第1回 狛江市安心で安全なまちづくり推進審議会(令和4年1月19日)
1 日時 | 令和4年1月19日(水曜日)午後7時~8時 |
2 場所 | 市役所防災センター401会議室 |
3 出席者 |
平谷 英明、清水 満、西村 昭比古、冨永 悦子 (事務局)立道 雅央、杉田 篤哉、横山 大輔 |
4 欠席者 | 久保田 郁恵 |
5 傍聴者 | なし |
6 議題 |
(1)安心安全なまちづくり取組状況等について (2)その他 |
7 配布資料 |
資料1 狛江市のコロナワクチン住民接種状況 〔番号なし資料〕 |
8 会議の結果(概要) | |
会長:それでは、次第に沿って進行します。次第の(1)安心安全なまちづくり取組状況等についてのうち、まずは、新型コロナワクチンについて、事務局より説明いただきたい。 事務局:(資料1~3に沿って、事務局より説明) 会長:ただいまの説明に対し、ご質問等あれば、どうぞ。コロナワクチン接種は比較的よく進んでおり、第3回目も頑張っておられると思います。 事務局:当初予約をLINEの公式アカウントを開設し、1回目2回目の受付をしましたが、3回目は高齢の方はLINEの扱い方に馴染みがないということで、高齢の方はこちらで日時を決めて受けていただくという方針に変えています。 委員:決めていただいた方が良かったと感じます。 会長:他に質問などございませんか。では次に防災について、事務局から説明いただきたいです。 事務局:(資料4~9に沿って、事務局より説明) 会長:ご質問やご意見があればどうぞ。委員:狛江にはどれくらいの外国人がいるか把握していますか。防災に関しても、すべての国の人のためにということでテレビの速報も英語で出しているように、今すぐにというわけではないが、何かしら言語の多様性も準備しておかないといけないという気がします。 事務局:現在男女計約1,300人の外国人がおり、外国人への情報発信は課題の一つと認識しています。過去(平成31年度)の総合防災訓練では、外国語通訳ボランティア派遣事業を活用し、外国人の方が来た際に受付などで協力していただくという取組を行いました。しかし、防災訓練に外国人の参加が少なく、その点についても課題であると認識しております。外国人に防災訓練に参加していただこうと考えて町会などに相談しましたが、外国の方でも日本語が話せたり、家族が日本語ができたりで、そこまでお困りの方は見つからないという状況でした。 委員:アンテナを張っている状態であればいいと思うが、今後、その他の言語もという話にもなってくるとも思うので、少し気にしてしておいていただければと思います。 委員:翻訳機は導入していますか。 事務局:市役所の受付に数台の翻訳機があり、災害時には避難所で活用できると考えています。あとは、今スマートフォンのアプリでUDトークというものがあり、災害時にスマホが使えれば有効であると考えております。 会長:良いご指摘ありがとうございます。止水板の補助率はどれくらいですか。 事務局:止水板設置工事と関連工事それぞれ補助率は2分の1で、上限20万円です。 会長:申請はどれくらいきていますか。 事務局:今年度は特例として、令和元年東日本台風以降の工事も対応していたこともあり、12件の申請がありました。台風の後に工事等を実施していた方や制度創設をきっかけに申請いただいた方もいらっしゃいます。来年度も継続する予定です。 会長:地域コミュニティにコロナの影響は出ていますか。 委員:なかなか活動が難しいと感じています。 事務局:これまで地域で行われていた防災訓練などもできなくなったという状況です。総合防災訓練も一般の方の参加を制限したり、コロナの様子を見ながら取組をせざるをえない状況です。 会長:コロナが収まらないことにはなかなか難しい。 事務局:市の防災の取組は、令和元年東日本台風後の浸水対策と避難所でのコロナ対策が主になっております。 会長:きめ細かく対応をしており、市民へのPRをさらに進めていただければと思います。よろしければ次に防犯についてご説明いただきたいです。 事務局:(資料10~12に沿って、事務局より説明) 会長:ただいまの説明についてご質問、ご意見あればどうぞ。 委員:資料10の刑法犯認知件数全体は毎年減っていますが、特殊詐欺は狛江市の課題であると思います。他の刑法犯が減った理由は何かありますか。同時に、特殊詐欺が増えている理由があれば伺いたいです。 事務局:刑法犯認知件数は警視庁管内で減少傾向にあります。具体的にこれといった理由は思い当たりませんが、警察の取組はもちろんのこと、市や地域の防犯活動の成果が毎年の減少につながっているのではないかと考えております。 委員:全国的に見てそのような傾向ですか。狛江市は急激に下がっているようにも見えます。 事務局:全国的な傾向については把握していませんが、警視庁管内では減少傾向です。平成27年には狛江市は466件でしたが、この年は都内の区市で人口千人当たりの刑法犯認知件数は最少でした。しかし、それ以降、狛江も減っていますが、近隣も減っているため、1位にはなっておりません。現在4位なので、これまで以上に防犯の取組を行い1位になりたいと考えております。特殊詐欺自体は大きな被害が出ているので、これが対策の一つの重要なポイントです。また、刑法犯認知件数全体の約3割が自転車盗であるため、その点についてもなんとか減らしていくことが、1位に返り咲く鍵になります。こんな取組はどうかというご意見があれば、ぜひ参考にさせていただきたいです。 委員:防犯カメラの設置が功を奏しているということがあるのではないでしょうか。 事務局:それはあるかもしれません。資料12で防犯カメラ設置台数をお示ししていますが、狛江市内の設置は増えています。また、防犯カメラを設置する際は防犯カメラがあることを明示するので、当然抑止効果としては大きいものがあると思います。 委員:自転車の盗難はあまり減っていないということですか。 事務局:減ってはいますが、割合としては依然として高いです。 委員:防犯カメラがないところで自転車盗が多いといった傾向はありますか。 事務局:駅前の駐輪場などだけでなく、約半分が自宅の駐輪場所などから盗難されています。 委員:それはマンション、戸建てに関係なくということですか。 事務局:特にそういった関係はないようです。盗難が多発する地域も、年度によって様々で傾向が掴めないところです。 委員:特殊詐欺については、もともと調布警察署管内は多い。調布市の人口は狛江市の3倍くらいですが、件数や金額をみると2倍くらいであるところを見ると、狛江市での特殊詐欺の発生率は際立っているように見えます。 事務局:警察にも聞き取りをしておりますが、これといった特徴はありません。小田急線沿線ですぐに神奈川県に入れるという立地条件が影響しているかもしれないというのを聞いたことがありますが、定かではありません。 委員:狛江は特に富裕層が多いということではないですか。 事務局:お金持ちの高齢者が多いということも聞いてます。 委員:先ほど特殊詐欺の放送を行っている車両がありましたが、青色パトロールの活動ですか。 事務局:警察による活動であると思われます。 委員:女子大の放送部が提供していると言っていました。青色パトロールや避難所運営協議会は全部ボランティアで運営していると思いますが、市民に対し周知募集などのどのような広報活動を行っていますか。 事務局:さまざまな機会にチラシを作っており、転入手続き時や防災訓練などでお配りしている他、安心安全通信でも紹介しています。 委員:市のホームページや広報こまえでもしていますか。 事務局:ホームページでは行っているが、広報こまえではしておりません。 委員:広報こまえは紙のときはあまり読まなかったが、最近は市のLINEアカウントからも配信されている。良い取組であると思います。 事務局:市のLINEアカウントについては、ワクチンの予約で導入されて、4万人以上が登録しています。 委員:それは市民のみですか。 事務局:市民だけとは限りません。ワクチンの2回目の接種が一段落したところで、広報こまえの周知や、重要なイベントのお知らせにも使用しており、防災の情報発信も活用していくことになっています。 委員:大いに活用していただきたいです。 会長:特殊詐欺の手口では受け子が取りに来るという手口が多いのですか。 事務局:最近は被害者の自宅までキャッシュカードを取りに来るという手口が増加しています。ただ、還付金詐欺も依然として多いです。還付金詐欺は、電話で被害者を巧みに誘導し、ATMから振り込ませるという手口です。 会長:コンビニで多いのですか、それとも銀行ですか。 事務局:無人のATMが狙われることが多いです。あとは年金支給日に多いという傾向があります。そのような場合は、警察が機動隊などの応援を出してATMで警戒活動なども行っています。 会長:振り込め詐欺等被害防止等条例を制定して、強力に振り込め詐欺対策に取り組んでいる柏市では、ATMの前に警戒マットを置いていたりしています。 委員:あれだけ広報しているのに被害がでているのは不思議です。知っていても言葉巧みで被害にあってしまうのでしょうか。 事務局:いざ電話で話を聞いてしまうと慌てさせられて、通常の判断力が働かなくなってしまって被害にあうということはあると思います。 会長:コロナ禍で相談相手が少なくなっていることも原因としてあるのではないでしょうか。 事務局:町会も回覧板を対面で渡すことを控える傾向もあり、相談などしづらい状況かと思います。 委員:キャッシュカード詐欺盗が多いのを見ると、ある程度高齢の方にキャッシュカードってこういうものなんだというのを教えてあげる機会があるといいのではと思います。 会長:柏市は小学生がお年寄りに啓発活動を行っているという事例があります。 委員:キャッシュレス時代に乗り遅れた人たちを詐欺師がうまく利用している気がします。警察と相談してみてもよいのではないですか。 事務局:警察の方とは定期的に打合せをし対策を検討しているので、参考にさせていただきます。 会長:調布市と比較して人口密度などからも、狛江市が被害が多いと感じます。調布が特別な取組をしているようであれば、参考にしてみていただきたいです。 委員:詐欺の発生状況はホームページで閲覧可能ですか。 事務局:刑法犯認知件数の全体を示しています。 委員:数字でみるよりもグラフで見ることができた方がわかりやすいです。 事務局:そのように対応したいと思います。 委員:先ほど、1位を目指したいと言っていましたが、それは全国で1位ですか、それとも、都内で1位ですか。 事務局:条件に差が少ない都内区市での1位を目指しています。 委員:1位を目指そうというのも良い取組だと思います。逆に、大げさだが、特殊詐欺が日本一多いことをPRし、全国的に知れ渡ると、狛江市は被害が多いので警戒をしているということで被害を減らせるということも考えられます。 事務局:被害が多いということで狙わるという側面も考えられますが、注意喚起として被害の大きさを伝えております。 会長:柏市は特殊詐欺被害が多いということで、様々な取組みを集中的に行い被害を減らしたということも聞いているので、参考にしてみてもよいでしょう。過去に作成していた防犯のパンフレットのようなものを作成しPRするのもよいと思います。今後、交通安全についての取組等についてもご報告いただきたいです。その他ご質問等なければ本日の審議会を終了します。お疲れさまでした。
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