『ケシの花』にご注意ください!
『ケシの花』にご注意ください
ケシの仲間(ケシ属植物)は、春から夏にかけて色鮮やかで美しい大きな花を咲かせるものが多く、ガーデニングや切り花用の植物として人気があります。
しかし、ケシの仲間には法律で栽培が禁止されているものがあり、それを知らずに観賞用として栽培しているケースも見受けらえます。これらは、外観の特徴から、園芸用のケシと区別することができます。また、ケシは自生していることもあります。
栽培してはいけないケシを見つけたときは、抜かずに下記にご連絡ください。
東京都多摩府中保健所 生活環境安全課 薬事指導担当 ☎042-362-2334
栽培が禁止されているケシ
セティゲルム種(別名:アツミゲシ)
繁殖力が強いため、雑草として空き地や道端に生えていることがあります。
・4~5月ごろ、紫色の花を咲かせる
・草丈は30~100㎝程度
・葉柄がなく、葉が茎を包みこんでいる
・葉はふちの切れ込みがやや浅い
栽培が禁止されていないケシ
ナガミヒナゲシ
都内各地でも見られ、セティゲルム種(別名:アツミゲシ)とよく間違われます。
・4~5月ごろ、オレンジ色の花を咲かせる
・草丈は15~60㎝程度
・葉には葉柄があり、茎の下部の方から生えている
・葉脈の形に深く切れ込みがある
※ナガミヒナゲシは、特定外来生物には指定されていませんが、繁殖力が強く周囲の生態系に悪影響を及ぼす恐れがあり、市内でも繁殖が確認されています。
※ナガミヒナゲシの茎や葉には植物毒である「アルカロイド」が含まれています。アルカロイドを含む黄色い汁に触れると、皮膚の弱い人はかぶれやただれを起こす恐れがあるため、駆除する際には、ゴム手袋などで手を保護してください。
詳しい見分け方については、厚生労働省ホームページをご覧ください。
登録日: 2023年2月27日 /
更新日: 2025年5月29日