1 日時

令和5年7月26日(水曜日)午後7時~9時10分

2 会場

あいとぴあセンター2階研修室ABC

3 出席者

会長:二宮 雅也
副会長:鈴木 礼子
委員:河西 あかね、染谷 泰寿、塩谷 達昭、小澤 明子、金子 育子、柴﨑 美紀、内村 イセ子、占部 澄子、大倉 葉子、中里 美智子、以上13名
専門家:仙石 錬平、早借 洋一

事務局:
健康推進課長(布施 治郎)
健康推進課健康衛生係長(木下 元貴)
健康推進課健康衛生係主任(植木 さおり
健康推進課健康衛生係主任(山本 久美子)
健康推進課健康衛生係主事(木村 かな子)
健康推進課健康衛生係主事(関 千尋)

4 欠席者

委員:鈴木 一平

5 協議内容
  1. 審議事項
    健康こまえ21、狛江市食育推進計画、いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に際して行う市民意識調査(アンケート調査)について
  2. 令和5年狛江市ウォーキングイベントについて
6 添付資料
  • 【資料1】狛江市附属機関の設置に関する条例
  • 【資料2】狛江市健康づくり推進協議会運営規則
  • 【資料3】狛江市健康づくり推進協議会委員名簿
  • 【資料4】協議会及び議事録の取扱いについて
  • 【資料5】傍聴人ルール(案)
  • 【資料6】健康こまえ21等アンケート調査スケジュール(案)
  • 【資料7】健康こまえ21等アンケート調査票(案)
  • 【資料8】健康こまえ21等アンケート前回比較
  • 【資料9】ウォーキングイベント内容(案)
  • 【参考資料1】狛江市健康づくり推進協議会に対する諮問について
  • 【参考資料2】健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画の改定について

7 会議の結果(要旨)

(1)健康こまえ21・狛江市食育推進計画・いのち支える狛江市自殺対策計画の改定に際して行う市民意識調査(アンケート調査)について
《【参考資料1・2、資料6・7・8】に基づき、事務局より説明》

(会長)アンケート全体の分量が多く、回答者が頑張らないと回答できないようになっている。必要な設問は必要だと思うが、スリム化を図る必要がある。初めに、心の健康 問35から問40にかけて議論したいが、事務局として目標値をイメージしているか。
(事務局)目標値は次の計画でおそらく示すことになる。
(会長)次の計画での目標値設定に必要な要素として、アンケート調査を提案しているか。
(事務局)そうである。身体の健康と食育については、前回の調査を基本としている。自殺対策については、平成31年に「いのち支える狛江市自殺対策計画」を策定してから時間が経ち変化しているため、新しく策定しなければいけないと考えている。東京都の調査アンケート等を参考にしながら、狛江市ができるポイントとしては、問44、問15がある程度である。今回の調査でこういうことが多そうだから、こういうものに取り組んでいきたいという着地点はまだできていない。
(会長)例えば問44、問15で丸が多かったところを目標値・具体的な政策として据えて計画を作ろうということか。
(事務局)そうである。目標値として数字で出すことが難しい場合もあるため、「減らす」という表現にすることもある。
(委員)心の健康に限定したアンケートではないため、心の健康に関する設問数は少なくならざるを得ない。その中でもよく検討されている内容だと思う。自殺対策で一番重要なことは、死ぬことを予防することではなく生き方をどうサポートするかである。生き方をサポートする中に、健康づくりの設問がすべて絡んでいる。コミュニケーションを図りながら地域の中で悩みをどう共有するのかということが一番重要である。そのベースの部分としては、死にたいのかどうかということである。死にたいのかどうかというところに寄り添わなくてはいけない。「自殺を考えた経験はありますか」という設問は必須であると思う。設問数を多く設定できるのであれば、原因や乗り越えた方法を聞くことができたら良い。そこを聞かないと生き方のサポートにつながらない。
(委員)問44、問45は自殺したいという方に対してどうするかという構成になっている。自殺したくないようにしていくことが自殺対策ではないか。
(委員)高齢者の自殺の原因として、うつは大きい。その点を反映できるような設問があれば良いのではないか。
(委員)このアンケートは無作為抽出して、無記名で実施するものだが、アンケートの趣旨としてどこに重きを置いているのか、わからない。アンケートに回答した人たちにメリットがあるのか、単に回答してもらうものなのか。
(会長)若者が対象になっていて、SNSを使った調査が可能であることは今回のアンケートの良さだと思う。高齢者に関しては狛江市の高齢者福祉の計画で触れていくことになると思う。今回のアンケートでは高齢者の状況も把握できるが、加えて若者の状況も把握できる。何のためのアンケートか、という指摘は重要である。共有しておかなければならない。健康こまえ21は、従来の健康の計画と食育の計画、自殺対策の計画を一緒にして作るというものである。現状を把握し、目標を定め、政策を組んでいくことが、この計画の中身である。まずは現状を把握すること、2番目にその政策を組んでいくときにどんな市民ニーズがあるのかを把握することが大切であるが、すべてできるかというと人や予算も限られていることから難しい。
(委員)前回の調査で明らかになった課題を掘り下げることが必要なのではないか。どういう対策を取れば効果的なのかがわかるような設問を設定する必要があるのではないか。
(会長)問39は基本的な設問であるため、アンケートの前半部分に移動した方が良いのではないか。問41の知っていたか、知らないかという設問は必要か。知っていたか、知らないかということに対して、対策を練ることはできないと思う。削除した方が良いと思う。                                                         (事務局)アンケートの流れとして、この設問を加えた。最終的な目的としては自殺対策としてどういうことが必要かということを市民に聞きたいと思っている。アンケート全体の構成として、問41まで自殺という言葉は出てきていない。悩みがあるかという設問が自殺に関するものと直結しない形で構成されているため、自殺に関する設問への導入として問41を設定した。アンケートの構成として迷っている。問41は厚生労働省が設定している項目である。
(委員)国が作成した質問は、専門の先生が練り上げて作成したものである。今回のアンケートは狛江市独自の設問か。
(事務局)問41は厚生労働省の設問と同じ内容で作成している。すべてオリジナルではない。
(委員)狛江市健康づくり推進協議会も専門の先生がいらっしゃるため、いろいろな意見を聞きながら作り上げていくという考え方も理解できる。ただ、基本的な国の考え方から仮に逸脱した設問を設定してしまった場合に、その設問が回答者にストレスや悪い影響を与えてしまう可能性がある。
(副会長)アンケートの中に自殺という言葉が何度も出てくるのはよくない。自殺を誘発するリスクがある。例えば、「悩んでいる」のような他の言葉にした方が良い。
(委員)皆さんの意見を聞きながら、改めて問41から読んだ。健康な人向けのアンケートだと思う。問41の手前でアラートを出せるような形にして、それ以上答えなくて良い、電話してくださいとしていく方が良いのではないか。
(会長)アンケートの結果を受けて、狛江市がどこまで施策化できるか。現状として、国や広域な主体、民間企業に頼らざるを得ない。また、注意しなければいけないことは、このアンケートによって市民に悪い影響やマイナスの空気を作ってしまうことである。悪い影響を与えないアンケートを作るためにどうしたら良いか。この認識は、本日の協議会で共有できている。問42の自殺予防週間を知っているかという設問は、知っているか知らないかを聞いて、対策を立てられるか。アンケートで得られた情報を効果的な政策や取り組みにつなげられるかという視点があまりなく、アンケート全体として膨大な量となっている。そのため、スリム化を図る必要がある。また、回答者にストレスや悪い影響を与えないように、アンケートの内容を再構成することが必要である。
(委員)外部的な要因に関する設問はないか。
(会長)これまでに自殺を考えた人の原因を知ることができる。ただ、この計画でその設問を設定するべきか、もう一度判断しなければいけない。
(副会長)自殺したいと思ったことがあると答えたら、問42に進むようにすると良いのではないか。
(委員)副会長の意見に賛成である。回答者は「助けてくれるかもしれない」と思う。設問の流れをしっかり構成すれば、回答者は「解決方法があるかもしれない」と思う。説明文に、あなたの解決策が下にありますという文言を入れると良い。
(委員)問42の項目は、不安を感じている方がつながる場所・相談する先である。項目iの自殺対策基本法と項目jの狛江市の自殺対策計画はつながる場所ではない。つながる場所としては、圏域の精神保健福祉センターの相談窓口がある。問42の項目を具体的につながる場所・相談する先にすることを検討していただきたい。
(委員)市民として自分自身がどうかというアンケートは回答しやすいが、対策をどう思うかは回答しにくい。
(会長)対策をどう思うか、対策が有効か有効でないかということは、アンケートで聞くことではないと思う。設問をチャート化していくことが必要である。次に、あなた自身のことについて からご意見等をいただきたい。
(副会長)居住地域の設問をなくしたのは、前回調査で地域差が見られなかったからか。
(会長)居住地域は、事務局に確認して残すようにした。地域差は自殺と関係がある。
(委員)選択肢は横に並ぶのが一般的ではないか。
(事務局)基本の質問をみると違和感があるかもしれないが、自治体のアンケート調査では縦に並ぶのが一般的である。例えば問4-(1)や問10-(1)の選択肢は縦の方がみやすい。好みの問題もある。
(会長)2行のときは横、3行のときは縦の方が見やすい。また、基本1は「性別をお答えください」ではなく、「性別をお聞きします」の方が良い。選択肢4「回答したくない」を追加した方が良い。
(委員)正規雇用か非正規雇用かということは聞いた方が良いのではないか。自殺に関する質問があるため。
(会長)収入が心の健康にどう影響するか。ただ、収入だけですべてわかるかというと難しい。調査票のデザインも含めて、検討していきたい。次に、身体の健康についてに、ご意見をいただきたい。
(委員)問3は健康診査・検診となっている。健康診査と検診の違いは、専門的なものである。会社や学校で行うのは、一般的には健康診断である。簡単にまとめて、健康診断とした方が良いのではないか。アンケートの最初の方から複雑にしたくない。
(会長)問3の文章に人間ドッグを加えた方が良い。
(副会長)市は、検診を受けた人と受けていない人をすべて把握しているのではないか。
(事務局)市の検診を受けていない場合は把握できない。
(副会長)すべて並べて表示して、マトリクスにした方が良い。
(会長)問8の選択肢2のインターネットとSNSは別にした方が良い。
(委員)全体的にメリハリがなく、設問の中に設問があるため、回答しづらい。
(副会長)問7は、かかりつけ薬剤師ではなく、かかりつけ薬局の方が良い。
(委員)薬剤師の場合は、かかりつけになると契約が必要である。
(委員)問9は必要か。選択肢の文章が長い。選択肢2と3の中間の場合もある。
(会長)選択肢の文章が長い。身体活動の有無を聞く質問があるため、それを入れた方が良い。運動機能的な自立といった新しい健康を想定して、評価ができるアンケートにしないといけない。数値にできないと、見直しのときにアンケートの評価ができない。問10は問いが運動・スポーツとなっているため、選択肢も運動・スポーツとした方が良い。また、身体活動をどのくらいしているかという量と頻度の話になってくる。作られたものを採用した方が良いのではないか。
(副会長)問11の徒歩でどのくらい歩くかも身体的活動に入る。
(会長)狛江市でウォーキング大会を開催していることから、この設問を設定している。睡眠について議論したい。うつ等で心を病んでいるとどうしても睡眠時間は短くなるから、心の健康やストレスと関係がある。心の健康の設問・項目で使用することができるのではないか。                                                   (委員)問15-①1)の選択肢1 時間があわないからというのは、市として対応のしようがない。
(会長)問27の選択肢4と5はまとめて良い。
(委員)問25の設問をみたときに、「野菜を食べなくてはいけない」といったことばかりに意識が向いてしまう。
(副会長)野菜にフォーカスしたアンケートになっていると思う。アンケートに回答しただけで、市民が学べるものした方が良いと思う。野菜を350グラム食べなきゃいけないということを知っていますか、という一文を入れると、問25の設問が生きてくる。
(委員)幅広い世代が回答するアンケートであるため、問25の設問でバランスよく食事がとれているかがわかり、健康につなげられたら良い。                                                      (会長)問19と問20は、口が動きにくいから楽しめるかということも考えられる。順番を変えることを検討した方が良い。問17、18、19は身体に関することであるため、身体の健康に入れた上で総合的に判断したい。
(副会長)問22と問23はマトリクスにすると、回答しやすくなる。また、問25は、回答することが難しい。
(会長)他の自治体等も参考にして、回答者が回答しやすくなるものにしていただきたい。
(委員)問31の地域活動に就労も入れた方が良い。例えば、シルバー人材センター等で働いている人は仕事と思っている。「地域活動として働く」を入れた方が良い。
(委員)問28、問28-(1)、問28-(2)はマトリクスにした方が良い。
(会長)飲酒・喫煙の質問は、国の設定した設問を使った方が良い。以上で、アンケート調査案のすべての設問を議論した。スケジュールでは、調査票の確定まで協議会を開催しない予定となっているが、今回の協議会で数多くのご意見をいただいた。調査票確定までにもう一度協議会を開催した方が良い。
(事務局)検討・調整したい。ただ、集計の関係もあるため、アンケート発送を後ろ倒ししたとしても1カ月程度としたい。

(2)令和5年狛江市ウォーキングイベントについて                                       《【資料9】に基づき、事務局より説明》
今回3年目となる、ウォーキングイベントを開催する。新たな取り組みとして、日本女子大学の学生にご協力いただく。また、明治安田生命にブースを出していただき、簡単な健康測定を行っていただきたいと思っている。
(会長)以上で令和5年度第2回狛江市健康づくり推進協議会を終了する。次回、第3回目の本協議会は8月下旬に行うこととし、本日の審議内容を反映させたアンケートについて再度、審議することとする。日程は事務局より連絡する。