(事務局)ただ今より、令和6年度第2回狛江市災害医療・薬事コーディネーター運営委員会(以下「委員会」とする。)を開催する。委員会の設置及び運営に関する要綱第7条第2項に基づき、委員の過半数が出席しており会議成立となる。
<議題1 令和6年度 緊急医療救護所設置訓練の振り返り>
(委員長)それでは、次第の議事に沿って進行させていただく。議題1 緊急医療救護所設置訓練(以下「訓練」)の振り返りについて、事務局から説明をお願いしたい。
(事務局)<資料1を説明>私は、行政救護所本部において、トリアージポスト及び緑エリアと慈恵救護所本部及び狛江市災害医療対策本部間の調整を担当した。当日は強風かつzoomにも不慣れであり、足手まといになってしまったと感じる。健康推進課においては、オンライン会議等の機会も多いため、経験を積んで次回に臨みたい。
(委員長)この件について何か質問等はあるか。特になければ、せっかくの機会であり、皆様から一言ずつ感想を頂きたい。まずは、私から今回の訓練について5点お話をさせていただく。1点目は、当日は風が強く、書類や看板が次々と飛んでしまったこと。実際もこのような悪天候になる可能性があり、それも含め準備をしておく必要がある。2点目は、先ほど事務局からも説明があったように、トリアージポストから赤、黄エリアへの搬送がうまくいかず、模擬患者が滞留してしまったこと。この点については、次年度に向けて東京慈恵会医科大学附属第三病院(以下「慈恵」)とも調整を行っていく必要がある。3点目は、トリアージポストについて、今回は症例数を減らし一例ずつしっかり見ることに重点を置いたが、吉川先生の指揮のもとスムーズに進めていただき、初めての先生方にとっても良い経験になった。マニュアルも分かりやすくてよかった。4点目は、緑エリアにおいて、今回は診療から処方までの流れを行うことができ、薬剤師との連携を確認できたことはよかった。5点目は、緑エリアを出た後の誘導をどうするか。これは今後の課題であると感じた。
(副委員長)風が強い日であったが、実際には更に雨が降ることもあり得るため、その対策が必要である。また、薬剤が足りない場合は、近くの薬局に取りに行く流れになっているが鍵を持っている薬剤師が限られているため、体制について見直しが必要であると感じた。さらに、当日は「点滴はあるか」と言われたが、それは薬剤師の役割ではないため、職種により守備範囲の確認が必要であると感じた。全体として、制限はあったものの、久しぶりに訓練に参加でき、良い経験になった。
(委 員)緑エリアで調剤を担当した。模擬患者が1人ずつ、ちょうどよい間隔で回ってきたが、もっとたくさん人が押し寄せ、混乱し、さばききれないような体験ができるとなおよいと感じた。また、人が変わると、前のことが分からず、何をすればよいか分からない人が増える。初めての人も動けるような体制を整えていくことが課題である。
(委員長)今回の訓練は、模擬患者の人数を減らし、1人ずつ丁寧に診ていくことに重点を置いた。これまで積み重ねてきた経験を生かし、初めての人も動けるようにするためには、やはりマニュアルをきちんとしていくしかない。
(委 員)訓練において、調布市と狛江市の連携の難しさを感じた。お互いの考え方の違いを感じ、(一緒に行うのであれば)相互理解やすり合わせが必要であると感じた。
(委員長)私は以前から、この慈恵の緊急医療救護所の運営は狛江市がメインで実施した方がよいと考えている。調布市には(緊急医療救護所を設置する)病院は他にも多数あり、慈恵はその1つにすぎない。
(委 員)今回は、感染対策の関係で規模を縮小して実施したが、次回は消防署にも来てもらい、救急搬送からトリアージの流れも実施できるとよい。調布市と狛江市の連携については、お互いに行っていることが見えていないため、そこを改善していく必要がある。狛江市で接骨院を経営する柔道整復師の吉田先生から、次回の訓練に是非参加したいと言っていただいた。
(委員長)以前、他の防災関連の会議でも訓練に柔道整復師が参加してくれるとよいという話が出ていたが、狛江市には柔道整復師会がないと聞いており、難しいのではないかと思っていた。核となる人がいると助かる。
(委 員)柔道整復師会の支部があるようだが、市内で会員となっているのは、吉田先生1人であると聞いている。まずは吉田先生を軸に話を進めていけるとよい。
(委員長)災害時、防災センターでは消防署の方とも連携をとるので、消防署にも是非一度訓練を見学してほしい。
(委 員)来年度は、調布市が幹事市となるが、柔道整復師、消防署にも御参加いただけるよう調整していきたい。今年度は、まず久しぶりに模擬患者を使っての訓練だったが、滞りなく実施できてほっとしている。人が変わり経験者が減少する中、市が運営するトリアージポスト、緑エリアについては、打合せを行ったこともあり、それなりに動けていた。一方、開始時間が予定よりも20分遅れ、赤、黄エリアに模擬患者があふれる等慈恵内の連携がうまく取れていなかったと感じる。会議等を通して、慈恵とも協力し、改善していけるとよい。
(委 員)感想になるが、自分自身のスキルアップの必要性を感じながらも、日頃の業務とあまりにかけ離れているので、今後どのように取り組んでいけばよいかと考えている。
(委 員)私は何度か参加させていただいているので、トリアージにもかなり慣れた。初めての医師も継続して参加することで慣れてくると思う
(委 員)訓練前の時間を利用し、薬剤師会の先生とともに必要物品の確認を行った。抗生物質の内容や物品の重複等見直しが必要かと思う。また、点滴の指示を出したときに、保健師から血管確保ができないと言われた。実際の場面では、医師はトリアージ等で忙しく、血管確保を保健師ができないのであれば看護師にいて担ってもらわないと現場は回らないと思う。今回の訓練は発災直後の来所者を対象にしているが、避難生活が長期化した場合、医療はどうするのか。口腔内衛生等も重要になってくる。
(委員長)早稲田先生には、物品整理について引き続きお願いしたい。看護師がいるとよいがなかなか見つからない。潜在看護師を集める試みも行ったことはあるが、なかなか難しく、今後の課題である。また、避難生活が長期化した場合は、巡回により避難所を回ることになる。
(委 員)トリアージポストを担当した。今回は調布市、狛江市各2列になって、ところてん方式で、トリアージ、記録、見学を回した。久々の集合方式の訓練だったが、当初の目標に沿って、しっかりと流れを確認しながら実施することができた。先ほどから話が出ている通り、赤、黄色エリアの模擬患者があふれ、ようやく移送の職員が来てものんびりとした印象だった。慈恵の管理課の職員も入れ替わり、集合訓練の経験者がいなくなっている。また、慈恵が工事中で、以前トリアージポストにしていた中央の駐輪場エリアが使用できず、緑エリアまでの距離が遠くなってしまった。次回は、慈恵が新病院の開院直前であり、更に混乱することが予想されることから、大目に見て、その次の年に備えていく必要がある。
(委員長)様々な課題があり、慈恵、調布市と調整をしながら進めていく必要がある。狛江市医師会では、JMATの研修を受講した宝田先生を始め外科系の先生が増えてきており、彼らの参加を促すとともに医師会の災害マニュアルを作成していく予定でいる。
(委 員)狛江市では、古くなった薬剤を破棄していると聞いた。練馬区等では期限前に安く売って、収入を得ていると聞いたことがある。狛江市においても、そういった体制を作っていけるとよいと考える。
(副委員長)慈恵に保管している薬剤は、調布市と狛江市のものである。狛江市だけがローリングをすることは難しい。
(委 員)予算はどうしているのか。
(事務局)調布市と狛江市で折半している。
(副委員長)これまでローリングの話が出たこともあるが、税金で購入したものを売り買いして収入を得ることがどうかという問題もある。
(委 員)しかも期限間近のものは、難しいのではないか。
(委 員)使う目途が立っていれば問題はないが、備蓄している薬品は先発であり、一般に流通している薬品は大半がジェネリックである。どこに売るか等課題は多い。
(委 員)しかし、行っている自治体があるのであれば、決めてしまえばできるはずである。
(事務局)練馬区等の状況を確認し、狛江市でも実現可能かどうか調べてみる。
<議題2 狛江市災害医療・薬事コーディネーター行動指針の改定に向けて>
(委員長)まずは、鈴木委員から狛江市地域防災計画(令和7年修正)について説明をお願いしたい。
(委 員)<資料を説明>
(委員長)この件について何か質問、意見等はあるか。
(委 員)地域災害医療コーディネーターとは何か。
(委員長)各二次医療圏に配置され、圏域内の調整を行うコーディネーターである。北多摩南部医療圏は東京都立多摩・小児総合医療センター(以下「多摩医療センター」)が拠点となる。狛江市で医療救護活動が賄えない状況になった場合は、この地域災害医療コーディネーターに救助等について相談することができるシステムとなっている。
(委 員)狛江市の薬事センターはあいとぴあセンターと狛江市防災センターのどちらかに設置することになると以前聞いたが、どちらか。
(委員長)薬剤の備蓄があいとぴあセンターにあるので、そこに設置した方がスムーズだと思う。
(委 員)狛江市災害医療・薬事コーディネーター行動指針(以下「指針」)の中で、あいとぴあセンターと記載されている。
(委員長)以前ラインワークスで、市長、慈恵の院長、医師会長とその下に医師を配置したグループを作ったが、今は機能していないのか。
(委 員)市がラインワークスの使用を中止し、ロゴチャットに移行しているので、機能していない可能性がある。機能していないのであれば、今後緊急時連絡体制の再検討が必要である。
(委員長)説明によると、令和3年より令和7年の方が設備が改善され(震災基準を満たす)新しい建物が増えているにも関わらず、災害予測の被害が拡大しているのはなぜか。
(委 員)震源地が前回よりも狛江市に近い「多摩東部」と「都心南部」に変わっているため、被害想定が拡大した。当時と同じ条件で比較すれば、縮小する。
(委員長)地域防災計画において、避難所での女性や子どもに対するジェンダー等の問題は、考慮されているか。
(委 員)衛生環境等において、東京都ではジェンダー等の視点が含まれていることから、今後、狛江市においてマニュアルを作成する際に参考にしていきたい。
(委員長)次に事務局から資料2及び資料3の説明をお願いしたい。
(事務局)<資料2及び資料3を説明>
(委員長)指針は、狛江市災害医療コーディネーターを発足するときに、災害医療を専門とする多摩医療センターの森川先生にこの委員会の委員長に就任していただき、アドバイスを頂きながら作成したものである。資料3は各市のマニュアルの対象が異なり過ぎて比較はできない。ガイドラインを時系列で示したいのであれば、以前本委員会で説明を受けた福祉政策課の資料が参考になるのではないか。今回のガイドラインの作成や指針の改定は、対象をどこに置くか、何を作りたいのか方針が見えない。誰を対象に何を作成したいのかをしっかり決めておく必要がある。
(委 員)私自身も指針の成り立ちを初めて伺った。指針は、先ほど鈴木委員から説明のあった狛江市地域防災計画、東京都災害時医療救護活動ガイドラインをもとに作成されている。ただし、狛江市において災害医療について定めたものはこの指針のみであり、コーディネーター指針としながらも、他の機関の役割も盛り込んだものとなっている。
(委 員)時系列のものとは、フェーズごとの行動を落とし込んだタイムラインのことかと思う。
(委 員)狛江市災害医療・薬事コーディネーターの先生方が、それぞれの動きを確認できるものにできるとよい。
(事務局)(指針の成り立ちを受け)見直しは最小限とし、アクションカードに行動を分かりやすく落とし込むのはどうか。
(委 員)狛江市災害医療コーディネーターが、狛江市の医療を全て担うのか。
(委員長)そうではなく、現状を把握し司令塔の役割を担って会員に指示を出すことになる。
(委 員)あいとぴあレインボープランは、かなり広範囲な内容を網羅したものであるが、最初に全体像を分かりやすくマップで示しているため、理解しやすくなっている。本指針も、最初に全体像を示した上で、それぞれの役割があれば理解しやすいのではないか。その上で、自分がいつ何をしたらよいかは、アクションカードを用いると分かりやすいのではないかと考える。
(委員長)確かにマップ等で役割がはっきりわかるとよいと思われる。市役所の各部署が業務を分担しているため全体像が分かりにくい。災害対策について全体のマップがあるとよい。
(委 員)発災時にどういう流れで動けばよいかが分かるとよい。私自身も、発災時は慈恵に参集することは分かるが、その他のことは分からない。大田区のように細かく書かれているとイメージしやすいのかもしれないが、現状の指針では自分のやることが見えにくい。
3 その他
(委員長)安心安全課が防災カタログギフトの送付を行っていると聞いた。概要を教えてほしい。
(委 員)65歳以上と未就学児、妊婦を対象に、防災グッズのカタログギフトを送付している。定価5,000円の好きなもの1つを選んでもらい、3月中旬より発送している。
(委 員)先ほど避難生活が長期化した場合の口腔ケアの重要性について御指摘いただいた。(歯科医師会では避難所を巡回するための取決めを行っていないが、)医師会では、班の編成等を取り決めているか。
(委員長)そこまでは、まだ決まっていない。
(事務局)本日の御意見をもとに、次年度は改訂作業を行う。資料を早めにお送りするので、お忙しい中申し訳ないが皆さんにも御協力いただきたい。
(委 員)場合によっては、2回の本会議のほかに、三師会別々に御意見を伺わせていただきたい。
(委員長)特になければ、以上で閉会とする。
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