「市長への手紙」回答(令和2年9月分)
No.1
〔回答日〕
9月2日
〔内容〕
和泉本町1-5先の野川緑地公園内にあるベンチ2つを撤去していただきたいです。不法投棄やごくまれに利用者による騒音がひどく、近隣に住む者としてとても不快に思います。
また、不法投棄の札が盗まれていたので、世田谷区にあるような札を作成し、定位置に設置いただけないでしょうか。どうかいち早く対応をお願いいたします。
〔回答〕
野川緑地公園を含め市で管理している公園に設置されているベンチは、高齢者や障がい者の方々を始めとする多くの方が歩行中に休憩や交流ができるように設置し、多くの市民にご利用いただいています。そのため、現状では撤去することは考えていません。
次に、不法投棄の札の設置については、ご意見をいただいたベンチの前に不法投棄禁止を周知するための看板を設置しました。
今後ともご理解・ご協力くださいますよう、よろしくお願いします。
〔担当〕
環境政策課 水と緑の係
No.2
〔回答日〕
9月7日
〔内容〕
私の家族が2020年4月28日以降に子を出産しました。その子は新型コロナウイルス感染症対策に係る10万円の特別定額給付金の対象になっていません。4月27日が基準日で、1日でも遅れて生まれた子は対象にならないためです。これは不公平だと思いますし、報道によると独自の救済策をとる自治体が相次いでいます。
基本構想で子育て支援の充実を図ることに言及されている狛江市でも、救済策をとっていただけないでしょうか。なお、特別定額給付金の対象から漏れた新生児らに対し、自治体が独自に給付金を配る場合も、地方創生臨時交付金を財源とすることが認められるとのことです。どうかよろしくお願いいたします。
〔回答〕
基準日後のご出産になったことで、国の特別定額給付金の対象とならず、制度の狭間で不公平感を抱いていらっしゃると思います。
現在、狛江市では独自の方策はないのが現状ですが、給付金の対象でなくとも、そのお子様が大事な市民であることに変わりはございません。
こんにちは赤ちゃん訪問や3~4カ月児健康診査を実施し、健やかな成長の手助けができればと考えています。
また、ファーストバースデーサポート事業として、お子様の1歳の誕生日に1歳児アンケートにお答えいただくと、1万円の商品券をお渡しすることができますので、ご活用いただければ幸いです。
〔担当〕
健康推進課 保健予防係
No.3
〔回答日〕
9月7日
〔内容〕
こまバスの経路について、電研正門から見て北側に一つ停留所を増やしてほしいです。高齢者などが利用しやすくなると思います。
以前、喜多見駅の狛江側に改札口があり、通勤時にとても便利でした。マンションなども増えたため、再度設置していただけるとありがたいです。
〔回答〕
(1)こまバスの経路について
バスの運行経路の路線新設や路線変更をするには、道路運送法に基づき、バス事業者・警察などの関係者と現地調査および協議の上、路線、停留所の位置、道路幅員、地域住民と調整したものを事業計画として申請書を国へ提出し認可を受ける必要があり、こまバスの運行経路の変更や、停留所の設置についても同様となります。
こまバスの運行経路については、駅から遠く、路線バスが走っていないなど交通の不便な地域を通ること、市役所やあいとぴあセンターなど市内の公共施設を回ること、路線バスのように駅などで乗換えをしなくとも、南部地域と北部地域を1本で乗り継げることを考え、現在の運行経路を設定しました。
また、停留所を新設することにより、所要時間が増加するため、新たに運行経費がかかり、財政負担が生じることが予想されます。このような現状もあり、新たにバス停を設置するのは難しいと考えています。
市では年に1回程度、地域公共交通会議を開催し、こまバスの運行等について、調布警察およびバス事業者等と協議する場を設けています。今回のご要望については、会議の議題にあげていきたいと考えています。
(2)喜多見駅の改札口について
以前は喜多見駅の狛江側にも臨時の改札口が設置されていましたが、小田急線の高架化や側道の整備等により駅の構造が変わり、現在、臨時改札口は設置されていません。
狛江側に改めて改札口を設置してほしいというご要望ですが、設置者は小田急電鉄であり、おそらく設置にあたっては経営戦略的な理由が必要になるのではないでしょうか。例えば駅前が開発され集客力が高まり、乗降客数が向上することで人を効率的に誘導する必要が生ずる等が考えられます。
岩戸北地域では、一般財団法人電力中央研究所の南側で都市計画道路を整備しているところですが、今後、小田急線の高架下からさらに南側に伸ばし、世田谷通り、水道道路へとつなげていく予定です。
今後大きな生活環境の変化が見込まれることから、調布都市計画道路3・4・16号線(岩戸北区間)沿線や、周辺のまちづくりと一体として、その在り方も考えていかなくてはならないと感じ、市でも今年度より検討を開始しています。
まちづくりについて話し合う懇談会を開催する際は、ぜひご参加いただき、どういう将来像を描いていくか、一緒に考えていただきたいと思います。
〔担当〕
道路交通課 交通対策係
まちづくり推進課 まちづくり推進担当
都市計画担当
No.4
〔回答日〕
9月25日
〔内容〕
子どものマイナンバーカード交付の件で市役所に伺いました。交付案内の紙の通りに、来庁予約もして、持参が必要な書類も事前に確認しました。
外国人は確認書類がたくさん必要で、これまで何度か市役所での手続きが行えなかった経験があり、今回は電話での問い合わせの際に、念入りに自分が外国人だと説明した上で、必要書類を確認しました。
しかし、残念なことに今回もまた手続きができず断られてしまいました。理由は子どもの在留カードに写真がないから本人かどうか証明できないためです。
在留カードに写真があるかどうか把握しないまま案内されたことに疑問を抱きながら、案内された通りに準備してやってきたのに、不備だと言われても困ると、訴えました。
その訴えが効いたかわかりませんが、30分程待たされた後、今から質問するので、答えられたら対応すると言われ、これでようやく手続きできそうだという期待を持ちながら質問を受けました。
しかし、その質問はあまりにも意地悪な質問でした。
(1)前に住んでいた住所をビル名までお答えください。
(2)子どもが生まれた病院の名前を教えてください。
(3)子どもの出生届日を教えてください。
(1)は5年も前のことですから、さすがに詳細まで覚えていられません。記憶力がそもそも優れているわけではないため困ってしまいました。しかし、幸いなことに自分の在留カードに前の住所が載っているので無事に答えられました。
(2)は昨年出産したのですぐに答えられました。
(3)は出生届日なんて母子手帳を携帯しない限り答えられません。
(2)はともかく、(1)と(3)はいかにも手続きさせないための質問としか思えませんでした。
これ以上時間を無駄にできないと思い、手続きを断念しました。
来庁予約時に案内された書類の他に、保険証、母子手帳など要りますかとも伺ったのですが、不要と言われたのに、今これがないと手続きできないなんて、あまりにも納得できないし、悔しすぎます。
郷に入っては郷に従えとあるように外国人という身分なので、いろいろと我慢してきましたが、今回の件はとても納得できません。今は子どものマイナンバーカードを受領することも諦めましたし、市役所を通るたびに寂しい思いしかありません。
そしてこのようにメールさせていただいたのはただのクレームではなく、対応の仕方を改善していただきたいためにしました。
さまざまな手続きにおいて、外国人が手続きする場合も想定した上で手引きなどご作成のうえ、ご案内をお願いしたいです。
外国人でもちゃんと納税している狛江市民としての願いです。
私たち家族のように悔しい思いをする人が増えないようにどうかご検討よろしくお願いいたします。
〔回答〕
この度は、マイナンバーカードに関するお手続きに際して、ご本人確認書類の適切なご案内ができず、申し訳ございませんでした。
市では国の通知等に基づき、マイナンバーカードの手続きに際し厳格な本人確認を実施しています。マイナンバーカードをお渡しする際には、申請者ご本人が来庁のうえ、交付通知書(はがき)や通知カード、本人確認書類等の確認が必要となっています。これは国籍等に関わらず、どなたにもお願いしています。
受取時にお持ちいただく本人確認書類は、市から送付する交付通知書(はがき)同封の「マイナンバー(個人番号)カード交付のご案内」に記載し、お知らをしています。
また、お電話にて受取予約をされた方については、本人確認書類を中心に持ち物について確認を取っています。免許証や旅券等写真付きの公的な本人確認書類をお持ちでない方には、複数の本人確認書類を例示し、該当するものをお持ちいただくよう説明しています。
予約時のお電話にて、顔写真付きの本人確認書類の有無を伺った際に在留カードがあるとのことでしたので、それをお持ちいただくようご案内しました。しかし、16歳未満の方の在留カードには顔写真が無いことから、お子様については他の本人確認書類の持参もお願いするべきでした。このことにより、ご家族のマイナンバーカードの受取が難しい状態となってしまい、ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんでした。
本人確認書類が足りない中で何とかお渡しできないかと検討し、今回お持ちいただいた在留カードに記載がある情報以外で、ご本人しか知りえず、我々が確認できることを質問させていただくことにより本人確認を行いました。決して手続きさせないための質問ではなく、お渡しできるように考え実施させていただきましたが、こちらにも情報が少なく質問項目についても厳しく感じられるものになってしまいました。
今後は、案内する職員に本人確認書類に関する知識を得られるよう再度研修等を実施し、自己啓発に努めます。ご指摘いただきましたように、年齢や国籍に応じた適切な案内ができるよう改善し、より良い窓口運営を今後とも目指していきます。
〔担当〕
市民課 住民記録係
No.5
〔回答日〕
9月25日
〔内容〕
市民センターの増改修については、過去5年間凍結され、検討が続いてきたようですが、今回、市は8月上旬に新たな基本方針を発表しました。この方針は、庁議で承認され、市議会にも説明されたと聞いています。
市は今回のアンケート結果を見て方針を検討する、と言い続けてきましたが、アンケート結果の解析結果を待ってからこの方針の作成を始め、たった1カ月で完成させるというのは、職員の能力キャパシティを超えています。以前から検討を続けていなければ不可能なことです。しかも、市が業者への追加調査を依頼した内容と今回の方針が、酷似しているという事実もあり、市が長年にわたってこの案を本命として続けていたことの状況証拠として十分です。
市はこれまで市民センターを考える市民の会(以後市民の会)の提案を尊重する、市民との協働を推進すると、繰り返し述べてきましたが、今回それが事実ではなかったことが明白となり、市民の会との信頼関係は大きく損なわれました。非常に遺憾なことです。市民の会としても、当方の主張が100%通るとは考えておりません。また、市の事情もある程度察しがつきます。今度示された基本方針は、満足から程遠く、特に図書館の案には市長も失望されたと思われますが、5年前の改修案よりは、多少改善が見られなくもないようです。もし、市側が初めから正直に事情を説明し、誠実な態度で説得に努めていれば事態はもっと速く解決に向かっていたはずで、残念なことです。
市のメンツもあり、この方針案を撤回することは難しいと思われますが、失われた信頼関係を再構築するためには、市側が真摯な態度で、市民協働を進めること、具体的には、市民センターの改修と図書館システムの構築に当たって、市側が市民からのインプットを正当に評価し、取り入れるべきことは取り入れる、つまりは本当の意味の対話をきちんと実践することが必要です。
この基本方針作成に当たっては、担当当事者や市民を含めた英知を集めて、財政的な制約の中でも最良なものを作り上げるという決意を公示すべきです。回答をお願いします。
〔回答〕
まず、「市が2017年の業者への追加調査を依頼した内容と今回の方針とが、酷似している事実もあり」というご意見ですが、市民センター増改築調査委託契約において追加調査した内容は、(4)案の市民センター前面に2階建てのコンパクトな増築棟を建てる案で、市民センターの利用状況等の分析結果を踏まえた案です。一方、今回の基本方針と近い案としては、(3)案の既存施設の改修工事に加えて、別棟として公民館分館と商工会、地区センターの複合施設を整備する案です。こちらは、市民センターを考える市民の会と協議の上、当初から委託仕様書に盛り込んでいたものです。
基本方針は、市民センターを考える市民の会のほか、広く市民のご意見を参考にすると共に、市の財政状況や将来的な見通しなどを踏まえて検討したものです。市としては、財政負担を抑えなければならない一方で、少しでも充実が図れるよう基本方針のような施設の規模や配置とさせていただきました。
しかしながら、施設内の部分は利用する際の使い勝手やサービスのあり方に関わる内容については、基本方針では言及していません。今後、教育委員会としての考え方を踏まえ、これまでのご提案のほか、広くご意見を伺いながら基本構想を検討していくこととしています。市としても、より良い施設になるよう、また、多くの方に利用される施設になるよう基本構想を取りまとめていきたいと考えていますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
〔担当〕
政策室 企画調整担当
No.6
〔回答日〕
9月30日
〔内容〕
東和泉1-22の市道にある電柱が、車の通行に支障をきたしています。道路脇に30cm程度は移設が可能だと思われるので、市から電柱の所有者に移動を要請してほしいです。
〔回答〕
担当部署からも○○様から同様の問い合わせをいただいていること、それを受け既に現地を確認したことの報告を受けています。この回答は、担当部署へのメールと併せた回答とさせていただきます。
現地は道路の幅が狭く、道路端より距離のある場所に電柱が存在しており、車両通行がしにくい状況であると考えられます。このため周辺の住環境に鑑み、少しでも道路端に移設できるよう、電柱の所有者と協議調整を図っていきます。交通安全および通行空間の確保を考慮し、○○様の要望に沿えるよう努めていきますが、移動場所の調整や電柱の所有者の都合等もありますので、移設の可否を含め、お時間がかかることをご理解いただければと思います。
〔担当〕
道路交通課 道路管理係
No.7
〔回答日〕
9月23日
〔内容〕
9月に国民健康保険関連の手続きを行い、同時に保険税の口座振替手続きを行いました。しかし、納税課から大変失礼な文章と再度口座振替の手続きを行うように案内する書類が届きました。
私は口座振替の申請手続きの際に、自分が使っている銀行が口座振替に対応しているか確認した上で申請を行いました。しかし、納税課からはあなたが口座振替に対応していない銀行を書いたのだからやり直せという、大変失礼な文章が送られてきました。市民を上から目線でこき下ろす仕事ぶりです。
市役所の仕事はサービス業です。サービス業をもっと勉強してください。市長が先頭に立ち改善案を提示してください。
〔回答〕
この度は、当市職員の不十分な対応により、不快な思いをされたことにつきまして、市長として深くお詫び申し上げます。
今回の対応ですが、まず、保険年金課窓口において、市税口座振替依頼書をお預かりした際、十分なご説明、ご案内ができておらず、取扱金融機関の確認も行われていませんでした。
さらに、市税口座振替の担当部署である納税課においては、○○様が窓口で依頼書を提出されたこと、窓口での対応が不十分だったことの経緯の確認、情報共有が不十分であり、まずはお電話等で対応不備の謝罪と改めてのご案内をするべきところ、不適切な表現による文書を送付していました。
これらの報告を受け、公務員は市民の皆様にサービスを提供するサービス業であり、市職員として業務内容に精通することはもちろん、関係課間の連絡、情報共有等を充分に行い、市民の皆様に満足いただける丁寧な対応をするよう、改めて強く指示いたしました。
今後、このようなことがないよう、再発防止に努めていきますので、ご理解くださいますよう、お願い申し上げます。
〔担当〕
納税課 納税係
保険年金課 国民健康保険係