1 日時

令和6年3月12日(火曜日)午後2時~3時30分

2 場所

防災センター 402・403会議室

3 出席者

稲垣 具志、石川 優子、佐藤 桂子、犬竹 幹人、岩﨑 幸恵、三野 勝博、渡邊 智子、遠藤 慎二、一瀬 隆文、松岡 弘悟

(事務局)佐藤道路交通課交通対策係長、雪城

4 欠席者

小川 克美、鈴木 弘貴

5 議題
  1. 委嘱状の交付について
  2. 狛江市交通安全対策会議の位置づけについて
  3. 会議の取扱いについて
  4. 狛江市交通安全計画の進捗について
  5. 自転車ヘルメット購入費助成事業について
  6. その他
6 配布資料
  • 資料1 狛江市交通安全対策会議条例
  • 資料2 狛江市交通安全対策会議とは
  • 資料3 狛江市交通安全対策会議委員名簿
  • 資料4 交通安全計画の令和4年度進捗状況 
  • 資料5 令和4年中の交通事故の発生状況について
  • 資料6 狛江市自転車ヘルメット購入費助成事業について
  • 追加資料 会議の取扱いについて 

7 会議の結果  

議題1 委嘱状の交付について
【事務局より委嘱状を交付、委員から自己紹介】
 

議題2 狛江市交通安全対策会議の位置づけについて
【事務局より資料1・2について説明、会長、副会長選出】
 

議題3 会議の取扱いについて
【事務局より追加資料について説明】
 会議及び会議録の取扱いについて【承認】

議題4
【事務局より資料4・5について説明】
-委員からの主な意見・質問等-

【会長】
事務局よりご説明がありましたが、これより皆様のそれぞれの立場から、ご意見をいただいて、ディスカッションの時間とさせていただきたいと思います。資料の内容について、何かご質問、それぞれの立場から補足の説明、あるいは何か議論したい等、ご発言いただければと思います。私から、資料5で事故の発生状況について、市の方で整理した情報に対して、B委員から市内の事故の発生状況、 何か補足で追加情報があればお願いします。

【B委員】
自転車の関与についてですが、調布警察署は調布市も管轄しており、この傾向は、全体的に同様の傾向にあります。令和5年中は調布警察署管内での事故発生件数が636件あり、そのうち自転車が関与している事故が約6割という数字が出ておりますので、調布警察署としても、交通対策の重点項目として、自転車事故の防止ということで、様々な活動をさせていただいております。

【会長】
ありがとうございます。全国的に自転車の事故の割合は発生件数の約25%です。 それと比べると東京都全体が40%を超え、全国的に見ると自転車の関与率が非常に高いと思います。その中でも狛江市は60%、70%という数字が出る時があり、自転車の事故が非常に多いということです。
それだけ狛江市は、交通手段の選択で自転車を選ばれることが多く、道路ネットワークの状況からも出会い頭の事故が起きやすい交差点をたくさん抱えている街だということになるかと思います。割合で出すと、6割という数字になりますが、このような背景を踏まえ、道路整備もかなり自転車の安全対策に力を入れておられると思います。先ほどの資料4で道路整備の関係でご説明がありましたが、何か具体的な事例や最近の道路整備における安全対策等、何か情報提供はありますでしょうか。 

【C委員】
狛江市では自転車ネットワーク計画という計画を持っています。これは自転車がより安全に、歩行者と共存しながら乗ることができるよう、走行場所を決めていくという計画です。その計画に沿った形で自転車ナビマークの設置を年間約1キロ、進めています。狛江市は幅員が広い道路が少ないので、そういった標示物をして、歩行者との共存を図っていくことを進めています。また、交通安全に関して集中的に実施した路線が、八幡通りという調布市へ向かう抜け道、車通りが多い通りで交通死亡事故が発生したことに伴い、集中的に整備基本計画を作成し、ボラードを使用した狭さくも含めて、用地買収をしながら、安全対策を進めていったところです。

【会長】
ありがとうございます。以前は、自転車の駐輪する場所をどうするのかといった話が先行していましたが、自転車ネットワーク計画は、自転車がどこを通るのかという問題が顕在化していますので、そういった内容を示したものです。自転車に乗るときには、基本的には原則、車道左側を通りなさいということですが、その中で、どうしても歩行者と共存せざるをえないときにどうするのか、いかに歩行者をリスペクトして通行するかという啓発も合わせて行わなければいけないと思います。
後半におっしゃったのは、生活道路の安全対策という形で、抜け道の問題はかなり全国各地で上がっております。道路に盛り上がったような形の物を設置して車のスピードを落とさせるようなハンプ、そういう道路整備の方法もあります。今おっしゃったボラードは、車止めのような棒で道路を狭くしてスピードを落とさせる、直進しにくいスラロームのような形状にする等、様々な生活道路等の安全対策があります。そういった対策を導入して効果がどれぐらい出たのか確認ができればと思います。一方で都道でも歩行安全対策等、様々になされていると思いますが、特に狛江市内での交差点対策について、A委員からお願いします。

【A委員】
安全対策については、管内の各市が様々なものを行っております。例えば都道内の注意喚起についての標示物は、都道占用の申請を出していただき、それが有効であると判断ができれば許可をするという形で、注意喚起の標示物をつけており、狛江市も同様です。

【会長】
身近な子供たち、園児・児童の命を守らなければならないという現場で、危険な事象を身に染みて感じておられる方々から、そういう要望、要請が上がった時に、道路管理者として必要であれば、対策を行うかと思います。それぞれの立場でご尽力されているということですが、一方で道路整備、ハード対策、規制だけではなく、啓発、教育といったことも挙げられております。全体的な進捗状況は、先ほど事務局からご説明がありましたが、F委員から、もう少し具体的な、何かいいモデル的な事例、新しい視点の交通安全教育、最新の状況、今年度の取組み等、情報提供いただければと思います。

【F委員】
学校での交通安全教育という視点ですと、小学校低学年については、登下校に関する東京都の事業で歩行シミュレーターを使う取組みを継続して行っております。中学年、高学年に対しては、自転車シミュレーターの取組み、道路交通課と連携しながら中学生には、スケアードストレイトを実施して、隔年で各学校において取り組んでいます。また、中学生は、自転車で移動する生徒も多いので、長期休業前の生活指導として、ヘルメットの着用について各学校で啓発をしています。 

【会長】
ありがとうございます。今回、事務局が取りまとめた全体的な進捗状況をもとに、それぞれの関係組織の皆様から、より具体的な最近の取組みも含めてご提供いただきましたが、市民に近い立場の皆様からいかがでしょうか。今回この会議で一番の目的は、今は次期計画策定の議論ではないのですが、事故の発生状況等を確認し、次のステップの時に何に気をつけるべきか、これから狛江市の市民の命を守るために何に気をつけないといけないか等をフィードバックするため、皆様からご意見いただきたいと思います。

【副会長】
毎日、小学校周辺で見守りをしており、7時30分から8時30分まで車両通行止めの道路もあるのですが、抜け道ということで、通過する車両をたまに見かけることがあります。通学路の点検時に、調布警察の方に度々お願いしており、取締りをしていただくこともあります。定期的に、取締りをしていただければ有効だと思います。幅員も狭く、子供は白線の中を歩いているわけではありません。
特に低学年は、友達とはしゃぎながら、前を向いて歩いていません。事故等が起こってしまってからでは遅いので、取締り等、調布警察の方にご協力をいただきたいと思います。また、質問ですが、自転車免許配布数が、令和2年度以降0件となっておりますが、自転車の運転に対する免許証になりますでしょうか。

【事務局】
学校側から申込みがあった場合に自転車運転免許証を配布させていただいています。学校ごとに2学年や3学年の先生から、自転車教室をやりますので、「免許を配布してください」との要望をいただき、配布をしております。学校以外では、地区委員会等で催しをして、申出をされる学校もあり、学校によって様々な状況でございます。令和2年度から0件になっているのは、コロナ禍によって、そういった事業を行なっていないということで、申込みがないと受けとめています。

【副会長】
これは学校から「お願いします」とオファーを出せば、安全教室をしてもらえるものでしょうか。

【事務局】
自転車の交通安全教室に関しては警察と狛江市で伺って、その前にあらかじめ児童の名簿等、所定の様式に入力していただく等、データをいただいて、受講後に狛江市から児童へ自転車免許証とケースをお渡ししています。

【会長】
コロナによって対面、その場所でやっていた交通安全教育が止まってしまうことやポストコロナになってもまつり等の伝統が止まってしまう、以前の取組みが一度途切れてしまっていることがあるかと思います。担当も変わり、できないこともあるかもしれません。コロナ禍前まで継続的にされていた取組みに関して、各教育の現場で、もう一度必要な交通安全教育を見直して、必要なものは復活させる等、考えなければならないというのが次年度の課題なのかと思いました。
スケアードストレイトは狛江市では中学校ですかね。小学校でやっている自治体もありますが、少し刺激が強く、つらいところもあるかと思います。また、朝の歩行者用の規制を違反して車両が入り込んできてしまう話について、他にも様々な問題があると思いますし、調布警察署は調布市も含めて、同様に様々な要望や取締り箇所があり、その中で、警察官が足りず、なかなか処理ができないということかと思います。実際なかなか対応が難しい等、実情を教えていただきたいと思います。

【B委員】
回数に決まりはないのですが、スクールゾーン等、様々な対策にあたっています。しかし、すべてを網羅するのはなかなか難しいところがあります。

【会長】
こういったときに使えるのが、朝の時間帯にどのくらい違反車両がいる等のデ ータであったりします。副会長がおっしゃっていましたが、地域に関係のない車が、抜け道として使ってしまうということを示して、どこがより対策を強化しないといけないか、客観的に見ていくことも必要かもしれません。

【副会長】 
年に1度、各学校のPTAと調布警察署、狛江市で、通学路安全点検を実施していまして、私の学校では保護者に一斉にアンケートを出し、保護者から画像と危険だという場所を回答していただき、リストアップした場所を、一緒に回るという方法で毎年行っております。そこで危険とされる箇所にどのような対策ができるか、確認しています。保護者から、こういうところが危ないという指摘をいただいてそれを共有する。事故の防止に、とても役立っていると思っております。

【会長】
すばらしいですね。行政と警察だけではなかなか行き届かないような、道路整備の観点での補修箇所等も含めてまとめておられているということですね。ちなみに先ほどの通行違反、歩行者用の進入規制に入り込んでしまう対策として、よくA型のバリケードを置くこともありますが、バリケードの貸出し、その管理を地域で行う、そのような枠組みはあるのでしょうか。

【E委員】
以前はそういったバリケードを市民の皆様が自主的に出して、管理している箇所がありましたが、現在、道路管理者としてバリケードの設置等を行っているところはありません。

【会長】
そういうツールを使うと、入り込まないという話もあるかもしれません。非常にお金がかかってしまうのですが、道路の中から時間になるとボラードが上がって出てくるライジングボラードというものがあります。事例では、新潟で行っています。そういう新しい生活道路の安全対策もあるかもしれませんが、コストの問題もあろうかと思いますので、研究しながら、できるかどうかの検討、判断は、行政の目線でという形になるかと思います。先ほどから小学校、中学校の話が出ていますが、園児とかお散歩という観点で何か問題点、これからの課題について、お話しいただけますでしょうか。

【G委員】
ふだんの保育の中ですと、お散歩等で園外に出ることも多く、報道にあるような普通に歩いていたり、交差点で待っていても、事故に遭ってしまうようなこともありますので、注意して行っています。しっかりとした人数で引率についてお散歩に行く、交差点等では止まって安全確認をする、交差点で待つ場所も気を付けるといったことに注意しています。大きな事故が起きる前から気にはしていたのですが、より注意しています。また、お母さんの自転車について、お仕事の前に子どもを送りに来るとき、驚いてしまうような運転をされる方もいます。自転車の事故は大きなけがに繋がりやすいので、気をつけましょうと保護者会でお話ししています。

【会長】
先ほど副会長から、通学路の合同点検の話もありましたが、通学路で車が子どもに突っ込んでいくような事故を受けて、内閣府であったり、道路管理で国土交通省、学校教育の文部科学省といったところで対策をしていたと思います。
ところが、大津の事故で、直進車が突っ込んで、交差点の角にいた園児が亡くなった。お散歩コースは、通学路ではなく、国で言うと文部科学省ではなく、保育園関係であれば厚生労働省といったことになります。市のレベル、現場サイドで考えた時には、通学路ではないが、より安全対策が必要とされているお散歩コースの道や保育園の立地状況を考えた道路における安全対策の課題に対して、交通規制の考え方や信号の長さ等の対策を検討することも重要になってくると思います。幼稚園と保育園の立場としては、園児を守るというのもありますが、未就学児に対する自分の身の守り方に関する教育も重要かと思います。
もう一つ重要な話であったのが、親御様の自転車の乗り方ということです。子育て用のアシスト自転車がかなり大型化していて、普通の自転車とは別の乗り物だと認識しないと、様々なヒヤリハットが起きてしまうという話があります。保護者にとってお得な情報に見せ、それが交通安全につながるというようなパンフレットを作って、子育てのイベントで配る等、そういった啓発も必要かと思います。市民公募の方にもそれぞれの立場からご発言いただきたいと思います。

【J委員】
知り合いの話ですが、去年2月に、狛江で1番交通事故が多いと言われている松原の交差点で、自転車に乗っているところをトラックに巻き込まれる交通事故にあいました。一命は取り留めましたが、今も意識障害状態で入院中です。
その事故から二つ思うところ、要望があります。一つは去年の2月だったこともあり、ヘルメットを着用していなかったそうです。去年の4月から努力義務になったと思いますが、狛江市としても、この資料6ヘルメット助成金等、様々に力を入れていただいていると思います。個人的な意見ですが、ヘルメットのデザインが良くないと感じています。警察に行った時、入口に自転車用ヘルメットが並べられていて、中には帽子型のヘルメットがあって、かわいいと思いました。しかし、そのヘルメットは夏にはいいと思いますが、冬には使いづらい気がします。季節感のあるようなものがあるといいと思います。もっと良いデザインで、女性でも、小さな子でも、みんなが当たり前に被れるようになれば、交通事故での被害も大分減るのではないかと思います。狛江市は自転車事故が多いので、例えば、狛江市からヘルメットを作る会社にいつでも誰でも被りたいと思えるヘルメットを デザインしてもらうように働きかけてもらえるとうれしいです。
あともう一つですが、その事故について、知り合いは100%悪くなく、100%トラックの運転手が悪いという刑事裁判でも有罪判決が出ています。こちらが幾ら気をつけていても、事故は起きるものなので、特に市内でもここは事故が多いという場所には、注意書きをしてほしいです。その加害者の人は、あれだけ大きな事故を起こしておきながら、その後も交通違反をしていたり、事故を起こす前もシートベルトをつけていなかったりという人だったので、もう少し罰則の強化、取締りをしていただきたいと思います。

【I委員】
今のお話に関連することですが、その事故の交差点は、道路の幅の関係で右折専用の信号はつけられないそうです。でも、そういう危険な場所ならば、そういうルールがどうなのかと思います。基本的に運転手が悪いので、避けられないような事故ならば、その前の環境を変えていくしかないと思います。
私は、個人的に車も自転車も運転しますが、人は立場で意識が変わると思います。自転車に乗っている時は車が邪魔、車だと自転車が邪魔とどうしても思ってしまうので、その意識改革は難しいと思います。八幡通りのボラードについて、あの通りを良く通るのですが、周囲の皆さんから、「邪魔だよね」というお声を聞くこともあります。交通事故防止という観点から必要なのかと思うのですが、実際には交通渋滞を起こすこともあり、一つやれば一つうまくいかないということもあると思います。なかなか難しいことだと思いました。
また、都道のことも先ほど聞いていて、多摩川の道路が新しく狛江高校から繋がったことで交通量が増えました。車が増えた分、右折左折、道路のちょっとした接触事故も含め、事故も増えているように感じました。自転車のナビマークですが、自転車に乗る側としては、逆走してはいけないという気持ちになり、いけないことをしているという気持ちになるので、あのマークはすごくいいと思います。ただマークがないところでは、皆さんが左側通行の意識があるというわけではなく、どうしても走りやすい方に走ってしまうので危険なこともあると思います。意識改革は難しい部分でも環境で変えられれば、それも対策と思いながら、様々な話をお聞きして、勉強になりました。

【会長】
 ありがとうございます。勉強になるのはこちらの方です。市民の目線で行政、道路管理とか交通管理について、一体何に気をつけなければならないのか、かなり教えていただいたと思います。最初のヘルメットがかわいくないとか、夏用だと寒いというようなことですが、こういった意見から始まる開発等もあります。
ヘルメットを使うか、使わないかの選択ですよね。それは使いたくなるようなヘルメットの開発であるとか、デザインを考えなければいけないと思います。季節感であるとか、そういったご意見が勉強になりました。この後、説明のあるヘルメ ットの助成事業について、普及啓発に向けて良いご意見をいただいたと思います。お二人の話を聞いて思ったのは、道路の管理、交通の規制といったものが、なぜそのようになっているのか周知することが大切であると思いました。八幡通りでボラードがいくつも立って、それは何のためにやっているのかということで、地域の方は主観的に見てしまうこともあるので、本当にそれで渋滞が起きているかはわかりません。多分違うのではないかと思います。そのような安全対策に対する正しい理解の促進が大切だと思いました。
自転車整備のナビマークが結構うまくいっているとおっしゃっていましたが、一方でそのマークがついた時の事前・事後で、どれぐらい効果があるのかというところから、どういう場所に設置すると効果がある等、公的資金を有効に使って行なっていますという 説明をする必要があると思います。また都道のことで、新しい道路が開通することによって、交通量の状況というのは変わっていきますから、そのようなことも踏まえて、新しい道路整備が行われたものに対して交通状況はどう変わっていて、どのようなリスクが発生しているのかというところも監視していかないといけないと思いました。どうも皆様ありがとうございました。

議題5 自転車ヘルメット購入費助成事業について
【事務局より資料6について説明】
-委員からの主な意見・質問等-

【会長】
ご説明いただきましてありがとうございます。続けて、先ほどの議題でのご意見に対するご見解をお伺いしたいと思います。来年度、こういった助成事業の中で、ヘルメットに対する訴求効果を高めるための方策は何かありますでしょうか。

【事務局】
自転車用のヘルメットにも、競技向けや機能的なものだけでなく、ファッション的なものもあると思います。調布警察署の方がよく紹介されているヘルメットを作っている会社は、ヘルメット屋さんではなく、マーチングバンドの衣装等を作っている事業者で、事業者が拡大しているところもあります。昨年の4月、自転車ヘルメットの努力義務が課せられた時期に、ヘルメットの需要が間に合わなかったこともあり、事業者もヘルメットをまず作る、販売するということを、目途にしていたと思います。1年たって様々な種類やデザインのヘルメットを作る余裕も出てきたのではないかと思います。様々なデザインのヘルメットがあることの紹介も機会があればしていきたいと思います。

【会長】
助成をすることについては、しっかりと使ってもらえるヘルメットに対して助成をする必要があると思います。買う時にどういうヘルメットの選択肢があるのだとか、夏用やいろいろな種類があるという話になってくると盛り上がりますね。選択の幅が広がったり、ご存じなかった方がこんなにあるのだということを知るだけで、結構インセンティブが働くのではないかとに思いました。お金の助成だけでなく、有益な情報提供と抱き合わせて展開していくといいと思います。他にございますでしょうか。

【A委員】
ヘルメット購入費助成制度について、お伺いしたいのですが、先ほど申し上げましたように狛江市含めて7市の会議に出させていただきまして、このヘルメットの購入助成を受けるための条件として、ある市では例えば市が主催する交通安全の講習会を受講して初めて助成が受けられるという市もありますし、狛江市を除いてほとんどの市は、市内の自転車屋でヘルメットを買うということを条件としていますが、狛江市は特にそういう制限とか条件はないのでしょうか。

【事務局】
ございません。ただ、安全認証基準マーク、SGマークやCEマーク等、東京都で推奨している基準は確認しています。

【A委員】
わかりました。大部分の市が市内の自転車屋で買うというのが条件なのですが、種類が少ないからその条件は撤廃してほしいという意見が結構多かったので、狛江市のやり方がいいのではないかと思いました。

【事務局】
東京都事業で自転車整備事業というのがあり、補助金をいただいています。その補助金は、ヘルメットの努力義務化の前からあるものです。本来であれば、自転車の整備は1年に1回実施しなければいけない努力義務があり、整備をしていない方がほとんどです。整備を促進するため、自転車屋で整備をする方に対して、補助をするという制度です。速やかにヘルメットの助成事業を進めるために狛江市では整備事業とは別で行ったところです。ただ、東京都が自転車の整備事業の中に、ヘルメット購入費助成事業の自治体への補助をつけるといったものですから、整備や自転車屋を含めないと東京都から補助の対象にならないのではないかと思われたのではないでしょうか。

【会長】
来年度もこのような形で、進めていただけそうな制度がありますが、創意工夫を凝らしていただけると思います。情報提供ですが、鉄道駅まで自転車に乗って、 ヘルメットを自転車置場に置いたときに、そのまま電車に乗るわけにいかないので、駐輪する自転車に鍵でヘルメットをつけられるように、そのような啓発として鍵を配るといった取組みもあるそうです。ヘルメットだけでなく、ヘルメットを被りたくなる小物をお渡しすることで、ヘルメットの着用を推進しようという話がありました。生活の中で、自転車をどのように利用しているかによって、ヘルメットが被りたくなるようなポイントは、変わってくると思います。子育ての方、通勤通学の方、介護とか高齢者の方、女性、男性等、様々な事情があると思いますので、そういった利用者の状況を思い浮かべると良いアイデアが出てくると思います。人々が自然にヘルメットを被れるような方策を考えていけたらいいと思って聞いておりました。 

議題6 その他
【事務局より次回会議の開催日程及び会議録の確認について説明】 

【会長】
それでは皆様お忙しい中ありがとうございました。
これで令和5年度第1回狛江市交通安全対策会議を終了とさせていただきたいと思います。