令和6年度第3回狛江市市民福祉推進委員会権利擁護小委員会(令和6年11月20日開催)
1 日時 |
令和6年11月20日(水曜日)午後6時30分~午後7時45分 |
2 場所 |
狛江市防災センター3階会議室 |
3 出席者 |
委員長 大森 顕 |
4 欠席者 |
無し |
5 議題 |
(1)報告事項 狛江市第1期成年後見制度利用促進事業計画進捗管理令和5年度報告書の作成について (2)報告事項 狛江市第1次地域共生社会推進基本計画 実施計画の作成について (3)その他 |
6 資料 |
令和6年度第3回狛江市市民福祉推進委員会権利擁護小委員会 アジェンダ・資料一式.pdf [ 24238 KB pdfファイル] |
7 会議の結果 |
開会 |
8 議事 | |
(委員長) 本日はお忙しい中、令和6年度第3回狛江市市民福祉推進委員会権利擁護小委員会に御参加いただきましてありがとうございます。では定刻になりましたので、議事を開始させていただきます。 本委員会は、狛江市福祉基本条例施行規則第 29 条で準用する第 25 条第1項の規定による「委員総数の半数以上の委員の出席」という会議開催の要件を満たしております。よって、本委員会は有効に成立しております。 権利擁護小委員会の議事を進めます。 事務局より資料の確認をお願いします。
(事務局) 本日の資料の確認をさせていただきます。 (資料説明) 資料の説明は以上となります。
(委員長) よろしいでしょうか。 (1)報告事項 狛江市第1期成年後見制度利用促進事業計画進捗管理令和5年度報告書の作成について 事務局より説明お願いします。
(事務局) (資料1に基づき説明) 説明は以上となります。
(委員長) ただいま事務局より説明がありました。 御質問等ありますでしょうか。 よろしいでしょうか。 無いようですので、それでは次の議題 (2)報告事項 狛江市第1次地域共生社会推進基本計画 実施計画の作成について 事務局より説明お願いします。
(事務局) (資料2及び資料3に基づき説明) 説明は以上となります。
(委員長) ただいま事務局より説明がありました。 御質問等ありますでしょうか。
(委員) 3点気になるところがありますので確認いたします。 1点目は、目標設定のところで、会議の開催やアドバイザーの設置の部分で適宜という表現が気になりました。 重点取組 No.1-1-2の事業内容の重層的支援会議及び支援会議の開催では年間何回という回数がありましたが、適宜という目標にすると、私の今までの経験上、実績が出てこないことが多いです。 結局、定例で何箇月に 1 回やるという目標としないと、権利擁護に関わる事例は出てこないように感じます。アドバイザーの設置のところも同様です。 また、目標を適宜とすると評価が難しくなります。 2点目は重点取組 No.4-1ー2の身寄りのない市民等への支援体制の強化の事業概要で、「身寄りのない高齢者等への支援体制を強化するため、高齢者等終身サポート事業の実施に向け、社協とともに調査・研究を行います。」とありますが、高齢者等終身サポート事業を活用することが目標になっているのか確認したいです。 高齢者等終身サポート事業は様々な課題がある事業であると思っております。高齢者等終身サポート事業は必要な方がいらっしゃるのは事実ですが、現在、国の出しているガイドラインでは、非常に不十分であるという指摘があります。そのガイドラインを活用する計画であるのかも含めての確認です。 3点目は、中核機関を設置することを目標に挙げられており、令和8年度は、国の第二期基本計画の最後の年なりますが、それに合わせて設定したのでしょうか。また、指標が委託することの検討となっております。委託しないということもあるのでしょうか。本来であれば、委託に向けての検討とか、委託を実現するための目標設定にならないといけないと思います。
(事務局) 1点目の指標の適宜というところですが、確かに定例的に行うと決めないと実績があがってこないという課題は、あろうかと思っております。 支援検討会議の実施は、あんしん狛江とケースを整理しながら、開催に向けて調整を進めさせていただければと思っております。 アドバイザリースタッフ会議につきましては、2月以降に開催される予定のアドバイザリースタッフ会議に案件をあげることができるように現在調整中です。適宜だから0回でいいという考えではなく、案件に合わせて行っていきたいという考えでございます。 目標が適宜ですと、改善に繋がらない、また評価が難しいという御指摘につきましては、来年度以降の実施計画を作る際に参考にさせていただけたらと思います。 2点目の高齢者等終身サポートの実施ですが、狛江市が抱えている身寄りのない方への支援の解決策の一つとして高齢者等終身サポート事業が有効に活用できるのではと考え、狛江市社会福祉協議会(以下「社協」という。)と狛江市で導入に向けて調整を行っております。 今年度の調査研究の中で、ガイドラインが不十分等の課題については、できる限り解消しながら、令和7年度以降実施に向けて、取り組んでいきたいと思います。
(委員) 国は身元保証を条件としたサービス提供について注意喚起の通知を発出している立場であります。 高齢者等終身サポート制度は身元保証という言葉を使っておりませんが、事業内容は身元保証そのものであると思っております。 地方自治体だからこそ、国の言っていることをそのまま実施するわけでないと考えておりましたので、その部分が疑問として残ります。
(事務局) 高齢者等終身サポート事業の整理を続けさせていただければと思います。今後の導入に向けても、その課題を踏まえて取り組んでいけたらと思います。 3点目の社協による中核機関の運営の委託についてです。 現状としては、狛江市が中核機関であり、もう一つの中核機関として多摩南部成年後見センターとなっておりますが、中核機関としての機能が果たせていないことを課題として把握しております。このため、機能を十分に果たすには地域福祉権利擁護事業を担う社協への委託が最善であると考えておりますが、一方で中核機関の運営を委託するには財政面等の課題を抱えておりますので、それらを整理しながら、令和8年度にはいつごろ中核機関を委託できるのか道筋をつけるという意味で目標値を設定いたしました。
(委員長) ありがとうございます。 他にございますでしょうか。
(委員) 身元保証の部分のあり方については、例えば世田谷区は、入院入所のガイドブックで、身寄りがない高齢者の方が入院入所にあたって、課題になりそうなことを、区内の事業者の中で課題共有することを行っています。身元保証というものに対してどうあるべきかみたいなことも併せて考えていかないと、少し難しいと思っています。 もう一つが、実施計画の評価の説明の後半のところで、つなぐシートと、支援会議の量的な評価と質的な評価の話があり、評価が難しい部分もある思いました。 例えば支援会議であれば、事業者同士が顔が見える関係になって当たり前に連携できるようになってくると、むしろ支援会議という形を取らなくても、連携ができるようになってきます。そうなると、仕組みにとらわれなくても、柔軟に連携できるようになってくることが想定され、件数とか回数が増えていくというよりも、減っていくことになると考えてます。そういう部分はなかなか評価をしにくいのは、支援会議についてもそうです。また、つなぐシートについても、つなぐシートという仕組みで困難ケースをあげてもらうことを促すという取組みを行いつつも、つなぐシートを使わなくても当たり前のように上がってくるような状況も評価が難しいです。 そういった部分は、実施回数等の数字を事務局で出しながら、質的に各委員会の方で評価をされるのだろうと思いました。 また、当初設定した指標等を、中間的に見直したり、年度ごとに直したりすることも必要であると思いました。
(委員長) 回数で計れない指標の評価もあるという御指摘のところは、さきほど事務局から説明があった評価の評価のところで、解消する部分かもしれません。 他にございますでしょうか。
(委員) 支援・検討会議という国の第二期計画の中で言われてる会議は、例えば成年後見だけを検討したり、地域福祉権利擁護事業だけを検討するわけではなく、権利擁護支援に関わる全体的な課題を捉えた上で、どのように支援すればいいのかを検討する会議です。 さきほど御意見としてありましたとおり、普段の日常的なネットワークの中であがってくることもちろんありますが、改めて気づきを得たり、関係者と共有するという部分では、意識的に開催していくことが必要であると私は感じてます。 そうすると、ある程度定例的にまずは行い、事例をしっかり取り扱えるような場を作り、こういう検討の仕方で必要なこういう人たちが一緒に議論して、助言をもらったりすることが必要なんだということは、今まであったようでやはりなかった仕組みであると、私は思います。 早い段階で開催回数を位置づけて行うことにより、いずれ回数はもう考えなくていいという状況が生まれると思います。
(事務局) 支援会議については、開催回数を重ねるごとに今までつながりがなかった関係者の方々が参加していただくことで、顔と顔の見える関係の構築づくりというのが進んできたと感じてます。 つなぐシートの部分につきましても、民間事業者へ、実際つなぐところがわかっていれば、今までつなぎ先につないでいただいてもいいですが、わからない場合はつなぐシートを使ってくださいという説明をさせていただいております。 また、つなぐシートを出していただいた後にフィードバックをするということで、実際こういう形でつないで、こういう支援を今していますというのを個人情報は隠しながらも、回答させていただいているというところです。 ノウハウが蓄積されれば、より早期発見、早期支援が実現できると思っております。最終的には、回数が減っても、実際支援に届いているいう評価が出てくるのが、目指すべき姿であると考えてます。
(委員) 現場では、多職種や事業所が集まって、会議をやっていることはあると思います。それが必ず狛江市主催で行われるというわけではなくて、例えば近隣地区ですとか、狛江在住の方が他の地区で、そういった検討会議の対象者として行われてることもあると思います。そういったことも上手く把握し、評価できればいいと思います。
(委員長) 御意見いただいたところは可能な範囲で構いませんので、今後に生かしていただければと思います。 (3)その他 事務局より説明お願いします。
(事務局) 通し番号 134 ページを御覧ください。【資料4】令和6年度狛江市権利擁護小委員会兼狛江市権利擁護支援地域連携ネットワーク協議会 全体工程表でございます。第4回の会議については、令和7年2月 17 日(月曜日)を予定しておりましたが、現在のところ事務局からの議題がないため、開催しない方向で検討しておりますが、委員の皆様より議論すべき議題の御提案がありましたら、大森委員長と御相談の上、開催について検討いたします。議題はこの場で御提案いただいても結構ですし、12 月4日(水曜日)までに事務局へメール等で送っていただければと存じます。第4回会議を開催するかどうかは、大森委員長と御相談の上、年内に開催するか否かを決定し、皆様へ御連絡差し上げる予定です。 説明は以上となります。
(委員長) 2月 17 日(月曜日)について、今のところ見送りということを事務局より説明がありました。 現時点で審議等すべき事項は何かありますでしょうか。 現時点では特に無いようですので、12 月4日(水曜日)までにメールで御提案いただければ事務局と私で、開催の要否について、協議いたします。 本日の議事は全て終わりましたが、委員の方より、何かありますか。無いようでしたら、本日はこれにて閉会します。 本日はありがとうございました。
(了) |