3D都市モデルで建物の太陽光発電推計量(ポテンシャル)がわかるようになりました
各建物の太陽光発電推計量(ポテンシャル)を3D都市モデル上でご覧いただけます。
狛江市では国土交通省が取り組む「Project PLATEAU」に参画し、デジタル・トランスフォーメーションの推進等を実現するため、令和5年度に現実の都市空間を三次元の地理空間情報によって再現する「3D都市モデル」を整備しました。
3D都市モデルについてはこちらをご覧ください→狛江市3D都市モデルを整備しました(市ホームページ)
各建物の屋根に太陽光発電パネルを設置した際、年間でどれくらいの発電量になるかを推計し、発電推計量の程度に応じて、3D都市モデル上の建物を色分けしています。
建物をクリックすると、具体的な発電推計量(ポテンシャル)をご覧いただけます。
ご自宅や事業所等への太陽光発電パネルの設置を検討する際にご活用ください。
PLATEAU VIEW(国土交通省外部サイトへリンク)
※端末の性能、通信環境によっては動作が遅くなる場合があります。
「狛江市地図情報サービス」でも同様のデータをご覧いただけます
市が保有する行政情報や地図情報をウェブ上で公開する「狛江市地図情報サービス」でも、各建物の太陽光発電推計量(ポテンシャル)を表示できます。
地図上の建物ごとにに3D都市モデルと同様のデータが色別で表示され、建物をクリックすると、具体的な発電推計量(ポテンシャル)をご覧いただけます。
狛江市地図情報サービス(太陽光発電ポテンシャルマップ)
※マップで示す各建築物は、令和6年1月1日時点のものとなります。
太陽光発電を普及することで「ゼロカーボンシティ」は実現可能
狛江市では、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロに取り組む「ゼロカーボンシティ」を目指すこと表明しました。
ゼロカーボンシティの実現に向け策定した「狛江市ゼロカーボンシティシナリオ」では、その実現に必要な再生可能エネルギー(太陽光や風力、水力、地熱、バイオマスなどの自然の力を利用して発電するエネルギー)の導入量を「543TJ(テラジュール)」と分析しています。
太陽光発電ポテンシャル分析結果
このたび、3D都市モデルを活用して太陽光発電ポテンシャル分析を行ったところ、以下の結果が得られました。
- 市内の建築物の太陽光発電設置率は5.24%
- 市内の太陽光発電設備を設置していない建築物に、太陽光発電設備を設置した際の発電推計量(ポテンシャル)は約170,000kwh(約600TJ(テラジュール))
以上のことより、「狛江市ゼロカーボンシティシナリオ」で示すゼロカーボンシティ実現に必要な再生可能エネルギー導入量(543TJ)を太陽光発電設備の導入推進によるエネルギー量(600TJ)が上回ることから、理論上、太陽光発電の普及が進むことで、ゼロカーボンシティの実現が可能であることがわかりました。