(1)健康こまえ21等計画改定素案について
《【資料1に基づき、事務局より説明》
(会長)
3章まででご意見等あるか。
(会長)
字のポイントを確認するように。市ではユニバーサルデザインの規定等はあるか、確認するように。
(事務局)
確認する。
(委員)
ウェルビーイングについて、53ページだけでなく、5ページにも補足が必要と考える。
(会長)
合わせて、図も引用したのであれば、出典の表記も必要である。
(副会長)
13ページの国保データベースの数字は、年齢調整等しているか。
(事務局)
国保データベースの限界で、そのままのデータを掲載している。
(委員)
6ページのカッコの前の点はない方が良い。
(事務局)
対応する。
(副会長)
中央のウェルビーイングだけ枝がないので、バランスが良くない。
(会長)
ウェルビーイングはまだ煮詰まっていない所があるので、今後肉付け等される。保健所ではウェルビーイングについての取り組みはされているか。
(委員)
保健所としては実施できていないと思われる。
(会長)
他の自治体の令和6年3月策定の、健康と食育を合わせた計画でも、ウェルビーイングという表現はいくつか見かけたかな、という程度なので、まだそこまで浸透しているものではないと思われる。
(副会長)
ウェルビーイングは4 計画の目標体系図の基本目標1、2、4、5を実現することで成り立つものなので、現在の位置よりも上に位置すべきではないかと思われる。
(会長)
53ページがウェルビーイングの実現というタイトルとなっているが、この項目は社会参加や主観的な幸福感等、アンケートの中で総合的な健康に関わる項目をまとめている部分である。これを生かすのであれば、3 基本目標のタイトルを変更し、ウェルビーイングの概念が計画全体を覆うポジションに移動、設定を変える改善もできると思うが、事務局としても大きな作業変更は大変だと思うので、タイトルを動かしたりとか、作業の中で調整していただければと考える。
それでは続いて第4章の5に入っていきたい。事務局説明をお願いする。
《【資料1】に基づき事務局より説明》
(会長)
4章の5について先生からコメントいただきたい。
(専門家)
自殺対策が国の基本法に基づき、上から下への至上命題として、自治体に降りてくるような形だけでは、やはり計画として難しい。地域の中で行政とそれから市民の方が共同で取り組んでいくという経験が必要ではないかということを意見させていただいた。例えば警察・消防の方々とか、市内の民間団体との取り組み、そういった団体との協働というものをこの中に反映させるとも良いと思うし、上から下・下から上に上がっていく命の取り組み、といった考え方が一番重要だと思っている。
(会長)
実際に政策として、狛江市のこころの健康相談室以外、具体的に各課において取り組みは行われているか。
(事務局)
自殺対策として何か特化して、狛江市独自で実施できているかというと、そこまで到達できていないのが現状である。
(会長)
各課とは健康に関わる課以外の課も含めてのことかと思うが、その後、何か実施している事業についての整理は、87ページがそれにあたるようなイメージでよろしいか。
(事務局)
そうである。ただ先生からもご意見をいただいて、上からも下からも、市民の活動等も含めた形で掲載するとなると、まだ展開が必要かと思う。また、直結するものではないが、例えばフードバンクで学習支援を行っているところもあるので、そのあたりを掲載することも考えている。
(会長)
そういったところへの支援はされているのか。
(事務局)金銭的なものがメインだが行っている。
(会長)
こういったストーリーが少し可視化されると、狛江市が行っている取り組みと、狛江市内でのいろいろなネットワークの動きがわかって良いと思う。
(委員)
79ページの調査結果では、40~50代の男性は自殺を自分事として捉えていないことが分かるが、それに対して職域との連携を打ち出していただきたい。
(副会長)
87ページ、狛江市で庁内連絡会等を実施されているのは素晴らしいが、それぞれの窓口で関わる方々の中で、実際の自殺未遂の事例等を検討会で集約し、その前に何が行えたか等を政策に反映させる仕組みをぜひ作っていただきたい。
(会長)
自殺という文字を表に出した政策はおそらく難しく、逆効果の可能性もあるので、表に出すのは好ましいものではないが、それが自殺対策に繋がっていることがわかるようになっていると良いと思った。
(副会長)
命の大切さが実感できず、自分の世界で自殺に追い込まれる人が多いのかなと思う。命の大切さを伝える機会を設けることができると良い。命はみんなで守っていかなければならないという教育を、災害対策と上手く連携させ、実施してほしい。
(会長)
命そのものの尊さを考えることを、まずは柱とすれば良いと思う。確かに個別の政策はたくさん出ているが、命そのものを考える機会だとか、それが例えば災害やその他のところで掛け合わせることができないか、何か関連しそうなものを入れていくのも良いかと思う。
それでは続いて第4章の4に入っていきたい。事務局説明をお願いする。
《【資料1】に基づき事務局より説明》
(副会長)
「朝プラ」というのは野菜もフルーツも両方含まれて良いと思う。果物は楽しい気持ちにさせてくれる食材で、ご高齢の方のおやつだけではなく朝ごはんにもなるものだと思うので、「朝プラ」という言葉は積極的に使っていきたいと思う。
(委員)
「朝プラ」のように計画に標語のようなものを入れても良いと思う。
(会長)
他、全体についてご意見等あるか。
(委員)
狛江市歯科医師会に所属する医師と協力して、過去と比較すると虫歯は相当減っているが、今後も一生懸命取り組んでいく。高齢者の方も8020運動という形で取り組んでいる。近年は以前のように、抜歯治療をしている先生はあまりおらず、そういった効果かはわからないが、半分以上の方が80歳で20本以上歯が残っている。口は体の入口なので意外と皆様方の健康のためのキーポイントである。
(会長)
食べる前提の口腔の部分が良くないと、栄養そのものが摂取できないという観点から、しっかりやっていく必要があるとのこと。どれだけ行動変容を起こしていくのかがポイントで、今回の計画でそのためのアプローチを作ることが大事だと思う。「朝プラ」も含めて、具体的な取り組みの起点となるようなものになっていくと良いと思う。あとは食育においては教育が大事だと思うので、市の役割としては教育機会を作っていくということになると思うが、市民の役割としてそれをしっかりと学んでいくという表記もあるととても良いと思う。
(委員)
60ページの目標のところに「朝ベジ習慣」との記載があるが、初めて聞く方もいると思われるため、説明を入れていただきたい。
(委員)
コラムなどで、ネットワーク会議で作成した「ちゃんとご飯」動画のURLを掲載してほしい。学生向けと新入職員向けの2種類作成している。
(事務局)
市のホームページにも載せているので確認する。
(会長)
それでは続いて第4章の1から3に入っていきたい。事務局説明をお願いする。
《【資料1】に基づき、事務局より説明》
(会長)
先生からもぜひ、このパートについてはぜひご意見いただければと思う。
(専門家)
未病ということで、疾患になる手前の段階での啓発というか、これは当センターにおいて9月にまた講演会を開催するが、狛江市報に掲載していただくことで60人以上の応募者があり、認知度も上がってきていると思うので、是非活用していただければと思う。
(会長)
先ほど出ていた行動変容も含めて、具体的なものにしていくためには、地域資源、健康増進に繋がる資源を、どのように使っていくのかが大事かと思う。個別に見ていくことになるので、数値が注目されるが、人間が行動変容を起こすのは総合的なアプローチが必要である。他に私が気になったのは、いろいろな項目を評価しているが、上げる・下げるという表現が多く、数字が入っていない。この後入るのであれば別にいいが、どの程度上げる等、目標数値があって初めて目標と言えると思うが、いかがか。
(事務局)
60%等の明確な基準があれば良いのだが、具体的な数値目標が国や都から示されておらず、増やすといった表現が多いため、このような表現にとどめているところである。
(会長)
次回アンケートを取り、その数値と現状値を比較して、それが減らなかったり、0.1ポイントでも上がっていれば上がったと認識をするということか。私のイメージでは目標値とは割と高めに設定して、そこに近づけるように努力をし、数年後に比較して検証するといった認識であった。このような表現が悪いとは思わないが、目標としては緩い印象を抱いた。ただ、国や都に揃えるといった流れがあるということであれば、それはそれで一つの考え方として理解する。
(委員)
国も実施主体ではないので、科学的根拠をもって具体的な数値を言い切れない面があるのだと思う。市町村の計画としてどこまでが望ましい、とか過去の実績から、ここまでは目指すことができそう、といった数値があれば、決意表明的として具体的に設定しても良いと思う。
(会長)
今の目標だと0.1上がって、目標達成とするのか、ある程度目標が高く、近づけることはできたが、達成することはできなかった、といった評価をするのか、それによって市としての動きが変わってくるのではないかと感じる。
(事務局)
目標設定について改めて検討する。
(委員)
ウォーキングマップの作成やイベントを開催しているが、スマホで歩数を測ってポイント付与するとか、何かデジタルツールを活用して、意欲を行動に繋げるための仕掛けを考えられないか。
(会長)
食についても言えることだが、こういった食材を食べたとか、野菜を350g以上摂取した、とかそういった意欲を刺激していく仕組みがあると良いのでは。アプリの開発だと大掛かりな作業になるので、フォームへ入力して送信してもらうとか、そういった事業に取り組んでいる自治体を探してみると良いと思う。
(事務局)
ただいま話が上がった健康アプリは、他自治体では自治体ポイントを付与しているところもある。狛江市自体もデジタルツールの活用に力を入れているので、現在は紙ベースで実施している「ちゃきちゃき健康ポイント」をデジタル化だとか、東京都の補助金を活用して実現したいと考えている。
(委員)
先ほどアルコールの項目の説明で、自己肯定感を高めるとの説明があったが、自己肯定感はキーワードになってくると思う。自殺対策にも繋がっていくので、自己肯定感という言葉の紹介を入れてほしい。
(会長)
自己肯定感はどのように高めるかというのはなかなか難しく年月もかかるだろうし、幼少期の教育はとても大事である。
(副会長)
今回は素案ということで、これから見直しがされると思うが、見にくいと感じる箇所があった。細かいことで言えば24ページの特定健診の医療費分析や30ページの医療費分析等。また、文末の表現にバラつきが生じている。
(会長)
次にこの計画書のタイトルについて、事務局に説明を求める。
(2)計画タイトルについて
《【資料2】に基づき、事務局より説明》
(専門家)
候補③だけ「プロジェクト」となっているが、「すこやかこまえ健康プラン」で良いと思う。また、タイトルを考案した方の想いが軽くまとめられていると一番良いと思う。
(委員)
健康こまえ21がなくなってこれになるということか。
(事務局)
そのとおりである。
(会長)
次回、タイトルとその説明をまとめた資料を用意いただき、投票等で決定することとする。
(3)ウォーキングイベントについて
《【資料3】に基づき、事務局より説明》
(会長)
何かあるか。特典として何か健康増進につながるようなプレゼントがあると良いと思う。
(事務局)
プレゼントはアンケート結果を元に、入浴券も検討していたがお米に決定した。
(会長)
スーパーにお米が売っていない状況が続いているようなので、貴重とのこと。他よろしいか。最後に皆さんの方からインフォメーションがあればお願いする。
(副会長)
栄養士会では、災害時の小学生のバッグの中に、必ず歯ブラシを入れてくださいと伝えている、とのこと。皆さんも災害時のバックの中に歯ブラシを是非入れていただきたい。
(会長)
災害と健康は注目する必要がある。
(4)次回の委員会の日程について
(事務局)
次の会議は、10月中下旬から11月上旬を予定している。今日欠席の方もいらっしゃるが、候補を申し上げるので、その中でどのぐらいご出席いただけるかを確認させていただきたい。
ご意見を踏まえ、10月21日月曜日午後7時から、場所はこちらで開催することとする。次回の会議で素案を確定し、庁議等で審議の後、市民説明会やパブリックコメント等を実施予定である。委員の皆様のご意見等を伺いながら修正していきたいと考えているのでよろしくお願いいたします。
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