1 日時

令和5年2月17日(金曜日)午後6時~8時

2 場所

市役所防災センター403会議室

3 出席者

平谷 英明、清水 満、西村 昭比古、杉浦 桂子、鈴木 一成、松原 正芳

(事務局)鈴木 弘貴、杉田 篤哉、横山 大輔

4 欠席者

なし

5 傍聴者

なし

6 議題
  1. 会長及び副会長の選任について
  2. 安心安全なまちづくりの主な取組状況について
    • 防災の取組について
    • 防犯の取組について
    • 交通安全、健康などの取組について
  3. その他
7 配布資料
  • 資料1-1 狛江市下水道浸水被害軽減総合計画
  • 資料1-2 浸水被害への市の取組(主なハード対策)
  • 資料1-3 浸水被害への市の取組(その他)
  • 資料1-4 水防訓練実施結果
  • 資料1-5 市民協働事業報告書
  • 資料1-6 首都直下地震等による被害想定
  • 資料1-7 防災訓練実施結果
  • 資料1-8 自動起動機能付きラジオ貸与事業
  • 資料2-1 市内で発生した強盗殺人事件について
  • 資料2-2 市内刑法犯認知件数
  • 資料2-3 区市の犯罪発生状況
  • 資料2-4 令和4年度防犯の取組について
  • 資料3-1 狛江市安心で安全なまちづくり地域協議会の活動
  • 資料3-2 交通事故統計
  • 資料3-3 交通安全の取組
  • 資料3-4 新型コロナウイルスワクチン接種状況
8 会議の結果(概要)
(1)会長及び副会長の選任について

事務局:会長、副会長選任までの間、進行させていただきます。まず、新たに委員になられた方もいらっしゃいますので、委員の皆様から自己紹介をお願いいたします。

(各委員から自己紹介)

事務局:事務局も自己紹介させていただきます。

(事務局自己紹介)

事務局:それでは議題1会長及び副会長の選任に入ります。運営規則第4条の定めにより、委員の互選となっております。会長、副会長を選任いただきたいと存じますが、いかがでしょうか。

委員:前期の会長と副会長に引き続きお願いするのがよろしいかと思います。

事務局:前期は平谷会長、西村副会長に務めていただきました。引き続きというご意見でしたが、いかがでしょうか。

(異議なし)

事務局:それでは、平谷会長、西村副会長にお願いいたします。以降の進行は平谷会長にお願いいたします。

(2)安心安全なまちづくりの主な取組状況について

会長:それでは、今期も会長を務めさせていただきます。次第に沿って進行します。議題(2)安心安全なまちづくりの主な取組状況について、まずは防災の取組について、事務局より説明してください。

事務局:(資料1-1~1-8に沿って事務局より説明)

会長:只今の説明に対し、御質問等あれば、どうぞ。

委員:資料1-2で2点質問なんですが、今後設置する計画のポンプ施設ですが、電源は商用ですか。停電時の対策はどうなっていますか。また、フラップゲートはゴミが詰まると閉まらなくなるので、メンテナンスはどうされますか。流木が詰まるとか考えられるので。

事務局:フラップゲートのメンテナンスとポンプ施設の電源については、確認したのちお答えいたします。

※ポンプの電源は今後の設計作業の中で検討していきます。また、停電に対しては自家発電機の設置等が考えられますが、こちらも今後の設計作業の中で停電時においても機能するよう検討していきます。

また、令和4年度に設置したフラップゲートは、令和5年度より月1回点検し、メンテナンスを行う業務委託を発注する予定です。なお、維持管理用にレバーブロックを備え付けてあり、これを利用してゲートを開放することが可能です。豪雨時にゴミが詰まって動かなくなった際にはこの操作を行い機能回復を試すこともできます。

副会長:資料のイメージには除塵機があるので、そこでゴミを除去して詰まらないように設計するんでしょう。

会長:他にはいかがですか。

委員:資料1-3、1-5の想定浸水深というのは、想定最大規模ですか。

事務局:そのとおりです。

委員:その浸水深を表示することで、土地とか家屋の不動産価値が下がるとか、そのような意見はありませんか。ハザードマップを見れば分かることではあるんですが。

事務局:あります。想定浸水深は、多摩川であれば国が公表しており、市はハザードマップとして周知しているので、その一環であると説明しています。

会長:他にありますか。

委員:物資とか情報については分かりましたが、人はどうですか。怪我人の対応など。

事務局:災害時の医療体制としては、慈恵医大第三病院に緊急医療救護所を設置して、調布市とも連携して対応することになっています。災害医療コーディネーターも配置して、災害時の医療を調整していただきます。また、広域では多摩総合医療センターの管轄となり、情報連携訓練などを行っています。

委員:被害想定の説明もありましたが、必ずしも元気な状態で避難できるとは限らないですね。医療だけではないと思いますけども。

事務局:地震の際も、まずは身の安全を確保することになります。また怪我をしないで避難することも重要です。そのためには、自宅の耐震化ですとか、家具転倒防止器具、火災を防ぐための感震ブレーカーの設置などを周知しています。

委員:私は防災についての講演会に毎回参加しました。同じことでも何度も何度も聴くことで頭に残ると思うんですね。すごく良い内容でした。令和元年東日本台風の後の対策もこれだけやられていて、驚きました。ただ、私も町会の人を講演会にお誘いしてるんですけど、なかなか参加されません。どのようなものを用意するかということも全部説明してくださったんですよ。ですから、その講演会を皆さんが受けてくだされば、市民の備えは進むと思います。私はその講演会でのお話を元にして、ユニディでトイレ、水、食物などを備えました。令和元年の台風19号が来た後に、町会でセミナーをやりました。そうしましたら、60人ぐらい来ればいいと思っていたんですけど、100人以上の方がいらして西河原公民館に入りきらなかったんですね。時間が経過して、あの台風の被害のことも忘れてしまっているのか、これだけ良い講演会なのに何で来ないのか、残念ですね。何とか多くの人に聴いてほしいです。

委員:「備えあれば憂いなし」っていうことはもう忘れた方がいいんじゃないかと思います。すごく難しいことを言ってるんですけれど、もう時代が変わっていってるので、みんなお金ないんですよね。

会長:それは、経済的な理由で備えられなくなっているということですか。

委員:あれもこれを備えようとなっていて、それに応えようとすると行政がアップアップになってしまう。行政の人は言いにくいことですよね。

事務局:先ほどの防災講演会は、「防災カレッジ」として今年度4回開催しました。その中では、基本的には外部から専門家を招いてお話していただいています。行政からは言いにくいことも含めて、市民が関心を持って、防災が進むようなテーマなど検討しています。また、今年度は、講演会の様子を撮影して動画で視聴できるような取組も行いました。

委員:自助、共助、公助ってありますけど、共助をバックアップするような仕組みがあるといいと思います。

委員:防災カレッジで、何回目だったか、そのお話もありました。例えば、災害時に無事だよという目印として、黄色いハンカチを門とか玄関につけるということでした。そういう話もしていただいているので、ほんとうに皆さんに参加してほしい。

副会長:共助はとても大切で、基本となるのは町会なんですが、住民の輪と言うか、今は隣に住んでいる人も知らないとか、それだと共助は難しい。町会に入る人も減っていて、町会をいかに活性化するかも重要です。岩戸町会では高齢者が月に1回集まっていろいろなことをやっています。高齢者は災害弱者になると思いますが、そういった集まりで今のような防災の話をしてもらうことはできないでしょうか。

事務局:できます。最近は地域の集まりが減っていますが、そういった機会に防災や防犯の話をさせていただいています。

副会長:それでは改めて相談します。もう一つは、災害弱者に限ったことではないかもしれませんが、資料でもカタカナが多くて言葉が分かりにくいと感じます。ハザードマップ、タイムラインと言われて皆さんピンときますか。

委員:タイムラインの講演会もありましたけど、近所の人には、災害の時に自分たちうまく逃げる方法を書こうよ、というように話しました。

副会長:分かりにくい言葉を変えていくことも一つ必要だと感じました。

事務局:タイムラインは「事前行動計画」と言うのを分かりやすい言葉にしたんだと思います。それが分かりにくくなる場合もあるということですが、ローリングストックとかフェーズフリーとか比較的新しい言葉もありますので、浸透するように周知していきます。

会長:防災はこのあたりでよろしいでしょうか。続いて、防犯の取組について、説明をお願いします。

(2)防犯の取組について

事務局:(資料2-1~2-4に沿って説明)

会長:御質問や御意見があればどうぞ。

委員:さまざまな取組がされていますが、それによる効果、評価はいかがでしょうか。

事務局:防災も同様ですが、防犯でも効果を数値で検証するのは難しい面もあります。この審議会でも、これまでに様々な効果的な取組の検討していただいています。

会長:そうですね。柏市には視察に行って、警察と連携した取組をしていましたが、なかなか根絶には至らない。狛江市でも工夫したイラストのステッカーを貼ったり、いろいろ実施しているんですけどね。

委員:特殊詐欺に関しては、こんなに注意喚起されているのになぜ騙されてしまうのか。もう少し簡単な方法で防ぐ方法はないものか。例えばキャッシュカードを自宅に受け取りに来るなんて、ほとんど農協くらいしかありえません。引っ掛かってしまうなんて、不思議です。

委員:ある銀行に行ってお金を引き出そうとしたら、高額だから警察に話してくださいと言われました。

委員:ATMに警察官が立ってたりしますね。狛江市は小さいので、何か別の対策を考えられないかと思っているんですが。

会長:柏市も被害が多かったんですが、狛江市も同じかもしれませんが、犯人が逃げやすいというのがあるかもれません。ATMに目立つ注意喚起をするとか、防災行政無線で注意喚起するとかしていますが、なくならいですね。私は大丈夫と思っている人でも、騙されてしまうんですね。

委員:私をかたる電話もあったんですが、その時は私が日本にいなかったのでだまされませんでした。

委員:先日、お届け物があるので折返し電話くださいとスマートフォンに書かれていました。いつもはそんなことはないので、おかしいと思ってそのままにしました。そうしたら、近所の人にも同じことがありました。今はあらゆる手口があって怖い世の中だなと思いました。スマートフォンも便利になりましたが、リスクも大きいなと感じました。

委員:狛江市は8万人くらいのまちですから、せめて両隣は知っておいた方がいいですよ。近所で顔見知りになって見守りができればいいですね。

副会長:やっぱり町内会ですよ。

委員:そうですね。昔ながらの話ですけど、お祭りとか盆踊りとか、そういうのが大事じゃないかな。

事務局:防災の共助の話にもつながりますが、町会・自治会など地域、近所の関係が基盤になりますね。防犯カメラも有効ですが、人の目が防犯には重要と言われています。    

会長:他にはいかがでしょうか。それでは、続いて説明をお願いします。

(3)交通安全、健康などの取組について

事務局:(資料3-1~3-4に沿って説明)

会長:それでは、ご質問などありますか。

委員:交通安全の取組で、スケアード・ストレイトとは何ですか。

事務局:スタントマンが交通事故を再現し、事故を疑似体験することで怖さを認識してもらう事業です。

会長:他にはいかがですか。よろしいですか。

3 その他

会長:それでは、その他のところでは事務局から何かありますか。

事務局:特にありません。説明した分野以外でも、確認したい点などあればお願いします。

委員:その他ということで、検討してほしいことなんですけれど、持続可能な社会にどうリンクしていくかということでSDGsに知恵を絞っている、配慮しているというスタンスを安心安全課も示してほしいと考えています。具体的なアイデアは浮かんでいないんですけど。

会長:徳島県の上勝町はSDGsに取り組んでいて、ゴミの分別が45項目になっています。町民が分別所に持って行くと、そこで新しい会話があったり、コミュニティの連携につながるようです。横浜市の以前の中田市長さんは有名な方で、ゴミを15品目に分けましたね。市民からは反対されましたが、上勝町は町民に受け入れられているようです。

委員:安心安全の活動をすると結果的にSDGsにつながる、これができればいいんですが、難しいですね。

副会長:私は反対です。SDGsは商業主義的な要素が強いので。

委員:反対意見もあるようですが、ちょっと意識してもらえれば。

会長:たくさん項目がありますからね。

副会長:あれもこれもやると、安心安全の範囲が広くなりすぎます。

会長:それも反対の理由ですね。ある程度の範囲で掘り下げようと。

副会長:そこまで広げない方が良いです。

会長:この場では結論が出せませんね。それでは本日はここまでとします。ありがとうございました。