策の時間軸を意識するよう助言がありました。先述の対象地域の件も踏まえ、今後継続して検討することとします。

【計画の法定項目⑤ 達成状況の評価】
 事業の効果測定の指標設定、例示した項目等について意見交換を行いました。分科会からは、こまバスの持続可能な経営を判断するために収支率なども考慮すべきとの意見がありました。他事業についても同様であることから、各事業にふさわしい指標を設定したいと思います。
【計画の法定項目⑥・⑦ 計画期間・その他必要なもの】
 事務局では、国の手引きに記載されている原則に基づき、計画期間を5年と設定し議論しました。施策効果には時間が必要、5年は短いとの指摘がありました。これを受け、事務局では、計画自体は5年で設定し、例えば実現までに時間を要する取り組みについては、継続的な取り組みとして明示することを考えています。
 続いて当該地方公共団体が必要と認める事項については、狛江市として法定項目以外に追加すべき内容を検討する際の根拠となる項目です。①から⑥までの議論において、すでに必要な議論が行われています。項目出しするかどうかは、今後検討することとします。

 

(質疑応答)

会長  はい。御意見ございますでしょうか。御質問でも結構です。

I委員 分科会の具体的にやりとりされている議事録のようなものは、出されるのでしょうか。

事務局 分科会については、議事録は非公開です。分科会で話し合った結果を本会議で報告し、周知して、今後の進め方を検討する考えです。また、具体的な答申については再度分科会を開き、次回の会議で答申へと進めていく予定です。

I委員 計画を作るにあたって、市民の声の取り入れ方は非常に重要なポイントです。いつ、どんな市民の声を聞くか、教えてください。

事務局 地域公共交通計画作成の具体的な方法について、現在は予算が決まっておらず、想定になります。市民への状況の周知に加え、アンケートやワークショップの実施、計画案作成後のパブリックコメントの実施などが考えられます。

会長  よろしいですか。

I委員 最終成果物に至るまでの流れ、ここではアンケート、ここではパブリックコメントなど、そういったスケジュールをお聞きしたいです。

会長  地域公共交通会議としての最終答申になりますから、それを受けて、行政として計画策定し、策定にあたり、前提として調査やパブリックコメントを実施することかと思います。

事務局 策定に向けて進めるべきという方向性は、今この会議の場で共有できたと思います。しかし、実際には来年度予算が確定した状況ではないため、適切なタイミングで進め方を説明できると思います。

会長  他にいかがでしょうか。

I委員 バスの運転手不足が続く一方で、これまで以上に公共交通を利用しなければ移動できない方々が増えており、公の支援が必要な状況だと思っています。コミュニティバスやデマンド交通の運行、バス路線の維持等で、どのように公の支援を行うか検討する必要があると思います。
 シルバーパスを利用される方々の運賃として、バス会社に入る額は十分ではないと考えています。そのため、支援方法の検討が必要だと思います。狛江市だけではすべてを賄うことはできない点を踏まえ、どう実現していくかをこの答申の中で一つの論点として取り上げてほしいです。
 特に東野川地域では、ハイタウンから京王バスの路線がなくなった上、小田急バスが減便しているため、4時間空く時間帯を元に戻してほしいという要望があります。こまバスの逆回りも運行してほしいとの意見もあり、これらの実現に向けた方向性を答申として検討していただきたいです。

会長  今後分科会で、検討・議論して、答申への反映について検討したいと思います。
 ありがとうございました。続けて説明をお願いいたします。

 

(事務局説明)

事務局【答申の方向性】
 これまでの議論を踏まえ、多様なニーズや今後の社会変化に留意し、「持続可能な交通体系の構築」、「鉄道、バス等の公共交通機関の連携強化」、「支援を要する市民が安心して利用できる環境整備」など、市民、事業者の視点も含む地域公共交通計画の策定の必要性について答申し、計画策定にあたっては、答申書に添付された計画案の骨子の内容に留意するよう、市長へ答申する方向で検討を進めています。
今後、骨子案を12月の分科会で議論しまして、2月の本会議で答申の審議を行う予定です。

 

(質疑応答)

会長  一通りの説明がありました。改めまして御質問、あるいは、御意見いただければと思います。

I委員 狛江の地域公共交通の課題について、計画では紹介されると思いますが、答申段階ではまだ調査ができていないということかと思います。答申が出るまでに何か調査が始められるものでしょうか。

事務局 答申の方向性としては、今後、公共交通計画を作って、公共交通を考えましょうという形です。現時点では、そういう調査の予算措置がありません。

I委員 調査するにも予算が必要というのは分かりますが、施策検討において実態が握れていないと、検討できません。できることは把握しながら、予算のかかる調査は少し後という進め方もあります。専門家の方、事業者の方がいらっしゃいますので、実態はもちろん把握されていると思います。実態が分からず、現段階で一部の情報だけで意見を言っても的外れなこともあるので、整理されている情報は、随時提供していただいけるとありがたいです。

事務局 答申は飽くまで計画の策定を求めていくことと考えています。その後の計画策定にあたって、施策を検討する際には、実態を整理することが必要と思っています。

会長  やはり市民、納税者の方にきちっと政策の説明ができなければいけません。そこをこれから予算を確保したうえで、しっかりやっていくということかと思います。
 よろしいですか。では、続けて説明をお願いいたします。

 

(事務局説明)

事務局【計画策定に向けた条例改正について】
 来年度に地域公共交通計画策定を地域公共交通会議で行うにあたり、会議体の根拠法令について、従来の法令に加えて、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律を根拠とすることが必要となります。12月の市議会でこの条例改正について審議予定となっています。

 

(質疑応答)

会長  ありがとうございました。御質問いかがでしょうか。

I委員 市議会の方で先日議案を見ましたが、条例改正の中で、地域公共交通会議の所掌事務に自家用有償旅客運送が加わっています。これは2種免許がなくても有償で旅客運送ができるという規制緩和の一種、つまりライドシェアのことだと思います。しかし、分科会でその導入について議論があったのかと思っていましたが、その紹介もなかったため、導入することが決まった上で追加されたのでしょうか。

事務局 分科会や市としてその取組みについて決定事項はありません。公共交通を考える上で、課題解決の方策として道路運送法に基づいて会議の所掌事務をあらかじめ追加しました。

会長  まだ何かの実施を決定し、分科会で議論したわけではありませんが、今後そうなった際の受皿をあらかじめ用意しておこうということです。よろしいでしょうか。

I委員 個人的な意見として、ライドシェアの実施は、公として支えていくという方向よりも、個人などで支え合う方向の強い政策だと思います。本当に必要な時に追加すれば良く、なぜ今入れるのでしょうか。御説明は分かりました。

会長  ライドシェアについては、行政が関わっているもので、私の知る限り、神奈川県三浦市の公共ライドシェアや軽井沢の日本版ライドシェアなどで導入されているようです。様々な考え方があろうかと思います。
 いかがでしょうか。答申に向けた方向性について御意見をいただき、大方了承されたと思います。この先、答申案の作成に向け、事務局又は分科会で議論を進めさせていただきます。よろしいでしょうか。
ありがとうございました。このように進めさせていただきます。議題2につきまして、以上とさせていただきます。

議題3 こまバスの運行状況について

   【事務局より資料6・7の説明】

   こまバスのバス停名称変更について【承認】

事務局 こまバスの利用状況は資料6のとおり、8月1日からこまバスはダイヤ改正以降も1便当たりの利用者数では前年を上回っています。資料7のとおり、こまバスの慈恵医大第三病院バス停の名称を変更する予定です。

 

  (補足説明)

C委員 ダイヤ改正以降、お客様からの問合せ、御意見等は特段ございません。
利用状況についても、市民の方が生活のサイクル、行動様式を変更していただく協力もいただいて、1便あたりの輸送人員が増えていると思われます。
バス停名称の変更については、一般路線バスの狛江通り上のバス停も同様です。

 

(質疑応答)

I委員 東野川地域で小田急バスのハイタウンから喜多見の路線とこまバスの北回りがいなげやの先のところで同じ路線になり、喜多見駅や狛江駅へ行く際、何便か5分くらいの時間間隔で連なるような時間帯があります。地域としては、バスの便数が少ないというイメージを持っている人が多く、どちらも小田急バスで運行されているのにもったいないという意見もあります。そういったダイヤについて、要望に応じて融通したりすることはできないのでしょうか。

C委員 貴重な御意見ありがとうございます。ダイヤについては、部分的なものではなく、路線全体で様々な地域を通る上でニーズに応じて検討しています。いなげやの周辺のみを見ると連なって見えるかもしれませんが、他の地域で時間間隔を空けていたり、特定の時間帯のニーズが多いところに対応していたりと、全体的なものとして判断をしています。一部の地域のみを見ると不合理に感じることもあるかもしれませんが、全体の合理性を持って取り組んでいます。御意見がありましたらお聞きして参考にさせていただきます。

I委員 別件ですが、こまバスは小型のバスと思いますが、1便あたり25~30人というと立っていることが多いという状況でしょうか。座席数はどの程度でしょうか。

C委員 座席は11席です。こまバスは、路線が南回りから北回りまで続いており、1便の距離が長いため、途中での乗降があり、常に25人乗っているわけではありません。実際には、夕方や買物時間帯などで混みやすい時間帯もありますが、日中は大体皆さん座って乗ることができる状況です。

I委員 シルバーパスの利用が多いことから、高齢の方が買物の荷物を持って立つのは大変だと感じます。バス内で座席を増やす工夫はできるのでしょうか。

C委員 今の車両を変更するのはかなり難しいです。営業車としての国への登録で、立ち席の数、座席数、車両の荷重バランスなど、細かい部分まで記載しています。変更は簡単ではなく、御容赦いただきたいと思います。席を譲り合っていただくことも大切です。事故防止のために必ず着席してから運転手が発車することを会社として徹底していますので、御理解いただければと思います。

I委員 車両の入替え時には、新しい車両でそのような工夫ができるのでしょうか。

C委員 バスは大量輸送の移動手段であるため、なるべく多くの方を乗せ、乗りこぼしが出ないようにしなければなりません。座席数を増やすと、その分全体の乗客数が減るため、朝夕のラッシュ時に使用できない車両になるため、適切なバランスの検討が必要です。こまバスは専用車両ですので、考えられなくはないですが、雨天など乗り切れないとお客様に迷惑をかけるので、今のところは同一仕様を考えています。この御意見は、今後の更新の際の参考にいたします。

会長  他に御質問、御意見等ございますでしょうか。それではこまバスのバス停の名称変更につきましては、了承ということとさせていただきます。

議題4 自動運転バス実証運行について

【事務局より資料8の説明】

事務局 昨年度と同様に、取組みの普及啓発、意見交換を目的として、来年1月に自動運転バスの関係者試乗会及び住民試乗会を行います。スケジュールは、関係者試乗会が1月8日(木)、9日(金)の2日間、住民試乗会が1月12日(月・祝)、13日(火)の2日間で実施予定です。1便の乗車人数は10人で、午前、午後の1日4便を運行します。運行ルートは昨年同様、資料8右側のルート図の通り、和泉多摩川駅から多摩川住宅を周回する経路となります。なお、住民試乗会については、12月1日号の広報で周知予定です。関係者試乗会については、本会議の委員の皆様にもメールでお知らせします。

 

(質疑応答)

会長  御質問ございますでしょうか。

I委員 昨年度同様、途中での乗降はないのでしょうか。

事務局 そのとおりです。

I委員 八王子での自動運転バスの事故を気にかけている方もいます。何か情報はあるのでしょうか。

事務局 東京都の実証事業で発生した8月の八王子での事故報告等も確認しながら、安全第一に事業を進めています。しかし、使用している車両やシステムの状況が異なるため、狛江市の実証車両やシステムでは同様のことは起こり得ず、すでに対策が取られている事例です。実証団体の中でそういったことを確認した上で、安全な運行に努めることについて合意し、進めている状況です。

I委員 自動運転バスの試乗会を進めるにあたって、12月1日の広報には間に合わないと思いますが、都事業での事故については、簡単にこうしたもので、狛江での実証ではどうなのか、その点について広報をしていただいた方が良いと思います。

会長  難しい部分もあると思いますが、いかがでしょうか。

事務局 他団体での実証ですので、市として広報するのは難しいです。位置把握についても、都の実証ではGPSが主体の一方、狛江市の実証では、3Dマップを主体とするなど、異なる状況です。

会長  他にいかがでしょうか。今年度は小田急バスも参画されているとのことで、引き続き取組みを進めていただきたいと思います。

議題5 その他について

【事務局より次回会議日程について説明】

(質疑応答)

会長  その他の意見などはございますでしょうか。

I委員 答申に関わる部分は、当日ではなく、早めにいただき、検討時間をいただくようよろしくお願いします。

会長  できるだけ早めにお示しできるようにしていきたいと思います。それでは以上をもちまして、第28回狛江市地域公共交通会議を終了いたします。御参加ありがとうございました。