1  日時

令和6年10月29日(火曜日)午後6時30分~8時35分

2  場所   狛江市防災センター403会議室、web上
3  出席者

委員 池田浩久、髙村幸子、西智子、平野竜智、菊地遥、杉田篤哉(政策室長)、山口敦史(子ども若者政策課長)   

事務局 政策室市民協働推進担当 馬場麻衣子、髙橋健太朗

4  欠席者  樋口ユミ、鈴木智治、谷口美保
 5 議題

(1)狛江市男女共同参画推進計画(素案)について

(2)その他

6 提出資料

資料1 狛江市男女共同参画推進計画素案(案)[1308 KB pdfファイル]

資料2 計画の体系(現行計画・素案の比較) [427 KB pdfファイル]

資料3 関連計画の基本理念等[3215 KB pdfファイル]

資料4 【市民意識調査(問30)】男女共同参画社会づくりのために重要な施策(LIN E回答・年代別) [1076 KB pdfファイル]

資料5 市民意識調査(LINE回答・年代別) [1641 KB pdfファイル]

7 会議の結果

(1)狛江市男女共同参画推進計画(素案)について

-資料1~5に基づき事務局より説明-

(総論、現状と課題について)

・総論の部分については、計画改定の趣旨と背景の部分で、現行計画の期間において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が大きな動きとしてあったので、その点に触れた内容で整理している。

・現状と課題の部分については、全体的には平等感は上がっているが、社会全体では平等と思う人の割合が3割未満であることから、引き続き意識醸成が必要という点、また、DVについては、認識が深まってきていること等から増加傾向にある点を記載している。

(委員長)今回の素案では「ワーク・ライフ・バランス」ではなくて、「ライフ・ワーク・バランス」の言葉を事務局で採用してもらった中での表現になっているかと思うが、その辺りも含め意見があればいただきたい。

(委員)12ページの「6 男女共同参画社会づくりのために重要な施策」の部分については、LINEの結果も掲載するということでよいか。

(事務局)掲載予定で考えている。

(委員長)前回の委員会で、LINEの結果は参考にする形という話で、委員はLINEの結果も大事な情報ではないかという意見だったので、今回掲載されているのだろう。

(委員)女性の社会進出についての記述が多いが、男性が家庭に進出しないと外に出られないと感じ、LINEの結果の、男性の進出というか男性の活動の変化の部分をより推してほしいなと思っていたので掲載されていてよかった。

(委員長)男女共同参画はもともと家庭と社会両方にみんなが参画することをどう進めるかということなので、非常に大事な点だとは思う。その他コメントを加えてほしい点等あればお願いしたい。

(委員)13ページの目標値について、令和6年度の目標値に対して、結果はこうであるということか。最初の文章を読まない人だと、目標値が最大でここなんだと捉えてしまうのではないかと思ったので、令和6年度の目標値と分かるようにできればよい。

(委員)文章にはあるが、表の中にも書いておいた方が分かりやすいだろう。

(委員)目標に対して結果があるという形に見せることができればよい。

(委員長)見せ方については、混乱しないような形で、明確に「令和6年度目標値」、「平成31年度に設定した目標値」等はっきり書いてよいかもしれないので、事務局に一任したい。全体から読み取れる課題等については、特に意見はないということでよいか。意識醸成に関しては、少しは変わってきているというところだろうか。

 

(計画の基本的な考え方について)

・基本理念については、前回いただいた内容の場合、目指す姿に近いため「計画ビジョン」等の方が合致すると思うので、資料に掲載した案も含め、再度検討していただきたい。

・基本目標については、現行計画と大枠は変えず、前回の委員会での意見を踏まえ、「多様なライフスタイル」を基本目標1にしているが、番号が振られると上から重視される傾向にあるといった意見もあったことから、並びも含め改めて確認していただきたい。

・指標については、各基本目標に対して設定する形で案を出しており、目標値の考え方としては、委員会の意見を踏まえ、意識の向上等に関するものについては、目指すべき姿ということで、半数以上が達成する形にしているが、指標の設定の有無も含め再度検討していただきたい。

・委員会の意見を踏まえ、素案においては、ライフを重視するという視点で、都の計画と同様「ライフ・ワーク・バランス」の表記にしている。

(委員長)前回、現行計画の基本理念の考え方はこのまま引継ぐ形でよいのではないかという意見が出ていたかと思う。先ほど説明があったように、「基本理念」という形にするのか、「計画ビジョン」等の言葉で、短くまとめる方が響きやすいのか意見をいただきたい。基本理念の案として示されているものも、このままというわけではないので、こういう言葉を入れてほしい等、言葉として、どんな風に市民の皆さんにアピールしていけるかという観点も含めながら意見をいただければと思う。

(委員)個と全体が両方入っているとバランスがよいということか。

(副委員長)そう思う。5年ごとに改定されるという点を考えると、前回決めたものは5年前のトレンドだと思う。目標設定等を個人で決める場合に、数値目標が今までのパターンだったと思うが、それを守れないことによって、挫折感等を感じやすくなってきているので、数値がないものを設定することが今の流行りとなっている。今回、我々が検討する目標も、目標というか、資料にある計画ビジョンといった形で、イメージを設定していく進め方がよいと思う。

(委員)基本理念のところで、上位計画が「個人として尊重され」という言葉も入っており、同じ基本理念というより、計画ビジョンとして、こういうまちにしたいという思いがある方が分かりやすいと思う。

(委員長)ストレートに、計画ビジョンとしてそこにキーワードを散りばめるような形で意見をいただいているがどうか。

(委員)案の中だと「個人として尊重され、ともに認め合い、自分らしい生き方ができるまち 狛江」が全体と個と両方ある形だろうか。

(事務局)現行の基本理念の並びを入れ替え、前回の意見で出ていた「狛江」を付けるという形で、意見を1番集約したものになっている。

(委員長)案の1番下にある「誰もが平等な機会を持つことが」といういかにも男女共同参画のこういう部分がなくてよいかということもあるが、計画ビジョンの1番最初の案はとてもよい。後は、人権のイメージが強いので、どこかに男女共同参画だよという切り口があるとよい気がするが、計画ビジョンのような書き方で進めるという方向でよいか。

-了承-

(委員長)ここを目指していくよということが分かりやすいため、計画ビジョンという書き方にしたい。

(委員)理念の案でもビジョンとしても使ってよいか。

(事務局)いろいろなキーワードを入れ替えたり、加えたりしていただければよい。

(委員長)ポイントとして、個人が尊重されることや、性別に関わらず様々な場面に参画していくということ、そういう生き方のできるまちなんだということが入っていればよいと思う。

(委員)最終ゴールとして、みんなが平等で尊重されるということがあって、そのための5年間として、まずは男性の家庭進出を目標とするのはどうか。

(委員長)それは基本目標や施策で入っていくと思うので、誰もが望む場面に参画できるという視点が重要である。「自分らしい生き方ができる」という文言は、多様なライフスタイルということが前回かなり出ていたので、それが含まれている点がよいと思っている。「個人として尊重され」はもう少し短くよい表現はないだろうか。

(委員)平等な機会がないと自分らしい生き方は選択できないので、そのあたりをうまく整理できればよい。

(事務局)現行計画検討の際、選択となると、決まったものから選ぶということになり、関係なく望む形が実現できるようにということで、「選択」という言葉を最終的に外した経緯がある。

(委員長)自分が企画し、いろんな立場の人、障がいを持っている人も高齢者も子どもも全て性別に関わらず自分らしくということを考えると、選択という言葉は入れない方がよいのかもしれない。

(副委員長)「個人として尊重される」という表現は少し人権の部分が強く、男女共同参画推進委員会でも、話がどうしても人権の方に偏ってしまう部分があって、男女共同参画の色が薄くなってしまうことがある。要は、男女平等、ジェンダーフリーというところで、自分らしさが尊重され、個々の生き方が輝くまちのような表現だとしっくりくるかなと思ったがどうか。

(委員)個々の魅力がでもよいが「輝かせる」だと、誰かの力で輝く感じなので、「輝く」の方がよい。

(副委員長)個人の魅力が輝くまちの方がよいか。

(委員)「ともに認め合い」が入らなくても、「尊重され」のところに、ニュアンスとして入っているのではないか。

(委員)東京都の計画では、「女性が自らの希望に応じた生き方を選択し、自分らしく輝いている東京」となっている。

(委員長)これくらい長くすると言葉もいろいろ入るが、ビジョンとしてまとめるとなると難しい。東京都は女性を強く出しているが、女性を前面に出さなくてもよいかなと思う。今女性が少しマイナスになっていることは確かだが、ジェンダーフリーといった場合にいろんな立場の方がいるので、その方たちにも響くようにしたい。

(委員)男女に関わらずとなると、やはり人権の色は強くなってくると思う。

(委員長)男女に拘らないからこそ一緒なんだということが強調されるとよい。自分らしさが尊重され、一人ひとりの生き方が輝くまち、とか「個々の」となると急に固くなるので、「個人」がよいだろうか。

(委員)「輝く」が全員に当てはまるのかという点が気になる。5年間で輝けるのかという重さがあるので「生き方ができる」くらいの方がよいのではないか。

(委員長)「輝く」ということをどう捉えるかになるだろう。自分らしく生きることイコール輝きなんだというニュアンスだとよいと思うがどうか。

(委員)最終的にそう捉えられるとよいが、そこまでいかない気がする。自分らしさくらいかなと。全員が輝く必要はないのではないか。

(委員)それぞれがどう受け止めるかだと思う。

(委員長)ゆっくり生きること自体が輝いているんだよと言えるメッセージでの意味だが、生き方に頑張る部分までが入ってしまうビジョンになると、趣旨とずれていってしまわないかということか。

(委員)人によってはそうなると思う。

(副委員長)頑張らないといけない感じに捉えられてしまうことは意図するところではない。

(委員)自分らしく幸せに生きるまちではどうか。幸せはそれぞれ違うから、この表現であれば、自分の好きなように生きるということになるのではないか。

(委員)そうなると、「自分らしい生き方」が1番よいのかもしれない。

(委員長)現行のものでよいのかもしれない。「個人として尊重され」を消して、後、「目指して」だとこちらが何かしてあげる感じがするので、「生き方ができるまち」で止める。「誰もがともに認め合い、自分らしい生き方ができるまち 狛江」ということでどうか。

(委員)現行の基本理念はよくまとまっているなと思った。先ほど出た「誰もがともに認め合い、自分らしい生き方ができるまち」は割とシンプルでよいのかなと思う。誰もがともに認め合えるから、個人として尊重されるのかな等いろいろ考えるとやはり長くなってしまって、シンプルにするのであれば、この案がよいと思う。

(委員長)一度この形として先に進みたい。次に基本目標になるが、4つの並び順も含めて、また、現行計画では5つ設定していたが、基本目標5については、「計画の推進」に入れる点等この形でよいか確認していただきたい。多様なライフスタイルの実現を1番上に持ってくるか、「誰もがともに認め合い」ということなので、その基本となる「個人として尊重される社会の形成」を持ってくるか。「子育て・介護を支える環境の充実」は、理念云々というよりも、具体的な対応の方向の施策に直結している部分だと思う。上から見るという一般的なイメージからいくと、この並びでよいかどうか。

(委員)子育てが3番目で、個人として尊重される部分が2番目の入れ替えになるか。

(委員長)男女共同参画なので「あらゆる分野」を思い切って1番に持ってくるということもあり得る。まず、基本目標については4つでよいか。推進体制も資料の形でよいか。

-了承-

(委員)計画ビジョンで「誰も」と入れると、1番上に「男女共同」と入れることが憚られるが、本来の男女共同参画なら「あらゆる分野」が1番に来るということは筋としてあってよいという気はする。

(委員)資料の順番でよいと思う。多様なライフスタイルのところに、ある意味お互いを尊重するという点も入っていると思うし、人権の部分が上位に来るのも分かるが、一般向けには、抽象概念の3番を上に持ってくるよりも、子育て・介護が上の方が目に留まるかなと思う。

(委員)個人的には、「あらゆる分野」が1番で「子育て・介護」はそのまま、「多様なライフスタイル」が3番目、「個人として尊重」が4番目がよいと思う。ベースは人権になると思う。

(委員長)個人が尊重されないと、多様な場に参加できないということで、最初に事務局から案を見せてもらった時は、個人の尊重が土台となるから、3番ではなくて上なのかとも思った。

(委員)前回、生活が基盤だからという意見があったかと思う。

(事務局)その通りで、現行計画では3番目だが、敢えて1番目に置くこともありではないかということから、基本目標1としている。現行計画では、人権であったり意識啓発が重要ということから、並列ではあるが、基本目標1に置いている。

(委員長)自分もその意見で、改めて見た時に、やはり人権については抜きにできないなと思っていたが、「多様なライフスタイル」を基本目標1にした方が目を惹くなと思った。

(委員)多様なライフスタイルとあらゆる分野は一緒でもよいのかなと思った。また、男性の家事・育児・介護への参画支援は上にあってほしい。そこからでないと女性のキャリアはスタートしない。そこが確保されないと、あらゆる分野へのスタートに繋がらない。あらゆる分野にライフを入れてほしい。

(委員)多様なライフスタイルの中には、子どもを持たない選択をする家庭や、結婚や同性婚等もあるので、基本目標2に子育て・介護があるのはちょうどよい気がする。

(委員長)多様なライフスタイルというのは、男女共同参画でいろいろな立場の人がお互い認め合えるということでよいと思うが、そうすると、施策の「男性の家事・育児・介護への参画支援」を基本目標2の子育て・介護に入れた方がよいか。あらゆる分野における男女共同参画の推進は、政策的な部分や市民活動や防災等現行計画から引き継いでいる部分になると思うが、今まで女性が割と入っていなかった活動を敢えて取り上げている。

(委員)基本目標2の「子育て・介護を支える環境」は、個人ではなくて、社会や行政としてという括りか。

(委員長)現行計画でもそうだが、男性の家事・育児・介護への参画支援を「多様なライフスタイル」に入れているのはどういった背景があるか。

(事務局)子育て・介護とも関連はするが、男性の家事となると、リタイアした後の男性のライフステージを想定したり等、多様なライフスタイルの実現にあたり、男性も家事等できた方がよいという点から、多様なライフスタイルの中の施策として含めている。

(委員)ライフ・ワーク・バランスの視点で、今までは男性が家事、育児に参画していなかったので、ライフスタイルが変わらない限りは、男性の家事、育児の参入は難しく、共同の施策も多いので、いろいろな自治体がこの1つの枠に入れているのだろうと思う。今は、男性の家事、育児は大分当たり前にはなってきているが、子育て・介護の施策に入れることは他でもなかなかないと思うので1案だとは思う。視点が変わってくるので、面白いかなと思う。

(委員)多様なライフスタイルの中に男性の家事、育児を入れられると、これまで全然入ってくれなかった世界の1つの選択肢というか、そもそもそこがあってからの次だよというか、薄れる気がする。

(委員)国の次年度の方向性としては、男性のとか女性のということではなくて、ともにやっていくという意識に変わっていくはずなので、わざわざ「男性」ということを付けるかどうかという点も、もしかしたら考えるべきことかもしれない。ただ、現時点では確定していないので、5年後の改定の際でもよいのかもしれない。

(委員)現状を見ると「ともに」ということでいきなり薄めたくはない。

(委員)まだ早い気もする。

(委員長)男性の家事、育児、介護は当然であるという意識を何とかしていかなければいけない。これをライフスタイルの中に入れるのか、当然のことだから、環境の充実の方に入れるのか。参画支援するということで、基本目標2に入れるということでもよいのではと委員の話を聞いてそう思った。

(委員)子育てや介護に捉われない、退職した男性でも女性でも多様なライフスタイルに入ってくるという話であったと思う。

(委員長)子育て、介護も子どもや孫の有無とか関係なく、地域で子育てするということであればよいのではないか。男性の家事、育児がまだ駄目という数値が出ているので、理想を追うだけではまだ駄目かもしれない。

(副委員長)従来だと男性は家事をすること自体がライフスタイルを変えていくような大きな時だったのかと思うが、今では、それが当たり前となった時に、まだまだやっていない方に対して、子育て、介護のところに敢えて、「男性の家事・育児・介護への参画支援」を入れると、やっていない人やりなさいくらいの強いメッセージ性が出てくると思う。最後のダメ押しで後5年というところで入れて、5年後に「ともに」といった表現に変えていくということも我々のチャレンジとしては面白いかなと思う。

(委員長)家事、育児、介護は多様なライフスタイルではないはずである。男女共同参画基本法ができた頃は、家事に携わることが新たなライフスタイルだったのかもしれない。社会的合意はある程度取れつつある状態に来ているので、それを現実にしていくためには、やはり基本目標2に入れるのがよいと思った。

(委員)子育て・介護を支える環境となっており、男性の参画が環境を支えるという点で少し違和感を感じる。

(委員長)環境が変わっていくという意味での捉え方、後は、支える環境に限定しないか。

(委員)支えるということでよいのか。不可避であれば、その前提というか、支えるということとは違うのかなと感じる。

(委員)参画を支えるという視点になるか。

(委員長)言葉自体を、ともに担う等変えることもありだと思う。

(委員)今列挙しているものが、社会的に家庭を支えるというニュアンスではないか。社会や地域、家庭を支えるというニュアンスで書いてあるので、そこに男性の参画が入ってしまうと、男性は支える側で、当事者から一歩引いてしまうのかなと思った。

(委員)参画を支えるという言い回しでありかなと思った。男性が参画する状態を支える、そのためには、社会の会社の仕事の仕方の改善も必要という意味でよいと思う。

(委員)参画は支えないといけないということか。

(委員長)今はまだ支えないと出来ない状態ではあると思う。「子育て・介護を支える環境の充実」という言葉自体を、「ともに担う環境の充実」等にする。この子育て・介護を支える環境の充実は女性を支える感じである。

(副委員長)男性が子育て、介護を支えるのか、そこに入っていこうとする男性を支えるのか。

(委員長)後者である。男性の参画を支援するということであれば、子育て、介護をともに担う環境の充実みたいなところで落ち着くのではないか。男性も、やりたい人もいっぱいいるが、やれない環境があるので、参画できるように支援するという考え方であれば、基本目標2に入っても違和感はない気がするがどうか。

(委員)少し間接的になるような気はする。

(委員)どちらも捉えることができるが、今は男性が子育てをする中でも、男性の産後うつも出ていたり、そういったところを支える意味でも、男性の参画を支えるという言葉で、基本目標2に入れる形はありだと思う。

(委員長)一人ひとりが尊重されて、こういう政策があるから、具体的に多様なライフスタイルが実現するといった書き方も出来ないわけではないが、基本目標1から4はこのままという意見も出ているがどうか。

(委員)やはり私はピラミッド型で示してほしい。

(委員長)その場合、土台は人権になるか。

(委員)いろんなアプローチはあるのかもしれないが、個人の人権が尊重されて、多様なライフスタイルが実現できて、子育て、介護があって、あらゆる分野、どこか1つでも実現したら解決するような気はする。

(委員)私たちは直接聞いているからイメージできるが、図で示してしまうと、ある意味押し付けになってしまい、重点は人によって違うかもしれないので、資料のままでよいと思う。

(委員長)多様なライフスタイルの実現は、男女共同参画のことをポイントにしていると前回言ったように、ここは目についてほしいということが本音である。しかし、土台になるのは個人の尊重なので、計画の体系としては並列で構わなくて、基本目標のページで、個人の権利や人権を土台に、以下基本目標を定めた経緯等文章で示しておけばよいのでこの順でよいかなと思う。

(副委員長)「ともに」と言うと、夫婦やペアを考えてしまう。「誰もが」と言うと、地域で子どもを育てるとか、お年寄りを見守るとか、そういったニュアンスになるので、その方が広くてよいかもしれない。

(委員長)そういう方向で、並びは今のままでもよいか。考え方は、ある意味一致しているので、基本目標の簡単な説明を一言入れていただいて、この4つとしたい。そして、基本目標2の考え方については、「ともに」ではなく「誰もが」にする。基本目標が決まったので指標に移るが、全基本目標に対して前回は並列でという想いが皆さんあったと思う。基本目標の指標一覧としているが、前回は、5つの基本目標の中の3つの重点目標をピックアップしていた。今回は、4つの基本目標全部に設定する形で、現状がある程度取れているものが案としてピックアップされている。

(事務局)意識調査結果の数値で、把握できるものに今は至っているので、その点も含め検討いただきたい。以前の意見で、目標値が現状値の微増等はどうかといった内容があったので、せめて半数以上はといった案にしている。

(委員長)ある程度、このくらいを目指したいということは、地に足が付いた形では必要だと思うが、ある程度狙ってもよいと思う。まず、重点的にどれかをピックアップするか、全てに設定するかは決めていただいてもよいか。後は、施策の中で、ここにこれからの5年間は力を入れていくというものに対して星印を付けて、それに関連するものを指標としてピックアップすることも考えられる。

(委員)基本目標全てに入っていた方がよい。

-了承-

(委員長)指標について、こういうことを取り上げて考えていきたいということで、例えば、施策の(1)から(18)の中で、数値が出るものでピックアップしたいものがあるか。今は案として、あくまでもこういうことが考えられるというところで、前回から引き続き数値で見れるもので出されている。

(委員)指標は意識調査の質問の内容という理解でよいか。

(事務局)割合として出ているものはその通りで、星印が付いていないものは、意識調査の結果を参考にして算出しているものになる。

(委員)さきほどから注目されている「男性の家事・育児・介護への参画支援」についてあるとよい。

(委員)基本目標2の指標にはその内容は入っている。

(委員長)要するに5年後を見据えて、数値を比較することの意味があるかどうかという視点で見ていただければよい。例えば、男性の家事、育児を基本目標3に移しているので、それがどうなのかと見る場合には、入ってくる項目は少し変化はあるかと思う。

(事務局)指標については施策との関連があり、具体的な施策については、次回の委員会で出す形になるので、今回は、指標を基本目標にそれぞれ設定する方向でよいかという点が最低限固まっていれば、最終的に施策と照らし合わせて検討する形で大丈夫である。

(委員長)指標については、重点的に指標を出すのではなく、基本目標で設定したものには、何らかの形で設定し、5年後を見据えていく方向性でよいか。

-了承-

(委員長)5年後を見据えて、比較したい対象とすることは、計画の中でそこに意識を持っていきたいということになるので、その意見をいただくところまでで決まっていれば、指標をピックアップしやすいか。多様なライフスタイルのところでは、モデル事業所としての市役所の取組、事業所が少ない住宅地中心の市なので、市役所がライフ・ワーク・バランスに関してどういう取組をするか指標に入れてもよいのかなと思ったが、市としてはどうなのか。

(委員)体現している方が説得力がある。。

(委員)時間外勤務の平均時間の目標が100時間と出るのはどうなのか。ライフ・ワーク・バランスと全然違う。

(委員長)男性の育児休業取得に関連するもの等違うものを出していただいてもよいと思う。

(委員)育休期間はどうか。

(委員長)平均4日から7日と言われると、それで育休と言えるのかと思ってしまう。今の指標だと令和7年度までの数値は出るがという点はあるが、モデルとして1つは入れたい。ここは市にお任せするということでよいか。

-了承-

(委員長)基本目標1では、多様なライフスタイルに関わる項目を1つピックアップし、基本目標2では家事、育児の男女差に関しては、まだ見ていく時期であるということでよいか。基本目標の3に関しては、困難な問題を抱える女性への支援があるので、ここは何か入れたいということになるか。

(委員)DVの関係は相談しなかった人の割合が窓口と女性の支援の2つを網羅する印象はある。

(委員長)基本目標4では女性委員や地域活動に参加していない人等の割合が出ているが、実際に男性も女性もともにやっているかどうかを問題として考える。社会活動の男女の地位、また、国際的によく言われる、様々な女性委員の少なさについても見てよい気がする。

(委員)地域活動、社会活動どちらに入るか分からないが、防災について入れてもよいのかなと思った。

(副委員長)私もそう思う。どういう団体をピックアップするのがよいのかだが、数値で今まで統計を取っていなかったとしても、その団体に女性が今何割いるかということはすぐ分かると思うので、今からでもスタートできるのかなと思った。

(委員)これだけ災害大国であれば、その視点があることは必要かなと思った。

(委員)指標を取ることは結構難しい。

(委員長)防災関係を地域でやっているが、防災も男女別々な活動であることに驚いた。女性防火の会に参加したが、そこでは、女性だけで考え、活動していることが多いようである。防災に女性の視点が入る事で、以前に比べかなり前進してきたとは思う。しかし、ボランティア組織は男女別にしないでやろうと、まず住んでいる地域の自主防災ボランティア会に声を掛けたところである。

(委員)女性が参加できていない現実があったから、別建てにしたという背景はあると思う。

(委員長)委員の割合は取ってほしいが、防災に関しては、女性と男性を分けずに活動しているかを確認する指標を設定することは難しい気はする。何か確認できるものがあるのであれば教えてほしい。

 

(2)その他

 本日の内容を踏まえ、庁内で施策の調査、整理を行い、次回、12月10日(火)午後6時30分より開催する委員会で再度素案を検討し、素案として確定する。素案を市長に答申していただき、その内容を踏まえ、人権・男女共同参画推進本部で検討、確定したものに対して、1月中旬よりパブリックコメントを実施する予定で考えている。

 

<閉会>