第4回 狛江市男女共同参画推進計画改定委員会会議録 (令和6年12月10日開催)
1 日時 |
令和6年12月10日(火曜日)午後6時30分~7時53分 |
2 場所 | 狛江市防災センター402・403会議室、web上 |
3 出席者 |
委員 池田浩久、西智子、平野竜智、菊地遥、谷口美保、杉田篤哉(政策室長)、山口敦史(子ども若者政策課長) 事務局 政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子、髙橋健太朗 |
4 欠席者 |
髙村幸子、樋口ユミ、鈴木智治 |
5 議題 |
(1)狛江市男女共同参画推進計画(素案)について (2)市民説明会及びパブリックコメントの実施について (3)その他 |
6 提出資料 |
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7 会議の結果 | |
(1)狛江市男女共同参画推進計画(素案)について -資料1~3に基づき事務局より説明- ・「Ⅱ 現状と課題」の「4 女性の労働力率」について、直近の数値を反映している。M字の谷部分は緩やかになっていて、20代では狛江市においての女性の労働力率は全国、東京都と比較して最も高い状態になっている。 ・基本目標記載箇所については、4つの目標に設定した背景等の説明を追加し、基本目標2に「男性の家事・育児・介護への参画支援」を位置付けたことにより、「子育て・介護を支える環境の整備・支援」に変更した。 ・「Ⅳ 計画の内容」について、今回各施策に各部署の取組を位置付けた形にしているが、モデル事業所の取組については、教職員に対する取組も該当したため、「市役所等の取組」と変更している。 (委員長)前回皆さんから意見をいただいて、基本目標については並び順も含めて了承していただいた形だと思う。前計画の達成状況の見せ方は分かりやすく修正していただいたが、個人的には目標値があって実績値と繋がる方が見やすい気がするがどうか。素案としての検討は今回が最後の段階となる。基本的には素案を決定して、後は市に委ね、パブリックコメントに進むという形になるかと思うので、意見をお願いしたい。前計画の達成状況の実績値と目標値の左右を入れ替えることは可能か。 (事務局)可能である。 (委員長)では、その形で検討していただきたい。 (委員)計画を出す時は白黒か。 (事務局)データはカラーになるが、印刷物としては白黒になる。 (委員)グラフ等はカラーの方が分かりやすい。 (委員長)素案9ページの女性の労働力率は白黒だとかなり分かりづらい。グラフに関しては全て関わることだと思うので、要望としてはあるが、市に委ねるしかない。次に「Ⅲ 計画の基本的な考え方」だが、基本目標2が「整備・支援」となったことはよいか。「充実」よりも具体的な響きになる。前回、基本目標の指標一覧に関しては、ある程度市に委ねるということで進めていただいていたかと思うが、基本目標2の指標がどちらも子育てに特化されていて、介護に関するものは何かないかと思った。後は、基本目標1に入れた「年次有給休暇の職員一人当たりの平均取得日数」は狛江市を例に取っているということでよいか。 (事務局)その通り。 (委員長)前は時間外勤務の平均時間だったがこのあたりはどうか。住宅地が多い市の特性で、市役所がモデル事業所という形で検討していただいたところである。 (事務局)職員に関する指標については、市の基本計画と同じ内容としているので、この指標を入れる場合は、資料にある数値とさせていただく。 (委員)教職員に関する内容も入ったか。 (事務局)教職員に対するライフ・ワーク・バランスの取組も入ったので、市役所等としてまとめている。 (委員)その内容に関する指標は特に入れることができるものはないか。 (事務局)難しい。 (委員長)基本目標2だが、子育てだけの指標だけでよいかという点で、恐らく事務局で指標となるべき数値が出しにくかったのだろう。 (事務局)素案に示しているものも後期基本計画の指標となる予定のものになるが、他の計画等を見ても介護で本計画にふさわしい指標がない。また、改定のために実施した意識調査についても介護の設問があまりなく、前回指標として出していた介護の平均時間についての内容で、他の数値で出すことができないか算出はしてみたもののやはり指標としてはそぐわない印象だったことから、結果的に前回素案に示していたものが1番よかったのではないかと思っている。素案で言うと、前計画の達成状況の基本目標2の部分の実績値になる。 (委員長)1つは、待機児童数が指標としてふさわしいかどうか。指標とする場合に、この2つだけだと偏っているということは明らかである。介護は大きな問題になっているので、その指標はよいかというと、今説明のあった内容は、日常において、育児、介護をしている人の割合の男女差をピックアップし直すかということである。介護に関して、待機されている方については、どのような数字があるだろうか。 (委員)特養の待機待ち等になるのか。 (事務局)高齢者に関するものになると、例えば要介護認定数等数値の増加が見込まれているものが多く、本計画の指標とは少し違うと思われる。 (委員長)後は環境の整備なので、例えば、認知症のケアに関する講座の回数や参加人数等、市民向けに広げていて、そこに参加する人数がある程度増えて、介護や認知症ケアに対する理解が増えたという指標でも、環境の整備、支援に関する部分なのでありかなと思った。 (事務局)講座等も確認してみたが、指標にするとなると難しい。 (委員)福祉の計画においても、指標、目標値になるようなものが掲げられていれば、それを採用することが望ましいが、やはり本計画にふさわしいものがない。 (委員)そうすると、介護を支援するために何を整備して、支援しようとしているのかということが全く見えてこない。 (委員)計画の作りとして、福祉は高齢者等のサービスの必要量みたいなものを出していて、そこを供給するためにまとめているものとなっている。 (委員長)そういった数値はあるということか。 (委員)その通り。 (委員長)子ども関連については、量の見込みを出していて、それに見合った政策について示したりはしているのか。高齢者で言うと、グループホームの設置等のようなものは出しているのか。 (委員)そこまでは出していない。量の見込みと待機児はまた違う。前々回くらいの会議で、学童について目標なのでゼロということになっていたと思うが、前々から言われていることだが、待機児のゼロというのはなかなか厳しい。共働きが増えていくと思うので、なかなか待機児は減っていかないと思う。 (委員長)待機児童数を指標として出すのは適切なのかどうか若干迷う。 (委員)分かりやすいとは思う。 (委員)すごく直接的な支援である。 (委員長)そうすると、介護に関して何かしら入れなければいけないだろう。男女共同参画において介護は何をするのか。 (委員)介護で見ると、サービスの見込み量を出して、それを充足するというよりは、それによって介護の給付費がいくらくらいになるといった内容の計画の作りである。介護は市内で全部サービスを供給するというよりは、広域で利用される方が多いので、市内だけで施設をいくつ整備する等の考え方はないのかもしれない。 (委員長)数では出しにくいということになると、環境整備のためにそういった講座を増やしていくということはよい気がする。 (委員)情報が届いていれば選択肢が増えることになるとは思う。 (委員)ただ、ここで決めたところで、介護の計画はもう進んでいる。 (委員長)講座の回数は別にしても、最終的には現状よりプラス等で示す形でよい気がする。講座だと今認知症も話題になっているし、一般的に納得してもらいやすい気がする。理解すること自体は、介護をしている方への理解に繋がるので、何か出せないだろうか。その人の大変さとか、認知症の家族がいる家庭の理解に繋がると思う。 (委員)認知症サポーター養成講座は平日しかなかったので、結局、仕事を休まないと参加できなくて、そうすると来れる人が限られてしまう。土日開催にしてもられえれば、もう少し参加できる人も増えるとは思う。 (委員)認知症サポーター養成講座は、講座を開催するという目標が掲げられているが、具体的な開催数までは目標値になっていない。 (委員長)回数や参加人員を増やす等その程度の目標だとどうか。講座等に対して、回数等はこちらで決めず、そこに参加している統計数字は取ってもらう。 (委員)認知症サポーターは講座を開催すれば増えていくと思うがそれでもよいのか。 (委員)それだけでもよいと思う。 (委員)加えて参加者の男女比が分かるとよい。 (委員長)男女比が分かると、男女問わず、介護に関わるとか理解が増えるみたいな評価になるのではないか。 (委員)26ページにいろいろと講座があり、認知症サポーター講座も含まれているので、それをどこまで書けるかということになるだろう。 (委員長)回数までは書かなくても増やすという方向性でもよいのではないか。 (委員)開催すれば増えていくので、減らない数字になる。 (委員長)土日開催がないから困っているという声もあるので、それが実現するだけでも理解が深まると思う。その方向で少し検討していただきたい。 (事務局)今の内容の場合、子育てについても、待機児ではなく、同様の講座等の指標の方がよいか。 (委員)子育てに関するものだと発達サポーター講座はあるが、毎回満員で、あれ以上増やせないと思う。 (委員)講座を受けた方の活躍の場がまだ整備しきれていない。 (委員)この部分は充実させたい。 (委員長)基本目標2のところは要望が多いところである。この部分が充実すれば、ここからいろいろと繋がっていく。 (委員)ハード系の整備はやはり追いつかなかったり、整備しても満足度には繋がらない可能性はあるので逆によいのかもしれない。 (委員長)数値的なものは子ども関連の計画等で把握していただいく形になるか。 (委員)目標でなくても、待機児はゼロを目指さなければいけない。 (委員長)一応、委員会ではその内容で素案を出すということにしたい。参加者の男女差がなくなる等でもよいのかもしれない。参加者も今は女性が多いのではないか。ファミサポの現状はどうなのか。ここに退職した男性が参加していただけるとよい。 (委員)ファミサポであれば男女比は出るかもしれない。 (委員長)そういった内容で、子育ての支援体制が市民に行き渡っているか、高齢者も、認知症サポーター講座等で増加、男女差を減らしていくといった部分を見ていってもよいのではないか。待機児の指標だけよりはよいかなと思う。 (委員)発達サポーターが最近学校に入り始めているので、その人数や男女差で見るといった指標もありかもしれない。受けている人はとても増えている。 (委員長)それであれば数値も出るので、増加になっていくであろうことを望んでいるし、男性も参加していくことを望める。全部とは言わず、1つずつくらい設定するといった形でどうか。とりあえず、基本目標2のところに介護が入る形で、案として出ているのは、講座的なものの増加、男女差が出せるようであれば男女差を出す形で少し検討していただく形で、子育て、介護各1項目としたい。増加くらいの目標でもよい。 (副委員長)男女比だと12ページの日常において育児、介護・看護をしている人の割合が分かりやすいと思うし、これに関して言うと、サービスを受ける当事者は子どもであったり高齢者で、この数字は実際にケアする側の方の数字なので、これと、先ほどの講座等の指標の両方でもよいのではないか。ニーズが多い部分なので、項目が増えてもよいのではないか。 (委員長)若干曖昧さがあるということで、再検討という形にしたが、次のアンケートの時は曖昧さが出ないような設問の仕方にすればよいだろう。 (副委員長)関わる、ケアする人の割合と、具体的な、これから施策を推進する部分の2段構えでもよい気がするので検討していただきたい。 (委員長)今までの指標も活かして、実際に育児と介護・看護の経過を見つつ、普及、啓発活動の推移も見るということでよいか。育児については、講座にするかファミサポにするかは事務局に委ねて、この短期間である程度出せるものになるだろう。 (委員)数字が入ってくると厳しいかもしれない。 (委員長)参加者数の増加等、この計画ではそういったことを目指すということを見える化できればよい。 (副委員長)参加者の増加がよいのではないか。 (委員長)増加に持っていくことのできる啓発活動、具体的なスキルアップの講座等で出しやすいものにし、現行計画の指標を活かし、待機児童数をゼロにするという指標は今回は入れないということでよいか。 各基本目標に位置付ける取組については、庁内の各部署の内容になるのでお任せとして、庁内で対応できるものを入れてもらっていると思う。具体的な施策の担当課は前回は入っていなかったが、何か気付いた点等あるか。 (委員)困難な問題を抱える女性への支援については啓発と体制強化と2つに分けて入っている。この部分に力を入れることができれば、その先にいる子どもたちも助かる。(委員長)32ページの施策(16)の「審議会・委員会等において、その性格も考慮しながら」というのは、審議会、委員会等の性格を考慮しながらという意味か。 (委員)会議体によっては、市民の方が入るというよりは、関係機関の中から代表者を出していただく形でほぼ占めているものもあるということがここの含みだと思う。 (委員長)敢えて入れる必要があるのかと思った。 (委員)敢えて入れなくてもよいかもしれない。 (委員)33ページのNo.69の「市民活動団体等への支援や参加促進」というところで、「男性が活動に参加しやすい仕組みを工夫」とあるが、ここにある男性のターゲット層はどこにあるのか教えていただきたい。 (事務局)働いている世代もだが、リタイアされた世代も含めた形で考えているので、年代を絞ってというよりは、参加が難しい男性ということで入れている。 (委員)子育て講座を父親が自主的に任意団体として行っているケースがあって、もしかしたらそういうものがあるのかなと思って聞いた。 (委員)パパ向けの講座は連続講座で実施していて、参加した方々が講座終了後に定期的に集まったりされている。 (委員長)ここの場合だとやはり働く世代ということになるだろうか。市民協働の審議会にも参加しているが、要は働く世代、男性に限らず女性も参加しにくいよねということはよく話題に出ている。 (委員)それは永遠のテーマみたいになっている。男性がというのは、ずっと仕事をされていて、地域との関わりがなくて、リタイアされた後に、なかなか地域に入っていけないという話もあるのでそれも含めていると思う。 (委員長)今、仕事をバリバリしてリタイアしている女性も増えているので、同じ状況が出てきたのが私の世代あたりからだと思う。ただ、女性が地域活動をしやすいという今までの状況があるから、男女ともにいうよりは、敢えて「男性が」となると思う。男性の方が参加しにくい状況がある。 (委員)逆に女性もこれからは参加しにくくなるのかもしれない。ただ、平日フルで仕事をしていて、土日にも活動をとなると厳しいのではないだろうか。 (委員)余裕はない。 (委員長)ここは「男性」を残す形で進めたい。最後の「計画の推進」について何かあるか。特になければ、先ほどの指標の部分だけは再度検討していただいて、素案はこの形としたい。
(2)市民説明会及びパブリックコメントの実施について -資料4に基づき事務局より説明- ・パブリックコメントについては、来年の1月15日から約1か月、市内在住、在勤、在学の方等を対象に実施する予定である。 ・市民説明会については、1月18日と21日の2回開催し、休日開催のものについては、人権啓発講演会の一部で実施する予定である。 ・こちらでいただいた意見等を踏まえ、次回の改定委員会で再度検討し、計画案を確定する流れである。 (委員)例年どれくらいの意見があるのか。 (事務局)前回で言うと、パブリックコメントについては、確か4件だったと思う。前回もだが、講演会の一部で、参加している人に説明するという形をとり、そこで講演会の感想と一緒にコメントをいただく方も少しはいたかもしれない。平日の説明会は参加者はいなかった。 (委員長)講演会に加えて、意見が出てきたりする場合もあるかもしれない。 (委員)そういった市の取組が市民に届いていないと思う。 (委員長)関心のある方は意見を出してくれるかもしれないが、なかなか厳しい状況でもあるということだろう。 (委員)指導室が担当になっている性教育についても、いろいろ制限があるのかもしれないが、人権教育で、助産師の方が行っている講演会等を学校で男女共同参画も含めて実施してもらうのが一番よい。男女共同参画についても、小4で男らしさや女らしさという意識ができてしまっているというアンケート結果がある。そういうことに対して、何も根拠はないよねといったデータを示して教育してもらえたら、一気に済むのにと思った。
(3)その他 第5回委員会は、2月25日(火)午後7時より開催する。
<閉会> |