第1回狛江市かわまちづくり計画策定協議会(令和4年8月8日会議録要旨)
1 日時 |
令和4年8月8日(月曜日)午後2時~午後3時40分 |
2 場所 |
狛江市防災センター402・403 会議室 |
3 出席者 |
委員長:上山 肇 委員: オブザーバー:堀越 直哉 事務局:環境政策課長 秋山 尊利、環境政策課水と緑の係長 海老原 悠輔 |
4 欠席者 |
なし |
5 議題 |
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6 資料 |
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7 会議の結果 | |
(1)委嘱状伝達 開会の挨拶。 委嘱状伝達について説明。 (2)委員自己紹介、事務局紹介 (3)委員長・副委員長の選出 委員の互選により、上山 肇委員が委員長に、二井 昭佳委員が副委員長に選出された。 (4)市長挨拶・依頼 市長から挨拶の後、市長より上山委員長に依頼状を交付した。 (5)委員会の進め方について ○事務局 資料3、資料4について説明。 ○委員長 協議会については原則公開とし、傍聴人については資料4に基づき取り扱うこととする。傍聴人の入室については、毎回会議の冒頭で協議会に諮り決定する。議事録については、原則公開とし、内容については要点筆記として、委員の確認を経たうえで正式決定とする。決定後は、市ホームページ上「会議録の広場」にて公表する。以上の内容で承認としたい。 (6)かわまちづくり計画について ・制度の概要説明 ○事務局 資料5-1について説明。(オブザーバーからも補足で説明) ○委員長 都市地域再生等利用区域の指定以外に今回の計画に位置づけなくてはいけないものはないと考えてよいか。 ○オブザーバー かわまちづくりと都市地域再生等利用区域の指定というのはイコールではない。本来、川は公共の場所なので公共団体にしか貸し出せなかった。都市地域再生等利用区域の指定については、地域が一体となった協議会を開き、その中で民間を入れることが認められれば、民間が川の中で利用できなかったことができるようになる制度である。 ○副委員長 最初のページに河川空間とまち空間が融合したとあるが、5ページの河川区域と堤内地の図で河川空間とまち空間がどこを指しているのかを説明した方が議論しやすいと思う。 ○事務局 河川区域が河川空間で、堤内地がまち空間となる。しかし、まち空間は河川空間に接する箇所だけでなく、例えば駅前や広く市域に及ぶまち並みまでを含めても構わない。先ほど紹介があったように、まち空間で誘導サインや遊歩道の整備を行い、河川空間とまち空間の融合を行うことが可能である。 ○委員 かわまちづくりは計画の申請登録が必要で、その後に予算確保がある。これは、素晴らしいアイデアが出たとしても、必ずしも予算確保ができるわけではないという理解でよろしいか。 ○オブザーバー 公園整備は市で行い、河川管理施設を兼ねている部分を国が支援する。かわまちづくり計画に記載した整備全てを国が行うわけではなく、狛江市と国で役割分担して行うイメージである。国として行う部分は希望に添えるようにしたい。 ・他都市事例について ○事務局 資料5-2、資料5-3、資料5-4について説明。 ○委員長 紹介された事例については市民の意見が計画に採用されているのか。 ○事務局 世田谷区では地元の方が中心となっており、川崎市では、市と小田急が社会実験を行っていると認識している。 ○委員 事例をいくつか紹介していただいたが、どれも似たようなコンセプトだと思った。狛江市として何か差別化はするのか。 ○事務局 事務局としては地域の独自性をかわまちづくり計画に落とし込みたいと思っているので、具体的な内容は今後議論できればと考えている。 ○委員 二子玉川の屋外広告施設について、広告収入をまちづくり活動に活用するというのは、収益源の確保ができる点で良いと思っている。広告収入を活用するというのは民間の視点からは有効なことであると感じており、その収益をかわまちづくりの活動源にできるということであれば協議会で検討したいので、状況について教えていただきたい。 (7)狛江市多摩川利活用基本計画について ○事務局 資料6、資料7について説明。 ○副委員長 利活用基本計画と利活用実施計画があるが、かわまちづくり計画の範囲はこちらに載っているものか。 ○事務局 具体的な範囲については、これから検討していく。 ○副委員長 ソフト施策の使い方も含めてかわまちづくりが計画されるため、必ずしも空間の改変を伴わなくとも範囲指定する意味はあるので、広い範囲設定にした方が様々な可能性が広がると思う。 ○委員 狛江市に住んでいる方々が利活用する視点から考えると、ターゲットは子どもや家族であり、対象の平均年齢層を下げないと狛江市民が設備やイベントを活用できない場面がでてくる。狛江市として子育て世帯や若い世代に住んでもらうための施策が私たちは分からないので教えていただきたい。 ○委員長 狛江市民がいてのまちづくりと思うが、観光や交流の関係を考えると利用者も対象として見えてくるので今後の課題とする。 (8)スケジュールについて ○事務局 資料8について説明。 ○委員 9月から行われるアンケート調査は、市民にアンケートで聞いた内容を1つの方向性にするのか、協議会で話した方向性でアンケートの内容を確認していくことなのか、アンケートの詳細を教えてもらいたい。 ○事務局 現状や課題を把握するために行う。 ○委員長 アンケートに答えた方の意見を反映するのかという質問があったと思うが、どのように考えているか。 ○事務局 反映する。 ○委員 アンケートはどのような課題を聞くかにより結果が変わる。実際に市民が狛江市のかわまちづくりをどう感じているか聞きたい。設問の設定の仕方で聞く質問は変わると思うが、協議会で設問に対しての意見はできるか。 ○事務局 市民アンケートの詳細に関しては、議題9で説明したい。 (9)アンケート調査及び基礎調査の実施について ○事務局 資料9-1、資料9-2について説明。 ○委員 このアンケート内容で調査するという前提でよいか。 ○事務局 アンケートの内容を見て何か意見等があれば、8月18日までに事務局ヘ連絡してもらいたい。発送の都合上いただいた意見の取り扱いも含めてアンケートの内容については、委員長、副委員長、事務局に一任してもらいたい。 ○委員長 アンケート項目をつくるのは、どのようなことを導き出していくかにより、設問の仕方も変わると思うので、事務局と精査していきたい。 ○委員 アンケートの内容はこれで良いと思うが、ヒアリングはアンケートとは別と考えてよいか。アンケートをした結果を踏まえて細かくヒアリングしていくという段取りでもいいと思う。 ○事務局 ヒアリングも実施していく。市民アンケートが狛江市民を無作為抽出で選ぶものになるので、多摩川を利用する方ばかりではないことから、実際に現地に赴いて多摩川を利用している方々にヒアリングを行ったり、多摩川に関わりの深い団体などに直接ヒアリングを行う予定である。 ○副委員長 アンケート対象者が18歳以上のため、子どもたちの意見も聞いてもらえると良いと思うので、ヒアリングを使って若年層の意見も集計してもらいたい。 (10)狛江市未来戦略会議について ○事務局 資料10について説明。 (委員から特に意見等なし) (11)その他 ○委員長 その他特に何もなければ、今回が初回ということで、かわまちづくりがどのようなものか、どのような可能性があるのかといったところは、理解していただけたかと思うが、今の時点で委員の皆様が今後に期待を込めて感想等があれば承りたいと思う。何か一言ずついただきたい。 ○委員 期間が2年間とのことで、じっくりと考えていきたい。狛江市民は狛江市が好きな方が多いため、市民が楽しめるように、また観光協会として市外からも狛江の多摩川を楽しんでもらえるようなイベントや場所を作りたい。 ○委員 最近は小さなお子さんも多く、家も建っていることから30代の若い方が多く、多摩川で遊ばせたい、環境が良いから来ましたという方が多いので、家族で有効に遊べるように楽しめるような場ができたらと思っている。 ○委員 かわまちづくりに可能性を感じた。和泉多摩川商店街を復興させる立場でもあるので、かわの部分と商店街を両立できるように頑張りたい。 ○委員 和泉多摩川の河川敷は都心から近く、駅からも近いことからポテンシャルが高いと思う。様々な視点を持つ委員が集まり、議論していくことで良いものができると感じた。 ○委員 今の30代のお母さん世代は子どもの頃、多摩川は危険で行ってはいけない場所という認識で育ち、今の子どもたちも影響を受けているため、このことも踏まえて考えていくべきだと思う。 ○委員 私は多摩川の近くに住んでおり、親しめる環境を活用できればと思っている。雨が降った多摩川は危ないという認識があると思うが、多摩川を楽しめる環境ができればと思う。 ○委員 計画している間はいいと思うが、継続性、メンテナンスが必要である。そのため、作るときは慎重に、使うときは積極的という考えができればと思う。 ○委員 多摩川は増水するので、多摩川の中に何かを作ることは難しいと思う。一方で、多摩川には草花の自然が多くあるので、自然を温存するために議論するべきである。 ○委員 事務局へのお願いになるが、いくつか事例の施設設置条件などを教えていただけると参考になる。私は賑わいが必要で、観光ではなく市民がどれだけ訪れるかが重要だと思う。その点で商業施設やスポーツ施設を誘致してかわまちづくりを行う事例の成功と失敗を含めて共有することで、協議会で現実的な話し合いができると思う。 ○委員 防災の観点で護岸整備や民間企業が河川敷周辺に入る際に撤収しやすい体制があると思うのでぜひ検討していただきたい。 ○委員 河川敷の中に何か作るのは難しいと思うので、例えば駅に何か作ったり、堤防の外側に何か作ることは可能だと思う。そのようなもので賑やかにしていき、過去にバーベキュー等で環境に影響があったこともあるので、ソフト対策も併せて考えていく必要がある。 ○オブザーバー 多摩川を管理する事務所の代表として出席している。イベントや利活用の話とさまざまな意見をいただいた。皆さんの中で、どのようなかわまちにしていくか計画を練られると思うので、その中で可能な範囲で協力していきたい。 ○副委員長 今日はいくつかの事例を紹介されたがイベントの時だけ人が集まることではない形が良いと思う。日本でのかわまちづくりの課題はイベント頼みが多いことである。市民が日常的に利用してよかった、まちを大事にしていこうといった日々使われる空間になるために議論していきたい。 ○委員長 各委員に意見をいただくのと同時にアンケート調査もあるので、結果を踏まえ市民がどう感じているのかも含め協議会で議論していきたいと思う。これをもって会議を閉会する。 |