1 日時

令和元年11月19日(火)午後7時~8時9分

2 場所

狛江市防災センター3階 302・303会議室

3 出席者

委員長 福島 康仁         委員長職務代理  上田 英司

委 員 五十嵐 太一      委 員 太田 ひろみ

委 員 佐藤 正志       委 員 杉浦 浩

委 員 髙橋 信幸       委 員 冨永 和身

委 員 平谷 英明       委 員 五十嵐 秀司

委 員 周東 三和子      委 員 成井 篤

委 員 平林 浩一

事務局 髙橋企画財政部長    田部井政策室長

    池田企画調整担当主任  佐々木企画調整担当主任

    西村企画調整担当主任

4 欠席者

委 員 馬場 健司       委 員 都築 完

委 員 松本 すみ子

5 議題
  1. 狛江市第4次基本構想前期基本計画(中間答申)(案)について

    ・重点化及び指標の目標値について

    ・前回の審議会からの修正について
  2. その他
6 会議の結果

議題1 狛江市第4次基本構想前期基本計画(中間答申)(案)について

・重点化及び指標の目標値について

 -事務局より資料の説明-

 

  • 委員長 

 事務局からの説明について、意見や質問等はあるか。

  • 五十嵐(秀)委員 

 指標の「狛江市の認知度」だが、第二分科会の最後の会議において、認知度よりも魅力度の方が良いのでは、という趣旨の議論があったと記憶しているが、適当なものはなかったか。

  • 事務局 

 魅力度についても検討したが、「まちの姿3 活気にあふれ、にぎわいのあるまち」では、まずは市の認知度を向上させるという点が論じられていることから認知度を指標に設定したところである。

  • 周東委員 

 認知度は何に基づいた数字か。

  • 事務局 

 株式会社ブランド総合研究所が発行している地域ブランド調査の数字である。

  • 佐藤委員 

 指標の目標値の考え方について、例えば施策4-④の「満足型学級出現率・小学生」だが、70.0%を目標にするとのことであるが、素直に考えるとこれは本来100%を目指さなくてはならないと思う。70%以上を目指すという表現ができないだろうか。

  • 事務局 

 基本計画で示す目標値は、計画最終年度である令和6年度の数値であるが、指標の数値を毎年度進捗管理していく中で、6年度の前に目標値を達成した指標については、翌年度はその数値以上を目指すという考え方で捉えている。

  • 佐藤委員 

 目標値を達成したから、もうこれ以上は目指さなくて良いという考えになってはいけない。説明のあった考え方をきちんと示した方が良い。

  • 委員長 

 先ほどの事務局の考え方を追記していただきたい。

  • 杉浦委員 

 重点化についてだが、現行の後期基本計画でも同様の考えがあるか。

  • 事務局 

 重点プロジェクトとして個別施策とは別に設定している。

  • 杉浦委員 

 重点化の説明として、「優先順位を付けた上で」という記載がやや気掛かりである。基本構想の策定の際も、まちの姿の順序が優劣を表現しているように感じるという意見があったと記憶している。基本計画とは、そもそも総花的にまちづくりの施策を記載するものであり、「優先順位を付けた上で」という表現は誤解を与えないだろうか。あくまで重点化の考えは必要であるという立場から申し上げている。

  • 事務局 

 基本計画に記載する施策の方向性であることから、その全てが重要であることは言うまでもない。整理に当たっては、審議会や分科会等を通じて把握した市民ニーズとともに、市の取組の継続性・一貫性を保つため、現行の後期基本計画で重点プロジェクトに位置付けられていた施策の中で、未達成の施策については今回も位置付けているところである。

  • 杉浦委員 

 誤解を招かない説明文となるよう工夫していただきたい。

  • 委員長 

 重点化を示すという考えは賛成であるが、説明文の表現は工夫していただきたい。

  • 平谷委員 

 新たな将来都市像である「ともに創る 文化育むまち ~水と緑の狛江~」との関連性が少し弱いのではないかと思う。「水と緑」のうち、緑に関連する施策は重点化がなされているが、水に関連する施策はどうか。また、文化に関連する施策はどうか。重点化を増やすか、将来都市像との関連性を示す説明文を追記するといった修正が必要であると考えるがいかがか。

  • 事務局

 将来都市像の「文化」については、芸術文化だけではなく、「狛江らしさ」の総称であると捉えていることから、例えば方向性の「魅力の向上」や、コンパクトさを活かすという点から施策の「市民参加・市民協働の推進」や、「防災体制の充実」及び「防犯対策の強化」の共助や地域のつながりを意識した方向性を位置付けているところである。また、「水と緑」の水の代表例である多摩川の活用については、「魅力の向上」で表現している。

  • 平谷委員 

 将来都市像を踏まえて整理しているのであれば、その関連性を示す説明文を追記した方が良い。

  • 委員長 

 説明文の追記をお願いする。

  • 周東委員 

 重点化の数である37に何か意味はあるか。

  • 事務局 

 施策の方向性が101で構成されているが、重点化の数が過半数を上回っては不自然であると考えている。37という数自体に意味はない。

  • 五十嵐(秀)委員 

 「循環型社会の推進」について、昨今特に話題になっている施策であると考えるが、重点化に対する議論は何かあったか。既に狛江市は十分に取り組んでいるという理解で良いか。

  • 事 務 局 

 分科会の議論内容や、この分野の担当部署の会議体での議論内容も踏まえ、大きな関心事であることは認識している。だが、どちらかというと現行の後期基本計画で進めていた方向性を踏襲し、既に行っている取組を強化していくという視点であり、新規に取り組んだり推し進めたりするという視点とは少し異なると考えた。

  • 杉浦委員 

 その考えを記載した方が良い。

  • 五十嵐(秀)委員

 同感である。

  • 委 員 長 

 これまでの意見を反映させ、市民が読んだ際に分かりやすい表現でまとめていただきたい。

 

・前回の審議会からの修正について

 -事務局より資料の説明-

 

  • 委員長 

 事務局からの説明について、意見や質問等はあるか。

  • 周東委員 

 2点ある。1点目だが、各論の上部について、まちの姿までしか記載されていない。読み手の気持ちを考えると、施策まで記載した方が分かりやすいのではないだろうか。

 2点目だが、147・148ページについて、SDGsのマークだけでは分かりづらいため、マークの上部に、「貧困」、「飢饉」等の名称も併せて記載した方が良いと考える。

  • 委員長 

 両意見とも反映させていただきたい。

  • 髙橋委員 

 147・148ページのSDGsのマッピングについて、先ほどの事務局の説明では東京都の実行プランを参考としているとのことであるが、これで十分だろうか。例えば、「まちの姿6 生涯を通じて学び、歴史が身近に感じられるまち」について、SDGsの「平和」と何の関係もないだろうか。そもそものマッピング自体も少ないと感じるが、東京都の実行プランを参考としながらも、狛江市として関係すると考える部分は独自に追加していった方が良いと考えるがいかがか。

  • 上田委員 

 SDGsについてだが、各国が取り組むべき分野について、その全てが網羅できているかというと、芸術文化に対する点が弱いという議論もないわけではない。今回、基本計画にSDGsの考えを取り入れるに当たっては、マッピングにこだわるのではなく、SDGsのターゲットを意識して基本計画の指標を設定するという考え方が重要であるということを事務局と確認した。マッピング自体には大した意味はなく、SDGsのターゲットを意識して設定した指標の進捗状況をきちんと確認していくことが重要であり、その考え方は145ページに記載している。

  • 髙橋委員 

 その考え方がより伝わるように工夫していただきたい。

  • 委員長 

 145ページに記載している考え方について、より充実した書きぶりとしていただきたい。

  • 平谷委員 

 第一分科会で議論があったが、事務局が反映させていない部分がある。まず、「まちの姿2 安心して暮らせる安全なまち」について、外来生物の脅威や健康危機対策に対して触れる必要はないか。次に、135ページに記載のある「連結負債残高の維持」という文言について、維持ではなく削減という踏み込んだ文言にしてはどうかという議論があったがいかがか。

  • 事務局 

 まず、「まちの姿2 安心して暮らせる安全なまち」についてだが、狛江市安心で安全なまちづくり基本条例で定める施策とは異なり、あくまで災害に対する備えと犯罪に対する備えのみを論じることとして、基本構想段階において整理している。外来生物の脅威は環境分野、健康危機対策は福祉分野で論じている。次に、「連結負債残高の維持」という文言だが、庁内でも議論する中で、中期財政計画の文言との整合を図るという観点からこのままとさせていただいた。

  • 委員長 

 整理した結果ということであり、問題ないと考える。

  • 周東委員 

 まちの姿2の「①防災体制の充実」の方向性の順番だが、最初に「自助・共助活動の促進」があることに違和感を覚える。自分の身は自分で守れという前に、市としての「防災機能の強化」が先に論じられるべきではないだろうか。

  • 平谷委員 

 防災施策については、自助・共助・公助の順序で論じられることが一般的である。東日本大震災の際も、自治体の助けよりも近所同士の助け合いの方がありがたかったという話も聞く。特段この順序に違和感はない。

  • 委員長 

 補完性の原理からも自助・共助・公助の順序で問題なく、また、方向性の順序は優劣を示しているものではない。

 

議題2 その他

  • 事務局 

 今後のスケジュールだが、11月25日に委員長より市長に中間答申をしていただく。その後、中間答申を踏まえ、市としての基本計画素案を作成し、12月15日から1月14日までパブリックコメントを実施する予定である。パブリックコメント中に市民説明会も2回開催する。その後、1月下旬から2月上旬に最後の審議会を開催し、パブリックコメント期間中に寄せられた意見の取扱いについて議論を行う予定である。

  • 委員長 

 本日の議論を踏まえた修正を事務局にお願いするが、最終調整については委員長一任とさせていただきたいがいかがか。

 

 (一同了承)

 

  • 委員長 

 他に何かあるか。

  • 周東委員 

 市民はどのようにして入手すればよいか。

  • 事務局 

 パブリックコメント期間中は、市ホームページで掲載するほか、政策室窓口でも閲覧が可能である。

  • 上田委員 

 議会への手続きはいかがか。

  • 事務局 

 基本構想は議会の議決事項であったが、基本計画は議決事項ではない。議会には素案におけるパブリックコメントの実施について報告を行い、策定後にも当然報告する。

  • 委員長 

 その他特に意見等なければ、第7回審議会を終了させていただく。