1 日時

令和6年11月28日(木曜日) 午後6時00分~8時00分

2 場所

狛江市防災センター302・303会議室

3 出席者

出席者:髙山会長、杉本委員、東委員、近岡委員、森田委員、橋爪委員、加藤委員、沼田委員、二宮委員、長谷川委員、中村委員、牧委員、森井委員、南谷委員
関係者:株式会社LITALICO 行武氏、野手氏
欠席者:なし
事務局:植木福祉相談課長、福祉相談課障がい者基幹相談支援センター担当 吉田主査、佐々木主事、菅主事、高齢障がい課白石障がい者支援係長

4 欠席者

なし

5 議題

  1. 事務連絡および地域課題の進捗について
  2. 【報告】狛江市障がい者施策の進捗について
  3. 【報告】各専門部会の報告
  4. 【報告】地域づくり計画について
  5. 【意見交換】地域づくり計画について

6 会議資料

7 会議の結果

(事務局)
 まだ2名の委員がいらっしゃっていないのですが、定刻になりましたので、これより第5期令和6年度、2回目の狛江市地域自立支援協議会を開催いたします。
(※この事務局の発言中に2名の委員が会場に到着し、全員出席となった。)
 本日は御多忙の中、自立支援協議会に御参加いただきましてありがとうございます。本日は今のところ欠席者はなしです。過半数が出席されていますので、狛江市地域自立支援協議会の設置要綱第4条第5項の規定に基づき会は成立とし、これより協議会を開会させていただきます。
 次第に沿って進めて参りたいと思います。ここから先は前回と同様に髙山会長に司会進行をお願いしたいと思います。
 髙山会長よろしくお願いします。

(会長)
 本日もお忙しい中お集まりいただきましてありがとうございます。今日もディスカッションの時間など設けておりますので、早速議事に入りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 では『議題1 事務連絡および地域課題の進捗について』、まず事務局から御説明いただきます。お願いいたします。

(事務局)
 事務局より御説明させていただきます。まず令和6年度スケジュールの確認です。
 資料1を御手元に出していただいて、今回は令和6年度2回目になります。前回は7月18日に第1回目が行われました。2回目は11月28日本日行われております。第3回は来年の2月19日水曜日、ここだけ水曜日になりますので御注意ください。またこの同じ防災センター、同じ場所で行います。3回行わせていただきます。
 特記としましては、令和7年2月19日のこの第3回目は初めて子供部会から地域課題が提出される予定になっておりますので、沼田委員を中心に事務局も参加しているのですが、課題を作っているところでございます。
 合わせまして研修会について、後ほど東委員の方から御説明あるかと思いますが、1月31日に協議会の研修を企画しております。講師は昨年度、一昨年度と同じく、小平市にある地域生活支援センターあさやけの花形さんにお願いするように、東さんと動いておりますのでよろしくお願いします。
 協議会の役割について、これは改めての御説明になりますが、協議会はみんなで地域の課題について協議していく場ということで始められたものです。要求や陳情の場ではなく、地域における地域課題を協議して、みんなで協力して解決に進めていくということが求められております。
 また平成30年の総合支援法の報酬改定により、日中サービス支援型のグループホームを運営することについて、協議会より評価を受けるとともに、当協議会より必要な要望や助言等を聴く機会を設けなければいけないということがございます。そのため本日議題2において、市内に建設予定の株式会社LITALICO様2名の職員の方に来ていただいておりますので、建設予定は令和8年3月と聞いておりますが、後ほど議題にて御説明があるのですが、日中サービス支援型の話を取り上げなくてはいけないという役割がありますので、本日補足で事務局から御説明させていただきました。以上でございます。

(会長)
 ありがとうございました。今年度のスケジュールと協議会の役割について御説明をいただきました。皆様から御質問等がありましたらお伺いしたいと思いますがいかがでしょうか。
 よろしいでしょうか。
 ではスケジュール、協議会の役割を改めて御確認いただきました。議題1の続きになりますが、前回の地域課題について、事務局から御説明お願いいたします。

(事務局)
 事務局から引き続き御説明させていただきます。前回、地域課題として、生活支援を考える部会から提出いただきました「就労移行支援からの就労定着終了後の連携構築フォロー」のフローシート活用についてです。前回委員の皆様から協議いただきまして、フローシートのせっかく良いものを作られたので、積極的に活用することとしました。
 具体的には、次年度の福祉のしおりへの掲載など、部会が作成した資料を、市内の支援者の方が今後活用できるように、この福祉のしおりは、市民の方が障がい手帳を取られた時にお渡ししてるんですが、次年度発行していく中で、部会の方で作っていただいた資料を入れ込みたいと思います。支援者の方が、当事者の方、業者の方に御説明をしやすいようにと思います。また、市のケースワーカー、職員もこの処理が載ってるとわかりやすいので、この協議会で話し合ったことをしっかり生かして、資料として活用していくような動きで考えております。
 非常に良いフローのデザインのようで、デザインに詳しい市職員に助言を求めたのですが、手の入れようがないぐらい整理されてるとのことです。そのため、福祉のしおりに、このフローシートをしっかり入れていこうと事務局の方も動いております。
 また御意見として、当事者向けに別途作成すべきかということに関しては、検討会議の委員を通して部会に確認をしております。もし当事者の方向けに、別の資料を作成することになりましたら、次回以降の協議会で御報告させていただきたいと思っております。前回の協議会の進捗の報告でございました。

(会長)
 ありがとうございました。前回の皆様に御協議いただいた内容が次年度のしおりに反映されるということで、いろいろ御意見ありがとうございました。ただいま御報告いただきました進捗状況について御質問等はいかがでしょうか。はい。では今御説明いただいた通り進めていただければと思います。よろしくお願いいたします。
 では次の議題です。『議題2 【報告】狛江市障がい者施策の進捗について』、今日3つのことについて御報告をいただきます。基幹相談支援センターについて、グループホームえだまめについて、そして市内建設予定の日中サービス支援型グループホームについてです。事務局から御報告お願いいたします。

(事務局)
 事務局です。まず最初に基幹相談支援センターについて、御報告をさせていただきます。その後、障がい者支援係からグループホームえだまめの御説明と今日来ていただいたLITALICOさんの御説明に移って参りたいと思います。

(事務局)
 事務局より基幹相談支援センターについて御報告させていただきます。資料につきましてはございませんので口頭での報告になります。狛江市障がい者基幹相談支援センターについては、前回報告のとおり令和6年11月1日よりグループホームえだまめと同一敷地内で運営を開始しております。開所時間につきましては、平日の8時半から17時になっております。まだ運営を開始して日が浅いですが、常勤職員3名で運営をしております。委員の皆様も、もしよろしければお寄りいただければ、建物を御紹介させていただきますのでよろしくお願いいたします。報告は以上になります。

(事務局)
 続きまして、グループホームえだまめの報告をします。

(事務局)
 高齢障がい課障がい者支援係です。よろしくお願いいたします。私からは2点御報告いたします。1点目が、今お話のありましたグループホームえだまめです。地域生活支援拠点の位置付けのあるグループホームの開設についてです。2点目が冒頭に事務局からもお話ました日中サービス支援型のグループホームに関してになります。
 まず1点目のグループホームえだまめにつきましては、令和6年11月から開所をしております。地域生活支援拠点として国から示された機能がございますけれども、まだまだこちらがすべて整ったということではなくて、まずは重度障がい者の方も受け入れる、住むことができるグループホームが開設したというのが今の状況になっております。まだまだ緊急時の受け入れ対応だとか、体験については課題がありまして、引き続き安定した体制の構築に向け、取り組んで参りたいと考えております。1点目については以上になります。
 2点目の日中サービス支援型のサービスについても御説明をさせていただきます。
 令和5年11月30日の協議会におきまして、日中サービス支援型共同生活援助の評価方法について御意見をいただいたところでございます。また、令和6年、前回7月18日の協議会におきまして株式会社LITALICOパートナーズ様から、日中サービス支援型共同生活援助の開設予定について情報提供をいただいております。
 この日中サービス支援型共同生活援助の指定については東京都から指定を受ける手続きになります。この指定の手続きにおきまして、協議会の評価が必要になるため、この後事業内容につきまして、株式会社LITALICOパートナーズ様から御説明いただき、質疑をいただいた後、協議会の評価をいただきたいと考えております。「評価」と申し上げましても、様々な視点があるかと思います。設備や人員に関しましては、指定権者である東京都が確認することになりますので、協議会といたしましては、サービス内容ですとか、運営の透明性、或いは地域との連携、こういったところに関しまして主に重点を置いて御意見をいただければと考えております。またこういった運営に関しまして、必要に応じて意見や要望等もお伝えできればと考えております。
 ただいま事務局から資料をお渡ししましたが、評価結果の通知はこのような本日お配りした形で想定しております。これはまだ案の段階ですので、本日説明を聞いて質疑を行い、ここに意見等追記や修正いただくような流れで、協議会の意見としてまとめさせていただければと考えております。それでは、株式会社LITALICOパートナーズ様に簡単に自己紹介をしていただいてから、事業の御説明をお願いできればと思います。

(関係者)
 皆さんはじめまして、株式会社LITALICOと申します。私はLITALICOレジデンスという、新しくLITALICOが立ち上げるグループホーム、LITALICOの中にLITALICOレジデンス事業部というものが昨年から立ち上がっていますが、そこの副事業部長として全体の統括をさせていただいております。
 今日の資料の説明をさせていただきます。今日は私と狛江のグループホームの管理者予定の職員2名で担当させていただいております。このところLITALICOとしてなぜグループホームの事業を始めようというところに至ったのかも簡単に御紹介させていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは資料1枚目、資料右上の2-1と書いてあるところから御説明させていただきます。
 こちらの指定申請の確認にうつりますが、まず最初にLITALICOパートナーズという、LITALICOではないのかというところですけども、こちらは株式会社LITALICOの100%のグループ会社になりまして、LITALICOの中で公費の事業を扱う、そういった役割として立てられた法人になっております。
 公費と申しますと、主には就労移行支援、それから児童発達支援、こういった事業を行っている会社になります。法人がLITALICOとLITALICOパートナーズと分かれているんですが、皆様におかれましては、LITALICOと一体のものと認識していただいて全く問題ございません。そのLITALICOパートナーズが指定申請をしているのが「LITALICOレジデンス狛江中和泉」というところで、中和泉3丁目に建設予定をしております。先ほど御紹介にあったように2026年、令和8年3月に開設ができるように、ちょうど11月から工事が着工されたというところです。
 改めて初めて、今回グループホーム事業に参入するというところで、実はこの狛江のグループホームは2拠点目になります。1拠点目が来年の4月、来年度の頭ですね、井の頭公園の近くに開設をいたします。こちら2拠点目として狛江のグループホーム、今着工させていただいているところです。我々株式会社ですので、昨今話題になっている愛知県のグループホームの件、そういったところで大変心を痛めております。
 我々の会社全体としての行動指針の中の1つにクリーンファイトという単語がありまして、我々は本当にコンプライアンス意識が非常に高い組織でございます。そういったところを何よりも最優先に重視して、御利用者様の方を向いて、様々な障がい福祉サービスに取り組んでいる会社ですので、こういったところに、ぜひこのグループホーム、社会課題も大きいですし、一方で社会的な問題も生じているところに、ぜひ我々として参画したいというところがありまして、今回事業の参入を決定しております。
 1枚めくりまして資料2-2の方に進ませていただきます。1枚目の資料と重複する内容もあるんですけども、改めて御説明をさせていただきます。中和泉3丁目に「LITALICOレジデンス狛江中和泉」というところで、今準備を進めております。
 実施としては日中サービス支援型の運営ですため、生活支援員の兼務、外部委託は考えておりません。我々の会社の正社員で支援の方をさせていただこうと考えております。規模としては20名のグループホーム、それから2室のショートステイの合計22室を、受け入れられるように準備を進めております。
 全てを正社員でとお伝えをしましたが、現状の試算ですと合計常勤換算で17名の社員を採用する予定でございます。実際この狛江のグループホームの採用活動はこれからではあるんですけれど、ホームページ等々は今準備を進めておりまして、もうすぐ検索したらヒットできるようなそういった形になろうかと思います。
 御参考までに井の頭公園の、そちらの採用の職種、簡単に御説明させていただきますと、グループホームの御経験のある方、介護福祉士の資格がある方、看護師の方も複数名採用させていただいております。それから社内で障がい福祉事業の経験があるものを複数名、異動でこのLITALICOレジデンスに充てさせていただいておりまして、その中には理学療法士の資格を持ったものが複数名おります。1名管理栄養士の方も採用させていただいております。様々な経験、専門性のあるメンバーを正社員として採用して、チーム一丸となって御利用者様の御支援にあたりたいと考えております。そのため、居宅介護事業者の外部委託の予定はないという状況でございます。協力医療機関等々、すでに話し始めているところですが、正式な打診はこれからという状況になります。
 2ページ目の資料2-2です。繰り返しですがグループホームとして20名、ショートステイも含めまして22室を予定しており、グループホームの家賃は、周辺の相場も勘案して8万円で設定をしております。当たり前ですがこの利用料は我々のもとには入らず、利用者様から預からせていただいたものを、直接オーナーさんの方に振り込ませていただくということになります。
 居室の1室の面積は9.32平米で今計画をしております。その他の費用として光熱水費、食費、日用品等、実費で適切に按分してその実費分だけ頂戴する、こちらからは利益を頂戴しないような想定になっております。続いて、資料2-3に進んでいただければと思います。
 こちらも事前にいくつかの観点としていただきましたので、回答させていただきます。大きくは4点です。1点目「地域住民の交流」というところで書かせていただいております。また近隣の住民の皆様にはご挨拶を完了しております。
 我々のグループホーム自体のコンセプトとしては、大きく2つ大事なところを考えています。
 1点目が本当に当たり前の暮らしを当たり前に安心して提供ができること。もう1つが地域社会に開けたことと、この2つを大事にして様々な内容を今、検討しているところです。その2点目に当たるところ、地域の方々との交流は積極的に行っていきたいと考えています。
 具体的なところでは、例えば井の頭公園で検討しているのは、2~3ヶ月に1回程度、土日を活用して、御家族や地域の方々を招いての交流イベントを実施したりだとか、地域の自治会、町内会へ積極的に参加させていただくことを検討しております。井の頭公園におきましては、開設前にオープンホームみたいな内覧会のような機会を設けて、周辺の方々にも案内をさせていただければと考えているところです。
 2点目、日中サービスの提供、こちらはしっかり提供させていただきたいと考えております。
 基本的に日中も我々のグループホームで、安心して楽しく過ごしていただけるような環境を作りたいというのが前提となっています。ホームでの共同生活に関する活動であったりだとか、定期的な活動、リハビリだったり、様々なレクリエーション、リハビリは理学療法士が在籍しておりますので支援させていただいたり、散歩、音楽レク等々をやっていけたらと。
 あと月次季節のイベントも積極的にやっていけたらと考えております。安心して過ごせるというその日常に加えて、非日常とまではいかないかもしれませんが、その楽しさみたいなところを日中の活動として準備をして、考えております。
 3点目、外出や余暇活動等の社会生活上の支援におかれましては、近隣公園の散歩や近隣スーパーへの買い物については、支援員の同行で実施をさせていただこうと考えております。そのため支援員は必ず複数名、日中も夜間も在籍を予定しております。1人だと支援同行をした時に、グループホームに0人になってしまうので、そういったことがないような形をとらせていただこうと考えております。
 その他の定期的な外出については、移動支援の事業者さんと連携をしたりだとか、そういうところで対応させていただこうと考えております。医療面においては、これはもう利用者様ごとの契約になるというところではございますが、訪問看護、訪問歯科、訪問薬局との連携を検討しております。
 4点目、相談支援事業所ほかのサービス事業所等との連携においては、積極的に連携させていただきたいと考えております。入居希望者の受け入れや支援計画の策定において、相談支援事業所を利用したりとか、他の福祉サービス等の併用の方も積極的に連携をさせていただきたいと考えております。
 最後の資料2-4です。補足事項として5点書かせていただいております。
 1点目、狛江市民の受け入れについて、こちらも積極的に受け入れていきたいと考えております。どう具体的に積極的に受け入れるのかというところの、具体の方法はこれからなんですが、例えば御利用者の募集のタイミングです。これを例えば狛江市民の方のみを受け付ける期間を設けるとする。そういったところも今検討しておりますので、こちら検討し次第、実行に移していけたらと考えております。
 運営や取り組み状況の他事業所への共有についても積極的にできればと考えております。
 実際の事業運営の中で蓄積されたノウハウについては、グループホーム自体については我々も来年の4月からノウハウを蓄積していくことになりますので、どちらかというと我々が提供するだけではなくて、我々も共有いただくようなこともあろうかと思っておりますが、そういったところも含めて積極的に他の事業者様と連携ができたらと考えております。
 地域生活支援拠点としての活動については、事前に緊急時の受け入れについてや、体験機会の場についての指摘コメントをいただいておりました。我々開設時からショートステイを2室、しっかりと稼働できるような人員体制を持とうと考えております。
 在宅やひとり暮らしの障がい者が一時的に利用できる場所、またこのショートステイを拠点に御活用いただけるように、しっかりと支援体制を整えていきたいと考えているとともに、開設後の御利用者様の状況を見ながら、やっぱり初めて外に宿泊される方もおられようかと思いますので、落ち着いたら、在宅一人暮らしの障がい者の方と入居者の交流する場みたいなのものも、どうやって持てるのか検討していきたいと考えています。
 こちらの検討においては、狛江のグループホームで初めて検討するというよりも、来年4月開設する井の頭公園のグループホームから考えていきますので、狛江のグループホーム開設時においては、もう少し具体的なイメージが我々も持てているのかなと考えております。
 4点目は、行動障害の方の受け入れについては、現状は受け入れを想定していません。加えて医療的ケアが必要な方も受け入れは想定していない状況です。理由としては、まだ1拠点目もないという状況で、そういった方々の受け入れ体制がまだとれないだろうと。安心していける体制がとれないだろうということで、1拠点目のところも受け入れはしていない状況です。
 今後こういった行動障害の方であったり医療的ケアの方も含め、その他のニーズも含めて、幅広いニーズの方に対応できるようなグループホームをこれから作っていきたいと考えている所存でございます。
 最後です。相談支援事業所や就労移行支援事業所の参入について、事前に御質問いただいておりました。相談支援事業所は現状想定はないんですけれども、就労移行の支援の事業所については、具体のプランがあるというところまでは至ってはおりませんが、今後検討の可能性は十分にあると就労移行の担当から聞いておりますので、こちらもお伝えさせていただきます。今日は、事前に準備させていただいた内容は以上になります。説明で不足しているところ、御質問等あるかと思いますので皆様よろしくお願いいたします。

(事務局)
 御説明いただきましたので、なかなか即答は難しいかもしれないんですが、委員の皆様が現時点で聞いてみたいことや質問がございましたら、直接今お伺いできるかなと思うのですが、皆様いかがでしょうか。

(委員)
 当事者の親をしております。今御説明いただいたんですけれども、この中で利用者20人に対して職員17人の常勤ってすごい設定だと思います。この方々というか、皆さんはどのような研修をお受けになるのか、研修これとかあれというのがあろうかと思うんですが、教えていただけますか。

(関係者)
 この17人の研修というところで、目下検討してることをお伝えさせていただきます。ちょっと1点目の井の頭公園の事例で恐縮なんですけれども、4月開設を予定しておりますので、早い方で令和7年1月1日入職になります。1月から3月まで3ヶ月間研修準備の期間を設けております。その中では、大きく3、4点ほどありまして1点目が座学的なことを行います。
 こちらは主に例えば身体的な介助の方法とか、食事の介助の方法とか、そういった支援のやり方みたいなところを、経験ある方もいればない方もいますので、そういったところを外部のスーパーバイザーの方と連携をして、今研修を作成してるところです。会社で連携している大学の先生もおりますので、そういった方に今一緒に研修について、共に検討しておりますので、その方に御登壇いただきながら、その研修は動画を撮っていつでも見られるようにと考えております。
 2点目が実際に実習に行くことを想定しております。4月からの拠点が1拠点目なので、同じ会社内で実習ができないので、町田市、多摩市にある入所施設で、2月と3月で、合計延べ4週間ぐらい研修の受託をいただいておりますので、特に経験のない方は、そちらに2週間行っていただくことを検討しております。
 3点目が、支援とは関係ないですが、やはり法令の理解とか、コンプライアンスが大事だったりだとか、あとは我々の支援として大切にしたい思いみたいなところをしっかりと、心を一つにできるようなチームを作っていけるような取り組みを、チームビルディングの取り組みの一環として検討しております。
 最後は、御利用者様、徐々に入居される方は見えておりますので、そういった方々を想定したケースカンファレンスも、先ほどの大学の先生を巻き込んでやっていきたいと考えております。
 井の頭公園の研修の3ヶ月できれば、同じようなパッケージを狛江の入職者の方にもやることができますし、その次のグループホームの方にもやることができるので、ある程度同じレベルの研修を提供することができるのではないかと考えております。以上が回答になります。

(委員)
 座学のところでも実習でも、明快に行動障害の方は今のところはお受けできないと書いてありますけれども、やはり今行動障害って非常に多いし、さらに強度行動障害の方もたくさんいらっしゃいます。受け入れないってことは事前におっしゃっても、そういう強度行動障害の研修とか御予定にないんですか。

(関係者)
 予定はございます。補足をさせていただくと強度行動障害のLITALICO全体としての経験値はそこまで多くはない状況になっております。ただ今年、強度行動障害向けの対応しているような法人とも同じグループになりましたので、そこのノウハウを少しずつ展開できるような形になっております。
 1拠点目の第1期からすぐにはタイミング的に厳しいんですけども、徐々に広げていきたいです。医療的ケアにおいても、ずっとグループホームに入居される中で、年齢を経てくると必要になってくるタイミングがあると思いますので、あくまでその、「最初は」というところですね。今後は様々なニーズを受けられるような準備をしていきたいと考えています。

(事務局)
 他の委員の方で御質問ある方はいらっしゃいますでしょうか。

(委員)
 素朴に2点あります。1つ目がなぜ狛江に建てようと思われたのか聞きたいです。

(関係者)
 大きく2点ありまして、1点目は御縁ですね。タイミングと御縁になります。我々の場所的なコンセプトでいくと駅から近いとか、私たちが賃貸住宅を探すときに、駅近がいいよねとか、都心がいいよねっていうような同じような感覚で探せるようなところに物件を造りたいと思っていました。すごく御家族が近いところがいいとか、辺ぴなところしかなくて御家族が行きにくいとか、そういったところを避けたいっていう中で、やっぱり便利なところに一定の大きさの土地があるというのは御縁が大きいかなと思っております。今回は積水ハウスさんと強力に連携をして、積水ハウスさん側で様々な地主さんと交渉いただく中で、グループホーム事業に御理解がある、信念を持ってくださる方と御縁があって、ここの土地になったところがあります。それは狛江だけではなくて他の場所もそうですね。そういったところになります。

(委員)
 もう一つありまして、現在の運営状況のところとか地域貢献するところとかに触れてなかったことなんですが、災害時に台風の避難所とか、何か障がいがある方を受け入れて一時的にでも地域の方に開かれたような、そういう対応をするようなことは検討されていますでしょうか。

(関係者)
 ありがとうございます。それは地域の方がホームから来られる、そういったことですね。

(委員)
 この辺は多摩川に近いエリアは、水害の際に被害が大きいといわれてる地域なんですね。災害に関することに住民の意識は高いし、頑張ってらっしゃるんですね。、例えば、グループホームを福祉避難所のように活用するとか、備蓄なりを置かせていただくなど、何かを対応いただくような形で、市の防災計画に協力していただく方が望ましいんではないかと思ったものですから、その辺のところの御意見をお願いします。

(関係者)
 現時点では具体的なイメージはないのですが、今の御指摘をいただきまして、積極的に考えなければいけない項目だなと認識をしました。まずは御利用者様、入居者様の生活の場でもありますので、それを最優先にしつつ、どう地域に貢献できるのかというところは、必ず最適なバランスがあるかなと思いますので、そこをこれからしっかりと検討させていただきたいと思います。

(委員)
 支援学校の教員をしております。いくつか質問があります。
 今出ました井の頭の件につきまして、当校の卒業生も絡んでおりまして、今後御縁がありましたらと思っています。すでに保護者の方から質問などもございまして、中には日中のサービス支援型ということで、その中ですべて完結をしてしまうということなので、実際にその生活介護事業所を利用する方、している方も含めて、もうそこは進路先として見ていいんでしょうか。要は日中もすべて24時間そこで見てくれるということは、他の生活事業所に行かなくて、そこですべて解決するんでしょうかという質問があったりするんですね。実際に問い合わせしたところ、卒業生で今事業所行かれてない方なんかは、うちで全部済みますよという回答があったようなんですけどいかがでしょうか。

(関係者)
 全部グループホームで完結しますという、その御認識で問題ありません。生活介護に行かれなくても、しっかりと我々ですべて支援が提供できるような体制を作りたいと思っているという回答になります。
 ただ一方で御利用者のニーズというのは多様でありますし、生活介護を使っていたら絶対NGだとか、そういう線引きはしておりませんので、そこはもう個々に応じて御相談させていただく形になるかと思ってます。実際井の頭公園の入居予定の方においても、半分弱ぐらいが生活介護は使われ続ける予定の方、一方で半分強ぐらいの方は生活介護は無い方になりますので、基本的にすべて完結するようなサービスを目指しております。

(委員)
 送迎のサービス等ございますか。

(関係者)
 送迎は今想定はしていないです。生活介護等を継続的に御利用される方におきましては、その生活介護事業所側の送迎の範囲に入ってるかというところも、今連携させていただいてるところになります。

(委員)
 ありがとうございます。

(事務局)
 合計3人の委員の御質問がありましたけれども、他の方で御質問ある方はいらっしゃいますでしょうか。

(委員)
 市内でB型と生活介護とグループホームをやっています。何点かお聞きしたいのですが、先ほど常勤さんが17人ということで、本当に理想的だと思うのですけど、グループホームの世話人さんは結構辞めやすいかと思うんですね。仮に2人3人お辞めになった時に、補充する方はやはり常勤の方なのかというのが1点です。
 それからもう1つが、確か以前いただいた資料では、来年の夏ぐらいにできる予定だったと思うんですが、これが延びた理由が言えるのであれば教えていただきたいです。
 またこの行動障害の方も私も気になりまして、確か以前の資料では、区分が4から6ぐらいの方を想定してるというのを見てたと思うんですが、20名の区分4から6の方を見込んで、さらに行動障害がない方を、とりあえずということなんですが、それって現実的なのかなと思ったりするんですが、その辺についてどういうお考えか教えてください。

(関係者)
 まず世話人の方の退職時の補填の話ですね。前提の思想としては、正社員で常勤で雇いたいというところが大前提にあります。非常勤だから良い悪いという話ではないですけど、正社員でしっかりとやりたい、LITALICOレジデンスというホームで働く上で、やはり一定の品質、支援提供できる職員を提供したいというところがありますので、そのためには正職員として採用して、ロイヤリティ高く育成していくことが重要な一歩ではないかと考えています。
 一方で、それを優先しすぎて支援に穴が空いてしまうということは避けなければいけないという状況ですので、一時的にパートの方にお力添えいただくとか、一時的に他のLITALICOレジデンス事業所のスタッフに支援いただくとか、柔軟に対応して、支援というところでは穴を開けない前提で、ただ思想としては正社員でしっかり提供していきたいと考えています。
 2点目におきましてはスケジュールの遅延ですね。すみません、明確な回答は持ち帰らせていただきたいと思っています。ただ、グループホーム自体は我々も早く建てて、支援を早めに提供したいということは大前提と思っています。遅れた原因として考えられるのは、おそらく地主さんとの調整、周辺住民との調整で、致し方なくぎりぎり来年度末になったのではないかと思います。我々としては、できるだけ早く支援を提供したいところが根底にありますので、そういった建築系の要因なのではと考えているのですが、正確なことはまた御連絡させていただきたいと思います。
 3点目の20名の支援区分4から6で、行動障害のない方というところは御指摘はごもっともと考えています。実際我々1拠点目の入居者の募集をしているところでして、井の頭公園は10名の定員ですが、10名に対して現状8名ぐらいが、大体見えてきたかなとなっております。
 4月まで行くと、プラス2名ぐらい他に問い合わせされてきていらっしゃる方もいますので、
 10名ぐらい見えてきたと感触としてはあります。
 今回その倍なので、そこに関しては1点チャレンジかなと思います。チャレンジをしつつ、なるべく早めに募集をとかはやっていくんですけれども、埋まらなかったときはどうするのかは並行して考えなきゃいけないと思ってます。埋まらないことを是として進めるか、それとも対応できる方を、対象者の方を広げていくのか、広げた時にそういった人を受け入れるとして、研修として間に合うのか大丈夫なのかを多角的に見ながら柔軟に対応していけたらというのが今の考えになります。

(委員)
 私のところもグループホームをやってますんで、何となくいろいろ予算の検討がつきますが、家賃8万円、20名いて、建物の金額も大体全体の家賃額もわかるかなっていうところです。さらに常勤さんも全員ということで、本当にそれができたらすごいなって思います。株式会社ですし、貰うものは貰わなきゃいけないとは思うんですけど、仮に上手く行かなかった場合に、早々に撤退とかそういうことはもちろん考えてないとは思うんですけど、その辺はいかがですか。

(関係者)
 ないという認識で問題ないです。オーナーさんとも長期の賃貸契約もすでに締結済みです。仮にこれ3年で撤退とかになったら、大変なお金を我々が支払わなくてはいけないという、そんな状況になっておりますので、かなりオーナーさんに有利な契約内容になっているということはすごく言われております。それぐらいの覚悟を持って我々取り組ませていただいておりますので、しっかりと30年40年、それ以上やっていけるものを作っていきたいと今の気持ちであります。

(委員)
 ありがとうございました。

(事務局)
 いかがでしょうか。他に御質問等ある方がいなければ。すみません、会長お願いします。

(会長)
 本日は協議会に足をお運びいただいて御丁寧な説明と、またそれぞれの質問にもお答えいただいてありがとうございます。私の方から幾つかお聞きしたいことがあるのですが、先ほど職員配置のところで、他の組織での福祉の経験のある方や介護看護、組織内でも障害の部署の御経験の方やPTの資格をお持ちの方や栄養士の方が配置されるということで、専門職の配置もあるということは、理解したところですけれども、やはり生活されている方たちの日常生活社会生活を継続的にサポートしていくという意味では、やはり社会福祉について、体系的に学んでおられる方が、せめて管理職の方がそうであって欲しいなと思っているんですね。
 そして、おそらく管理職の方は職員一人一人にとってのスーパーバイザーにもなっていかれるということですので、例えば社会福祉士ですね。ソーシャルワークの体系的な学びをされた方、或いは資格を持っておられる方が配置されるのか、或いはその資格取得の予定があるのかということをお聞きしたいということが1つです。
 そしてそれに関連して先ほどの森井委員が研修内容について御質問いただきましたけれども、座学実技、実習、それから法令とかコンプライアンスについての学びということで、どれも必要な内容だと思うのですけれども、やはりベースになるのは、社会福祉の価値や倫理についてきちんと学んでおられるかどうか、或いはそのことについて、きちんと指導することができるかどうか。もちろんコンプライアンスは大事ですけれど、一番立ち返るべきはソーシャルワーク、社会福祉なので、社会福祉の価値と倫理に立ち返って支援ができるかどうかということが一番大事だと思うんですね。そのような研修内容がそこに含まれているのかどうか、どういう方が研修を担当されるのかということをお聞きしたいと思っています。
 3つ目は、もちろん地域との交流とか、いろいろな余暇活動をプログラムとして御用意いただくことは大事なことだと思うんですけれど、個別の支援という視点ではどういうことを重視されていこうとしているかについてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。

(関係者)
 1点目が管理するものとして社会福祉士の採用があるかどうか、これはまさに採用活動自体はこれからですので、そういったところも念頭に入れてやらなければいけない、やろうというところになります。具体的に社会福祉士が採用できますとか、社内異動で社会福祉士を異動させますとか、そこまではちょっと時期が先のこともあってまだ確定はしてませんが、あたりまえですけれど、そういった知識も含め、あとはその管理ができるというそういったスキルも含め、できる人がマネージャー、管理ができる、そういったポジションにつかねばならんと考えておりますので、いただいた内容を踏まえて、採用活動を推進していきたいと考えています。
 2点目が社会福祉の倫理的なところ、ベースのところが研修に入っているのかと、これについてはイエスで大丈夫でございます。というのも我々一から研修を作るとお伝えはしたのですけど、ベースにあるのは、これまで障害福祉の中で20年、様々な福祉サービスを提供して、それぞれの事業で体系的な研修があります。そういったところで研修をスーパーバイズしてる社内の専門的な部署、あまり利益に関係ない研究所のような組織もあったりして、そういったところと連携をしながら、ベースは我々が大事にしている理念はしっかりとお伝えをすべきと思っております。そちらを入れて研修を実施していきたいと考えています。
 3点目が、個別支援ですね。個別支援はとても重要なものと認識してます。やはり我々が大事にしていることは、何か決まったものをやって支援しているかではなくて、自分らしさ、その人らしさを大事にしています。
 LITALICOレジデンス事業で何を大切にしようかという、上段のコンセプトが見える化された方が支援者の方も、しっかり目標をもって仕事がしやすいような、そういった議論を目下しているのですけど、その人らしさ、その人一人一人らしさってのが大事ということはコンセプトとして出てきています。選択肢としてあくまで準備をする、決定するのは皆様ですという形で、様々対応できるようにしたいと。その意味でも日中はおそらく2名でも足りないと思いますので、4名ぐらい配置なのかと。20名なら8名ぐらい配置になろうかと考えています。もちろんその状況によって集団の場合もあれば、個別の場合もあると思いますけども大事にしたいところとしてはかなり上位のところ、維持していくというところはお伝えできるかなと思います。

(事務局)
 次の議題の時間がきておりますので、このあたりで大丈夫でございましょうか。この後は一度白石の方に司会を戻そうと思います。

(事務局)
 ただいま御質問いただいたもので以上ということであれば、LITALICOさんに退出いただいて、本日の意見の集約というところに進ませていただければと思います。ではLITALICOさんありがとうございました。

(関係者)
 お時間いただきありがとうございました。今日ご説明した事業内容は、現時点の予定のものもございますため、万が一大幅な変更がございましたら、改めて協議会でご報告させて頂こうと思います。よろしくお願いします。

(事務局)
 では本日配付しました意見書の方に戻らさせていただきまして、こちらの意見書の案につきましては前文が今回の評価の根拠等を記載しております。
 1点目の評価の観点につきましては冒頭でも御説明しましたけれども、様々ある観点の中でもこの協議会として、その評価の観点としましては、利用者が地域において家庭的な環境及び地域住民との交流のもとで自立したり、日常生活または社会生活を営める、営むことができるよう事業者が地域と連携して支援を行えるかという観点で、評価をしていただければと考えております。
 評価方法につきましては本日御意見をいただきまして、協議会として御意見をまとめていただきたいというのが2点目になります。評価対象は先ほどのLITALICOパートナーズ様になっております。この評価の結果につきましては私の方で記載しております。こちらの方に何か加えて意見として記載することがあったりとか、表現の内容について、御意見いただければと思います。5の定期報告については解説だけではなくて、今後も運営していく中で、「最低年1回以上は協議会の皆様の御意見をいただくこと」となっております。可能であれば11月の協議会というのを一つの目安にしまして、今回御意見いただいた内容をちゃんと履行していただいてますかという定点観測を、今後もしていきたいと考えております。裏面につきましては根拠規定と記載してあるだけですので参考に御覧いただければと思います。それではよろしくお願いいたします。

(事務局)
 実際のところ本日は開設前の御説明ということなので、今いただいた質疑応答でいただいた御意見を参考に盛り込んで一度事務局の方で、評価と申しますか、いわゆる今の開設前に準備していただきと思う要望をお伝えするしか、現時点はないかと思っています。ただ皆様に御意見を頂戴したいこととしては、利用者の受け入れが始まった後、どういうふうに支援が展開しているのか、特に個別の案件になるような支援のあり方のような評価というのは、実際このペーパー1枚だけでは評価しきれないところも出てきます。自立支援協議会としてもう少し細かい支援の部分の評価について、どのように評価するか、検討していく必要があるかと思います。本日の段階では、準備にまつわる要望を意見で伝える、というのは問題ないと思うんですが、運営が始まった後に、より詳細な聞き取りをするとか、委員としてヒアリングしていく場を協議会のこの2時間だけだと足りないところも出てくるかと思うので、その辺りを少し評価の仕方などの案を持って、皆様に次回以降の協議会で御相談していきたいと思っております。
 本日のところは、取り急ぎ先ほどの質疑応答を参考に、委員としての要望を伝えたというところを評価の中に盛り込んで、皆様にメール等で確認いただき、御意見があればそこに加筆して、完成版をまた周知するのが時間的にもよろしいのかと思ったんですが、まずそのやり方で問題ないかを伺ってもよろしいでしょうか。
 ありがとうございます。では、このような形で進めて、委員の皆さんに周知し、会長と皆さんへの最終報告と、会長にも了承いただくというような形での運営を取ろうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。では会長に司会を戻させていただきます。

(会長)
 ありがとうございました。では基幹相談支援センターとグループホームえだまめについて、資料特にございませんでしたけども口頭で御説明がありました。何か御確認等ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは次に進んで参りたいと思います。よろしくお願いいたします。
 『議題3 【報告】各専門部会の報告』を行います。はじめに当事者部会のペガサスの報告を委員よりお願いいたします。

(委員)
 これからペガサスの活動報告をさせていただきます。今年度、令和6年度のペガサスは、防災、災害をテーマに取り組んできました。11月9日に全体会を開きまして「大きな地震が起きたらどうする?~地域の人と話してみよう~」というタイトルで企画したのですけれど、この協議会の直前であったために報告書をまとめるのが追いつかなくて、今日は全体会の報告ができません。今日は役員会でのこれまでの様子をお伝えしたいと考えています。
 まず元日に能登半島で大きな地震があったので、災害をテーマとした企画を検討し始めました。でも役員のほとんどが災害に遭ったことがないので、何をどうしたらいいのか、イメージしづらい雰囲気が続きました。
 秋に狛江市の防災訓練が行われるということだったので、そこにペガサスとして参加するということも考えたんですけれども、内容的に難しいことが多いということでこの案はなくなりました。話し合いを重ねていく中でアンケートをとって、改めて全体会を開いていこうという流れになりました。
 その後、調布市の映画館で、障がい当事者が不当に扱われたという報道があって、健常者との相互理解の場を設けたいという希望が役員の方から出まして、今回初めて一般の狛江市民の方々にも参加していただきました。それも踏まえて、きちんとした報告を次回の協議会でするのですが、それに先だって障がい者週間の展示で、全体会からの報告を載せますので、皆様にいらしていただけたらと思います。12月3日から狛江市役所のロビーで展示が行われますので、ぜひお越しください。よろしくお願いします。
 最後に次回の役員会の予定です。次回は12月24日火曜日午後16時から、あいとぴあセンターで行います。以上がペガサスの報告になります。ありがとうございました。

(会長)
 ありがとうございました。続いて生活支援の課題を考える部会の報告をお願いします。

(委員)
 資料3-1と右上に書いてある資料を出していただければと思います。生活支援を考える部会から報告をさせていただきます。毎回同じ説明になって申しわけありませんが、市内には今、相談支援事業所が4ヶ所で、今回1つ増えまして、5ヶ所になっていますが、まだ専門部会には入っていないので4ヶ所となっています。サポートさん、みずきさん、地域生活支援センターリヒトさん、児童発達支援センターさんは事業所として入っていらして、それに加えて相談支援係から1名いらして、毎回の専門部会を開いている形になっています。
 この専門部会に先立って「相談支援事業所連絡会」を前半30分間やっているという流れで、その続きで専門部会が行われてるという枠付けになっています。
 専門部会の開催状況なんですが、7月4日から10月17日までの全8回の報告で、7月4日から始まっている報告なんですが「地域生活支援事業を含めた福祉サービス利用に複数課題を抱える家族への支援」という中身で、そのあと(3)(4)とずっと続いていって、(9終)というところの10月3日まで続きます。7、8、9、10月とかなり長い時間をかけて検討する形になって、それで1つの検討会の方に提出した、一課題に仕上げた形になっています。
 そのあと10月17日から、また新しい「対人援助が苦手で社会的孤立にある障害を持っている方が地域に安全に暮らしていくために、見守りの仕組みを考える」という、そういう事例提出者がタイトルをつけたケースに入って検討しているということになっています。細かなところに関しては成果物が検討会の方に出ていますので後で皆さん御覧いただければと思っています。
 今後の予定については、今年度、先ほど話した見守りの仕組みを考えるというものを、12月末まで実施して、そのあと1月からまた別の事例にとなっていますが、少し回数が増えて後ろ倒しになっていくと予想されます。
 研修のアンケート集計結果は誤植です。すみません。「令和6年度狛江市地域自立支援協議会研修アンケート集計結果」を消してもらって、資料3-2で11月30日に行う研修のチラシ、フライヤーができましたので御覧いただければと思っています。
 「現場で活かすファシリテーション」というタイトルで~野中式事例検討を通じて体験する~ということで、3年間これで3年目になるんですが、野中先生という精神科医の先生が始めた野中式事例検討を体験することで、ファシリテーションを体験していただくということを、また今年度も研修でやりたいと思っています。講師は3年連続、花形朗子さんにお願いしておりまして、小平市の支援センターあさやけの主任相談支援専門員の方です。
 市内の相談支援や障害福祉サービスの従事者の方たちに、定員30名で実施したいと思っています。申込みはQRコードで申込みできるようになっておりますので、今からでも申込みをしていただければと思います。
 一応主催は協議会とさせていただいて、事務局を基幹相談支援センター、出欠等の問い合わせに関してはリヒトでも受け付けるという形にさせていただいています。ぜひ参加していただきたいと思っていますし、職場内で参加したい人がいれば声をかけていただければと思います。今、職員の中での、サービス管理責任者とか、児童発達支援の管理者も含めて、職員同士のコミュニケーションをどうやってうまく活性化するかという視点で、ファシリテーションはどうしても必要と思いますので、ぜひ参加していただければと思っています。
 あとは連絡会の報告で、連絡会では事例検討会を原則第3木曜日の18時から実施していて、参加者が数名ありますということを報告させていただいているということと、東京都の相談支援従事者研修に協力しているという形になっていて、主任相談支援専門員が市内に3人おりますので、新しいカリキュラムで「地域の研修を受けた人が、地域で実習をしてまた研修に戻っていく」という、行って来いの形になっているのですが、そこで協力をしているところです。 今は初任者研修が行われているところで、それはリヒトから職員が行っているので、森田さんにそこのスーパービジョンをしていただくというような流れになっています。そんな具合で進んでいるところで報告は以上となります。

(会長)
 ありがとうございました。では続きまして子ども部会の報告、お願いいたします。

(委員)
 子ども部会の報告です。ついに子ども部会がスタートしました。第1回目として9月20日に行いました。出席者は記載の通りですが、児童発達支援センター、教育支援センターのスクールソーシャルワーカーさん、児童通所支援事業者5事業所から6名、行政からも参加していただきました。
 内容としては事例からの課題抽出を行う、生活課題、放デイの課題、学校・学童・サービスに関する課題、支援体制や仕組みの課題などを、本人、家族の項目に分けて意見を出し合いました。次回は狛江市においての課題に置き換えて整理して、地域づくり計画にまとめていく予定です。
 進めていく時に、初めは送迎サービスを行っていく上で、各学校に駐車スペースがないという視点から、課題抽出をスタートしたんですけれど、進めていくうちにどれだけ意見が出るかなと思ったら、すごく多職種の方がいらっしゃいますので、すごくたくさんの意見が出てきました。
 その課題の方は、狛江市に転居してきてサービス利用開始から現在までを追っていく形で、いろんな意見を出していたんですけども、様々な支援者側の視点で持っていく中で、本当にいろんなことが出てきました。純粋に学校、教育と福祉の連携が少ないよねとか、こちら福祉側が学校にこうサービスを知ってもらう取り組みが不足していたよねとか、あとはその利用者の方が学校から事業所に通所する支援はないよねというような意見が出てきてます。
 今後同じようにサービス利用を進めていく上で、同じようなことを繰り返さないように、提案できるような改善点を出していけるようにしたいなと思っております。次回は12月を予定してますので、相談支援の方たちに比べると本当に歩みがゆっくりなんですけれど、まずはスタートできました。以上です。

(会長)
 ありがとうございました。各部会の報告をいただきました。それぞれの報告につきまして、皆さんから御質問等ありましたらお聞きしたいと思いますがいかがでしょうか。よろしいでしょうか。各部会の活動ありがとうございます。それでは次に進んで参りたいと思います。
 『議題4 【報告】地域づくり計画について』です。地域づくり計画の内容について、検討会議の報告ということで、事務局から御説明お願いいたします。

(事務局)
 資料「地域づくり計画」のシートと、その補足資料ということで資料6-1と6-2を御準備ください。今回の地域づくり計画のテーマは「重度の身体障がい者が自立を具体的に目指すための体制づくり」としております。
 大きく2つの課題にまとめておりまして、1つ目が障がいがある御本人が地域生活の体験を希望した場合、体験できる仕組みがないことを課題に挙げております。これは地域生活支援拠点の機能の1つに、体験の機会・場の提供ということが含まれており、狛江市内においてはその拠点の機能がわかりづらく、その利用方法もわからないということで問題が生じています。本日課題2で取り上げたグループホームえだまめで、この体験の機能を持っていただくのか、それとも別のグループホーム等も活用して体験の機会・場とするのか、狛江市の中でも不明な部分があったことが、検討会議でも問題であると議論されています。
 以上のように問題点が多々あることが検討会議でも議論され、再度、所管部署と思われる高齢障がい課障がい者支援係より、地域生活支援拠点について今後の展望を説明してもらいたいという意見も出ております。改めて障がい者本人のために、体験の場の確保について、協議会でも議論していただければと思っております。
 2つ目が、そもそも重度身体障がい者の方が賃貸住宅を探すのが難しい現状があります。高額の家賃が負担できるのであれば話は別ですが、一般的な障がい者就労や年金、手当などのみの現状では、重度身体障がい者に対応したアパートを見つけることが非常に難しい状況です。
 狛江市にも住宅確保要配慮者の民間住宅入居について話し合いを行う「居住支援協議会」がありますが、そこに障がい福祉分野の委員が加入していなかったり、そもそも貸す側の大家さんの理解を得られるような取組み・仕組みもないことがわかりました。
 本日の協議会におきましては、以上の2つについて協議いただければと思います。ただ、グループワークの時間も限られておりますので、課題抽出した部会及び検討会議におきましては、1つ目の課題を優先事項であると考えておりますため、限られた時間の中で特に1つ目の課題について優先的に協議いただければと思っております。報告は以上になります。

(会長)
 ありがとうございました。地域づくり計画についての御説明をいただきました。
 それでは、『議題5 【意見交換】地域づくり計画について』です。課題解決のための具体的な取り組みについて、この後皆様にグループ2つに分かれていただきまして、意見交換の時間をとりたいと考えています。この後の進め方、時間配分等も含めまして事務局で御説明をお願いしたいと思います。

(事務局)
 事務局より御説明させていただきます。前回、欠席者が出てしまうと3つのグループだとやりづらいという御意見もあり、私も司会をしてそのように感じましたので、今回は全員フルメンバーの御参加なんですが、2つのグループでやってみたいと思います。
 ABグループに分かれて、事務局の2名の職員がファシリテーションと司会をさせていただきますので、そこでお話ができればと思っております。若干5分ほど時間が押しているような状況でございますので、グループワークを今から25分間させていただいて、19時40分ぐらいに一度グループワークを閉めさせていただいて、各グループの発表とそのあとの連絡で20時に終了というような流れで考えております。
 会長はどちらも聞きつつというのは、いつもと一緒で変わらないところでございますし、福祉相談課長も来ておりますので、課長もどちらのグループも聞きつつということで想定しております。

~グループワーク中~

(会長)
 ありがとうございました。それぞれのグループでどのような意見が出てたかまとめていただいて御報告お願いします。

(Aグループ)
 Aグループ発表させていただきます。活発な議論がありまして、やはり①の方を優先的にお話をさせていただきました。この内容は非常に重要なことだと。重度障がい者、特に身体の方だとハード面が整ってないと、体験するものもできないし、なかなか家族がいらっしゃって介護を受けてる場合だと、体験してみてとかイメージがそもそも持てない、そういう体験してみようって気持ちに、そもそもなり難いのではないかというお話がありました。
 その中でやはり一番重要なのは、体験は普段のショートステイの預かりとか、緊急ショートと違って、やっぱ自立に向けて、多少中身がしっかり整っていかないと、ただのショートステイと体験は全然違うんだよってというところを、しっかり詰めていかなきゃいけないのではないかという話題がグループで出ました。
 ただ問題としては、実際体験をする場所をどこかで押さえるとなると、やはりそれだけ空いた部屋を作るということになってしまうので、何らかの福祉施設のところでやるとしたら、部屋をあけるとお金が喪失してしまうのでそのお金の保障をどうしていくのか、また御本人自体がどういった形で練習して、日中作業所の方とかも連携してかないといけないですし、朝とか夕方の時間をどう過ごすのかも考えなくてはいけないので、そういったところもしっかり詰めていくので、体験の中身をしっかり考えていき、先ほど申し上げたように車椅子の方とか重度の身体障がい者の方だと、なかなか受け入れるバリアフリー化されていて、その支援が受けられる場所もかなり限定されてしまいますので、狛江市としてはどこを整備していくのか、どこにお願いをして協力をしていくのかをわかりやすくしていかなきゃいけないと思います。
 今後も協議会の方で、この辺りがちゃんと進んだのか、今日話し合った内容がどういうふうに今後に繋がっていくのかというのを確認していくような話になっていければという話題になりました。
 あと、自宅で例えば御家族がいらっしゃる中で、御家族が介護しないで支援者が自宅で練習するような仕組みがあるのも面白いという意見も出ましたが、総合支援法の中では御家族がいらっしゃって介護ができると、本来ヘルパーさんは入っちゃいけないという色々な問題があるんですけれど、様々な背景の方の中身というのも、検討する方法があるのではないかというようなユニークな意見というか非常に参考になるような意見も出て参りました。Aグループは以上になります。

  ~拍手~

(Bグループ)
 Bグループになります。いろいろ御意見ありがとうございました。似ている部分の意見もあるんですけれども、それぞれの体験の場と一口に言っても、それぞれ皆さん違う特性がありますので、体験の場もそれぞれに合ったいろんな体験の場を用意していったらいいんじゃないかという御意見があったのと、やはり行政の方で「体験の場」とすごく漠然としていて、しっかりと法律に明記されている事業でもないので、市としてどういうふうに考えているのか、どういうようなことを体験を受け入れる事業所にお願いしたいのか、狛江市としてはどういう体験の場が必要なのかというのは、ある程度明確にしていって欲しいという御意見がありました。
 もう1つは、自立パックとか支援者パックっていうような形でこの中でお話があったのですけれども、在宅、グループホームの前段階として、在宅の中で家族の支援を受けずに、その対象者の方にどういった支援が必要なのかと言うのをある程度標準化したようなパックみたいなものを作って、そこから「もうこの人は医療系あるよね」とか、「その人はちょっとこっちがあるよね」と、それに応じた支援をつけていくというような感じで、まずは在宅の中である程度支援の方針を固めた上で、ワンステップ上がって体験の場ということでグループホームとかを活用していけると、より御本人に寄り添ったスムーズな移行ができていくのではないかというお話がありました。
 もう1つが、今まで在宅生活をされてて、グループホームに行くだとか、他の人がおうちに入ってきて在宅で訓練をするというのは、今まで知らなかった他人が自分の中、自分の部屋、自分の領域に入ってくるっていうところがあるので、体験をする人の気持ちにもしっかりと寄り添った仕組みづくりが必要なのではないかというお話が出ました。過不足はあるのですが、以上です。

  ~拍手~

(会長)
 ありがとうございました。また記録で残していただけるので、改めて共有していただけるかと思っているのですけれども、重度の身体障がいの方たちの自立生活って、当事者の自立生活運動の中で培ってきたノウハウがあって当事者の方たちが多分たくさん持っておられるんですよね。自立生活センター、近くでいうと町田と世田谷とかが盛んな地域だったりするので、そういう意味では自治体を越えて、当事者の方たちが培ってきた経験とかノウハウとかを学び取っていくということは、すごく大事だと思ってます。
 町田でも確か「とりあえずの家」というような名前で、体験できる場を借りて、提供したりということで、どういう生活を当事者の方達が望んでいるのか、或いはどういう苦労してそれを獲得してきたかという、その生の声とか体験ということがすごく大事だと思うので、地域の当事者運動の方や自立生活センターの方たちに学んでいくってことも、狛江としての独自の取り組みをする上ではとても大事なことになるのかなと感じたところです。
 また協議会の課題としてどのように取り組むか、また皆さんと検討していけたらと思っています。ありがとうございました。最後にまた事務局に戻します。

(事務局)
 では事務局から最後に御連絡です。次回の開催は、来年2月19日です。場所は、本日と同じ市役所防災センターでの開催です。時間も同じく18時より開催です。開催日1か月ほど前になりましたら、今までと同様に、メールでご案内を行う予定です。

(会長)
 ありがとうございました。皆様の御協力により時間に終わることができました。
 どうもありがとうございました。次回ですが先ほど事務局からご案内ありましたとおり令和7年2月19日です、時間と場所も同じということです。
 またご案内があるかと思いますので、次回またよろしくお願いいたします。本日はお疲れ様でした。