1 日時

令和6年2月21日(水曜日) 午後6時~8時10分

2 場所

狛江市防災センター401・402会議室

3 出席者

出席者:髙山会長、東副会長、杉本委員、近岡委員、森田委員、橋爪委員、加藤委員、沼田委員、二宮委員、原委員、(当事者委員)、森井委員、南谷委員

事務局:福祉相談課林相談支援係長、吉田相談支援係主任、高齢障がい課白石障がい者支援係長

4 欠席者

長谷川委員

5 議題

  1. 【報告】第2回協議会後の地域課題への対応の進捗状況について
  2. 【報告】狛江市障がい福祉計画等の策定の進捗について
  3. 【報告】狛江市の障がい福祉施策の進捗について
  4. 【報告】各専門部会について
  5. 【報告】地域づくり計画について
  6. 【意見交換】地域づくり計画について

6 会議資料

7 会議の結果

(事務局)
皆様こんばんは。それでは定刻となりましたので、始めさせていただきたいと思います。
狛江市福祉相談課の林と申します。本日事務局をさせていただきます。
改めまして、令和5年度第3回狛江市地域自立支援協議会を開催いたします。
本日は御多忙な中、狛江市地域支援協議会に御参加いただきましてありがとうございます。
本日の御出席についてですが、御欠席のご連絡を東京都立府中けやきの森学園の長谷川委員からいただいております。狛江市地域自立支援協議会設置要綱第5条第2項の規定に基づきまして、委員の過半数の皆様の出席がなされておりますので、会は成立といたします。
それではまず事務局よりお手元の資料の確認をさせていただきたいと思います。着座にて失礼します。それでは資料の確認です。最初にアジェンダ(本日の協議事項・議事行程表)がございます。それから資料1狛江市障がい福祉計画等への意見と対応について。資料2基幹相談支援センターについて。資料3ペガサス当事者部会、資料4生活支援の課題を考える部会、資料5子ども支援部会の報告。資料6地域づくり計画シート、資料7第5期協議会委員の名簿です。資料8令和5年度と令和6年度のスケジュール案です。最後に資料9協議会の全体イメージです。皆様お手元の資料で過不足などございませんでしょうか。
それではアジェンダを御覧いただけますでしょうか。本日の会議の目的を確認したいと思います。3つございまして1つは狛江市の障がい福祉施策の動向等について皆様で共有いたします。2つめとして各専門部会から取り組み状況を報告いただきますのでこちらを共有したいと思います。3つめとしまして地域課題を共有し、具体的な解決策等について協議をする場としたいと思います。それではここから会長へバトンタッチいたしまして、議事の進行をお願いいたします。

(会長)
改めまして皆さんこんばんは。お忙しいところありがとうございます。御準備いただきました議事に従って進めて参りたいと思いますが、本日も前回と同様最後にグループに分かれてのディスカッションの時間を設けております。またグループディスカッションということでできるだけ皆さん方に色々な御意見をお出しいただきたいという意図もあって事務局の方で準備していただいていますので、どうぞよろしくお願いいたします。またこの会議終了時間を20時に終了予定としておりますので、議事進行にも御協力いただきたいと思います。
それでは議事の1つめ「第2回協議会後の地域課題への対応の進捗状況について」まず事務局から御報告をお願いいたします。

(事務局)
それでは議題1の第2回目、前回11月30日に行われました協議会での議論で地域課題への対応につきましてその進捗状況を報告させていただきたいと思います。前回の協議会で御報告をさせていただきました地域課題として「障がい児の分野の支援」についてのお話がございまして、委員の皆様にも意見交換をしていただきました。地域づくり計画の中で障がい児に関する課題を報告し、解決策についての意見交換をしていただいたと思います。共有された主な課題としまして、1つは障がい児に関する事例を検討する場がないということ、2つめとしまして教育と福祉の連携、福祉事業所間の連携などを含むネットワークづくりの不十分さ、もう少し充実してはどうだろうかという、この2点が挙げられておりました。これらの課題を解決するための方策を立案・企画すること、また障がい児支援の分野におけるネットワークの構築を図ることを推進していくということを、協議会から求めていく必要があるのではないかという御意見として確認をさせていただいたと思っております。
これらの協議をしていく場としまして、障がい児支援の分野で専門的に定例会をすでに行っている「子ども支援部会」が協議の場として適しているのではないかという御意見もいただいておりますので、改めまして子ども支援部会を、狛江市の地域自立支援協議会の専門部会として設置することについて、事務局の方からも提案させていただければと思っております。専門部会につきましては、資料9を御覧いただけますでしょうか。狛江市の協議会の全体のイメージ図としまして、本会議、協議会が上にございまして、その下に検討会議、右側に専門部会とございます。この専門部会の中に、当事者に関する活動に関することを「ペガサス(当事者)部会」、それから計画相談支援から挙がる困難事例等を検討する場として「生活支援の課題を考える部会」、これら2つの部会を狛江市では専門部会としております。これらに新たに子ども支援部会が専門部会として加わるということを考えております。
子ども支援部会につきましては皆様もご存知の通り、本日も協議会委員としていらっしゃっている沼田委員も運営に関わっておりまして、狛江市内の障がい児サービス事業所で構成された事業所連絡会の1つとなっております。協議会の方でも御報告をいただいている通り、こちらの子ども支援部会では、障がい児分野に係る課題ですとか、狛江市の地域資源等の情報共有の場となっているかと思います。
協議会の専門部会につきましては、狛江市の地域自立支援協議会設置要綱第6条第1項に基づきまして「会長は、協議会所掌事項について実用な資料の収集、研究及び検討を行うため、必要に応じて協議会の専門部会を設けることができる。」となっております。
今回皆様からの貴重な御意見を踏まえまして、この後会長とも調整の上、子ども支援部会を専門部会としてお願いをしていくということを決めていきたいと考えております。事務局からの説明は以上です。

(会長)
ありがとうございました。前回以降の動きということで、具体的には「子ども支援部会を専門部会とする」ということの御提案になるかと思います。これについて、皆様の方から御質問、御意見でも結構ですのでございましたらいただきたいと思いますがいかがでしょうか。

(委員)
学校のものなので一応質問なんですが、学校との連携ということで、子ども支援部会が専門部会に入って、まず学校との連携のところを進めていくということなのかなと思いますが、具体的にはどういう、例えばこんな感じというのがあれば教えていただきたいのですが。

(事務局)
今の御質問としましては、子ども支援部会ができたときに学校との連携で、具体的にどのようなことが考えられるかということかと思いますが、委員このあたり、いろいろお話されたいこともあるかと思いますので、もしよければ具体的にいくつかある中の1つを紹介いただけますでしょうか。

(委員)
そこが1番の課題でもあるんですけど、例えば次期報酬改定というものがありまして、そこで出ているのが「個別サポート加算Ⅲ」というものがあって、その内容は不登校児に対して、通常の発達支援に加え、学校との連携を図りながら支援を行った場合の加算がつきますというのができたんですね。ということは僕らの事業所がそれをやりなさいという風にも受け取れるんですけど、僕の事業所で実際そうしたことを必要としてる子もいるので、各事業所主体で学校と連携をとっていくのがまず第1かなと考えています。それを専門部会の方で話をしながら、こういうことができたよとか、少しずつ広げていくのが、まずできることかなと思います。あと市の方からも、何か集まりを作っていただいたり、あとはケア会議とかですね、こういう部分で連携ということをできるかなと今は思っております。

(会長)
委員いかがでしょうか。

(委員)
今も既にやってることを連携していくということかと思うんですが、保護者と事業所で話し合ってケア会議をしたりとか必要に応じてとか、そういう事例を集めて好事例として出すというのは一番やりやすいやり方だと思うのですが、学校と言ったときに親分が違うというか、教育委員会が親分なので、どうしてもそこが同じ市の中にいて、障がい福祉課と教育委員会との関係もある前提でこれがあるという風に捉えられるとは思うんですけど、もう少し何か約束事みたいなのがあれば、事例がただ過ぎ去っていくというか、こんなことあったね、あんなことあったねだけでは終わらない、枠組みみたいなのができればいいかな、何か形として、何かでき上がっていくということですね。

(会長)
ありがとうございます。実際の部会として運営していく時の後ろ楯がきちんとあって、体制として進められていけるかというのはとても大事なところだと思います。まだ詳細まで決めておられないかもしれませんが事務局の方から何かありますか。

(事務局)
今いただいた御意見もとても貴重なもので、実際に運営をされる子ども支援部会の方が抱えている課題というところをできるだけ吸収し、今、委員からもお話があった、その後ろ盾になるようなことも考えながら事務局としてサポートし進めていければと思っております。

(副会長)
これは専門部会の子ども支援部会だけじゃなく、子どもの事業者さんの連絡会のところの事業でもあったんですけど、学校との連携だけじゃなくて、初めて障がい児のサービスを利用しようとする若いお母様やお父様宛に、その事業者説明会みたいなことを以前やっていまして、その子どもの連絡会がうまく回らなかった関係の時には、連絡会の役員といいますか通所系や相談、あとは諸々の役員が集まって、社協さんにもお手伝いいただいて、あいとぴあセンターの4階のところで、放課後等デイとか発達支援系の事業所さんを集めて、そこに来ると事業者さんと直接親御さんと会ってお話できますという機会を作って、安心していただき利用できるよう働きかけをするということもありました。過去の狛江の中で御家族が福祉サービスを初めて利用するときにハードルが高いみたいなことがあって、なされてきたことだと思うんですけど、そういう細かな地域課題が一つの形になった活動だと思うんですけど、そういうことも多分この専門部会になっていったり連絡会が、形ができていくと、コロナで中止になってたんですが、再開していくんじゃないかなという風には期待しているところです。以上です。

(会長)
ありがとうございました。他の皆さんの御意見いかがでしょうか。
基本的には専門部会として立ち上げていくということで御賛同いただけるかと思います。また具体的な進め方については、構成メンバー等いろいろ詰めていただくことになるか思います。事務局の方からありますか。

(事務局)
本日いただいた御意見を踏まえて会長とも調整させていただきながら、子ども支援部会の専門部会化ということで進めさせていただければと思います。予定としましては、次回の協議会が今年の7月にあり、そこで専門部会として御報告できればと思っております。ありがとうございました。

(会長)
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。では2つめの議事「狛江市障がい福祉計画等の策定の進捗について」事務局から御説明お願いいたします。

(事務局)
こちらは高齢障がい課から御説明させていただきます。資料1を御覧ください。11月30日に計画の素案の状態ですが御説明させていただきまして、皆様から御意見いただきました。お忙しい中御意見いただきましてありがとうございました。いただいた御意見につきまして市の方で検討させていただき、計画の方に基本的には御意見いただいた内容を反映させていただいています。具体的には資料の1番目から御説明します。
計画内の1つ目の御意見ですが、施策の総合的な展開の中で基本目標にそれぞれにあるキーワード、今も議論いただきました「学校との連携」も、計画の中で議論いただきたいという御意見をいただきましたので、基本目標5の中で「多機関と協働して支援に当たる体制の構築」という施策がありますので、こちらに「学校との連携」ということを明記して計画の中に盛り込みたいという形に修正しています。
2つ目が、介護と障がいの連携に関する御意見になりまして、先日11月30日のときに、こちらの協議会に御説明させていただいたときは計画の全体というよりは、障がいの計画の部分を抜粋して御説明させていただきまして、障がいとしては介護保険というところが出てきてなかったんですけれども、他の高齢者施策の中で介護サービスと障がいサービスの連携というところはすでに位置付けておりましたので、特にこの意見で追加というよりは既存の記載の中で対応できる部分であったのが2番目の御意見でした。
3番目が医療との連携になりまして、医療的ケア児の支援の部分はすでに記載がありましたけど「医療との連携」というところは明記しておりませんでしたので、そちらも先ほどの学校との連携とあわせて、「医療との連携」というところを、計画の中に追記させていただいてます。続いて4番と5番の御意見は計画の内容というよりは、今後の見込み量の見込みの部分に関する御意見でした。こちらは御指摘の通りでしたので数値に関しては修正をしております。6番7番につきましては、計画の中ですぐに対応できる御意見ではありませんでしたので、引き続き検討事項として回答させていただいております。
資料の3ページ目が先ほど申し上げました見込み量の修正点になります。見込み量につきましては、以前見ていただいた数字が、令和5年度の途中までの数字でしたので、もう少し年度末に近い直近の数字で置き直すことができましたので、令和5年度の見込み量も見直しまして、令和5年度が変わると当然令和6年度以降にも影響を受けるものにつきましては、それを反映したものが主な内容になっております。また先ほど委員からもお話がありましたが、報酬改定の案が2月の上旬に資料として出されまして、新たに就労選択支援のメニューが追加されましたので、そちらも加えて記載させていただいております。
簡単ではございますが、いただいた御意見につきましては以上のように、概ね計画の方に反映させていただいております。

(会長)
ありがとうございました。計画について御意見いただいたものについて、ほぼ反映をしていただいたということでした。今の御説明について御質問等ございますでしょうか。

(委員)
3ページの一番下の保育所等訪問支援の数値が449から200になっていますよね。すごく大きい変化なので、ここの理由を教えていただけますか。

(事務局)
こちらも令和5年度の実績見込みが当初の見込みよりも大分低かったので、そこの見込み量を下げたところです。令和5年度が下がるので、それ以降の令和6年度についても令和5年度ベースに置き直したというような趣旨でありまして、当初令和5年度で見ていた数値よりも大幅に下がる見込となっています。

(会長)
他にいかがでしょうか。お願いいたします。

(委員)
この表の11から14の就労継続支援はこれA型と書いてあるんですが、B型はこの中には入っていないのでしょうか。

(事務局)
今御覧いただいてるのは、変更箇所のみ記載しておりまして、当初の見込み通りのものは特に記載しておりませんので、元の表の中には当然就労継続支援B型も記載されています。

(会長)
ありがとうございます。他はいかがでしょうか。

(委員)
先ほどの保育所等訪問支援なんですけど、この支援の性格上ずっと継続っていうわけではなくて、長くて半年とか1年とかで見直しがどんどんかかってくるんですね。一応ゆめぽっとの実績としても、去年4件提供してたんですけど、うち2件が就学をするというタイミングで終了となった。もう1件が継続的にずっと1年間行った結果、本人の学校での過ごし方が改善して、特に必要なくなったというので、これと一緒くらいで4件が2件になったという。それがすべてというわけじゃないんですけど、一応そういう感じで区切りがあって終了していったっていうので、見込みより減ったっていうのも少しはあるんじゃないかなと思います。

(会長)
補足の御説明ありがとうございました。他はいかがでしょうか。私から1つだけすみません。お出しいただいた御意見7番ですね、モニタリングの方法の検討ということで、これは計画全体にかかるところだと思うんですけれども、本当にこの御意見はとても重要なんですよね。計画を作って終わりではなくて、どう実施していくかというところが一番大事で、自治体によっては計画の策定と同時にモニタリング指標をきちんと明示しているところもあるんですよね。
確かに数値のものは目標数値があるので比較ができるんですけれども、そうでないものに関しては、何によって充実できたとするのかとか、何によって整備できたとするのか、実はそこがすごく重要なところなので、策定時に検討しますということなんですけれども、次の期には計画とあわせてモニタリング指標もきちんと明示するっていうことがすごく大事かなと思います。もちろんこの計画についても、ぜひモニタリングの方法を検討していただきたいですし、次の期に向けて計画と同時に指標も作るという方向でぜひ取り組んでいただけるといいのかなと思いましたので、よろしくお願いします。他はいかがでしょうか。

(事務局)
スケジュールに関しまして、2月14日、先週の水曜日に障がい小委員会の方で同じ報告をさせていただいて、その後3月に障がい小委員会の親会の市民福祉推進委員会に諮りまして、その後、答申としていただいて、3月下旬に市の庁議の方で諮って決定というスケジュールを考えていますので、3月の下旬に新たな計画を策定というスケジュールになっています。

(会長)
ありがとうございました。では計画についてはよろしいでしょうか。
では3つめの議事「狛江市の障がい福祉施策の進捗について」事務局から御説明お願いいたします。

(事務局)
資料2を御覧ください。施策の中で狛江市基幹相談支援センターについて御説明申し上げます。基幹相談支援センターにつきましては令和6年中に開設予定です。前回の協議会でも御説明をさせていただいたところですが、その中で基礎情報としまして調整中のため御報告できていなかった部分がございましたので、そこも踏まえて御報告をさせていただきたいと思います。
資料2の下の欄の基礎情報(案)というところを御覧ください。対象としましては、全年齢の障害者総合支援法の対象である身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者及び指定難病患者の方、ただ年齢につきまして18歳未満の方は児童発達支援センターと、65歳以上の方は地域包括支援センターと連携して対応していきます。
運営の方法としましては、狛江市福祉相談課での直営です。職員体制、場所について、前回調整中ではありましたが、こちらを改めて御説明いたします。現在市としましては、職員体制については、福祉の専門職等を含む常勤職員3名を予定しております。また開設場所につきましては、令和6年11月に事業開始予定の地域生活支援拠点に基幹相談支援センターの相談室を併設する形で開設を考えております。なお、このことにつきましては、これから令和6年度予算として、3月に狛江市議会第1回定例会の議決を経て予算決定する内容ですので、現時点では市としての案として御承知していただければと思います。開所時間につきましては、平日8時30分から17時15分までの予定です。なお、虐待通報窓口として現在も24時間電話対応を行っておりますが、引き続き基幹相談支援センターにおいて受付体制を継続していく予定です。
最後に開設の予定としまして、先ほど11月に拠点ができてからというお話だったんですが、組織としましては、令和6年の4月1日に基幹相談支援センター担当を福祉相談課の中に1つの係として設置を予定しています。基幹相談支援センターにつきましては、裏面に主な機能(案)としまして、国が示す基幹相談支援センターの役割の主なものを掲げておりますが、こちらも現在案として前回御報告させていただいた内容を掲載しております。説明は以上です。

(会長)
ありがとうございました。御報告いただいた内容は特に前回の段階では調整中だったところについてちゃんと明確になっていますという御報告だったと思います。これについて皆様から御質問等ございますでしょうか。

(委員)
何点か確認も含めてなんですけど、まず1点目が職員体制ですが常勤が3名という数ですが、非常勤も入ってるのかと。まだ始まっていないのですけれど、何名程度でまわしていくのかというのがお聞きしたいことです。
それからもう1つ、開設という話があったので前回の資料では4月から準備室みたいな形だったかと思うんですが、これ開設でよろしいですかというのが2点目です。
それから3点目が窓口に関して、前回の資料で福祉相談課の職員さんが、携帯電話を持つというお話だったと思うんですが、こちらの資料では虐待通報窓口と新しくなってるんですが、変わらずに、市の職員さんが対応するのか、それとも委託みたいな形に変わるのかというのが3点目です。
あと1つが主な機能のところで、(3)の地域移行・地域定着の促進の取組のところの1つ目の「精神科病院等の訪問による地域の把握」と書いてありますが、この地域の把握というのは、例えば狛江市の人が何人いるかとかそういう意味合いなんでしょうか。それとも違う意味合いなのかを教えてください。

(会長)
ありがとうございます。事務局からよろしいでしょうか。

(事務局)
御質問ありがとうございます。
1つ目の職員の体制についてですが常勤職員3名ということだけが今決まっておりまして、さらに非常勤職員を配置するかというところは現段階では予定はありません。まずは令和6年4月の段階で基幹相談支援センターに、常勤職員は3名、組織として配置するということが決まっています。2つ目の質問の開設の時期等についてですが、4月に組織ができまして基幹相談支援センター担当が置かれます。
前回準備室を4月からというように掲載させていただいていたところが変更になっておりまして、4月から基幹相談支援センター担当の設置をしまして、基幹相談支援センターで必要な運営に関わる準備事務などを行っていくというところでは、準備を行っていくというところになります。加えまして4月からも基幹相談支援センターで担う、かつ現在、福祉相談課ですでに担っています障がい者虐待の対応ですとか、自立支援協議会に関する業務については、4月から基幹の方で運営していくというような形になります。11月の拠点での開設に向けた準備等と、実際の虐待対応、協議会の運営等を並行して進めていくというような流れで考えております。
3つ目の通報窓口についてですが、先ほど委員がおっしゃっていただいた通り、現在福祉相談課の方で24時間体制で電話を受付ける体制がございまして、それがそのまま継続いたします。委託を事業所等や会社等にしていくということは現段階では考えておりません。
最後の4つ目の質問、地域移行に関するところですが、「精神科病院等の訪問による地域の把握」につきましては、これはおっしゃっていただいた通り、狛江市民の方が精神科病院等に長期入院されているというところの実態把握をしていくという取り組みで考えております。具体的には病院に訪問して実際に狛江市の方がいらっしゃるのかですとか、文書による確認でいらっしゃるのかっていうところから、実態を把握してその先の取り組みを展開していくことを考えております。

(委員)
大体わかりました。電話対応も市の方で24時間するということで安心もそうですけど、すばらしいなと思いました。ありがとうございます。

(会長)
ありがとうございました。他はいかがでしょうか。今の事務局の御説明ですと4月から準備と一部業務の開始という感じですかね。11月から完全に業務が全体として予定されているものが場所として開設されるというようなことですかね。ありがとうございます。
よろしければ次の議事に進んで参りたいと思います。それでは4番目ですね、各専門部会の御報告をいただきたいと思います。それぞれ5分程度を目安に御報告をいただきたいと思います。初めに、当事者部会のペガサスの報告をお願いいたします。

(委員)
ペガサスの活動報告をさせていただきます。昨年11月28日から先月1月30日までの活動報告になります。
まず、12月初旬、狛江市役所での障がい者週間の催しで展示品作成企画に参加しました。
資料に展示作品の画像と寄せられたコメントを載せましたので御覧ください。事務局の方には画像をカラーで出してくださりありがとうございます。
2つめ10周年記念誌についてです。今月半ばに印刷製本が完了しました。皆様のお手元にありますでしょうか。後程じっくり読んでいただけたらと思います。ただ表紙と裏表紙のイラスト、また写真などはペガサスのメンバーが描いたんですけど、原画はカラーだったんです。中身の障がい者週間の展示作品もカラーだったんですけどモノクロになってしまい、お見せできなくて申し訳ありません。今後は4月以降の活動計画について話し合っていくことになると思います。
そこでお知らせです。役員会の開始時刻が変わりました。今までは16時30分からでしたが、今年から16時に早まります。資料8のペガサスの時刻の部分修正お願いします。
次回の役員会は3月29日(金曜日)16時からあいとぴあセンターで行う予定です。以上です
ありがとうございました。

(会長)
ありがとうございました。続きまして生活支援を考える部会の報告をお願いしたいと思います。

(副会長)
資料の4を御覧いただければと思います。活動の要約に関しては相談支援事業所が集まる部会の参加者のことを記載しております。サポートさん、みずきさん、リヒト、あとは雲柱社の発達支援センターから1名来ていただいて、市の方からも1名来ていただいていて、第1第3木曜日の朝10時から12時で、社協さんの地域連携室をお借りしてやることが多いですが、開催しております。相談支援事業所連絡会の民間の連絡会を前半30分行いまして、そのあと1時間半を専門部会として実施していて、2時間のうちの1時間半かけて地域課題のところを課題にしているというところです。
前回の報告以降、12月7日から2月1日までの全5回なんですが、出されたケースの名前は生活支援をより要する方に対しての就労支援のあり方についてというお話で、お仕事をハローワークを経由して、障がい者の就労している方ですが、生活面の課題が多く、そういう方に対してどういうアプローチをしていくかっていう話をしたところです。
それでどんな風にしたかという、いろいろアセスメントしながらマトリックス分析をしつつというのを2ページ以降に書いていますけども、1つ地域づくり計画が2月1日のところで完成しましたという御報告です。
その後予定ですが、大体5回をワンセットにしまして、地域課題の抽出をしていくというような予定になっていまして、次年度の9月のところまで書かせていただいていますが、今後こんな風に開催していきたいと書いています。
それと資料の締め切りとちょっと重なってしまったので正確な報告ができなかったんですが、自立支援協議会の研修企画がありまして、次のページにチラシが表裏で書かれていると思いますが、2月13日(火)に市役所の4階にある特別会議室において、13時半から17時までという時間で「野中式事例検討の実践方法」という、昨年やった研修の内容とほぼ同等の内容での研修を行いました。「ファシリテーションを学び現場で活かすために~」というサブタイトルとして、今回は障がい福祉サービスのサビ管さんとかですね、児発管さんに来ていただこうとねらっていたんですが、なかなかそこの参加が少なくて残念でしたが、小平市にある地域生活支援センターあさやけの花形さんをお呼びいたしまして、30名の定員で実施いたしました。実際参加された方は16名でして、ちょうど良い人数感でありましたけども、非常に熱心に参加をしていただいたかなという風に思っています。アンケートの回収率も良くて、今のところ16名中14人書いていただいているという形で、すいません、今回、資料が間に合いませんでしたから、次回のところで報告できればと思っています。概ねよい評価をいただいているところでした。
それと相談支援事業所連絡会の活動としてですが、事例検討会を第3木曜日の18時から支援センターリヒトのフリースペースを使って実施していまして、12月は流会でした。1月18日に参加者8名というところで実施しておりまして、2月15日つい先だってのところの木曜でも、参加者5名で実施していたところです。
そのほか東京都の相談支援従事者の研修のお手伝いをしていまして、地域における実習がカリキュラム上組み込まれたとあって、初任者研修に今年度3人、狛江市の事業者さんから参加されていますので、狛江市には主任相談支援専門員が3人いますので、それぞれ1名ずつ担当してます。スーパービジョンのお手伝いをさせていただいたところです。報告になります、以上です。

(会長)
ありがとうございました。では続きまして子ども支援部会の報告を委員にお願いいたします。

(委員)
子ども支援部会です。令和6年度の部会の進め方について表があります。7月に専門部会が立ち上がっていくので、5月からちょっと準備をして、自立支援協議会を経て、実質スタートできるのは、専門部会を9月かなと思います。それを支援部会に上げて確認をして、また自立支援協議会へという流れで行っていこうと思っております。あと部会に来年度から新メンバーということで、ウィズ・ユー狛江岩戸北さんの職員さんも来てくれる予定です。あと先ほど少し出た報酬改定があり、この頃ゆめぽっともそうですけど、支援時間短いところの報酬がかなり下がる、やっていけなくなるんじゃないかっていうような話もあって、それは何とか回避できたんですけども、それも含め、結構今のいろんな物価高騰でランニングコストがすごくかかっていくっていうところで、実際にその運営自体できなくなっていく危機を持ちながら運営してるところ、ゆめぽっと含め3ケ所、4ケ所あるという話をしました。
4番その他のところで、そのためにどういう取り組みをしてるかという話もしてて、もう施設の中を全体的に回収する準備をしてるなんてところもあります。実際報酬改定、新しいところが出たところでは、先ほど一番最初に、学校との連携の必要性があるというところなんですけど、本人の意思と、あとインクルージョンの観点を踏まえた支援計画を作りなさいっていうところもあるので、本当にその事業所単体でその子どもに関わるっていうものじゃなくて、学校含めた支援を行っていきなさいと出ております。
専門部会の方では、児童発達支援センターを中心となることが求められるのかなと思っておりまして、センターならではのそういう相談機関を持ってるので、教育支援センターとか、そういう視点でちゃんと中心になってもらって、インクルージョンの観点という点での本格的な連携をとりながら、支援に当たっていければなと思っております。僕らはしっかりそのセンターをサポートしていこうと考えております。以上です。

(会長)
はい、ありがとうございました。各部会からここまでの取り組み状況について御報告をいただきました。御報告いただきました内容について、皆さんから御質問ありますでしょうか。
よろしいでしょうか。それでは、次の議題に行きたいと思います。5番目「地域づくり計画について」になります。こちらも、まず事務局から御説明をお願いいたします。

(事務局)
では事務局から御説明させていただきます。まず資料6を御用意していただけますでしょうか。今回の地域づくり計画について、狛江市ではどのような課題があるかというところを検討しております。また検討会議でもそのあたりを確認させていただきました。
まず一番左上の地域課題でございます。本人へのよりよい支援のためのという、この文言を書いておりますが、支援者が御家族の心情を理解する、当事者の方の御家族の心情を理解するような機会や場がないことを課題として挙げております。相談支援専門員さん、他の支援者さんも含めてですが、個々のケースを通しては、当然御家族とお話する機会は現在も十分あると思いますし、個々の作業所事業所さんなんかであれば、そこの保護者会等と意見交換する場も今あるかと思います。
しかし、例えば事業所連絡会と保護者会、親の会様とかと意見交換をする場があるかといえば、現状はない、そういった事業連絡会レベルでの親の会様との交流会、意見交換会というのは、実施されていなかったりしますし、本人のよりよい支援のため、本人の意向や希望をくむことは不断の努力として行うべきですが、御家族の心情を理解する努力もやっぱり重ねていくべきじゃないかということが課題として挙がっております。御本人様を取り巻く環境の整理、そして支援を深めるために、本課題は狛江市では取り組むべき問題ではないかと検討会議でも結論付けさせていただきました。
続きましてこの地域課題の一番左側の上から2番目ですね。こちらについてなんですが、いわゆる御家族からではなくて、福祉の支援者から、施設の職員さんとか何らかの福祉の支援者から虐待や不適切な支援によって、心の傷を負ってしまった障がいをお持ちの方に対して、どのように支援をしたら良いのかというのを学ぶことがなかなかないのではないかと。心の傷を負ってしまった方への支援のポイント、障がいをお持ちの方になりますから、注意すべき点、また御当人様を支える御家族へのフォロー方法、そういった知識ですね、やり方知識、方法なんかも支援者として学ぶ必要性がある事柄だということで、狛江市ではそういったものが、学ぶ場がないところが課題ではないかと挙げられております。
一番左上から3つめの支援者チームでその後を話し合う仕組みがないということは、2に繋がってくるところではございますが、チームで話し合う機会がやはり少ないというところ、どういった支援をしたらいいのかということをなかなか学ぶ場もないですし、チームとしてそれをどうしたらいいのかっていうところ、今こうだね、こうしようねみたいな手だてや仕組みがないというのは当然課題かなというところです。
上から4つめ、障がい福祉サービスが使えなくなった時に代替できないってということに関しましては、社会資源がもともと狛江市は少ないというのは、もう繰り返しこの協議会でも話題に上がってきたかと思いますが、何らかの事情で例えば短期入所とか居宅支援事業所が使えないとなった場合、他の代替する事業所自体が少なくて、結局サービスを利用することができない状況になってしまって、障がいをお持ちの御本人様が最も不利益をこうむるというような構図がどうしても狛江市の中で散見されております。その辺りすべてが重要な課題とは言えるんですが、短いグループワークの時間ですので、一応検討会議の方ではこの上の2つが優先順位が高いという形で載せさせていただいております。グループワークの中で可能であれば、この3段目4段目のところも触れていただければと思います。こういったところが今回の地域づくり計画の課題でございます。

(会長)
御説明ありがとうございました。この後グループでの意見交換をしていくんですけれども、今のこの資料6についての説明で、ディスカッションの前に確認されたいことがありましたらここで共有しておきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。

(委員)
質問なんですけれども、一番上の左側の本人へのより良い支援のための「本人」の年齢はいくつぐらいでしたらいいでしょうか。

(事務局)
回答させていただきます。こちらに関しては障がいをお持ちの方を想定しているのが本人様なので、お子様から年齢が高い方までと想定してます。ただ、ちょっと18歳未満の方になると、福祉支援者が児童相談所という、やはりかなり権限を持った支援機関がございますので、ちょっとそのあたり相談支援部会の中で話し合ったもともとの課題の中では、成人の方を少しイメージしながらお話をしましたが、マクロの課題なので、お子さんも含めてというふうに解釈していただいて結構です。

(会長)
ありがとうございます。もしディスカッションの中で確認したいことが出てきましたら事務局にまた御質問いただいてもよろしいかなと思っています。もし全体で特にないようでしたら、早速ディスカッションに入っていきたいと思います。今説明いただきました地域づくり計画の内容について、課題解決のための具体的な取り組みについて、ぜひ皆さんから御意見をいただきたいということになっています。ではこの後グループに分かれてということなので、どういうグループなのか、どういう配置になるのか、それから時間配分も説明いただけたらと思います。お願いいたします。

(事務局)
それでは、この後意見交換の時間とさせていただきたいと思います。まず今まだ着席いただいた状態で御説明をいたします。本日前回同様3つのグループに分かれていただき意見交換を行う時間としたいと思います。グループを読み上げます。
ABCの3グループでして、Aグループが4名です。進行は事務局です。Bグループは3名です。進行は委員に御協力をいただきます。それからCグループは4名です。進行は事務局が行います。皆様ABCどこの所属になるか御確認いただけましたでしょうか。
会長は各グループそれぞれに少し入っていただいたり、御意見を聞いていただくような形で、フリーの立場でいていただきます。
この後先ほどこちらの方から御説明しました地域づくり計画、まだちょっと耳で聞いた状態で、もう少し御覧になりたい時間が取りたいということであれば、各グループで少し時間をとっていただいてもよろしいかと思います。
今回御報告をさせていただいた地域課題の中で、それぞれの立場で、例えば何か1つ取り組みに関わることができそうなもの、できれば具体的にこういう風に私は取り組めるかな、事業者として取り組めるかなということを挙げていただければと思います。その際に、それを選んだ理由と、どのように取り組んでいくことができそうかということを、グループの中で共有していただければと思っております。
本日意見交換30分とっておりまして、少し早めな進行になってますので、今19時5分ですので、19時35分までを意見交換の時間としたいと思います。そのあと10分程度、各進行役の方から発表の時間とさせていただきたいと思います。それでは各進行の役割の方、どうぞよろしくお願いいたします。

~各グループで意見交換~

(事務局)
皆様のお話盛り上がっているところかと思いますが、そろそろ閉会に向けた時間が近づいてきておりますので、一旦、切りの良いところで締めていただきましてお席の方にお戻りいただければと思います。
皆様意見交換お疲れ様でした。思ったより30分って結構長いかなと思ったんですけれど、それでもやっぱりお話は尽きないなという感想です。いろいろな御意見が出ましたので、進行役もまとめるとか、全部をここで共有するのが難しいかもしれないんですけどちょっと努めていきたいと思います。
それでは、ABCの順番で進行役の方から3分程度でお話をしていきたいと思います。
私、Aグループでお話をさせていただきました。本当に申し訳ないですが、ざっくり言うと大きく2つお話のテーマがあったかなと思いまして、1つは今回の地域づくり計画の課題の上から2個目の虐待を受けられた方の支援、ケアについて学ぶことがないことについてお話が出ました。きっかけはですね、活用する社会資源に、医療、主治医なり、精神科医なりですね、そういった医療の専門家が入っていないことの気付きがありました、というのも、まずやっぱり心のケアということになりますので、そういったお医者さんが、こういったところに入っていく必要があるんではないかという話が出ました。
そこから話が広がりまして、例えば今回支援者が、障がい等で虐待を受けられた方のケアを学ぶにあたって、例えば事例検討ですとか、研修会ですとか、そういったところでメンタルケアなどについて学ぶ場というのも必要ですし、あとは保健所さんの方で、例えば、どういったポイントの助言が欲しいかっていうようなところが明確であれば、それに対応する専門の先生に相談することができると保健所さんの中でもちょっとこじれたような事例については、関係機関、保健所さん、クローズの事例検討しているっていうところにちょっと話がいろいろ発展をしていたところです。
最後にこの施設での虐待については、虐待対応としてはまず市が責任を持って対応していくっていうところでもありますし、指導が必要であれば東京都が介入していくということにはなるかと思うんですけれども、一方でそのまま施設を利用せざるを得ない虐待を受けた方への心のケアっていうところも並行して、考えていかなければいけないということを確認しました。今後支援者側が何か学んでいく際に、この医療職との関わりが重要ではないかということから、お話がありました。
もう1つが、1つめの課題で、家族会などの関わりのところですが、親の会の委員もいらっしゃいまして、いろいろ御意見いただけたんですけれども、まず事業所側の方も家族会との結びつきを求めているだろうし、家族会の方としても、実際にその事業者さんとの話し合いを持ち、その事業者さんがどんなことに困っているかっていうことを一緒に確認していきたいっていうお話がありました。というのもやっぱり狛江市の中で限られた社会資源、貴重な事業所の方たちがやっぱり元気がないと、そういった福祉の支援っていうところも、継続が難しくなってしまいます。事業者さん自身も支援をしていく中でどんなことに困っているのかということを、一緒に親の会さん含め、この家族会も考える場を設けて、お互いに双方でこういうことがちょっと今課題だよねっていうことを話し合う中で、じゃあどうしたら、その課題を解決していけるのかっていうことを、アイデアを出しながら考えていく場をやっぱり作っていく必要がありますよねっていうようなお話が出ました。まだまだいろいろ皆さんの話ではありましたけれども、大きくそういった2つのお話になりました。以上です。
では次Bグループの委員から御報告お願いします。

(委員)
Bグループです。Bグループはですね、4つの課題のうち、地域課題「本人へのより良い支援のため、支援者家族の心情を理解すること。またその環境を理解することが少ない」という地域課題について、話し合うことになりました。
まずですね「この心情に寄り添う、理解する」について委員からこういう意見が出ました。
民生委員の方からですね、ぜひ地域の相談役を使ってくださいという意見をいただいております。実は、民生委員になられてから少しのときに、精神保健分野の方から、話をしたいというような申し出があって、そういったことに対応してるというようなことがあって、もしこの事例の方、なかなか支援者にも、あるいは行政機関にも伝えられないような時には、地域を頼ってもらっていいんじゃないかという言葉をいただいております。
また作業所に当たるところからはですね、いろいろな意思決定支援が必要な状態の方だろうというのが相当できるということなんですが、障がい福祉分野の作業所では、家族会があったり、本人の言葉あるいは親の言葉を別々に聞くような取り組みができているところがある。もし相談支援専門員の方で困るようなことがあったら、こういった機能を使っていただいて、辛い思いをしている御家族に、御本人に、ロールモデルとして、他の事例を伝えていくようなやり方があるんではないかということを、お伝えいただいたところです。
狛江市の中に今あるこういった資源を、使っていけるのではないかという意見を、いただいております。
また、介護保険、高齢分野の方からはですね「何でこんな風になるんだろう、介護保険の方だと、しっかりとしたアセスメントを取って、利用するニーズが、結びつくよね」っていうような疑問から入ったんですが、その中で進行役の方から「いや、実は使えている資源が非常に少なくて」というような御説明を申し上げました。短期入所がないんですね。実は介護保険もないものはあるんです。市内には老健がないです。そして24時間の巡回なんかないです。ないものは工夫していますよというような助言をいただいております。
どんな工夫をしているのか、例えば有料老人ホームの空き部屋があると、サービスとは違うところで、有料にはなるけれども、ケアマネージャーがそういった情報を、インフォーマルな情報をキャッチして使っていただくとかがあります。また以前も高齢の分野と精神保健分野で連携をして、有料老人ホームを活用した事例もあったと聞いております。委員やリヒトさんと連携してできたというのもあるので、良い事例を参考にしてやっていけるんじゃないかということでした。
また、資源がないというところなんですけども、やはり今後できていく基幹相談支援センターや、地域生活支援拠点、とても地域づくりに結びつく機能があるというところで、協議会からこの動きに協力をしていって、より良い地域になっていくことができればねということで、グループワークを終わりにしております。Bグループは以上です。

(事務局)
ありがとうございました。続いてCグループお願いします。

(事務局)
Cグループ発表させていただきます。非常に、どこから話していいのかがすごく悩ましくてですね、感想レベルのことから聞いたりとか、ちょっと私が不足な部分は、委員にちょっと補足していただいたりとか最初そういった話をしっかり深めていき、やっぱり虐待の2段目3段目とかですね。虐待の話だとやっぱりブラックボックスな情報になってるから、どうしたらいいのかなと。どこに誰にどこまで聞いたらいいのかなとか、いやこれ聞いても教えてもらえないよねとか。また、皆さんのお立場の中でですね、例えば前の作業所でこんなことがあったと、管理者の自分は知ってて、その人受け入れているけど、部下の誰にまで言っていいのか、あとは、家族が言わないでって言ってるんだったら、言えないよねとか。
学校も同じですね。前の学校でこのようなことがあったのに、いわゆる調整役とか、管理職の先生であれば知ってるけど、やっぱり教員全部にそういうことを言うわけにいかないよねとか。本当に、こういう問題はすごく、個々のケースによって違ったりして、非常に難しい。やっぱりしっかりと考えて学んでいかないといけないし、ケースを積み上げていかなきゃいけないねというお話が、進んで参りました。
その中で少しグループの中で、本当に当事者の立場で、当事者委員の方から、いや、当事者も虐待のことを学ばなきゃいけないですね、みたいなお話をしていただいて、委員がすごく納得というか、感動されたと話されていました。やっぱり当事者の方も家族の方も、そして支援者も一緒の立場で、この虐待とか不適切な支援について学ぶ時間が仮にあったとしたら、この一番上の課題ですね、家族の立場の話を聞く、それは当事者の話を聞くってことにも繋がると思います。もしそのような研修があれば、この1も達成できるし、というような形で、繋がっていくのではないかという話が、グループワークの終盤に出ました。これは少し、私がすごく心に残ったので、今皆さんに発表させてもらっています。そういった支援者だけで学ぶのではなく、当事者の方も家族の方も一緒に学び、そして一緒に教えていただくことは、支援者の立場であるはずなので、そういった視点も、改めてこのグループワークを通して感じました。私もすごく、そうかそうかみたいな形で、最後に心に残ったので、発表させていただきました。以上でございます。

(会長)
ありがとうございました。あっという間の30分と少しだったかなと思います。やはりグループに分かれると、かなり具体的な話も出たと思っています。今御報告をお聞きしても、具体的に取り組めそうなことが、皆さんの発表の中にあったと思っています。とにかく、既にある資源を創意工夫して使っていくことや、おそらく高齢の分野では、介護保険の分野でも当たり前に取り組んでいることを、もっと共有する等、無いものを探すよりは、あるものをどう使うかというところは、すごく重要だと思いました。
その前提にはなりますが、例えば意思決定支援についても、厚生労働省は、障がい者支援向けにも、高齢者に向けても、いわゆる手順書のようなものを、通知しています。そもそも、現場でどの程度共有出来ているか。虐待対応についても、相当介護保険の方ではまさに手順書マニュアルで対応出来ているので、そのアセスメントが、しっかりと出来ているということがあります。その障害者虐待の内容について、狛江市がどの程度その手順書、マニュアルを共有出来ているのかということを、やっぱりもう一度見直していく。つまり、あるものがどのように活用されているか、確認することがすごく大事だと思いました。
そして、当事者と支援者が一緒に学ぶっていう姿勢がとても大事です。今の地域共生社会の実現に向けて言われていることで、大事な点の一つが、支える側と支える側って、その役割構成をいかに超えていくかっていうところが、すごく重視されています。それは地域住民との関係もそうですし、障がいのある方や高齢の方、支援を必要としている人たちが、常に支援を受ける立場ではないということを、明確に言語化されているんですよね。そういう意味では、ある意味、支援者のスタンスが問われている、問い直されてるっていうことなんだと思います。なので、例えばその虐待に関する研修を、一緒に、同じ研修を支援者の方と当事者の方が受けるって、すごくいいなと思いました。また、横浜市の取り組みでは、当事者の会が自ら企画して、お手伝いしてくださいってことで企画して、当事者の会主催の虐待対応研修をやっています。そこに講師を呼んで、シンポジウムをやって、講師の方には、当事者の方がわかる言葉で話をしてくださいという、リクエストをしています。そういう研修をしているので、ぜひそのような取り組みを参考にして、できることがあるのではないかと感じながら、お聞きしていました。ぜひ次の、地域において具体化できることが、いくつかあるのではないかと感じたところです。また皆さん、知恵を出し合いながら、これからもお願いします。ありがとうございました。
では事務局の方から、今後の予定についてお願いします。

(事務局)
最後に資料8で御案内しております、スケジュールについてです。令和5年度のスケジュールの下に令和6年度スケジュール(案)を記載しております。資料にあります通り、令和6年度4月以降も、年度内に3回の協議会を予定しております。お忙しい中かと思いますが御予定いただきたいと思います。当初メールでお送りしました資料では、第3回目が2月20日(木曜日)となっていると思いますが、変更しまして、正しくは2月19日(水曜日)、今お配りしている資料の日程が正しいものとなっておりますので、よろしくお願いいたします。事務局からは以上です。

(会長)
ありがとうございました。お忙しい中今日も参加いただきましてありがとうございました。
そして今日が今年度最後の会議になりました。1年間本当にありがとうございました。
私たちはまだ次期も引き続き、お願いしたいと思います。そしてグループでのディスカッションを前回から導入していただきました。実は杉並区の協議会が人数がすごく多くて、もう遠くにいる人の名札も見えないぐらいすごい人数です。それもあって、グループでというのを導入していました。狛江市の事務局の皆さんからぜひ狛江でも取り組みたいということで、前回からやっていただいています。すごくいい形でディスカッションができていると思いました。杉並区の協議会担当の皆さんも、実は触発されて、狛江がそういう取り組みをしていると伝えると、すごく喜んでくださいました。自分たちのやり方の良いところをまねてくださって、うれしいですとおっしゃっていました。ぜひ次の議論でもですね、皆さんからもアイデアをいただきながら、協議会としてこの自主的な議論が深められるような会をやりたいと思っています。忌憚のない御意見をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

(事務局)
それでは皆様、本日も長い時間大変お疲れ様でした。ありがとうございました。