第2回 狛江市男女共同参画推進計画改定委員会会議録 (令和6年9月10日開催)
1 日時 |
令和6年9月10日(火曜日)午後6時30分~8時27分 |
2 場所 | 狛江市防災センター402・403会議室、web上 |
3 出席者 |
委員 池田浩久、髙村幸子、西智子、平野竜智、菊地遥、鈴木智治、谷口美保、杉田篤哉(政策室長)、山口敦史(子ども若者政策課長) 事務局 政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子、髙橋健太朗 |
4 欠席者 | 樋口ユミ |
5 議題 |
(1)男女共同参画に関する市民意識調査の結果について (2)計画改定骨子案について (3)その他 |
6 提出資料 |
資料1 狛江市男女共同参画に関する市民意識調査結果【無作為抽出】(速報値)[6453 KB pdfファイル] 資料2 狛江市男女共同参画に関する市民意識調査【LINE登録者】(速報値) [1054 KB pdfファイル] 資料3 重点目標の指標数値(速報値)[77 KB pdfファイル] |
7 会議の結果 | |
(1)男女共同参画に関する市民意識調査の結果について -資料1~3に基づき事務局より説明- (委員長)無作為抽出で回答した方がLINEで回答していることもあり得るだろうか。 (事務局)無作為抽出の方への調査にもQRコードを記載しており、そこからの回答も可能としているので、この調査のボリュームからして、改めてLINEで回答することは考えにくいがゼロではない。 (委員長)前回と比べると10%以上回収率が低かった現実はある。LINEでの回答は、全体の回答率で見ると数パーセントだが、1番関心を持ってもらいたい世代が回答してくれている。 (委員)重複がないとしたら、絶対値としては回答数は増えたということになると思う。 (事務局)前回の回答者数と比較すると、LINE回答を含めると増えていることになる。 (委員長)SNSの利用の効果は見えたかと思う。 (委員)ターゲットによっては効果はあると思うが、無作為抽出については、年代も分布に応じた抽出により依頼しており、LINEの方は世代の偏りが出ている点はある。 (委員長)1番市民参加が少ないと話題になる層が回答してくれているありがたさはある。今後の活用等行政でも今後の検討課題に入れてもらえるとよいなとこの結果を見て思った。 (委員)各意識調査結果のまとめ方について、最終的に一緒にまとめる形になるのか。 (事務局)無作為抽出の結果を現行計画の指標で使用している点等もあるので、両者を合体して集計する形は考えていない。 (委員長)ここだけではないのかもしれないが、今回は参考ということで事務局から説明があったが、SNSを開始してから日も浅いので、LINE回答をどう扱うかということも、全体の検討事項としてお願いしたい。LINEでは1,052人の方が長時間かけて回答していて、無作為については、年代のバランスはよいと言っても、それぞれが何十人の回答である。どう扱うかについて、市全体での扱い方になるのかもしれないが、まだ決まっているわけではないですよね。 (委員)決まっているわけではない。 (委員長)今後の検討課題として考えていただきたい。無作為抽出の人たちの回答を指標として扱うとなると、LINEの結果は参考でしかないのかと捉える人がいるだろうとは思う。平等性も含めて検討いただく課題の1つかなと今回すごく思った。 (委員)世代のバランスがよいというのは、全部が均等という意味でよいということだったか。 (事務局)構成割合になる。 (委員)世代間の不公平感というか価値観にも世代は影響すると思うので、男女共同の前に世代間共同も入れてほしいなという気は少しする。委員長が言っていたように、LINE回答のボリュームは、補助にするにはもったいないなと思う。 (委員)報告書としては一体にはするが、無作為の結果が先にきて、その後にLINEの結果をまとめる形にする予定である。 (委員)意識調査で、無作為抽出とLINEの回答で、結果に差があった点がまさに世代が出ている部分で、市の施策の部分の結果は納得する感じだったが、そこにいろいろヒントがあるのかなという印象は受けた。 (副委員長)LINEと無作為抽出の年代の構成を見ると、70代が無作為抽出だと18.4%に対して、LINEだと10.9%と少ない。逆に30代になると、無作為抽出だと9.3%、LINEだと17.3%で、こういった点が、皆さんが言っているような差が出ているようなところが反映されているのかなという気はしている。 (委員長)年代に関しては、ポイントとして違いが出ている項目があったが、その部分に関して、大変だとは思うが、年代別で結果を出してもらえると、重点施策としてどこを強化すればよい等が強く言うことができるかなという気はする。60代以上が無作為だと半数くらいだが、そうなると介護の問題は表面に出やすい。30代、40代になると、LINEの方が多いが、やはり子育ての問題での男女共同参画という点が1番大きな問題になってくるだろう。施策に反映することを考えると、そのあたりはどうしても1回は出していただきたい項目があるかなと思う。ただ、作業量として非常に多いというところがあるので、市の施策の部分だけでも年代で分かると嬉しいかなと思う。 (委員)地域活動や行事に参加するための条件という設問で、「活動するつもりはない」という割合が、無作為の方では15%から20%あって、高いという印象があったが、LINE回答では、この回答が10%以下まで下がっているので、そのあたりは希望的観測を持つことができるのではないかという感想を持った。このあたりは非常に重要な話だと思うし、子育て世帯等が回答していると思うので、そういった傾向があるのかなと思った。 もう1点は、問30の男性の家事、育児、介護の参加等意識改革というところが、とても多く求められてるということがよく分かった。無作為の方は、恐らく介護ではないかなと。介護のグラフと照らし合わせてみると、男性のやはり家事だとか、介護に対する意識の部分が、女性の方が高かったので、このあたりの意識改革を求めている方が実は狛江市の中でも多いではないかという感想を持った。 (委員長)地域活動で気になったことは、LINEの方は、参加条件で「仕事にゆとりがある」が44%と1番高くなっいるので、働き方が社会全体で変わっていかないと、なかなか意識があっても参加できないんだなということが表れている気はした。30代から50代かなと思うので、仕事のゆとりということをどのようにに意識を作っていけばいいのか、これは国の仕事だろうと思いつつ、風土みたいなものはみんなで作っていくということは必要なのかなとは思っている。重点目標の指標数値について、かなり数値は上がっているが、目標値の設定に関して、市の基本計画の形で設定していこうと決まっているわけではないか。 (事務局)決まってはいない。 (委員長)それを当時はモデルとしたということである。全体で見ると、「社会全体で男女の地位は平等となっていると思う人の割合」が14.5%の1.2倍で17%で市がいいよと言ってしまうのは疑問がある。せめて半分の人は平等と考えることができるような、市の中での考えを持っていこうとか、男性の家事、育児、介護等も参加と意識改革が必要である。目標値の立て方も何をもってよしとするか、今後の課題かと思う。 (委員)基本目標1などは、やはり50%くらいは目標値にしたいなと思う。 (委員)国からこれくらいの目標設定をしていくようにといったことはあるのか。男女共同参画についても、こういう風に取り組みなさいといったガイドラインのようなものはあるのか。 (事務局)現行の指標については、そういったことは意識して設定はしていない。 (委員)いろいろな分野で指標は設定しているが、それぞれの指標で目標値をどう設定しようかということを考えるが、あくまでもここはこの委員会の中で、考え方をもとに目標値を設定すれば、またそれが上位計画にも反映されるということになるので、目標値の考え方について意見をいただければと思う。 (委員長)例えば、年代で目標値が違ってもよいかもしれないが、10代、20代の人が「仕事、家庭生活、個人の生活のバランスの状態について、希望と現実が一致している人の割合」が目標値30%というのは、これからの子どもたちで、男女共同参画の実現を狙っている世代なのに意識的にどうなのか。 (委員長)目標は高く100%にしたいという意見もある。希望的観測だけではなく、少し地に足をつけながらということも目標値には含まれるとは思う。 (委員)5か年計画なので、その期間の中でどこまで数値を上げるかという考え方でよいかと思う (委員)5年だが、長期としては100%を目指しているといった、本来数字で計るものではないので、可能であれば、数字としてというより、人としてそういうスタンスですよという自治体や国であってほしいという希望はすごくある。目標値は、何でも進めるにあたってはそうだが、特にこういう人権的なところが絡むものに対して、やる気がないのかなと思ってしまうかもしれない。 (委員)5年ごとに目標値を超えたというところで評価を付けたいという理由もあったりするのか。 (委員)そういうことはない。 (委員)そうであれば、高く掲げたいということはある。 (委員長)現状値の1.2倍という考え方は、あまり合致しない分野ではないかということが皆さん意見の中にあると思う。ただ、政策的なものもここでは聞いているので、相談する場所がこのアンケートで分かったといった自由記述もあったので、そういう意味では周知度とか啓発活動とかはある程度数値でも出るのかなという気はする。 (副委員長)ハラスメントやDVでどこに相談したかという点で、実際悩んでいる方がこれに対して回答するような気が起きるかは別として、これだけの相談する場所があるということで、いろんな方法があるよとアンケートの中でも提示できるとよい。みんなはこうしているんだよというところがあって安心感があるし、こういう相談先があったんだという気付きもある。 (委員)アンケートの中で、相談窓口の人の声が大きいから相談に行きたくないといった回答があったかと思うが、プライバシーを守れるようなところでという安心感がないと、相談に行きにくいということはあるのかなと思う。秘密を厳守していることは当然だが、そういうところで不安を感じている人がいるということは残念だなと思った。 (委員長)これからの市の相談窓口のあり方なのかもしれないが貴重な意見である。公に対して市民はハードルが高い。 (委員)ⅮⅤ等のアンケートは男女共同参画以外でも実施しているのか。 (事務局)実施していないと思う。 (委員長)そうであれば、担当部署でも見ていただければよいかと思う。 (委員)できれば中学生くらいの間に知っておいてほしい。自分が虐待を受けているかというアンケートや窓口の案内とは別に、大人になるための視点として、中学校の授業等で、強制的に回答させてもよいのではないか。 (委員長)子ども若者計画の策定にあたって、子どもの声を聞くとか、アンケートは実施していないのか。 (委員)実施している。 (委員長)その中に設問は入っていないのか。 (委員)設問も入っている。子ども若者子育て会議の中で、意見を伺いながらアンケートを作ったが、その中でも先ほど意見があったように、これだけあるんだよということを知ってもらった方がよいのではないかということで紹介している。 (委員長)他のところでも働きかけはあるということでちょっと心強い。
(2)計画改定骨子案について -資料4~6に基づき事務局より説明- (委員長)今の段階としては、現行計画がたたき台となっているが、総論の位置づけの部分では、多くのさまざまな法律的なものも含めて、男女共同参画推進計画の中に入れ込む形になっている。まず、基本理念「誰もがともに認め合い、個人として尊重され、自分らしい生き方ができるまちを目指して」について、文言はこれから精査するにしても、基本理念として、現時点で何か意見等いただければと思うがどうか。 (委員)基本理念は5年ごとに毎回変えているのか。理念は変えないと思っていた。 (事務局)今までは変わっている。 (委員長)そのあたりは、今すごくよいし、続行しようよということも1つの意見だと思う。個人として尊重されるという点が割と強調されているのかなという気はする。 (委員)前回の委員会では、現行の基本理念の表現の並びを少し変えてもいいのではないかという話も出ていたかと思うので、そういうことも含めて検討していただければと思う。 (委員)資料3の基本目標の目標値が100%でも、70%でも高ければ高いほどよいのではないかということが、イコール理念でもよいのではないか。考え方として、これは人権として、社会全体、男女ではなく、全ての人の地位が平等になることが理念イコール目標といった統一性が1つあってもよいのではないか。 (委員長)誰もが全て平等であるといった言葉が入るとよいということか。後は、男女共同参画推進計画だが、男女にこだわらないという意味では、現行の基本理念の文言について、私はそれほど否定的ではないが、「誰もがともに認め合い」というのは私も「個人として尊重され」の後だろうとは思う。ただ、平等という言葉でよいかどうかは皆さんに考えていただいた方がよいかもしれない。 今回、困難な問題を抱える女性への支援まで入るということを考えると、様々なところで、マイナーな部分で生きていかざるを得ない人たちのさまざまな政策も計画的に考える推進計画であるという位置づけになる。それはでも基本目標の中に活かされていけばよいので、基本理念は、どんな立場の人もみんな平等だよ、お互いを尊重し合いましょうよ、また、認め合いながら、狛江市は自分らしく生きることができるまちなんだよというところが出てくればよいといった感じだろうか。 (委員)調布市は、計画の構成としては1つ多い形になっている。基本目標の後に「施策の方向」が入って、施策が紐づく形になっている。 (委員)短いキャッチフレーズの方がよいのか、基本理念にいろいろ思いを詰め込むのか。 (事務局)前の基本理念は「誰もが自分らしい生き方を選択できる男女共同参画社会をめざして」で、「選択できる」という部分がどうだろうといった意見や「男女共同参画」と「男女」が入っているので、できれば使わない形で表現したいといった話があり、現行のものにまとまった経緯があったと思う。 (委員長)前のものを聞くと今の基本理念の方がよい。女性だけが社会に進出するための何かをやるわけでもなく、男性が家庭に入って同じ立場になることだけにも限らないので、両者並行していかなければ意味がないし、そこには、多様性があるので、それも含めるということであれば、基本目標はよいが、基本理念には「男女」は入れたくないなと思う。基本目標や施策には入らなければいけないと思うので、基本理念で「男女共同参画する社会」と言わなくてもよいかなとは思う。ただ、現行のものも少し長いかなという気はする。 (副委員長)割と引っかかるような内容であれば、逆に心に残るといったこともあるかもしれない。ただ、調布市の内容を見ると、「自分らしい生き方ができるまちを目指して」まで言うと長いが、「できるまち、狛江」とするとかっこいいかなという気もした。 (委員)「狛江」は入れてもよさそうな気がする。 (副委員長)少し工夫をすれば、現行の基本理念をベースでよい気がする。 (委員)「目指して」は少し邪魔な気がする。 (副委員長)「できるまち」で終わってしまうと、理念のまちという形になってしまうので、「まち、狛江」等の方がよいかもしれない。調布市の基本理念は短いが、うまくまとまっている印象がある。 (委員長)「狛江」を入れたいという意見もあるが、考え方としては、皆さんの意見からすると、現行のものから大きくはずれないことになると思う。 (委員長)みんなで作りましょうみたいな形で、でも、誰もがともに認め合うといったことももちろんベースだし、「個人として尊重され」という中に人権意識が入るという部分は変わらない。 (副委員長)男女共同の部分は、どちらかというと、家庭や子どもたちだとか、年配の方であるとか、身近なところの問題を捉えていたが、人権という言葉を使うと、より大きな意味となってしまうからということがあった気がする。 (委員長)日常的な、お互いの人権を認めるということは土台になるが、もう少し柔らかいトーンで、基本理念を表してといった意見が今のところは多い。 (委員)そもそも参画とは、今確認してみると、事業や政策などの計画に加わることという意味となっている。 (委員長)男女共同参画基本法だと、社会への参画だけではなくて、家庭への参画も含まれるビジョンに読み取れる。男女ともに、自分の生活と、社会への参画、ちゃんと考えて、自分らしさを発揮できる、その両者を狙っているのが基本法だったはずである。法的根拠がないと、行政は動きにくいというか、動かないところもいっぱいある。1番は、それぞれの生活の尊重ということが大事になるかと思う。今日の段階では、いろんな考え方を出していただいて、今後、事務局でたたき台を作ってもらう流れになると思う。困難な問題を抱える女性への支援の内容が新たに入ったということや、基本目標3にある「モデル事業所としての市役所の取組」ということで、具体的なことを入れて、市役所として率先していくという形になっている。後は、ワーク・ライフ・バランスという言葉をずっと使っていくのかということもある。前回話したように、ライフが先で、狛江市はその形で使ってもよいかという意見もあれば、また、文言を選んでいく時に、狛江市のみんなは自分の生活を豊かに、そして仕事の中でも力を発揮できるような仕組みづくりを目指すということもあり得るかなという気はする。資料5の「個人として尊重される社会の形成」のところに、「アンコンシャスバイアス等保育園へのアプローチ」ということで、保育園の教育の段階からバイアスがかからないようなというか、そういうところの生活からが大事ではないかという前回の意見が反映されていると思う。もっとこんな考え方入れてほしいといった意見をいただければと思う。今回、困難な問題を抱える女性への支援が入っているので、これについても意見があればと思う。 (委員)ライフを押し出すのであれば、全部の根幹はそこが問題なのかなと思った。生活を軽視する結果、それを女性にみたいなことがあり、仕事に比重がある結果、社会活動にも参加できない。ライフに自分が何を望むのかということすら、たぶん考えたことがない人が多いのかもしれない。ライフ・ワーク・バランスはまさにそうだと思うが、そこを強調する部分がある方が、うまく機能するのかなと思う。結局、男女共同参画も発端が、女性が人権的に見下される、生活というものが見下されている、それによって押し付けるということが発生しているから、ライフを上げれば、それに携わっている女性も上がるかなという転換をした。 (委員)意識啓発と言っているのであれば、敢えて、狛江市はそういう言葉を使おうとしてもよいのではないか。 (委員)男女共同参画が始まったところから、矛盾なく進めるのには、そのあたりの比重を上げるというか、そうすると機能しやすいのかなと思う。子育ては親がしなければいけないし、介護は実子がしなければいけないという義務がある。その部分についても、支えるとあるが、男性は、支えないといけないよねと言っているが、なぜそこまで人ごとなのということがすごくある。ライフの部分を自分ごとにきちんと入れて、そこを尊重したうえで、生活していくんだよということを入れる方が、この法律の始まりのところから考えると、スムーズなのかなという気が少しした。 (副委員長)内容が精査されていて、6年前とは言いながらも、今でも重要な目的なので、基本目標等をあえて変えるということなく、順番を思い切って入れ替えるとかもありなのかなと思った。番号を振られると、1の方が重要なのかなと思ってしまうが、この場合、「個人として尊重される社会の形成」は、テーマというか領域が1番大きいので、1番になっているところがあると思っていて、ライフスタイルの実現を上に持ってくれば、見え方が変わってくると思う。 (委員長)何を大事にしていくかということを、また入れ替えも考えていただくということでよいかと思う。 (委員)モデル事業所としての市役所、男女比1対1とか。それを更に1番にすれば、狛江市は本気だなということがすごく伝わってくる。 (委員長)数だけの問題なのかという意見も出てくるだろうが、そういうことも含めて、今後考えていくということも重要かなと思う。 (委員)今回、モデル事業所としての市役所の取組が新たに入っているが、この中身の内容は決められているものなのか、ここでは案が入っている状況なのか。 (事務局)案として入れていて、施策としてはこの形にしているが、現行計画の基本目標5「男女共同参画推進のための体制の強化」に少し含まれていて、その部分を施策として移行する形で入れている。資料5の3ページ目の部分で、育児、介護休業の取得推進と支援体制の整備、多様な働き方の推進ということを仮で挙げている。事業については、庁内で検討していく部分にはなるので、現行ベースのイメージとして入れている形になる。 (委員)育児、介護休業から多様な働き方というのは、同線としては繋がっていかなければならないと思っていたので、その2つは大事かなと思って確認した。 (委員長)疑問点や重なり合っている部分とか、1つにまとめた方がよりよいのではないかといった意見でもよいのでどうか。また、基本目標も5つではなくて6つにして、より分かりやすく整理しましょうといったことでもよい。 (委員)相談窓口だが、別の方の意見で、男性の方が相談に行ったら女性しか駄目と言われたといった内容もあった気がしたが、女性専用なのか。 (委員)アンケートの回答では詳細が分からないが、男性が相談できるものもある。DVの場合、女性の保護ということが目的になっているので、男性は受けていない場合はある。 (委員)DV相談という枠にしては駄目なのか。 (委員)男性でもDVを受けているケースはある。 (委員)DV相談ということにすると、同じところに夫婦で別々に相談に来る可能性があるので、同じ部署では受けることはできない。 (委員)そこは男女差別に感じてしまうところではある。 (委員)保護の部分が目的になってくるので、いろんな意見が出ていたが、第1にDVからの保護ということを考えると、同じところで受けることは難しい。 (委員長)庁内での連携だろう。困難な問題を抱える女性への支援を強化しなさいということなんで、女性相談の窓口の強化は今後されるべきである。 (委員)オープンにできる部分とできない部分があるので、体制の話の中で、どうやっていくかはとても難しい話になっている。 (委員長)窓口1つでもさまざまな問題がある。 (委員)窓口は1つであってほしい。 (委員長)DVの相談は、アンケートでも警察が相談先として、今は1番認知されている。実際に、DV防止法ができる前までは、断っていた警察だったので、やはり法律の力は大きいと思った。 (委員)DVだけではなくいろいろな困難があり、しかも若年から対象ということで、一方では開かれていなければいけないということは当然あるが、他方では表立ってやりにくいという部分もある。 (委員長)子ども、若者の間くらいの女性の問題も抱えていって、個人として尊重されるということまで考えなくてはいけない計画ということも意識していただければと思う。今回はまだ意見がばらけている感じではあるが、基本目標についても、大きく変わることはないだろうが、何を強調したいとか、何を大事にしたいかという順番も含めて考え直していきたいといった意見の段階である。 (委員)困難な問題を抱えている女性に、この理念を伝えて、私が尊重されていないとか、そういう風に分かるのかなと少し思った。実際に、人権として自分が尊重される状態というのが、心身の安全と意見を尊重されるとか、そういう具体的な方が、理念だからぼんやりした方がよいのは分かるが、その人たちに伝わるキャッチフレーズになるといいなと思った。 (委員)困難だと思っていないかもしれない。 (委員)貧困やDVは連鎖すると見るが、1番届かないといけない人たちに、伝わるようなものになることが目標なのかなと思うが、伝わらないかもなとも思った。 (委員)基本理念のところで、誰も置いていかない、困った人はみんなという部分も入ったらよいかもしれない。 (委員長)いろいろ入れたいということもあるが、基本目標の文言と一緒に考えながら、目標の言葉を変えていくということでもよいと思う。基本理念は分かりやすい方がよいという意見も出ていたと思う。 (委員)範囲が広いので、基本理念で全部網羅するとなると、どうしても抽象的な表現になってしまうのかなと思う。 (委員長)考え方としては前回ベースということでよいかと思う。分け方は少し見ていただいた方がよい。重なり合うからここにまとめた方がよいものもあるだろうし、先ほどから出ている、いかに低年齢からジェンダーも含めて啓発していくかとか、普及させていくかという考え方ということもある。人権を尊重する意識の醸成はすごく広いが、とても大切なことである。今、基本目標1のボリュームがすごく多いが、これをもう少し具体化したら、例えば、多様なライフスタイルの実現を1番に持ってきて、その中で、政策としてはここの項目で考えていくといった形で項目を整理してもよいのかなという気はする。次回はどこまで進める予定になるか。 (事務局)より計画に近い素案の形を示して検討していただく予定で考えている。 (委員長)例えば、基本目標は5項目でよいのか等ある程度今日決めておいた方がよいか。 (事務局)次回までに随時意見等いただけるとありがたい。指標についても、今は、全ての基本目標に対して指標は設定していないが、各基本目標に対して設定した方がよい等何か意見があればお願いしたい。 (委員長)計画の中の重点目標がもう少しはっきりしないと出しにくい部分はあるかもしれない。ただ、目標値の考え方の意見はいただいている。 (委員)計画の体系について、小学校高学年や中学生等への理解、意識ということを考えると、調布市のものには、基本目標の後に「施策の方向」が入っていて、低年齢の方でも「安全・安心な暮らしの実現」等のような、方向性を狛江市のものにも入れることができれば、若い人たちも理解はしやすいのかなと思った。 (委員長)調布市の例でいくと、「あらゆる暴力の根絶」といった施策の方向が入る方が分かりやすいという意見であった。次回は重点はどこか、施策の方向性等をどういう風に入れていくのか等見せ方も含めて、分かりやすいものにしていくことができればよいかなと思う。
(3)その他 第3回委員会は10月27日(火)午後6時30分より開催する。
<閉会> |